BMW2シリーズアクティブツアラー を巡るカーメディアの不始末・・・
日本に入ってくる輸入車も今や3BOX車よりもSUV、MPV、スモール(Cセグ)、サブコンパクト(Bセグ)が多くなってきました。バブル期に輸入車に夢中だった男性サラリーマンは大幅に減少し、自分の憧れのクルマを買う時代でもなくなったようです。それに代わってファミリーカーとしての輸入車の需要が増えているようで、いまだにバブル気分が抜けないは失礼かもしれませんが、アラフォー・アラフィフの女性にとって輸入車のステータスはまだまだ健在のようです。オシャレな立地にマイホームをゲットした30~40歳代の夫婦は、家の前に日本メーカーのミニバンではなくて、VWシャランを選ぶ人も少なくないみたいです。機能性の高い日本のミニバンがいくらでもあるのに、わざわざVWを選ぶなんて・・・と思うのですが、まあなんとなくですが、そうしたくなるお気持ちはわかります。
アルファードの「5年・5万km以内」というそこそこのタマが中古市場で大人気とはいえ、200万円程度で買えるようになっていて、初代モデルに至っては50万円以下の叩き売り状態になりました。さすがに増え過ぎて、街中で白いアルファードが3台も数珠つなぎに走っていたりすると、もう「ミニバンの王様」の風格もなんだか霞んでしまいます。そしてこれだけアルファードがたくさん走る中で、黒いボクシィに乗るのもなんだか味気ないですし、テンションが上がらないです。クラウンやマークXばかりの中で、自分だけカリーナに乗る気分でしょうか。VWがどれだけ値引きしてくれるかわかりませんが、新車でアルファードを買えるくらいに余裕があるならば、400万円くらいで選べる選択肢としてシャランなのかな?という気もします。
そんな市場を狙い撃ちした?のではないかと思われるのが、BMW2シリーズアクティブツアラーで昨年に日本にも導入されました。なんだかちょっと貧乏臭い印象があるメルセデスBクラスと違って、MPVでもデザインを妥協しないBMWのこだわりが発揮されていて、日本のファミリーカー市場に一石を投じてくれるクルマだと思うのですが、カーメディアの反応はそろって辛辣なようです。クルマ好きにクラッチを合わせた評論がカーメディアとして求められるという論理は分らないでもないですが、ステレオタイプなクルマ好きが言ってそうな「2シリーズアクティブツアラーはBMWではない!」といった悪気の無い主張を「擦った」ような内容では、日本のクルマ文化は豊かになっていかないと思います。
このクルマはちょくちょく乗せてもらっているBMWディーラーの担当者が必死で売っているようで、わざわざ電話までかかってきたこともあり(オマエにはこれがお似合いだ!ってことか・・・)、ちょっと試してみました。何を期待して乗るかにもよると思いますが、確かにBMWの誇る3BOX車の基準からみれば、シャシーの剛性感はいくらか劣りますし、BMWらしい加速時のスムーズさからくる高揚感がやや薄いですし、ハンドリングのイメージもいくらか違います。この辺をやたらと大げさに主張する人が多いですね。しかし本当にそれくらいにスパルタンな基準でクルマを選んでいる!と胸を張るくらいのBMW好きならば、現行3シリーズセダンの非Mスポ車に関しても「不可」という判断を下すべきでは?という気もします。既にカーメディアでボコボコにされている2シリーズアクティブツアラーに乗ってみて、これはこれでアリだな!と密かに自分の「反骨心」に何かが響くのを感じました。少なくとも2シリーズATは3シリーズよりは「偽り」の要素は低いと思われます。
ニューモデルマガジンXに毎月登場する「オッサン・3人組」が最新号でこのクルマを批評してました。本文では不満タラタラで全くオススメではないはずなのに、得点は「75」「90」「80」と高得点が揃いました。読んでいる側としては全くもって意味がわかりません。ちなみにこの総得点は2月号に登場したデミオと全く同じです。先月、先々月もムーブとレガシィといった意欲的なFMCを行ったモデルが登場しましたが、これにぜんぜん及ばない点数でしたね。ちなみにスカイラインは「50」「50」「50」でした(真面目にやれ!)。さて2シリーズATが隠すことができない特徴として、MPVとしてはナイスなスタイルと、パッケージ面で日本車が国内市場でバトルしながら熱意を持って作り上げてきた画期的な機構をことごとく吸収していることだと思います。FFになって5シリーズ並みにリアは広くなっていますし、さらにリアシートにスライド機構が付いています。この辺が従来のBMWファンの逆鱗に触れているのかな?3気筒ターボは日本の軽自動車がオリジナルだ!とゴネるつもりはさらさらないですけど。
オッサンの1人であるT平氏が「FFのどこが駆け抜ける歓びなんだ!」とプチキレてましたけど、これまたトンデモない論理を振りかざして、「E21とか乗ったことないガキが偉そうなこと吐かすな!」と意味不明なことを仰るわけです。「昨今のヤワなBMWに乗っただけで語るな!」ですか・・・あ〜面倒くせ〜、一体この後にE21やE30をレストアして乗るなんて物好きがどれだけ居るのでしょうか? 昔のE21やE30と比べれば雲泥の差だから、このクルマは全くBMWらしくない!絶対ダメ!とかやたらとムキになっているこのオッサンに、逆に2シリーズATがダメで、3シリーズ(F30)がOKな理由を問い正したいですね・・・。
そしてこのオッサン達の手抜き仕事にあれこれツッコミを入れるのはバカらしいですけど、さらに読んでいくと「あくまでBMWとして物足りないだけで、日本のFF車なんかとは次元の違う話です!」みたいな妄言がとうとう飛び出してしまいました。全くもって確信犯的に面白過ぎです!!! 軽く釣られてみると、いったいどこを指して「日本のFF車」なんだろう!? 少なくとも
「2シリーズAT < インプレッサ < オーリス < ゴルフ < アクセラ」
くらいの違いはド素人でも乗り比べればわかるんじゃないですか? ハッキリ言って2シリーズATでは、「ジェイド」や「クロスオーバー7」といった日本車の新世代MPVに「走り」で勝てる!という確信すら掴めなかったです(7人乗りに負ける?)。なんだかT平氏の頭の中では、フリードとかスペイドとかいったパッケージ最優先の優良プチバンとの比較になっていそうな気がします。E21とか持ち出して意味不明な説明する前に、現行の日本車との実力差を正確に描くのが読者の求めているものなんですけどね・・・。
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アルファードの「5年・5万km以内」というそこそこのタマが中古市場で大人気とはいえ、200万円程度で買えるようになっていて、初代モデルに至っては50万円以下の叩き売り状態になりました。さすがに増え過ぎて、街中で白いアルファードが3台も数珠つなぎに走っていたりすると、もう「ミニバンの王様」の風格もなんだか霞んでしまいます。そしてこれだけアルファードがたくさん走る中で、黒いボクシィに乗るのもなんだか味気ないですし、テンションが上がらないです。クラウンやマークXばかりの中で、自分だけカリーナに乗る気分でしょうか。VWがどれだけ値引きしてくれるかわかりませんが、新車でアルファードを買えるくらいに余裕があるならば、400万円くらいで選べる選択肢としてシャランなのかな?という気もします。
そんな市場を狙い撃ちした?のではないかと思われるのが、BMW2シリーズアクティブツアラーで昨年に日本にも導入されました。なんだかちょっと貧乏臭い印象があるメルセデスBクラスと違って、MPVでもデザインを妥協しないBMWのこだわりが発揮されていて、日本のファミリーカー市場に一石を投じてくれるクルマだと思うのですが、カーメディアの反応はそろって辛辣なようです。クルマ好きにクラッチを合わせた評論がカーメディアとして求められるという論理は分らないでもないですが、ステレオタイプなクルマ好きが言ってそうな「2シリーズアクティブツアラーはBMWではない!」といった悪気の無い主張を「擦った」ような内容では、日本のクルマ文化は豊かになっていかないと思います。
このクルマはちょくちょく乗せてもらっているBMWディーラーの担当者が必死で売っているようで、わざわざ電話までかかってきたこともあり(オマエにはこれがお似合いだ!ってことか・・・)、ちょっと試してみました。何を期待して乗るかにもよると思いますが、確かにBMWの誇る3BOX車の基準からみれば、シャシーの剛性感はいくらか劣りますし、BMWらしい加速時のスムーズさからくる高揚感がやや薄いですし、ハンドリングのイメージもいくらか違います。この辺をやたらと大げさに主張する人が多いですね。しかし本当にそれくらいにスパルタンな基準でクルマを選んでいる!と胸を張るくらいのBMW好きならば、現行3シリーズセダンの非Mスポ車に関しても「不可」という判断を下すべきでは?という気もします。既にカーメディアでボコボコにされている2シリーズアクティブツアラーに乗ってみて、これはこれでアリだな!と密かに自分の「反骨心」に何かが響くのを感じました。少なくとも2シリーズATは3シリーズよりは「偽り」の要素は低いと思われます。
ニューモデルマガジンXに毎月登場する「オッサン・3人組」が最新号でこのクルマを批評してました。本文では不満タラタラで全くオススメではないはずなのに、得点は「75」「90」「80」と高得点が揃いました。読んでいる側としては全くもって意味がわかりません。ちなみにこの総得点は2月号に登場したデミオと全く同じです。先月、先々月もムーブとレガシィといった意欲的なFMCを行ったモデルが登場しましたが、これにぜんぜん及ばない点数でしたね。ちなみにスカイラインは「50」「50」「50」でした(真面目にやれ!)。さて2シリーズATが隠すことができない特徴として、MPVとしてはナイスなスタイルと、パッケージ面で日本車が国内市場でバトルしながら熱意を持って作り上げてきた画期的な機構をことごとく吸収していることだと思います。FFになって5シリーズ並みにリアは広くなっていますし、さらにリアシートにスライド機構が付いています。この辺が従来のBMWファンの逆鱗に触れているのかな?3気筒ターボは日本の軽自動車がオリジナルだ!とゴネるつもりはさらさらないですけど。
オッサンの1人であるT平氏が「FFのどこが駆け抜ける歓びなんだ!」とプチキレてましたけど、これまたトンデモない論理を振りかざして、「E21とか乗ったことないガキが偉そうなこと吐かすな!」と意味不明なことを仰るわけです。「昨今のヤワなBMWに乗っただけで語るな!」ですか・・・あ〜面倒くせ〜、一体この後にE21やE30をレストアして乗るなんて物好きがどれだけ居るのでしょうか? 昔のE21やE30と比べれば雲泥の差だから、このクルマは全くBMWらしくない!絶対ダメ!とかやたらとムキになっているこのオッサンに、逆に2シリーズATがダメで、3シリーズ(F30)がOKな理由を問い正したいですね・・・。
そしてこのオッサン達の手抜き仕事にあれこれツッコミを入れるのはバカらしいですけど、さらに読んでいくと「あくまでBMWとして物足りないだけで、日本のFF車なんかとは次元の違う話です!」みたいな妄言がとうとう飛び出してしまいました。全くもって確信犯的に面白過ぎです!!! 軽く釣られてみると、いったいどこを指して「日本のFF車」なんだろう!? 少なくとも
「2シリーズAT < インプレッサ < オーリス < ゴルフ < アクセラ」
くらいの違いはド素人でも乗り比べればわかるんじゃないですか? ハッキリ言って2シリーズATでは、「ジェイド」や「クロスオーバー7」といった日本車の新世代MPVに「走り」で勝てる!という確信すら掴めなかったです(7人乗りに負ける?)。なんだかT平氏の頭の中では、フリードとかスペイドとかいったパッケージ最優先の優良プチバンとの比較になっていそうな気がします。E21とか持ち出して意味不明な説明する前に、現行の日本車との実力差を正確に描くのが読者の求めているものなんですけどね・・・。
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