2017年3月22日水曜日

スバルの新プラットフォームに0票って・・・。

  モーターファンイラストレーティッドの126号には、「MFI・テクノロジーof the year」という特集があったのですが、なんと!!スバルの「グローバル・プラットフォーム」が0ポイントです。トヨタの「KIROBO」でも1ポイントを獲得したのですけどね。KIROBOとはトヨタが開発した、車内でドライバーとコミニケーションを取るAIロボットで、現状では音声会話機能があるだけだとか。ナビのインターフェースとしての機能はないみたいです。それってクルマに関係あるのか?

  さらにトヨタのプリウス(AWD)用リア駆動モーターは4ポイントを獲得しています。これってコンパクトカーや軽自動車でも既に使われている技術じゃないの?トヨタもヴィッツでこれを使っていたんじゃ? 他にもなんだかわけわかんない技術がポイントを獲得しているのに、なんでスバルだけポイントが入らないのー? スバルが「世界最高レベル」を謳って作ったシャシーなんですけどねー。

  スバルが新型シャシーで目指したものは、おそらく欧州車が好きなカーメディアにはウケがいいだろう!!と思っていたのですが、どうも様子が変です。これまで散々に剛性の高いシャシーを絶賛してきたのがカーメディアだったはずです。そしてそれと同時に人気を博した軽量で気持ちよく走る日本製スポーツカーをことごとく「シャシーが甘い」と一刀両断してきました。餌食になったのはS13~15シルビア、RX7FD3S、MR-Sなどいずれも軽量でハンドリングを重視するマシンばかり。

  1800kgくらいある欧州のGTスポーツに比べれば、1000~1200kg程度の日本のスポーツカーのシャシーなんて剛性が足りなくて当たり前なんですけど、クルマの使用目的などお構いなしに「シャシーの剛性」を単純比較して読者を惑わす低次元なカーメディアをのさばらせてきたのは痛いですね。K沢さんやS水(和)さんがいうならわかるけど、F野さんやS村さんまで書いてますからね・・・。

  そしてスバルが欧州のGTスポーツを相手にしても遜色ないくらいのシャシーを作ってきたら・・・今度は全員で知らんぷりですか。まあスバルもまだインプレッサのみの展開で、しかももったいぶったようにインプレッサは自然吸気、ターボはWRX&レヴォーグと区別してますから、まだまだ欧州GTスポーツと比べて、このシャシーにどれだけのポテンシャルがあるかは不明です。レガシィ用の2.5Lや3.6Lの排気量が大きめの水平対向自然吸気エンジンを搭載するグレードを特別に作って、華々しくデビューした方がよかったのでは!?

  クルマ好きな人ってのは大抵はバカで、「馬力は関係ない!!」みたいなご都合主義な発言を好むくせに、無意識のうちにいいクルマだと思うのは馬力が大きいモデルだったりします。「馬力は関係ない!!」と言えるのは、あくまでクラス水準から見て軽量だと判断されるボデーを持ったクルマだけに許される褒め言葉です。欧州GTカーを名乗るようなクルマにはやはり排気量の大きめなユニットが似合います。新しく発売されたレクサスLCなどはその典型例だと思います。

  スバルも300psのターボエンジンを搭載して堂々のGTスポーツカーとして欧州でも絶大なる人気を誇りますが、200ps以上出る大排気量自然吸気、あるいはガソリンターボ、ディーゼルターボが欧州的なクルマの典型的なスペックだと考えると、現状では1.6Lや2L自然吸気しか積まないインプレッサは、シャシーのポテンシャルを十分に証明する機会をまだ得ていないんですね。

  マツダ・ロードスターやロータス・エリーゼみたいに軽いシャシーも、BMW・M3/M4やジャガーFタイプのような重いシャシーも、トヨタ86やポルシェ・ケイマンのような中間的なシャシーも、全てはクルマの性格と使い道に適合した設計にまとまっていれば「素晴らしい」クルマだと思います。市販されているスポーツカーの全てが「素晴らしい」とは限りませんが、少なくとも「シャシー剛性が低い」というだけで切り捨てるのはやめてほしいものです。

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