CX-80ネガキャンの次は、若手インフルエンサー批判か・・・

 

さすがに黙ってられない・・・

「自動車系ユーチューバーをやるなら、まずは批評するクルマを自分で買ってみて、それからあれこれ評価しなさい!!」・・・だってさ。なんか蘇ってくるんですよね。10年ちょっと前にMAZDA車を「買って」それに感動してブログを始めてみたものの、「BMWと乗り比べてみたけどGHアテンザは全然負けてないです!!」と率直にな感想を書いていたら、「BMWに乗れるようになってから書け」と同じようなことを上から目線で言ってくるコメントを度々頂戴したものだ。なんで感動できないクルマを買わないといけないんだ!?


このブログを読んで下さっている方は、ご理解頂いていると思いますが、ブログ主はMAZDAに限らず、基本的にはあらゆる自動車メーカーに対して「クルマを設計&生産してくれてありがとうございます」と感謝を伝えるべくブログ活動をしている。MAZDA歴42年でマツダ整備士だった有名インフルエンサー様から見れば、「何もわかってない素人さん」でしかないが、ちょっと前の投稿にも書いたように「MAZDA車は危険です」みたいな広報活動には断固として反論させて頂きたい。ただし相手にコメント欄に敵意を剥き出すのではなく、自分のメディアでやるのが流儀。



本物のインフルエンサーって・・・

レクサスLCを新車で変えちゃうくらいの財力があって、CX-60もCX-80もどっちも買う・・・若手ユーチューバーを参考にしたような富裕層アピールで目立ち、コメント欄にも「CX-60プレスポ・オーナーです」みたいな自己紹介(必要ある?)してくる同じ匂いの仲間が溢れている。可処分所得の多い視聴者を集めればYouTubeの収益も上がるし、それを原資にクルマを何台も買うのだからとても結構なことだと思う。MAZDA好きがレクサスLSであそこまでテンションが上がるのはちょっと違くないか!?という気もするけど、MAZDAファンにはちょっと珍しいような、陽キャで八方美人なタイプなのだろう。


正直に告白すると「ひでぽんチャンネル」には恩がある。CX-60が発売された頃に、縦置きシャシーに採用されたサスペンションの説明の動画を拝見した。さすがは整備士だなと思った。他のインフルエンサー(五味さん、河口さん、小沢さんなどAJAJ系)からは期待できないテクニカルな内容がけど、とてもわかりやすい説明だった。その直後に、ちょっと因縁がある池田直渡さんが日経でMAZDAのサスペンションをレビューしていたが、「ひでぽんチャンネル」で予習済みだったので、すぐに致命的な間違いがあることを見つけてしまった。


間違いの内容は、MAZDAがメディア向けに用意した「CX-60」と「従来車」の2つのシャシーの図を使った説明の中で、「従来車」のリアサスをマルチリンクだとして話を進めているが、これはMAZDA3やCX-30が使うトーションビームが正しかった。Xに池田さんのレビューを添えて「間違ってますよ!!」と晒したところ、ご丁寧にも池田氏本人から返信が来た。その内容は全てスクショしてあるので別の機会にでも出してみよう。わざわざ返事を頂いたのでそんなに悪い気もしなかったし、言葉遣いは最低だったが本人も自身のレビューの間違えを認めていたので、適当なところで折れておいた。



視野が狭い&上から目線

「ひでぽん」さんと池田さんは同い年くらいだと思うが、どちらも喧嘩っ早いようで、年齢からくる自信なんだろうけど、間違った内容でもゴリ押しするところが見受けられる。MAZDA系の若手のインフルエンサーから「ステマ好きなパーツ屋」と陰口されているのを知ったのだろうか、最近の動画では毎回のように、冒頭のような「買ってからレビューしろ!!」「買わないやつの動画は無意味」みたいなことを言うようになった。クルマを複数台も買える金持ちだけがレビューを書くべきという主張には同意できない。その言葉をそのまま同級生の池田直渡さん(10年以上所有していないらしい)に突き刺してみてはどうだろうか!?


批判の対象となっているMAZDA系若手ユーチューバー(・・・本当に若手か?)とは誰のことか断定なんてできないけども、比較的に見る機会が多い「MAZDAベタ褒め系のユーチューバー」ならば3人くらいが思い浮かぶ。3人(3組)ともに、「ひでぽんチャンネル」と比べれば2回り以上は若手だろう。3チャンネル共に動画の内容はよく練られている優良チャンネルなのでオススメできる。若手とはいえMAZDAのクルマ作りに詳しくて、非常に論理的で頭が良い人達が、呆れるような飛躍もなくMAZDA車の素晴らしさを淡々と語っていて、ずっと聴いてられる安心感がある。



なんだこのタイトルは!?


一人目は「くらおチャンネル」さんだ。癒し系の落ち着いた語り口がとても爽やかで好感度が高い。1人のチャンネル登録者の勝手な想像に過ぎないが、この人はクルマにとても詳しいが、あえて難しいことは言わないようにして初心者向けを心掛けているが、コアなMAZDAファンを唸らせるセンスあるレビューになっている。「ひでぽん」チャンネルと大きく異なるのは、思考停止な視聴者が好むような安易な批判やネガキャンなどは絶対に行わない。視野がとても広い。「ひでぽん」がネタとして繰り出す小さな批判など全く興味はないようで、そんなことよりも、世界のどのメーカーよりも真剣にクルマ作りに取り組むMAZDAの世界観にとても共感している様子が窺える。


そんな「くらおチャンネル」さんが、何やら「ひでぽん」チャンネルに対するアンサー動画らしきものを作ったようだ。同じMAZDA系チャンネルということで「ひでぽんチャンネル」の影響を受けた人々が、この動画に上から目線でコメントをしている。別に「ひでぽん」チャンネルの視聴者が思考停止した情報弱者などというつもりはないけども、そこで得た情報を他のチャンネルのコメント欄に「ひでぽんさんはこう仰ってましたよ」などと動画の内容に反論してくる人々が何人も現れていて残念な限りだ。終始大人の対応の「くらお」さんが、これらのゴミコメントにクールに流すように返答していて最高だ。



「ひでぽんチャンネルはパーツ屋のステマ」だ


二人目は「ハチワレカーライフ」さんだ。こちらのチャンネルでは、かなり早い段階で「ひでぽん」チャンネルに対して、自身の動画内で「某整備士さんのステマ」とコキ下ろしていて喧嘩を売っている。若手とはいえMAZDA歴15年にもなるそうで、MAZDAが世界制覇へ歩み出した第五世代(2002〜2012)からのユーザーだ。この世代からMAZDA車に乗り始めた人は熱狂的な人が多い印象だ。ランエボや初代86がスクエアエンジンを使っていた時代に、アテンザ、アクセラ、プレマシーの2LエンジンはショートストロークのMZRが搭載されていた。スポーツセダン、スポーツハッチ、スポーツミニバンが主力の世代だ。


第五世代の話は別の機会にするとして、「ハチワレカーライフ」さんも非常に冷静で、MAZDA車のポテンシャルをしっかりと理解した上で、的確な言葉で語り尽くすスタイルだ。同じく第五世代からMAZDAにどっぷりハマった一人のチャンネル登録者として、どのMAZDA系チャンネルよりも内容にシンパシーを感じる。「ハチワレ」さんや「くらおさん」のように「MAZDAへの情熱✖️丁寧に調べる✖️視野が広い」の3つが揃ったユーチューバーは実に素晴らしい。AJAJ系のチェンネルの多くは3つ全てが欠如している。ただただMAZDA車は再生回数が増えるから取り上げてるだけ・・・って感じが嫌だ。




整備士系ユーチューバーの頂点


三人目はMAZDA系という分類ではないが、比較的にMAZDA車を高く評価している「ハンターチャンネル」さんだ。「くらお」さんや「ハチワレ」さんは共にCX-60を購入されていて、それ以前にもMAZDA車を何台か所有して来られたようだが、「ハンターチャンネル」さんは特段にMAZDA車のオーナーというわけではなさそうだ。「ひでぽん」チャンネルが批判するような「買わないのにMAZDAをベタ褒めするインフルエンサー」の中では最大級の登録者数を抱えたチャンネルだ。2024年9月現在では「ひでぽん」チャンネルの2倍以上の登録者を誇っている。



国土交通省、欧州委員会(EC)、カリフォルニア州などに敵視されつつも、自動車業界全体に圧倒的な影響力を持つトヨタに対して、「ひでぽんチャンネル」やAJAJ系チャンネルは額を擦り付けて服従し、「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」は無関心な姿勢を貫いている。しかし「ハンターチャンネル」だけがトヨタに中指を突き立ててトヨタの新型モデルをボロクソに酷評している。「ひでぽん」さんと同じ自動車整備士出身の二人組で、MAZDA信者の「くらお」さんや「ハチワレ」さんとは主張のスタンスがかなり違う。淡々と流れ作業のような語り口は「ひでぽん」さんに似ている。



ユーチューバーのスタイルは色々あって良いはず

もしMAZDAが日本から撤退したら、自動車系ユーチューバーは激減するだろう。MAZDAのような非常に野心的でスケールの大きな構想を打ち立ててくる総合自動車メーカーがあるからこそ、カーメディア全体も盛り上がる。「ひでぽんチャンネル」や「ハンターチャンネル」のように整備士の立場からユーザーに有益な情報を教えたいというスタンスもわかるし、「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」のようにMAZDAの世界観を仲間と共感するためにSNSを使う場合もあるだろう。


「ひでぽんチャンネル」が主張する、MAZDAに忖度した若手インフルエンサーが誰を指しているのかはわからない。ただし全てがステルスマーケティングに従事しているわけではないし、「ひでぽんチャンネル」の批判に反応した「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」は、整備士系とは全く違う意味でコアなMAZDAファンに親しまれているチャンネルだと思う。池田直渡さんなどのAJAJ系インフルエンサーの動画やレビューは、MAZDAへの理解が全然足りてなくてイライラするけども、AJAJ系はまともなMAZDAファンは見ないから問題ない・・・。




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