2017年9月24日日曜日

カーメディアはとうとう死んだのか・・・!?

いきなり引用から失礼します。

「可変ギア比ステアリングと聞くと、新型車に乗るぞ、と華やいでいた気分が暗転する。ホンダS2000に採用されていたVGSからBMWの先代E60系5シリーズを経て、メルセデス・ベンツの現行W212系Eクラス前期型と、それを飛び道具として喧伝する車種の市場が続く年月のうちに、自然に頭の中にその回路が出来上がってしまった。」
(MFI・vol91より)

  ちょっと前のレビューなので5シリーズ、Eクラスはそれぞれ先々代、先代になっています・・・なんて細かいことはどーでもよくて、ホンダ、ベンツ、BMWに喧嘩を売る一文から始まる舌鋒の鋭さ!!その内容の評価はともかく、こんな刺激的で痺れるレビューを最近では全然見かけなくなった・・・。ちなみに引用させてもらったレビューの書き手は、福野礼一郎さんと思った人もいるでしょうけど、・・・そーです沢村慎太朗さんです。

  毎月これくらいの刺激が欲しくて福野礼一郎さんの連載があるMFI、ルボラン、A-CARをせっせと買う熱心なファンもいるでしょうけども、最近の福野さんもなんだか「お茶を濁す」レビューが多くなった。最新のMFIのアウディA5レビューでも、なんだかプリウスかインプレッサを語るようなローテンション・・・これこそが「無言の鋭い舌鋒」なのかもしれないが、それならば・・・乗用車としてはプリウスと同等、スペシャルティカーとしては失格!!くらいに結論してくれればいいのに(国産車に対してはそれくらい書くのかな!?)。

  そんなにメーカーやそのブランドのファンが怖いのか!?確かに私もブログでBMWのディーゼルエンジンに苦言を呈したら、どっかのオッサンに「法的手段を講じるからな!!」と嫌がらせのコメントをもらったことがある。「エンジンがうるさい!!」って感想を述べただけじゃん!!それに日本車は平気で批判されているのに、なんでBMWだと法的手段なんだ!?

  最近では名誉毀損の意味を履き違えている奴が多い。テレビ局に勤務している人や、芸能人が、企業の癪に触る言動をしたら、広告から撤退されたり、契約を打ち切られたりする「懲罰」を、一般人の「商品評価」にまで拡大適用しちゃってます。そんな頭の中お花畑のオッサン達が働いている大企業ってヤバいよね・・・。

  

  福野さんの連載では、多少BMWのネガティブな面を書いたら、その2倍くらいフォローしてピリピリした読後感が残らないようにしてますね。ピリピリはしないけど読者はモヤモヤはする。沢村さんの単行本が売れるのは、読者にモヤモヤだけはさせない!!というポリシーがあるからだと思うんですよ。

  とにかく沢村さんは大風呂敷を広げる!!どっかのメーカーのわずかな仕様変更を、プレスリリースの説明をスルーしてその「本当の意図」を考えるって、相当なクルマ好きならやっていると思いますが、そんな「考えるクルマ趣味」の最も優秀な講師が沢村さんです。福野さんも本来は読者を置いてきぼりにするくらいの大風呂敷を得意技にしているんですけども、3つの連載はもう完全に日和ってますね・・・。

  カーメディア全体が『センセーショナルな古典的』レビューを避けているんでしょうか。広告主の意向を受けて説明レビューを書くだけならば、雑誌媒体で読者からカネを取るビジネスモデルには無理があるんじゃないの!?業界ナンバー1のベストカーは水野さんと契約するなど、必死に「価値」を保とうとしてますけども、「オートカー」のようにフリーペーパーか情報サイトになるのも必然の流れなのかも。


  また一方では、沢村さんのような難解なレビューは、ハードルが高すぎて多くの読者に伝わらないから、もっとわかりやすく書け!!って指令がライターへ飛んでいるのかも!?例えば最近のK沢さんのレビューは、「ザックスのサスだから乗り心地がいい!!」「国産のサスだからイマイチ!!」というAIでも書けそうなレベルのチョロいルーティンだけでレビュー書いてます。これはレビューという名の「ステマ」っていうんじゃないの!?

  カーメディアもカーメーカーも「小粒」になってきたかな〜・・・。『えーそんなことを考えてたの!?』という、誰も考えなかったようなスケールの大きな展望を描くライターもいなければ、中長期的に「歴史に名を残すクルマを作ろう!!」というメーカーも・・・ほとんどない!?

  最後に個人的な意見ではありますけども、「ポルシェとマツダ以外はもう要らない!!」ここ10年ぐらいその想いをだんだん強くしてきました。自動車生産がこの世から終わる最後に生き残るのはこの2つのメーカーであってほしい。そのためにもその両社に見合ったスケールを持つカーメディアが必要じゃないか!?



最新投稿まとめブログ

↓福野さんが「神がかって」いた頃の名著




2017年9月15日金曜日

「日本車の原価はホント安い!!」ってマガジンXが・・・。

  いきなり引用です・・・『身も蓋もない話になるけど、日本車の原価は本当に安い。べつにプレミアムカーだけを売っているわけでもないのに、欧米メーカーに比べて売上高営業利益率がこれだけ高いというのは、いかにコストをケチっているかということだよ』

  ほー・・・安いということは、日本車は低品質な部品で作られている!!もっとコストをかけろ!!と言いたいのだろうか!? サプライヤー幹部の心の叫びだとしたら理解できるけど、そうじゃないとしたらこの発言者は、牧野茂雄著「ニホン車のレシピ」でも読んだ方がいい。それでも「実際に安いものは安い!!」って開き直るかもしれないけどさ。その低品質だという部品で作られたニホン車に、USNCAPでもJNCAPでも全く歯が立たない輸入車ブランドってなんなの!?素材は高級だけど作るのが超絶に下手なの!?

  ドイツ車のエンジンは50万円。日本車のエンジンは5万円。・・・とか具体的な数字が出ているわけではなく、還暦の覆面ライターが『インプレッサXV』の座談会レビューで呟いた一言です。その根拠は・・・クルマは安いのにあんな利益率が出るわけない!!だってさ。ここ数年10%超を叩き出しているスバルの利益率を差してるんだろうけど、日本車ってそんなに安いですか?ドイツでは3シリーズとレヴォーグの価格(約30000ユーロ)はほぼ同じくらいですが・・・。

  アメリカでBMW・M3を買えば500万円くらいですが、タイでシビックtypeRを買うと900万円もします。ブラジルでのトヨタ・カローラの価格や、スイスでのインプレッサAWDの価格などいくらでも例外的な価格設定を行う例はあります。そもそも欧州で6000ユーロ程度(70万円)でクルマを売っているのはもっぱら地元メーカーだろ!!いくら還暦前後のオッサンライターといえどもこの辺の知識が欠けているはずもなく、意図的に情報操作が推定されます。どうも信用ならない奴らだなー。

  確かに事実をそのまま書いても(年配の)読者は盛り上がらないですから、輸入車が好きな読者向けのパフォーマンスなんでしょうけども、まっとうなカーメディアを装って書くならば、素人のブログで叩かれることも覚悟すべき。とにかくニューモデルマガジンXの覆面座談会は「?」ってことが毎回のように出てきます。

  別にM3の方がシビックtypeRより安いケースもあるよ!!ってことではなくて、要は「価格」ってのは市場によって当然にばらつきがあるものだけど、なぜにニューモデルマガジンXのライターは「日本車の原価はホントに安い!!」と執拗に書くのだろうか!?

  まあ実際に日本メーカー各社が使う部品は安いのだと思います。それは決して性能が悪いからではなくて、価格競争が激しく行われているから。カーメディアは誰も言わないですけども、メルセデスやVWに使われている部品の多くはトヨタが提示する基準を
満たせていないと言われています。

  世界で一番厳格な基準を用意するから、トヨタ車は品質において世界の頂点に立つことができるわけです。噂によるとマツダ、スバル、ホンダではOKな部品でもしばしばトヨタの基準はクリアできないらしい。20万キロを余裕で走りぬくトヨタエンジンは決して偶然ではないのです。

  ニューモデルマガジンXのライターが言うように、確かに額面ではニホン車の原価が安い!?と受け取れるケースもあるでしょう。だから間違いではない!!と本人は開き直るかもしれない!!そしてこの記事を読んだ全ての人が、実際にニホン車の原価が安くでも、素材が悪いわけでもなく高品質なクルマを作っていることは間違いない!!と認識して笑い話で済んでいるなら、これをネタにした私は「お門違い」だと認めます。

  しかし一人でもこれを読んで、「ニホン車なんて原価安いからなー、燃費以外は全然ダメだね!!」なんて呟く人がいるならば、やはりニューモデルマガジンXへの抗議を含め、日本のクルマ好きの「良識」をブログを通じて発信すべきだなーと思う次第でございます。


  

最新投稿まとめブログ


  

2017年9月11日月曜日

CX5AWDの性能は『世界一』だとK沢さんが太鼓判・・・

  この前のベストカーでSUV特集が組まれていて、まあとにかく『XV』と『CX5』を絶賛するというヨイショ企画だなーとか思いながら読んでました。どちらもいいクルマなのはよくわかるんですけど、スバルやマツダを持ち上げる時は、なぜかドイツ車はでてこない・・・。

  AWD性能を比べるとなると、ドイツと日本では気候的な条件が違うのでフェアじゃない。トヨタの国内専売モデルをドイツのアウトバーンでの250km/h走行でのテストを行うみたいなもので、「燃費が強烈に落ちる」「200km/hまでしかでない」「接地感なし」とか散々に言われてしまうのが目に見えている。日本メーカーがそれぞれ自社設計している自慢のAWDシステムを持つSUVの中に、メルセデスGLAが参戦したら・・・。

  メルセデスの『4MATIC』はFRベースがマグナ・シュタイアー製(オーストリア&カナダ連合)で、FFベースがハルデックス(スウェーデン)で、それぞれにAWDの需要が高そうな国に本拠を置くサプライヤーに委託しています。ハルデックスのセンサー・オンデマンドは、コーナー手前で雑にブレーキングして滑らせると、リアに急激にトルク配分されアンダーが出やすいとか指摘いう「都市伝説」がありますけど、どーなんでしょうか?

  特集記事の中で、K沢さんは「私は毎シーズン1000km以上も全面スノーを走破するから、AWDの性能にはうるさいですよ!!」と、ちょっと新潟とか富山の人がざわめくような一言。確かにAWDの真価を知りたかったら、もっと雪道をしっかり走りこめ!!ってこと何でしょうけども、わざわざ雪国に走りに行って、幹線道路で走行不能とかに陥ったら相当迷惑じゃね!? 

  数年前に、雪が積もった一本道をスタックしたクルマに塞がれて、泣く泣く引き返したことがありました。まあ雪道なら・・・とは思いましたが、道を完全に塞いでいるクルマがアルテッツァだったので、ちょっとやるせない気持ちになりました。FRで出張ってくんじゃねー。全国の警察に配備された新型覆面がマークXスーパーチャージャーって・・・雪になったら出動できないじゃん。雪道だとスピード違反はいないってことか? じゃあ所轄のクラウンはなんなんだ!!(数年前からレガシィB4が多いみたいですけど)

  もう還暦なのに、「雪道を走りこまない雑魚ドライバー!!」くらいの上から目線を炸裂させる元気なK沢さんが、ス◯ルの大ファンに喧嘩を売るかのように、「雪道走破のAWD性能で世界一なのはマツダCX5」だと断言してます。当然にス◯ルな人々からは、ス◯ル、日産、スズキ、三菱、マツダの『国産AWD五傑』を徹底的に乗り比べた上での話なんだろうな!!って疑問が出てくるわけですが・・・。

  確かにス◯ルのAWD性能検証動画では、必ずと言っていいほど相手はトヨタとホンダばかりだなー。あとはメルセデスとかBMWとか。下の動画もそうですが、とにかくス◯ル(のファン)による情報操作はどーなんでしょうか!? AWD性能以外にもSNGPを使ったインプレッサが出てくるまでは衝突安全性とか低かったんですけども、数年前のアイサイト発売とともに「衝突安全性も高い」かのような誤認をさせる情報が氾濫し、日本車ではスバル!!みたいにいうオッサンが私のブログのコメント欄にしばしば現れました。USNCAPを見ればホンダ&マツダが上だとはっきりわかるんですけどねー。



  K沢さんの今回の特集は、そんなス◯ルにやや嫌悪感を感じていた人々にとっては「なかなかいいこと言ってるかも!!」・・・なんですが、せっかくだったら、雪道を毎シーズン1000km以上走っていると豪語するならば、そしてマツダCX5が『世界一』だと断言するならば、ジープ、ランドローバー、ボルボ、BMW、メルセデス、アウディを含めた日本で販売される主なAWDを一堂に会して、「モーターファンイラストレーティッド」も真っ青になるくらいの『AWDシステム論』を完成させてほしいですねー。今後のK沢さんのさらなる奮闘にちょっぴり期待したいです。


最新投稿まとめブログ

↓この号「AWD特集」は別格に内容が充実!!今もブログ書くときに重要な参考文献にしてます。

  

2017年9月3日日曜日

沢村慎太朗著「午前零時の自動車評論13」

  沢村さんは相変わらずの通常運転なんでしょうけども、読み手が頭に描いている自動車業界の概観をあっさりと変えてしまうくらいの「深さ」がありますねー。このライターの鋭い面が如実に現れた1冊だと思います。

  カーメディアとは、実際にどれくらいユーザーに影響を与えるものなのだろうか!? 例えば「カーアンドドライバー」という定番の自動車雑誌は、それほどアクの強くない良識派の自動車ライターを動員して毎月20台前後のレビューを掲載しています。読んでもそれほど印象に残ることはないですけどねー。この雑誌の味噌は、レビューではなく国内外の自動車業界に起こる出来事を淡々を解説するコーナーが充実している点で、他のカーメディアとは一線を画した「業界新聞」的な雑誌として安定した人気を誇っています(日経的な視点なので純粋なクルマ好きにはあまり響かないかも)。

  それとは真逆の「ゴシップ」雑誌のアプローチで発行部数を維持しているのが「ベストカー」で、こちらの方が寝ても覚めても「クルマ」という人種にとっては読んでいて心地がいいかも。とにかく書いてある内容が表面的で薄っぺらいので頭を使わないでスラスラ読める。またカーアンドドライバーがあらゆるブランドに対してフェアーな姿勢を貫くのに対して、ベストカーでは徹底して「フィルター」をかけ、これによって自動車業界を『ヒーロー&ヒール』に区分してエンターテイメントに仕上げています。一言余計なことを付け加えると、その『区分』が還暦のオッサンたちの脳裏に淀んでいるノスタルジーに塗れているので・・・読んでるだけで寒気がする。

  沢村さんの評論の素晴らしいところは、「カーアンドドライバー」の健全でワールドワイドな視点を常に念頭に置きつつも、「ベストカー」のように、複雑な自動車業界を「単純化」してわかりやすくエンターテイメントに仕上げる強引さも持ち合わせているところです。カーアンドドライバーのように「為になるけどつまらない」とか、ベストカーのように「笑えるけど薄っぺらい」とか、そんな中途半端なジャーナリズムでは満足できなくなってしまった末期的な人にはオススメです。




  自動車のジャーナリズムってのはもちろんどんな読み手を想定しているかによって、大きく変わるものですが、沢村さんがその『本気』とやらを届けたいコアな層ってのは、もはやリアルな私生活では、殻に閉じこもった存在なんじゃないかと思います。クルマへの憧れと理想像を捨てないで持ち続ける・・・そんな情熱を内側に灯しつつも、周囲にはそんなそぶりは見せない。もはや日本市場で販売されるクルマの99%は自分の理想とは程遠い存在に過ぎない。そしてベストカーを読んでK沢さんのレビューに同調してクルマに熱くなっている輩は・・・もちろん軽蔑。

  週末の早朝や深夜に近隣のワインディングに繰り出して、いくらか自分の理想を具現化できている(納得できる)愛車を転がして、その絶妙なフィールを絶えず追求しつつも、「この前乗ったレ◯サスのアクセルフィールはカスだったなー」とか余計なことを思い出します。・・・そんな世捨て人はどんなクルマに乗っているのか!?

  P10プリメーラ、S13~15シルビア、RX7FD3S、RX8、Z33、Z34、スイスポ、GGアテンザ、GHアテンザ、BLアクセラ、NA~NDロードスター、S2000、FTO、インテR、シビックR、アコードR、86/BRZあとはE46、406、407、156、159、ブレラ、147くらいですかねー。もちろんポルシェ、ロータスってのもありかも。

  調子に乗って列挙し過ぎましたけども、『AWDターボ』というフィールも何もすっ飛ばして速さを強調するマシンはスルーして、『日本的なRWDスポーツカー』と2000年頃に華開いた日本のハイソカーとドイツのGTセダンが合体したような、手頃なサイズで、車体感覚がつかめて色々な走り方ができる、『王道スポーツセダン/クーペ』の2種類です。

  「この頃のクルマは良かったなー」とかいう単なる回顧趣味ではないですよ。P10作った水野さんや、GG作った金井さんが、日本メーカーのプライドにかけて「世界最良」のクルマを作る!!と力強く語っていた・・・そんなひたすらにカーガイの「情熱」がクルマを育んだ時代は、もう完全に終わったんじゃないか!?・・・そんな自らが点てた仮説を、沢村さんの科学的なレビューを読むことで、ある種の『確認作業』ができるわけです。

  上にあげたような一時代前のクルマは、カーアンドドライバーではすでに振り返ることもないですし、ベストカーに至っては相変わらずに「欧州車の真似」「欧州車の下位互換」という安易な結論で終わらせるんですわ・・・。読者のために単純化しているんだろうけど、1日かけてドイツブランドを全部回ったって、理想に近いクルマには会えないのもまた事実なんだよなー。

  ドイツ車も日本車もダメ・・・という今の流れはどこかの時点で変わってくれるはず。アルファロメオ・ジュリアとシビックtypeRがいよいよ発売になったし。来年にはポルシェのより手頃なサイズの4ドアスポーティセダンが登場するとの情報も。感覚的にはどれが本物で偽物か、薄々はわかるんですけども、カーアンドドライバーにその答えを求めるのは酷ですし、ベストカーは相変わらずF30系が「ベストカー」だとかいうミスリードをしてますし、変化の時代だからこそ沢村さんの「感性」にまだまだすがりたくなるんですわ・・・。次も楽しみにしています。


最新投稿まとめブログ












2017年8月17日木曜日

東洋経済オンラインが・・・ランエボを語る

  ネットユーザーってのは良くも悪くも『なんでもあり』なんですよね。『東洋経済』という看板を掲げたお堅いメディアが、まるで2チャンネル掲示板並みに下世話なニュースを垂れ流す、このギャップがそれなりに地殻変動を起こしています。『ビジネスリーダーのための高級誌』イメージが。今では典型的な『庶民のネットメディア』の代表格といった感が定着しつつある天下の『東洋経済オンライン』。

  このウェブメディアで流れるニュースの中で目立つのが、社会的な問いかけがスッポリ抜け落ちている『貧困ルポ』。やばい人を晒してみんなで嘲ることで、社会はどんどん浄化される!!そこに下手な正義感を出した『問いかけ』は不要(読者がシラケる)!!バカに手を差し伸べても無意味ってのは、日本の政治的な世論が決断しつつあることですから、特別にネットメディアが世相を乱しているということではないと思います。下手に上から目線で問題提起を行うと、しばしば『偏向報道』と罵られる始末・・・。社会正義を気取って『体裁』を取り繕ったテレビや新聞といった既存メディアのあり方に限界が出てきているのか!?

  それとは全く別の話ですけども、単に読者の優越感を煽るだけのクソみたいな内容が多い=『低俗』という批判は当然だと思います。ネットの末端で恋愛経験ゼロの人々が、有名人の色恋やら破局やら不倫やらをあざ笑うだけの世の中ってちょっと寂しいよなー。ネットが作る架空の『優越感』に浸って自分が見えなくなっている人に対しては、ネットによる浄化作用は期待できないかも。電車にやばい格好で乗ってくるやばいオッサンだってネットくらい見ているはずなんだけどなー(何も起きてない)。女性はひと昔前と比べてかなり綺麗な身なりの人が増えた気がしますが・・・。これは偏見ですけども『東洋経済オンライン』もおそらく読者層のほとんどが『社会的』に底辺だと思われる『SPA!』とほぼ同じ層(ネットを見ても意味がない層)が見てるウェブメディアだと思われます。

  ちょっと前置きかが長くなりました。ヤフーのトップに『ランエボ復活』の話題が出ていたので、発信元がどこかはわからないままにクリック。どーせオートックワンかクリッカーじゃないの!?と思っていたら『東洋経済ONLINE』のロゴに思わず失笑です。どーせ、「クルマに興味ある」程度の一般ライターが、調べてきたどーでもいい誰でも知ってるレベルのこと書いているんだろーな!!と、なんとも失礼な先入観がむくむくと膨らみます。

  が・・・読んで2、3行でしたかね。あれ?これは案外にマトモだぞ。ちょっと期待がいい方に裏切られます。福野礼一郎さんや沢村慎太朗さんのレビューだと思って、高いハードルで読んでいたら、平凡だなー・・・くらいの印象だったかもしれないですが、なんと言っても『東洋経済オンライン』ですからねー。

  このウェブ版の読者を増やした初代の編集長は30代の若手で、私と同じ年齢の慶應卒のエリートの方なんですけども、その人の成功体験を綴った本が、何を言っているのか全くわからないし強烈につまらなかった!!それこそ「ジャンプ」しか読んでこなかったんじゃねーの疑惑が浮かぶレベル!!これじゃあ30歳前に出世街道を外されてウェブに左遷されちゃうよなー・・・そこだけ妙にリアリティあった!!

  しかし能力が必ずしも出世に結びつく訳ではない!!のいい例ですね。ビッグウェーブに乗れ!!世の中で威張っているバブル世代なんて丸々ビッグウェーブに乗っただけですから、そんな輩が舵取りしている企業の株なんて怖くてなかなか手が出せません!!Tみたいな安定志向の製造大手だって今後は泡のように消えていくよきっと。

  なんか話が脱線してしまいますが、『東洋経済』ってだけでもはや『読む価値なし』に分類している人も多いんじゃないの!?私もそんな一人です。なのでロゴを見た瞬間にブラウザーを閉じたくなりましたが、もしかしたらブログのネタにでもなるかなーと閲覧した次第です。どーせ間違いがボロボロ出てくるんだろーな。三菱がルノー日産グループ入りして、幹部がエボの復活に言及!!それからルノー・メガーヌRSの2Lターボが使われるのでは!?という憶測が広がっています。ベストカーやらニューモデルマガジンXやらでもダラダラと書いてあったりしますが、ネットメディアでは読者の反応もあって、『三菱のエンジンじゃないと意味がない!!』と真っ当な意見も・・・。

  つーか、ベストカーもニューモデルマガジンXもヤフーにコメントしている自称エボ好きもさ・・・お前ら別に三菱のこともランエボのこともなんとも思ってないだろ!?なんで2007年のエボX以降は開発が止まってしまったのか!?ってことを考えれば、単純に三菱の車体に三菱のハイパワーターボを積んてAYCがあればランエボ復活!!ってことにはならないことわかるだろ!!

  結論から言うと、ベストカーにもニューモデルマガジンXにも言及されていないレベルの話が、『東洋経済オンライン』の記事には書いてありました。もっともクルマ好きにとってはほぼ常識レベルの話ではありますけど。東洋経済オンラインが、自動車専門メディアと偽エボファンに対して、『4B11が載ればそれでいいのか!?お前らアホだろ!?エボって言った4G63なんだよ!!』と中指を突き立てています!!

  『4B11』はFCAやヒュンダイ・キアとの共同ライセンスの汎用ユニットだ・・・って話が出てきたあたりから、この記事誰が書いてんだ!?これは物書きは業界にはあまりいないレベルだぞ!!とざわめきが止まらなくなり、先にクレジット見るために文末へ。そこに書かれていた名前は・・・『森口将之』。

  やっぱりなー!!これだけバランス感覚に優れた記事かける人なんてほとんどいないよ(プロでは)!!しかもよりによってナンバー1の森口さんかよー!!東洋経済は、カネにモノ言わせて一流ライターに仕事させてやがるなー!!

  ちなみに独断と偏見で私が選んだ『バランス感覚に優れたライターベスト5』はこちら!!
森口将之さん・大谷達也さん・渡辺敏史さん・山田弘樹さん・武田公実さん
信頼できるライターと言ってもいいかも。5人中4人が『ティーポ』だな・・・。ただし『信頼できる』ライターのレビューってのはあまり面白くない・・・真面目過ぎるから。

 

最新投稿まとめブログ

↓こういうお仕事がバックボーンなってバランス感覚が優れているようです!!

2017年8月12日土曜日

清水草一と渡辺敏史・・・やっちまったな。(ちょっと過激です!!)

  少々敏感に反応しすぎかもしれないですけど、『これは無いわー』っていう連載記事に遭遇してしまいました。出所がそもそも悪名高い『ベストカー誌』なので、何が出てきてもとりあえずは驚かないですけど、かなり名の通った清水草一&渡辺敏史の両氏によるジョイント連載となると話は別。カーメディアにおいて一流ライターとされる人々は、それぞれに『コンプライアンス』があると思うのですが今回は思いっきり飛び越してます。

  ビッグネームの2人ですから、月2回刊行のベストカーにおいておそらく2番目にファンが多い『連載』だと思われます(一番は高い契約金を払っている元日産のあのオッサン)。タイトルは『エンスー解放戦線』というんですけど、まあとにかく懐が深い渡辺敏史さんと、頭のネジが一本ぶっ飛んでいる清水草一さんの組み合わせも絶妙で、どこまでも飽きさせない予測不能な対談はさすがです。

  こんな天衣無縫なクルマ談義をブログにでも収録して公開したら相当に人気出るはず!?メルマガ化して月300円くらいで毎週3台くらいダラダラと語ってくれたら多分購読します。清水さんが面白いのか!?渡辺さんが面白いのか!?は、読者の間でも評価が分かれますが、どちらも単独で単行本を出しているくらいに文章力のあるライター。どっちも気持ち悪いくらいに『カーキチ度』が伝わってくる。逆に巻末のカラーで扱われるテリーさんのコラムは『カーキチ度』が0%の偽物。

  で・・・清水&渡辺の両氏が何をやらかしたのか!?ちょっとこれは腑に落ちないな〜って回が。8月26日号の『ダイハツ・ミライース』・・・おいおいエンスーカーの企画に、国内で最も廉価な部類に入る軽自動車が登場ですかい。まさか、夏場で適当なクルマがないから穴埋めに軽自動車を軽く小馬鹿にしよう!!とかいうゲス企画なのか!?そーいう『BPO』抵触レベルの汚れ仕事は国沢、鈴木、渡辺(陽一郎)あたりの『なんでもやります』系の『当て逃げ炎上ライター』連中に任せておけばいいんじゃねーの!?

  いやいや、先日私も体感したダイハツの『本気』を、清水&渡辺の両氏もいち早く認識して、この企画に抜擢したのかも!?・・・という期待はあえなく裏切られ、
「(清水) エンスーな部分でミライースかアルトを選ぶユーザーって、たぶんいないよね」「(渡辺) 絶無でしょうね。」

  これは頂けないです。スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱がどんな思いで軽自動車を作って売っているか!?一流ライターなら絶対にわかっているはず。エンスーな輸入車の長所を強調するために、インフラ用にコストを考えて設計された日本製の廉価モデルの欠点(高速安定性とか)を並べ立てる『社会常識が通用しない人々』と同次元の馬鹿さ加減になってる。「日本車だと〜だけど、BMWは〜だ!!」みたいな、国沢及びクソオッサンライター連中が常套句として使っていて、そして全国の偽カーマニア達が真似して使っている、日本のクルマ文化の発展を決定的に阻害しているクソコメントと同次元になってる!!

  私が書いているクソブログにも、「日本車は燃費ばかり・・・」などなど現実が全く見えていないクソガキ(推定還暦前後)から、アホみたいなコメントをしばしばもらいますけど、こんなバカが偉そうにクルマブログなんて読んでんじゃねー!!認知能力が決定的に不足している輩がクルマに物申してんじゃねー!!まずは自分の頭で考えられるようになってからクルマのブログを読め!!バカども!!っていつも思ってます。

  清水草一さんはともかく、渡辺敏史さんはおそらくカーメディア業界きっての常識人だと思っていたのですけどね。・・・なんだろなー。特にミライースに思い入れがあるわけでもないのですが、なんか寂しい、裏切られた気がするんですよ。まだ国沢、鈴木、渡辺(陽一郎)が同じこと言ってたら、「この人達には社会構造が見えて無いんだな〜」って笑って流せるんですけども、清水草一&渡辺敏史クラスの一流ライターが声を揃えて『軽自動車はショボい』とか言っているのを見ているのは辛い。あーあ、これじゃあクルマ文化なんてなかなか育たないよなー。

  先日、ちょっとばかり丹後半島を観光した時に、先代のミライースをレンタカーで借りたんですよ。これが普段乗ってるクルマとは全然違うから、面白いのなんのって!!全く期待していなかっただけに、ダイハツってこんなにいいクルマ作ってたんだ!!って見直しましたよ。まずびっくりしたのが、壮大に入ってくるロードノイズ。エコタイヤってこんなにうるさいんだねー。確かにこれに比べればBMWのディーゼルなんて確かによっぽど静かかも。まるでシャシーに大きな穴が空いているかのように、外の音が入ってくるから、もうクルマというよりはバイクに近い!?

  それでも軽自動車って新しい『スマートモビリティ』の一種だと思えば、大抵のことは許せてしまうんですよね。ランニングコストも安いし、レンタカー代が抑えられるのも魅力。2人で高速道路を使わない地域を移動するならこれで十分だと思いますよ。・・・でそんな『用途が決められた乗り物』をわざわざエンスーなクルマを語るコーナーに持ち込んで、あれこれ余計な品評を加えるなんて、あまりにも鬼畜すぎるだろ。一流ライターとしてのポリシーを持てくれよ!!批判するならメーカーが『高性能』を売りにするクルマ(Cセグ以上)だけでやってくれ〜。シビック、アクセラ、インプレッサ、レクサスCT、オーリス、アテンザ、レガシィB4、スカイライン、アコード、カムリ・・・いくらでも輸入車の比較対象はあるだろうが!!



最新投稿まとめブログ

  


2017年8月1日火曜日

スイフトに『大きな拍手』という立派なタイトル、あれ!?やっぱり上から目線ですか・・・

  『web CG』でスイフトのフルHVのロングレビューが出てました。タイトルは「大きな拍手を送りたい!」だそうです。これまでのスイフトのイメージと逆行するHV化が、そもそも正直言って感触が全く良くない、と言うより食わず嫌いのレベルで敬遠されそうな新型スイフトを、どこぞの偉いライターさんがじっくり乗り込んで良い部分を存分に打ち明けてくれるのか!?そんな背景もあってタイトルからはとっても名レビューのオーラが漂っているのですが・・・。

  ほぼ理解されることはないであろう新型スイフトを、現在の苦境から救い出して、その状況を一変させることができる「インフルエンサー」は、日本のクルマ文化においてはプロ・アマチュア問わず、まずいないと思います。もし我こそは!!と思う人がいればチャレンジしてみる価値はありそうですけど。

  そしてさらにややこしいことに、新型スイフトはノートe-POWERを頂点に競争が過熱化しているコンパクトカー市場に置いて、その性能&コストパフォーマンスにおいて一級品にあるってことです。単純に『いいクルマ』という観点においては、同じBセグの欧州王者ルーテシアや、日本に愛好家が多いVWポロといったクルマさえも軽く上回っています。走りに関してはどれも甲乙つけがたい出来ですが、200万円以下でHVを投入してくる日本車のクレイジーなまでの『メカ主義』には欧州車が日本市場で立ち向かうのは無理です。

  『そんな事はない!!スイフトはまだまだ輸入車に及ばない!!」と反論したい気持ちもわからんでもないですが、それってやっぱりフェアではないです。『ミヤネ屋』で不倫&隠し子の宮根さんが今井絵理子議員の不倫を批判するくらいにフェアじゃない!!そもそも男性の国会議員だったら愛人の一人くらいは囲っているはず!!愛人を囲う人生をずっと送りたいと思うから、めんどくせー選挙活動で、頭の中空っぽの有権者とイヤイヤながらも握手なんかできるんじゃねーの!?そして中川氏みたいな連中は必死に議員ポストにしがみつくんだろうよ(考え方が古いか?)。

  ここ数日の報道を見ていて嫌悪感を覚えるのは、若い女性が国会議員を務めることに対するオッサン達の嫉妬。テレビに出ている人々は、あくまでテレビ用のコメントですから本心ではないのかもしれないですけど、報道の仕事でもなくヤフーに批判コメントを送ってしまう頭の中が超絶ダサいオッサンがたくさんいますよねー。これって自動車評論家が日本車に対して上から目線でモノを言いたがるのと同じ精神構造なんだろーな。ちょっとわかりにくいかもしれないけど今井議員=スイフトです。(一緒にすんじゃねー!!とおっしゃるスイフトファンは正論です!!)

  さてご立派なタイトルを思いついた森慶太さんですけども、レビューの中身はがっかりさせられっぱなしですわ。まったく悪意もなく内容を要約すると、
 『そもそも日本車は輸入車にはかなわないものである、だけどスイフトはその超えられない壁を必死で渡ってきている!!それはエンジン&モーターによるユニットの仕上げであり、CVTの質的向上であり、フラットな乗り味に置いて顕著である、新型スイフトに拍手!!』

  いやもちろんガチンコが信条だとおっしゃる森さんのレビューに『嘘』なんてあるとは思っていません。おそらくこれが本人がお感じになった全てであり、スズキとスイフトに向けた『大きな拍手』何でしょうけども・・・。しかしこれを読んでスズキの開発者は泣いて喜ぶと森さんは思っているのだろうか!? もしかしたらスズキの開発者は全員がドMで、これくらいに控えめな賛辞を送ってあげた方が喜ぶのかもしれません。あれだけのワンマン社長の元で仕事しているわけですから・・・全員がオサムさんの靴を舐められるヤツばかりなのかも。

  スズキの開発者はともかく、このレビューを読んだ一般人はスイフトという新型のクルマにどのような印象を持つだろうか?このレビューを読んだ直後に、試乗もなしですぐに注文を入れる人がいるだろうか? いや・・・むしろこのクルマが気になっていた人々の前向きな気持ちを折ってしまうケースの方が多いのでは。『大きな拍手』と言うタイトルを見れば、スイフトが好きなら思わずクリックしてしまうはず。そういう無防備な人々に浴びさせるレビューとしてはあまりにも猟奇的な内容だと思う。森さんのスイフトやスズキへの愛情がそもそも全くないことだけが明らかになった・・・『俺のアイデンティティは輸入車だ!!』という、その他大勢のポジショントークが大好きな自動車ライター業のオッサンと同じ主張以外の何者でもない。ガチンコライターの名が泣いている。


森さんのインプレッション


最新投稿まとめブログ