2015年11月21日土曜日

小沢コージ氏が 「日本だけがVWは48%減! 日本人は神経質だ」という暴言

  毎度毎度偉そうな上から目線で恐縮ですけども、CARVIEW(yahooと提携してる自動車専門の大手ネットメディア)から、「日本人は神経質すぎ!」といった記事を書いてました。要旨をまず書いておきますと、

①10月の日本でのVW販売台数が前年比48%減だった!
②ドイツでは前年比0.7%減だった!
③アメリカでは前年比で0.2%の増加だった!
④ご存知の通り日本には問題のエンジンは正規輸入されてない!
⑤つまり、日本人だけが過剰に反応しちゃってる!

というものです。・・・この人は本当にプロの評論家ですか?と早くもツッコミどころを見つけてしまった人も多いと思いますが、失礼ですが日本で活動しているプロの評論家なんて大体がこのレベルといってもいいんじゃないでしょうか? なぜアメリカやドイツでVWの売り上げが落ちないか ? そんなことはアメリカとドイツのクルマの販売価格を一覧にしたものを見れば、素人でもすぐに理由はわかると思うのですけど・・・。

  小沢コージさんも実際はアメリカやドイツでVWが大きな影響を受けていない理由はわかっていると思いますよ。それでもその事実をひた隠しにして、まるで「日本のユーザーだけがバカ野郎!」みたいな記事を書いたということならば、これは日本のクルマ好きに対して宣戦布告したようなものです。小沢コージさんは「日本でVWを買っているヤツは総じてバカだ!」とこの記事を書きながらほくそ笑んでいる・・・ということに意図せずして?なってしまったわけです。とりあえず「日本でVWを買うヤツがバカかどうか?」は置いておきますが、小沢コージさんはハッキリと「日本人は神経質すぎ!」と断言しています。

  これに対してヤフーと提携する大手ネットメディアですから、当然ながら多数のコメントが寄せられているわけですが、とりあえず100あまりを見た限りだと、どれ一つとして小沢コージさんの記事には「大きな破綻」があることを指摘できていませんでした。ただ単に「このライターはレベル低過ぎ」といった中身の無い煽り文句ばかりが連なるだけです。こんなザマでは小沢コージさんが「日本のクルマ好きはやっぱりバカだな!」と余計に思い込むだけじゃないかと・・・。

  まず小沢コージさんの記事の大きな誤りは、「VWはドイツでもアメリカでも最廉価で売れているから、生活必需品と同様で外部的要因でダメージを受けにくい!」という経済学の初歩が抜けて(隠して)いる点にあります。日本に住んでいるとなかなか想像できないかもしれないですが、VWゴルフのドイツでの価格は11000ユーロ〜となっていて、同じクラスのアクセラやオーリスは16000ユーロ〜、インプレッサに至ってはAWDモデルのみということで25000ユーロ〜となっています。つまりCセグメントで最も安く購入できるのはVWなのです。これはアメリカでも全く同じで、VWゴルフはアクセラ、カローラ、シビックのどれよりも安い価格からスタートしています(アメリカでの販売台数は日本勢の足元にも及ばないですけど)。

  さらに小沢コージさんが今回の記事でやってしまった一番の過ちは、本来は「提灯記事」を上納するはずのVWのユーザーに対して、やや間接的でわかりにくい表現とはいえ、「神経質(=バカ)」と扱き下ろしてしまった点です。本人はVWジャパンの業績がこれ以上悪化しないように書いたとは思いますが、どう解釈しても日本のVWユーザーを限定してバカにした内容になってしまっています。どう考えても48%減少した原因はVWに興味津々な人々が今回の一件で態度を急転したことであり、他のブランドのユーザーにはまったく関係のないことです。書いている本人は、まるで素人の輸入車ユーザーが日本車のユーザー全体を小バカにするときのようなノリで「これだから日本は嫌だね・・・」と書いてますが、その内容は「VWが好きなヤツはクルマの事がわかっていない低能」をいうものに変わってしまっています。(ブーメラン記事!!!やっぱりこの人は「レベル低過ぎ」なのかな・・・)

  ドイツやアメリカのVWは、牛乳や卵のような「生活必需品」的存在で、外部環境の変化の影響を比較的に受けにくいのですが、日本のVWはちょっと豪華なデザートや外食みたいなものでいくらでも自粛できる「ぜいたく品」なので、ちょっとでも信頼が崩れればすぐにガタ落ちするわけです。無理にVWを買わなくても、安くて性能は同等以上という国産車がたくさんあって、信頼が揺らいだVWよりも今では価値が高いとも言えます。ブランドは信頼が全てであって、VWに乗っていると街中で後ろ指さされて恥ずかしいと思われるクルマにブランド価値などあるはずもありません、もはやドイツやアメリカと同じく価格競争の元でした存在価値を発揮できなくなります。そんなクルマに300万円以上も払ってしまった人が、すでに納車されたVWもすべて返品に応じるべきだ!と無茶なことを考えるも一理あります。

  それにしても48%も下がったというのはやや意外でした。VW車はなんだか冴えないな・・・スズキと一体どこが違うのだろう?と前々から疑問に思っていた人がやはり多くいて、今回の一件によってメッキが剥げたVW離れの「引き金」になったとも考えられます。そもそも小沢コージさんとそれに類する提灯ライターを大量に動員して、お手軽にブランド価値を作り上げようとしたVWにも根本的な問題があります。こういう偽善的で薄っぺらい人々に提灯記事を書かせれば書かせるほど、記事にボロが出てこのブログ記事のように晒された結果、悪い意味で注目されてしまった結果、ブランド価値はあっと言う間に奈落の底へと低下していくのが、現代のネット社会の持つ脅威だと言えます。

  あのメルセデスやBMWだって販売価格を目一杯低く設定して、さらにそこから大幅な値下げまでして、なんとか日本でクルマを売っているのが現実です。ネットが無かった頃は、メルセデスやBMWのクルマというだけで無邪気に憧れる若者は今よりもずっと多かったと思います。当時はこれらのブランドのクルマを批判することなんて許されない!みたいな空気さえありました。しかし今では、普通のサラリーマンがネットで堂々と愛車のベントレーやランボルギーニを写真付きで自慢する時代です。専門誌など買わなくてもそんなセレブなカーライフを切り取った光景がインスタグラムに無数に転がっています。10代でGT-R乗ってます!とか20代でロールス乗ってます!とか・・・もちろん少数派ではあるのですが、ネットでひとたびその存在がわかってしまうと、40歳になってBMWを買った!とはしゃぐ自分がとても惨めに思えてきます・・・。

  そんな時代ということを承知の上で、メルセデスもBMWも一生懸命に値下げしています。400万円を越えると途端に売れ行きが悪くなるので、かなり幅広い車種が乗り替えで300万円台まで下げてもらえるようです。そんな非常に世知辛い世の中で、VWだけがBMWやメルセデスよりも高い価格で殿様商売していること自体が「異常」です。小沢コージさんを始めとした「提灯ライターズ」にカネをバラまいたところで、ネットの破壊力の前には無力です。今回の一件があってもなくても、VWが日本市場で行き詰まるのは時間の問題だったと思います。ちなみに小沢コージさんはゴルフ7が日本COTYを獲ったときに、選考委員の多くが事前に示し合わせてゴルフに高い得点を入れることに決めていて、自分はその中心に居た!とすぐ後で記事でバラした前科があります(直後にネットでゴルフのイメージが大幅ダウン!)。VWさん!小沢コージさんは実はスパイですよ!即刻「提灯」契約を解除した方がいいですよ!

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9 件のコメント:

  1. 小沢コージについて、納得の記事ですね。
    本人も軽佻浮薄で売ってることは認識しているようですが、あんまりナメたまねしてると自分の首を絞めることになる。
    自分が読者よりも高みにいるかのような「日本て○○」のような表現をよく使ってますが、これじゃ読者に嫌われるだろうなというのは容易に分かる。
    それでも提灯記事を書いてればメシが食える業界なのは先刻承知のこと。
    ただし提灯記事さえロクに書けないとまで評価が下がってしまったらどうだろう?
    まあ、クルマ好きは元々彼の記事には何も期待していないでしょうから、いなくなっても別にどうということはありませんがね。

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    1. 同調して頂けてとても感激です。
      これはイカンな・・・と衝動的に書いてしまいました。
      これからもふざけた評論家を次々と批判していきたいです。
      VWがダメになったらカーメディアは死に絶えるのかな?なんて
      思うと、まあ面白がらせてくれるだけでも
      提灯記事も歓迎すべきかもしれないですね。

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  2. ざっと調べてみたんですが、流石に希望小売価格だとアメリカでもゴルフはカローラやシビック、アクセラ等と比較してちょっとお高めのようですから、単なる「最廉価」という表現はちょっとまずいように思われます
    それよりもアメリカでの主力はどうやら「ジェッタ」のようで、こちらはカローラ等とほぼ同等のプライスタグを下げているみたいですよ
    ま、「実勢価格」だとどうなのかは分からずじまいでしたがね・・・

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    1. ご存知とは思いますが、
      なぜかアクセラのハッチバックとノッチバックは
      価格が大きく違いますよね。

      アメリカの場合は
      Dセグだと大衆車2万ドル、プレミアム3万ドルで
      かなりハッキリと横並びになる傾向があるので、
      VWを最廉価と表現してもなんら問題はないはずです。
      どうやってもプレミアムには入らないですし。
      (全て調べた上で記事書いてますよ)

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  3. 雪印を忘れるなです。故意に不正をして、とくに健康に被害をもたらした企業は日本からなくなる。そんな国であったら、安心して暮らせるのでむしろ誇りに思います。

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  4. はじめまして。

    > 400万円を越えると途端に売れ行きが悪くなるので

    ここを読んで驚きました。
    つい最近、某仏車ディーラーの所長さんがまったく同じことを述べていたのです。
    数値はさすがに100万違ってて「うちのクルマは300万を越えると途端に売れなくなる」という話でした。

    日本人って賢いなあと感心しました。
    ちなみに仕事の関係で欧州に数年間住んでいた関係で、欧州人の真の日本車評や欧州車に対する評価などもいろいろ知ることができ、日本の自動車メディアが如何に欧州車提灯か、的外れか、日本車ディスかを骨身に染みて理解できました。

    日本の自動車評論家の言うことの90%は間違いか嘘ですね。
    一例を挙げますと「欧州人は運転が好きだからMTに乗る」は嘘でした。
    彼らは単に「ドケチ」なのです。あそこまで徹底したレベルでドケチだったとはと当時驚いたものです。

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    1. コメントありがとうございます

      金銭感覚は人によって違うと思いますが、
      300万円くらいの日本車は非常によく出来ているので、
      輸入車にとっては大きな壁だと思います。
      しかし高級住宅地になると、600万円くらいが
      ボリュームゾーンになるみたいですね。

      本国では軽自動車級の出力の格安ゴルフとか
      当たり前に売られてますね。
      エンジンスペックで細かく価格を分ける設定
      からしてドケチな国民性を強く感じます。

      そんなドケチ向け商法の決定版として
      ターボ(による出力分け)が導入されたのに、
      日本のライターはターボが最先端と言い続けました。
      そしてVW問題のあとは、
      しらっと「2016はPHV元年」とか言ってます。(笑)

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  5. ホンダに半年しか勤めたことしかないこの男をここまで崇めてしまったこと問題ですよね。青学大が高学歴かどうかという議論もあるとは思いますが、高学歴なら何を言っても取り上げて貰えるというマスコミの構造も、こういった小沢コージのような無知で自己愛に溢れる男をのさばらせる原因でしょうね。

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    1. コメントありがとうございます

      言っている内容がまともだったら、経歴なんてどーでもいいとは思います。
      あの水野和敏さんだってベストカーの企画では結構アホみたいなコト言ってますし(言わされている?)。確かにマスコミに関してはおっしゃることはとってもよくわかります。一般論ですが大学教授という職業プロの話って中身ないかなーと思います。

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