西川淳さんがついにキレた!!プリウスに強烈批判を炸裂。
トヨタに尻尾を振って「ザックス!!ザックス!!」を連呼する某ライターが、いろいろなメディアでコネを作って発言していたり、40.8km/Lという異次元のモード燃費を呈示してひたすらに「別格」であることを強調していたり・・・他にも色々ありますけど、知れば知るほど「トヨタって節操ないよなー」と、ちょっとネガティブな感情が湧いてきます。そしれコレ・・・プリウスって何なの!?
素直にいいクルマだって認めますよ!!あれだけ大成功した先代プリウスの後を受けて出てくるクルマとしては100点満点じゃないですか? 先代が突っ込まれた欠点に対してことごとく逃げずに立ち向かってます。しかもここまで大胆に改良できるものなんですかね?成功にアグラをかくこともなく、これだけの仕事ができるのは世界に数あるメーカーの中でもトヨタだけじゃないでしょうか。なんか凄過ぎてムカつく!!(笑) これだけメカ的に優秀で、しかもなんだかイタリアのカロッツェリアが仕上げたみたいな奇抜なデザインですから、イタリアのスーパーカーが大好きな西川さんにとってはフラストレーションが溜まる展開だったようです。(ランボルギーニをパロったデザイン!?)
ニューモデルマガジンXには、西川さんのコーナーが2つありますけど、一人でやっている京都まで往復で乗りました!!のコーナーでプリウス(の評価)が「火だるま」になっています。プリウスで高速道路を巡行しても意味ないよ!!ってのは結構当たり前のことなんですけども、HVがこれだけ普及してもなかなか世間では認知されていないようです。そもそもHVはエンジンもモーターもガソリンからエネルギーを調達しているわけなので、「何もしない」で燃費は良くはなりません。要は動き出しで有利なモータートルクと、回生ブレーキによる電力を貯蔵できるバッテリーが「積極的に」活用されれば他車より燃費が良くなる仕組みです。
信号機がない高速道路ではとりあえすHVには何のメリットもないです。西川さんもそんなくだらない説明には紙面を割かずに、「プリウスで高速道路ってのは非常識なんですけどね・・・」ってさりげなく前置きしながらも、「世間の皆様はプリウスを高速で平気で使っているけど大丈夫!?」 プリウスは高速道路では燃費面でのアドバンテージがないだけでなく、徹底したバネ下の軽さが高速巡行では完全に裏目に出るんです。西川さんもその点に強烈に噛み付いてます。しかしその部分の軽量化ってプリウスに限った話ではなく、マツダもメルセデスもアウディもBMWも取り組んでいることでもあって、一部のカーメディアではしばしばメーカーの言い分をそのままにバネ下の軽量化を単純に「美点」として評価しちゃっているんですよ。マツダ、BMWは良いけど、プリウスはダメというのはいささか安易な結論な気もしますし、これにはいささかの「悪意」を感じなくもないです。
ハイブリッドを使わないのに、相当レベルのモード燃費を出すようになったVWゴルフやBMW3erに関しても、かなりはっきりと同じ傾向(バネ下が軽い)が見られるのですが、比較的に新しいモデルになればなるほど足回りがスッカスカになって細かい凹凸を結構拾うようになってきてますね。西川さんも当然にそのことは承知しているわけで、プリウスのこの致命的な欠点をあげつらうのに、完全にチャラくなったVWやBMWを使うわけには行かない!!と非常に老獪な伏線を張っています。そしてプリウスをぶっ飛ばす為に、非常に高速巡航に適したモデルとして挙げているのが・・・ルノー・カングーです。フランスでは商用車の代表格として知られるクルマです。プリウスは両側スライドドアでルーフが高いカングーにも負けるぞ!!ってなかなかインパクトがある脅し文句です。
カングーのFMCは2009年ですから、マツダやスバルが赤字で苦しむ前の年代であり、アルファロメオも中型車をいくつも持っていましたし、PSAも今より派手な車が多かった。アルファ・ブレラやプジョー・クーペ407なんていう悲運にも短命で終わったクルマがいくつもありました。ブレラもクーペ407も自然吸気エンジンが当たり前な世代で、メーカーごとにV6エンジンの仕上がりの違いが今よりもずっとわかりやすかったし、ミッションもMTのグレードがあるのが当たり前でした。ポルシェにPDKで乗るのは女性か老人だけ!!とか言われていた時代です。
そんな古い設計年代の生き残りだからこそ、最新のプリウスとは真っ向から別の重厚感のある乗り味が、輸入車好きが「日本車には無い魅力」と堂々と言う根拠にもなっていました。そんな世代の輸入車をあえて持ち出してきて「正論」を振りかざす西川さんってとっても「誠実な人」なんだなーと思います。最新のVWやBMWに乗ってニヤニヤしているジジイライターとは中身が全然違う!!某同業者が言ってましたが、西川淳というライターは、業界内でもっともたくさんクルマを買って、実際に自分の腕で一台一台愛してきた「立派な人」なんだそうです。このレビュー読んでもなるほど!!その片鱗が伺えます。
ゴルフ5が良かった!!ゴルフ6が良かった!!という人々の言い分もこの「西川レビュー」と同じと言っていいかもしれません。ゴルフ7になって確かに「転がり抵抗」と「ミッションのスムーズさ」に関しては改良されましたけども、軽量化によって「失ったもの」も大きかったです。少なくともゴルフ7がベストという人にはプリウスを批判する資格はないかなー。
逆に現行で販売されているどのモデルなら「旧世代」を体感できるのか!? Cセグの古株といえばアルファロメオ・ジュリエッタ。軽量化もされてないし、燃費が稼げるミッションも積んでないので、日本市場のCセグでは競争力は低いとされていますが、「骨太」なところと「レトロでハイセンスなインパネ」を最大限に評価できる人ならば、大逆転でベストな1台になるかもしれません。
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ニューモデルマガジンX 2017年 04 月号 [雑誌]
素直にいいクルマだって認めますよ!!あれだけ大成功した先代プリウスの後を受けて出てくるクルマとしては100点満点じゃないですか? 先代が突っ込まれた欠点に対してことごとく逃げずに立ち向かってます。しかもここまで大胆に改良できるものなんですかね?成功にアグラをかくこともなく、これだけの仕事ができるのは世界に数あるメーカーの中でもトヨタだけじゃないでしょうか。なんか凄過ぎてムカつく!!(笑) これだけメカ的に優秀で、しかもなんだかイタリアのカロッツェリアが仕上げたみたいな奇抜なデザインですから、イタリアのスーパーカーが大好きな西川さんにとってはフラストレーションが溜まる展開だったようです。(ランボルギーニをパロったデザイン!?)
ニューモデルマガジンXには、西川さんのコーナーが2つありますけど、一人でやっている京都まで往復で乗りました!!のコーナーでプリウス(の評価)が「火だるま」になっています。プリウスで高速道路を巡行しても意味ないよ!!ってのは結構当たり前のことなんですけども、HVがこれだけ普及してもなかなか世間では認知されていないようです。そもそもHVはエンジンもモーターもガソリンからエネルギーを調達しているわけなので、「何もしない」で燃費は良くはなりません。要は動き出しで有利なモータートルクと、回生ブレーキによる電力を貯蔵できるバッテリーが「積極的に」活用されれば他車より燃費が良くなる仕組みです。
信号機がない高速道路ではとりあえすHVには何のメリットもないです。西川さんもそんなくだらない説明には紙面を割かずに、「プリウスで高速道路ってのは非常識なんですけどね・・・」ってさりげなく前置きしながらも、「世間の皆様はプリウスを高速で平気で使っているけど大丈夫!?」 プリウスは高速道路では燃費面でのアドバンテージがないだけでなく、徹底したバネ下の軽さが高速巡行では完全に裏目に出るんです。西川さんもその点に強烈に噛み付いてます。しかしその部分の軽量化ってプリウスに限った話ではなく、マツダもメルセデスもアウディもBMWも取り組んでいることでもあって、一部のカーメディアではしばしばメーカーの言い分をそのままにバネ下の軽量化を単純に「美点」として評価しちゃっているんですよ。マツダ、BMWは良いけど、プリウスはダメというのはいささか安易な結論な気もしますし、これにはいささかの「悪意」を感じなくもないです。
ハイブリッドを使わないのに、相当レベルのモード燃費を出すようになったVWゴルフやBMW3erに関しても、かなりはっきりと同じ傾向(バネ下が軽い)が見られるのですが、比較的に新しいモデルになればなるほど足回りがスッカスカになって細かい凹凸を結構拾うようになってきてますね。西川さんも当然にそのことは承知しているわけで、プリウスのこの致命的な欠点をあげつらうのに、完全にチャラくなったVWやBMWを使うわけには行かない!!と非常に老獪な伏線を張っています。そしてプリウスをぶっ飛ばす為に、非常に高速巡航に適したモデルとして挙げているのが・・・ルノー・カングーです。フランスでは商用車の代表格として知られるクルマです。プリウスは両側スライドドアでルーフが高いカングーにも負けるぞ!!ってなかなかインパクトがある脅し文句です。
カングーのFMCは2009年ですから、マツダやスバルが赤字で苦しむ前の年代であり、アルファロメオも中型車をいくつも持っていましたし、PSAも今より派手な車が多かった。アルファ・ブレラやプジョー・クーペ407なんていう悲運にも短命で終わったクルマがいくつもありました。ブレラもクーペ407も自然吸気エンジンが当たり前な世代で、メーカーごとにV6エンジンの仕上がりの違いが今よりもずっとわかりやすかったし、ミッションもMTのグレードがあるのが当たり前でした。ポルシェにPDKで乗るのは女性か老人だけ!!とか言われていた時代です。
そんな古い設計年代の生き残りだからこそ、最新のプリウスとは真っ向から別の重厚感のある乗り味が、輸入車好きが「日本車には無い魅力」と堂々と言う根拠にもなっていました。そんな世代の輸入車をあえて持ち出してきて「正論」を振りかざす西川さんってとっても「誠実な人」なんだなーと思います。最新のVWやBMWに乗ってニヤニヤしているジジイライターとは中身が全然違う!!某同業者が言ってましたが、西川淳というライターは、業界内でもっともたくさんクルマを買って、実際に自分の腕で一台一台愛してきた「立派な人」なんだそうです。このレビュー読んでもなるほど!!その片鱗が伺えます。
ゴルフ5が良かった!!ゴルフ6が良かった!!という人々の言い分もこの「西川レビュー」と同じと言っていいかもしれません。ゴルフ7になって確かに「転がり抵抗」と「ミッションのスムーズさ」に関しては改良されましたけども、軽量化によって「失ったもの」も大きかったです。少なくともゴルフ7がベストという人にはプリウスを批判する資格はないかなー。
逆に現行で販売されているどのモデルなら「旧世代」を体感できるのか!? Cセグの古株といえばアルファロメオ・ジュリエッタ。軽量化もされてないし、燃費が稼げるミッションも積んでないので、日本市場のCセグでは競争力は低いとされていますが、「骨太」なところと「レトロでハイセンスなインパネ」を最大限に評価できる人ならば、大逆転でベストな1台になるかもしれません。
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