小沢コージさんが 何か言っているぞ!?(声が小さい)




  「シビックが売れたら坊主になります!!(ヅラを外すだけだろ)」
「シビックが売れたら海に飛び込みます。(寒いから気をつけろよ)」
「シビックが売れたらヒョーロンカを廃業します。(そもそもクルマ芸人としか思ってないよ)」

オッサンとホンダは基本的に相性が悪い

  とにかくホンダのことになると悪ふざけなオッサンがあちこちから湧いてくるんだよなー。50歳以上の人にとっては、幼少期のホンダはまだまだ単なる「一発屋」くらいの小粒な印象だったようですね。ちょうどウェブメディアを通じて情報が入ってくることが多くなった中国/台湾の新興メーカーに対して、ちょくちょく『〇〇のパクリだねー」とかイジっちゃう感覚に近いのかもしれません。

  これが40歳前半かそれ以下のライターになると、そのレビューからホンダへの『敬意』がしっかり伝わってくるようになる(先入観もあるかも)。特に島下泰久さんや山田弘樹さん辺りからは、ホンダが作るクルマが悪いわけがない!!みたいな雰囲気さえ感じます。誰がなんと言おうともエンジンは世界一。その他の自動車技術も軒並みトップクラス。今ではIIHSのトップセーフティを見れば、ホンダ車(とそれを追いかけているマツダ車)ばかりが出てきます。

ホンダとマツダの力関係

  「マツダがすごい」と言う人もいますけど、マツダの設計は完全にホンダの後追い(マツダ大好きな私が断言します!!)。マツダというメーカーには実は『プライド』ってものがちょっと(かなり)乏しいんですよね。変な意地は張るけど、パクることに葛藤はないらしい(RX7とかさ)。トヨタや日産はホンダのヒット車をコピーすること(シルビアとかウィッシュ)はあっても、ホンダの方針を真似ることはしません。

  マツダは、シビックが4輪独立懸架で成功すると、ファミリアで後追いをし、アコードが4輪DWBで欧州で評価されると初代アテンザで真似をする。ホンダがシビック、アコード、CR-Vの中型車の設計を一本化すると、マツダも真似をする。アコードがストラットになれば、アテンザもストラットになる。スカイアクティブ時代のマツダはホンダのコピーです(魅力が乏しい)。これ日本のカーメディアで指摘されているの見たことない。「マツダはドイツ車のパクリ」はよく見るけど。

  マツダがドイツメーカーの真似ばかりしたら確実に倒産だよ。マツダだけではないです。VW、メルセデス、BMWだってホンダからほぼ全てを吸収しています。マツダもドイツメーカーもホンダをお手本にするから『似てる』ってことになる!?

オッサンにわからないからヴェゼルやN-BOXは売れる


  そして若い世代にとって今の『ホンダ』は最高にクールです。全部かっこいい(デザインの話じゃないよ)。最大のマーケット・アメリカで、最高の信頼性を獲得している商品力。フェイスブックを創業したマーク=ザッカーバーグもクルマに詳しい友人に、『安全性と信頼性がナンバー1のクルマが欲しい」と相談した上で、アコードを愛用していたらしい。


  色々なメーカーが資本提携ゲームに興じる中で、独立を保ち続けて独自のクルマを作り続けたこと。フォードに毒されたマツダや、GM・日産・トヨタの顔色ばかり伺ってクルマを作ってきたスバルとは技術のレベルが違う。赤字出さないし、誰にも迷惑をかけない。もうそれだけでかっこいい。

50歳以上はホンダを語るな!!


  小沢コージさんには悪いですけども、もう50歳以上はホンダ車を語るな!!滅茶苦茶なことかもしれませんが、ヴェゼルもN-BOXも若者にとってリアルな存在になっている。今の若者は小沢コージさんとは違ってMINIとかアウディTTとか興味ないです。何でかって!?そういったクルマに乗って街中を走っているオッサン達が基本的にみんなダサいからです。試しに『小沢コージのクルマ苑」とか『力説自動車』とかをキンドルアンリミティッドで流通させてみてください。おそらく『あまりに恥ずかしくて5ページも読めませんでした・・・破壊力ありすぎ」とかレビューに書かれますよ。

  繰り返しますが、50歳以上のジャーナリストはホンダ車を語るな!!ヴェゼルやN-BOXのヒットを全く予見できなかったカーメディア連中には、ホンダ車の価値を理解するのはハードルが高すぎると思います。日本の自動車ユーザーに、中国メーカーのクルマをレビューさせたらどんな内容になると思いますか!?50歳以上&ホンダってそれと同じ設定なんですよ(多分)。

ホンダは『ブランド』とかいう商圏を超越した存在

  ホンダのエンジンのすごさ。ホンダが自製して世界で展開しているミッションがどれだけハイテクか。ホンダの低床化&静音技術の価値。NSX/レジェンド/アコード/シビックに組み込まれた『Eデフ』みたいな技術の完成度。どれもホンダの基幹技術ですけども、どれをとっても日本のカーメディアではまるで『掲載禁止』になっているかのように、誰も語ろうとしません。

  小沢コージさんも、ホンダの社員(50歳以上?)さえも、ホンダの価値がわかっていない!? だから『ホンダが伝えたいブランド発信が曖昧すぎる』なんて趣旨のことを軽々しく言えちゃうんだと思います。「効率とトンガリの両立が難しくなってきている」なんて言ってますけど、この言葉はホンダよりも、サプライヤー部品だけで塗り固めた外注組み立て車ばかりを世界に送って利益を得ているBMWなどに投げつけるべきだと思うんですよ。



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