2017年5月30日火曜日

『プレミアム!』を使いたがるライターってさ・・・

注意:この記事はBMW、メルセデス、アウディなどのプレミアムブランドのファンを『クルマ音痴』だと中傷する意図は毛頭ございません。あくまで『プロ』ライターの3人の言い分に対する反論に過ぎません!!


  『自動車の未来』をクソみたいな視点で語る人々が湧いていますねー。あと10年で『コモディティ』化が進んで、テレビやエアコンのように中国が世界の99%を供給するようになる・・・なわけねーだろ。『3C』カー、カラーテレビ、クーラーはほぼ同時期に日本で普及が始まりました。テレビとエアコンがとっくに『コモディティ』化しているならクルマも同じ運命を辿って良さそうですけどね。自動車メーカーのビジョンが優れていたという意見もありますが、トヨタやホンダ、日立やソニーよりも圧倒的に優秀だったのか!? トヨタやホンダのような人材が白物家電メーカーに揃っていれば『コモディティ』化は防げたとでも言いたいのでしょうか?

  クルマ自体にテレビやエアコンとは決定的に違う点があったとしたら、それはクルマにはたくさんの『本』が出版されていること。故ポールフレールさんや沢村慎太郎さんが、自動車評論を単なる『製品紹介』から、クルマとは人生を徒して向き合うべきものだという『哲学』へと昇華させています。ポルシェ、ジャガー、ロータス、ルノースポール、ホンダ、マツダ、ニスモ・・・とは何か? 『技術』『歴史』『市場』など様々なファクターを使ってメーカーとモデルの現実を『再構築』することは、現実のクルマとは切り離された、全く別個の大きな意味がそこにあります。・・・例えば多くの若者にとってクルマをより身近なものにしたのが漫画の『イニシャルD』だったりするわけです。

  1980年代の初頭、販売市場には後発メーカー・ホンダの旋風が吹き始めましたが、バブルへと突き進むトヨタにとっては小型車の開発は重要ではなく、後回しにされたこともあり、カローラ派生のトレノやレビンは小型車としては遅くまでFRのまま残されました。トヨタとしてはアメリカで立ち上げるレクサスの旗艦モデル(セルシオ)の設計など、それどころではなかったので、『AE86』は完全に放置だったと思うのですが、これが後年になって『再構築』された結果・・・今ではプレミア価格がつく『誰もが知っているスポーツカー』となりました。年配のクルマ好きの人が『当時のハチロクなんて全然イケてないクルマだったけどなー』と不思議に思うくらいに『歴史修正主義』も真っ青になるほどのプロパガンダを、日本の自動車産業の根底に打ち立ててしまいました。・・・こんなことテレビやエアコンではまず起きないことですよね。

  最近のイケてない自動車ライターがこぞって使う言葉が『プレミアム』ですね。アメリカの自動車販売統計では、『大衆向け』と『プレミアム』でカテゴリーが分けられていたりするので、彼らが使う『根拠』は一応あるのですが、これを日本市場に適用する意味ってなんですかね。ライターによってはVWやプジョーも『プレミアム』にカテゴライズにしてたりするので、(これらのごちゃ混ぜ状態は)単純にそれらは読者(ユーザー)にとっては不利益な情報になりますけど、そんなことは全く意に介していない様子。今時インターネットを使えば、大体の情報はわかりますから、カーメディアごときに騙されるのがバカではありますけど・・・。

  先日見かけたのは、内外装&乗り心地、静粛性を『レクサス越え』の水準で施してきた『マツダCX5』に対する、西川淳さん、斎藤慎輔さん、高平高輝さんの3人体制の座談会@ニューモデルマガジンX7月号です。とりあえず『ほぼレクサス』だけど、マツダは勘違いするな!!プレミアムはそんなに甘くない!!・・・という過激な論調で進み、このコーナーはページ数もかなりあるので、これは!!御三方の考える『プレミアムの定義』が聞けるのか!?と思いきや、そんなリスクを冒すはずもなく・・・。もし『プレミアムは偽物を使わない!!』みたいなことを口を滑らせたら、もう大変なことになります。だって現実に偽物だらけだし。『禁句』ですねライター人生は終了ですからねー・・・え?カーメディアなんてとっくに終わってるって!?

  かれこれ4年近く前になりますが、メルセデスAクラスの『素材』がフェイクだらけだー!!なんてカーメディアのあちこちで囁かれた時期がありました。島下さんも、西川さんも、福野さんも、沢村さんも。今思うと、とんでもないことに言及してたよなー・・・もしかして?Aクラスにあまり売れて欲しくないメーカーからの『依頼』でもあったのかな!?あのスズキに対してネガティブキャンペーンをやったことが明らかになった実績のあるあのメーカーが。

  さてAクラスの内装なんてどーでもいいことです(安物は安物でしかない)。西川氏が『マツダはアウト・オブ・眼中』と言ったプレミアムってなんなのよ!! 『ハチロクはもうダメだ!!4WD&ターボじゃなければクルマじゃない!!』とフリーザ様みたいなノリで言った須藤京一@イニシャルDのつもりなんでしょうか・・・。須藤京一はハチロクに乗る主人公に最終的には返り討ちにされるものの、最初の対戦では『絶望的』な差を見せつけるから、その言葉にも納得できますけども、西川さんの『放言』は根拠が示されていないぞー。これでは『再構築』にならないんじゃ?

  そもそも『プレミアム』って言葉が超絶にダサい。この言葉を使うヤツは『クルマがわかってない!!』でも過言ではない。本当にいいクルマってのは、ドアを閉めただけで良さが『伝わってくる』。その『素性の良さ』は到底に隠しきれるものではなくて。とても眩しくて感動的だ。『プレミアム』なんて言葉で飾らなくても人々に伝わるんですよ。これがテレビやエアコンとの決定的な違いと言ってもいいかも。もしかしたらテレビやエアコンも『感動』のレベルまで作りこむことは可能なんだろうけど、どのメーカーもそういう売り方はしていない。とにかく低価格で『普及』させることを第一に作っています。

  そろそろわかってきたかもしれませんが、『プレミアム』という冠詞は、『コモディティ』化と密接な関係があります。すでに『コモディティ』に片足を突っ込んでいる製品に用いられるのです。だから・・・『プレミアムとはフェイク品質』だという真理を、豪快にも肯定したメルセデスAクラスは『裏表がないクルマ』として売れました!!『プレミアムは甘くない!!』じゃなくて『プレミアムは徹底的に甘い!!』んだよ!!なんで盛んに『プレミアム』を強調するアメリカ市場では、自動車産業が伸び悩むのか・・・。アウディ、レクサス、アキュラ、キャデラック、リンカーン、インフィニティ、メルセデス、BMW。どれもかつてのパッカード、スチュードベーカー、ナッシュのように『屍』になる日をじっと待っています。つまらないクルマに明日はない・・・。

  マツダも『プレミアム』なんて言われるようでは、いよいよ広島陥落へのカウントダウンが始まっていると・・・いう『考え方』もできます。マツダがフィアットの協賛を得て、4代目ロードスターを作りましたが、『マツダの決断』には、広島の産業を守るだけでなく、世界の自動車産業全体の『コモディティ』化を食い止める非常に重要な意味が含まれています。どこぞの輸入車乗りブロガーが、718ボクスターやZ4と比べて、ロードスターを上から目線で品評しておられましたが、『プレミアム』が大好きなコモディティ人間にクルマなんて理解できるわけねーよなー・・・なんて悪態の一つでも言ってみたくなるんですよね。・・・で『プレミアム』の条件ってなんなのさ!?

↓一生懸命語ってます。

  
注意:この記事はBMW、メルセデス、アウディなどのプレミアムブランドのファンを『クルマ音痴』だと中傷する意図は毛頭ございません。あくまで『プロ』ライターの3人の言い分に対する反論に過ぎません!!


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