2017年9月24日日曜日

カーメディアはとうとう死んだのか・・・!?

いきなり引用から失礼します。

「可変ギア比ステアリングと聞くと、新型車に乗るぞ、と華やいでいた気分が暗転する。ホンダS2000に採用されていたVGSからBMWの先代E60系5シリーズを経て、メルセデス・ベンツの現行W212系Eクラス前期型と、それを飛び道具として喧伝する車種の市場が続く年月のうちに、自然に頭の中にその回路が出来上がってしまった。」
(MFI・vol91より)

  ちょっと前のレビューなので5シリーズ、Eクラスはそれぞれ先々代、先代になっています・・・なんて細かいことはどーでもよくて、ホンダ、ベンツ、BMWに喧嘩を売る一文から始まる舌鋒の鋭さ!!その内容の評価はともかく、こんな刺激的で痺れるレビューを最近では全然見かけなくなった・・・。ちなみに引用させてもらったレビューの書き手は、福野礼一郎さんと思った人もいるでしょうけど、・・・そーです沢村慎太朗さんです。

  毎月これくらいの刺激が欲しくて福野礼一郎さんの連載があるMFI、ルボラン、A-CARをせっせと買う熱心なファンもいるでしょうけども、最近の福野さんもなんだか「お茶を濁す」レビューが多くなった。最新のMFIのアウディA5レビューでも、なんだかプリウスかインプレッサを語るようなローテンション・・・これこそが「無言の鋭い舌鋒」なのかもしれないが、それならば・・・乗用車としてはプリウスと同等、スペシャルティカーとしては失格!!くらいに結論してくれればいいのに(国産車に対してはそれくらい書くのかな!?)。

  そんなにメーカーやそのブランドのファンが怖いのか!?確かに私もブログでBMWのディーゼルエンジンに苦言を呈したら、どっかのオッサンに「法的手段を講じるからな!!」と嫌がらせのコメントをもらったことがある。「エンジンがうるさい!!」って感想を述べただけじゃん!!それに日本車は平気で批判されているのに、なんでBMWだと法的手段なんだ!?

  最近では名誉毀損の意味を履き違えている奴が多い。テレビ局に勤務している人や、芸能人が、企業の癪に触る言動をしたら、広告から撤退されたり、契約を打ち切られたりする「懲罰」を、一般人の「商品評価」にまで拡大適用しちゃってます。そんな頭の中お花畑のオッサン達が働いている大企業ってヤバいよね・・・。

  

  福野さんの連載では、多少BMWのネガティブな面を書いたら、その2倍くらいフォローしてピリピリした読後感が残らないようにしてますね。ピリピリはしないけど読者はモヤモヤはする。沢村さんの単行本が売れるのは、読者にモヤモヤだけはさせない!!というポリシーがあるからだと思うんですよ。

  とにかく沢村さんは大風呂敷を広げる!!どっかのメーカーのわずかな仕様変更を、プレスリリースの説明をスルーしてその「本当の意図」を考えるって、相当なクルマ好きならやっていると思いますが、そんな「考えるクルマ趣味」の最も優秀な講師が沢村さんです。福野さんも本来は読者を置いてきぼりにするくらいの大風呂敷を得意技にしているんですけども、3つの連載はもう完全に日和ってますね・・・。

  カーメディア全体が『センセーショナルな古典的』レビューを避けているんでしょうか。広告主の意向を受けて説明レビューを書くだけならば、雑誌媒体で読者からカネを取るビジネスモデルには無理があるんじゃないの!?業界ナンバー1のベストカーは水野さんと契約するなど、必死に「価値」を保とうとしてますけども、「オートカー」のようにフリーペーパーか情報サイトになるのも必然の流れなのかも。


  また一方では、沢村さんのような難解なレビューは、ハードルが高すぎて多くの読者に伝わらないから、もっとわかりやすく書け!!って指令がライターへ飛んでいるのかも!?例えば最近のK沢さんのレビューは、「ザックスのサスだから乗り心地がいい!!」「国産のサスだからイマイチ!!」というAIでも書けそうなレベルのチョロいルーティンだけでレビュー書いてます。これはレビューという名の「ステマ」っていうんじゃないの!?

  カーメディアもカーメーカーも「小粒」になってきたかな〜・・・。『えーそんなことを考えてたの!?』という、誰も考えなかったようなスケールの大きな展望を描くライターもいなければ、中長期的に「歴史に名を残すクルマを作ろう!!」というメーカーも・・・ほとんどない!?

  最後に個人的な意見ではありますけども、「ポルシェとマツダ以外はもう要らない!!」ここ10年ぐらいその想いをだんだん強くしてきました。自動車生産がこの世から終わる最後に生き残るのはこの2つのメーカーであってほしい。そのためにもその両社に見合ったスケールを持つカーメディアが必要じゃないか!?



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↓福野さんが「神がかって」いた頃の名著




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