アメリカ誌「待つ価値がある25のクルマ」

  アメリカでどんなクルマが待ち望まれているのかな?なんて素朴な疑問に少しは答えてくれる企画が今月号の「CAR and DRIVER (US)」にありました。題して「25 CARS Worth Waiting For」。必ずしも日本でも発売されるモデルばかりじゃないわけで、評価基準とかもまあよくわからないのですが、どの国のクルマが最も多いかというと!やはりドイツが「7」で最多。そして日本も「7」でした!ほか米国「6」、イタリア「4」、英国「1」、韓国「1」。

  レクサスRC-Fが「普通」に見えてしまうほど、高級車のオンパレードにはため息ですね。その中に混じってやたらと現実的なクルマが数台ありまして、それが見事に日本車ばかり!これにはとても感動しました。たとえ3万ドルでも十分に「待つ価値がある」クルマを作れるメーカーは日本だけ!厳密に言うとスバルとマツダだけ!みたいです。「2015WRX STI」「2016Mazda MX-5Miata(ロードスター)」「2018Mazda MS3(MSアクセラ!)」の3台が・・・ちなみにロードスターの兄弟車「アルファロメオ・スパイダー」も別枠でランクイン。マツダの力がなければアルファロメオなんて登場すらしなかったはず。

  アルファロメオと同じグループの「クライスラー200」(Dセグセダン)が相当に注目されていて、日本勢と並んでの低価格組(2万ドル台?)でした。フィアットグループは試しにこのクルマを日本に入れてくれないですかね。いまやアメリカ市場の中型車はどれもプレミアムカーと言っていいほど内装が良いですし。日産シルフィ&ティアナ見れば米国市場のレベルの高さを感じます。キャデラックATSはまだまだ強気な価格設定が災いしてか大して売れてないようですが、この「クライスラー200」が300万円台前半ならデザインも日本人にウケそうな高級感なので売れそうです。米国市場ではアテンザに立ちはだかる難敵か?

  グループ別だと、VWが「4」で単独トップ。ただし内訳はアウディ2にポルシェとランボルギーニ1ずつでいずれもプレミアムブランド。GMとフィアットが「3」。GMはキャデラック2が中心でフィアットはフェラーリ、クライスラー、アルファが1ずつです。「2」のメーカーが多数。メルセデス、BMW、フォード、トヨタ、日産、マツダの6グループです。残りの「1」はスバル、ジャガー、ヒュンダイ。

  あれれ・・ホンダがいない!NSXはどうした?レジェンドも完成しているのに!シビックtypeRは北米では売らないのかな・・・。主要グループで唯一除け者なので思わず心配してしまったのですが、よくよく見ると25台の中にハイブリッドが1台もないわけです。2018年モデルでもまだまだ大排気量ガソリンが続々出てくるアメリカ。さすがはシェールガス革命で賑わうアメリカ自動車業界ですね。よってNSXもレジェンドも「そんなに電池積んじゃって何がしたいの?」みたいな感じなんでしょうか・・・。がんばれホンダ!








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