2014年4月29日火曜日

福野礼一郎氏の日本メーカー車への「酷い仕打ち」を検証!

  まずは引用から・・・
「フィットはイギリス(スウィントン)、タイ(アユタヤ)、中国(広州)、ブラジル(サンパウロ)、インド(グレーターノイダ)、台湾(屏東県)、インドネシア(カラワン)など、世界各地の生産拠点で累計487万台を生産、120カ国以上の国々で販売してきたワールドカーだ。」
(引用終わり)

  ホンダファンには何となく解ってもらえると思いますが、フィットの評論の冒頭に何故わざわざ生産国の情報を織り込む必要があるのだろうか?ということです。この前置きのあとに「フィットは素晴らしい!」という文章がつながるならそれほど目くじらを立てる必要もないのですが、予想通りこの後の文章は「苛烈」極まります!「ホンダには知り合いなんて一人もいない」と言わんばかりの暴虐無人の落としっぷりは背筋が凍るほど・・・。本の中で一番低価格のクルマなんだからという遠慮は一切なし。「こんなクルマはいらねぇ!」とサンドバック用なんですかね。

  1人の筆者の熱烈ファン読者として、北米でも同じスペックで発売されているフィットが一体どういうニーズを獲得しているか?など、福野氏特有のリベラルな切り口はいくらでもあっただろうに。自身の主な支持者層である「輸入車好き」のための生け贄か? それとも日本で売れに売れているフィットに対して、何らかの「対策」を講じることが自動車ライターの使命だと思ったのでしょうか? まあ狙い通りにフィットまさに買おうとしている層に「輸入車にしておいたほうがいいですよ!」と必死に再考をを促すことには成功しています。そもそもこの本を買う人の中にフィットを考えている人がどれほどいるのか?という気もしますが・・・。

  もしも少しでも「フェア」な精神が備わっているとするならば、同じ本で絶賛している「VWゴルフ」の項目でも同じような書き出しを使うべきだったと思う。代わりに書くとするならば、
「ゴルフはウクライナ(ソロモノボ)、中国(長春)、ブラジル(サン・ホセ・ド・ピンハ)、メキシコ(プエビア)、南アフリカ(ウイテンハーゲ)、インドネシア(ジャカルタ)、マレーシア(ペカン)など、世界各地の生産拠点で累計3000万台以上を生産、120カ国以上の国々で販売してきたワールドカーだ。」
といったところでしょうか・・・。なんでフィットだけ「余計」な情報をくっつけるのですかね? いろいろ意図はあるのでしょうけども、結局のところ読者をバカにしているとしか思えません。

  ゴルフに限らず、たった年産100万台程度のメルセデスでも世界中の工場で作られているというのに。メルセデスEクラス(W212現行)はドイツ以外に「メキシコ」「エジプト」「マレーシア」「インド」「中国」「タイ」で作られているのに・・・。ネット上のメルセデスファンはそのことを知ってか知らずか、ドイツと南アフリカだけで作っていると思っているんですよね。そもそもAクラスなんて試乗車と初期モデルだけドイツ製であとは、ハンガリーだかフィンランドだかメキシコで作っているわけですが、露骨なまでにアナウンス無しで仕様変更してくる酷さ。だけど「大人の事情」で福野さんはだんまりです。

  さすがにA180のベースグレードは防音材を極端にケチっていて「カス」ですよ!と警告していて読者に誠意を見せていますが、これってメルセデスが高いグレードが売れるように仕組んでいる「ステマ」じゃないの?と思うわけです。それにしてもプレミアムブランドなのに、大衆ブランドのゴルフやアクセラにとても追いつけないレベルってどうなの? しかもですよ!防音材をまともに入れている「A180スポーツ」でもゴルフやアクセラに完敗ってこれは「プレミアムカー詐欺」が成立するレベルですよ!って私が言わなくてもすでに大勢のライターが「声高に糾弾」しているのですが・・・。

  日本のジャーナリズムは影響力を完全に失っていて一般ユーザーレベルには全く伝わりません。島下・沢村両氏の舌鋒はかなり鋭くて、Aクラス買う前に読んだら10人中9人はやめるレベルなんですけどね。そして福野さんの評論を複数読んでいると、どうも「ブレ」があるんですよね。「メルセデス1.6Lターボは論外」と別のクルマの評論で言っているのに、「価格を考えれば妥当」と濁すところもあり・・・。なんでフィットの時は「価格を考えて」くれないのでしょうか?


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↓ツッコミながら読める人には「ブレ探し」がたくさんあって面白いですが、クルマに興味ない人には危険すぎる読み物。

2014年4月10日木曜日

島下センセイが吠えた!トヨタハリアーは・・・。

  自動車ライター島下泰久氏のコラムが読める雑誌が月刊誌「ドライバー」。この人は直接会ったことはないですけど、動画や著作を見る限りではとても物腰が柔らかで人当たりも良さそうな感じが伝わってくる。自動車ジャーナリストとしてはかなり若手の部類に入るのですが、マルチな活躍ぶりでいろいろな媒体でその見識に触れることができる「売れっ子」みたいです。著書などでは結構厳しいことを書いていたりもするのですが、それほど嫌な感じもしないです。

  このドライバーでの連載はやや「ぬる〜い」感じで毎回あまり印象には残らないのですが、今月の50周年特大号ではいつもと違う一面が見られました。一言で要約すると「トヨタハリアーは高級ではない」というもの。あんな程度で満足している輩はお里が知れる!みたいな差別的なニュアンスがプンプンしていて、ハリアー購入者が読んだら赤面必至の抜群の切れ味・・・。専門家らしい解説であのゴテゴテした内装は「偽物のオンパレード」と笑い飛ばす。まるで日◯のステマ?じゃないかと疑ってしまうレベルでした。

  しかしその一方でレクサスは「本物」だと大絶賛。「レクサス(プレミアムブランド)には偽物は許されない!」と断言! ここが凄い!この人こそ日本のジャーナリストの鏡だ! 「プレミアムブランドは"本物"でなければならない!」「けど最近では"そうじゃない!"のがたくさん輸入され売れてしまっている!」という本音を読者に悟られないように垂れ流している。実はハリアーのオーナーが怒るのは筋違いで、一番批判されているのはハリアーと同価格かちょっと高い程度のドイツプレミアムブランドのオーナーだ。

  ハリアーに群がっている若い世代に対しては「もっとお金を持ったら本物を買おう!」と呼びかけていて、「今の内はモテるかもしれないけど、年取ったら偽物ではダメだよ」ってハッキリ文章にしちゃってます。若者にとってはこういう一言が成長を促すわけですから金言(読者に若者はまずいないが・・・)。

  え〜それじゃあいい年になってメルセデスAクラス買って喜んでいる40歳って!どうすればいいの!?って日本中の「A」オーナーなんてそんな人ばっかりじゃない?そもそも島下センセイみたく若くてそこそこお金持っている人は最初からAクラスなんて相手にしないですよね!? ボケ〜っと読んでいたらふと気がつきましたよ!この人は「確信犯」だなって。さて、Aクラスオーナーの中高年の皆様!「ドライバー」編集部へぜひご意見・ご感想を寄せてあげてください。


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