2018-2019日本COTYの審査員・・・好きな評論家・好きではない評論家


審査員とシロウトの違いは!?
日本COTYが全然盛り上がらないですねー・・・。なんでかなーと自分なりに考えてみたところ、やはり大変失礼ですが、各メディアでレビューなどを拝見する限り、審査員の資質に少々疑問を感じちゃうわけです。今回の50人もいろいろ問題アリな人が含まれていて、果たしてこの人々が選ぶ賞に意味なんてあるのだろうか!?・・・小沢コージさんがスズキとスバルの辞退を嘆いていましたけども、もしかしたら「こんな賞には関わりたくない」と経営陣は考えているのかもしれない・・・そう思われても仕方がない面々。もっと影響力がある人が審査すればいいのだろうけど。


無名な審査員が多い!?
このブログを読んでくれているクルマ好きの皆さんでさえも名前すら知らないって人も多いみたいで、誰だコイツは!?ってコメントを度々頂きます。もっと審査員(=カーメディア)のキャラクターがしっかりと認知されなければ面白くもなんともない。50人の中に福野礼一郎、沢村慎太朗、牧野茂雄といった熱狂ファンを持つライターが入っていないですし。ちょっと知名度があるのは国沢、清水草、清水和、河口などおられますけども、どーもイマイチクルマの評価がブレやすい感じなメンツ。もう素人のファン投票でよくないか!?これでは『価格ドットコム大賞の方が納得できる!!』っていう意見も出てきちゃいますよ。


この人はいいレビュー書いてますよー!!
そこで重ね重ねの失礼は承知の上ですが、このブログを書いているCARDRIVEGOGOの人間性を見てもらう意味合いを込めて、今回の日本COTYに参加する審査員50人の「好きな人」「好きではない人」それぞれトップ10をランキングしたいと思います。(このランキングはあくまで筆者の主観に過ぎません。決してライター個人の能力の絶対的な優越について論じたものではございません。)

<好きな評論家>
第1位 大谷達也
第2位 千葉匠
第3位 島崎七生人
第4位 桂伸一
第5位 渡辺敏史
第6位 五味康隆
第7位 小沢コージ
第8位 島下泰久
第9位 竹岡圭
第10位 藤島知子

この10人のレビューはどれも「実直」だと感じる。日本/輸入問わずブランドを差別することなく、フラットに評価している。若かりし頃の小沢コージ氏の著作は目も当てられないけど、その中でも初代アテンザや7代目アコードのハンドリングの良さなど素直に評価していた。10人共に「恵まれた世代」ってのもあるのかもしれない。どんなブランドに対してもあまり卑屈になったりしない。ダイハツもロールスロイスも同じテンションでレビュー書きそうな感じ。特にレスポンスでの試乗記が素晴らしい島崎七生人氏や桂伸一氏などは自分の感性に自信を持っておられて、とてもいいライターだと思う。

大谷&千葉の両名はもう別格。日本のカーメディアにおいて、あまりしがらみなくレビューを書きつつも、日本COTYの審査員に収まっている。スズキのデザインもシトロエンのデザインもメルセデスのデザインも全くの贔屓なく、実直に語り尽くす千葉氏(デザイナー)のレビューは読んでいてとても勉強になる。そして大谷氏は「MAZDAのディーゼルは、BMWのディーゼルを完全に超えている!!」とはっきり宣言した2013年のカーグラフィックの記事が素晴らしかった!!

渡辺敏史氏はBMWとRX-7、そしてジムニーと言い続ける庶民派感覚を気取らずに発信している。日本のクルマ好きにとって信頼できる「兄貴」だ。6〜8位は、いかにもセレブな出自が見え隠れするけど、あまり嫌味な感じはない。島下氏に至ってはツイッターでやたらと社会派な物言いをしている。クルマを評価する姿勢は割とフラット。いいクルマはいいと言うし、ダメなクルマはその要素をしっかりと指摘してくる。3人とも見た目で得している感は否めないが・・・。

9、10位の女性二人はネット動画などでも活躍が目立つ。圧倒的に男性が多い視聴者を意識して、あまり強い物言いは避けるなど、ビジネスライクでとても優秀なライターだと思う。今のカーメディアは圧倒的に知性に欠けると感じるけども、知能の高さだけならこの女性2人がトップじゃないか!?という気がする。クルマを評価する基準も年々洗練されてきているし、もっともっと活躍の場を広げると思われる。







<好きではない評論家>
第41位 松田秀士
第42位 山田弘樹
第43位 岩貞るみこ
第44位 斎藤慎輔
第45位 金子浩久
第46位 石川真禧照
第47位 渡辺陽一郎
第48位 清水和夫
第49位 鈴木直也
第50位 御堀直嗣

何で御堀直嗣氏が最悪なのか!?まあこの人は日本カーメディアの恥ずべき部分を全部塗り固めたような人ですね。還暦くらいのオッサンにレビューを書かせれば、それはもう読むに絶えない「偏見」の塊みたいな内容になる。ここに上げた10人のレビューを読んでいると何も考えてないんだなーってのが透けて見える。失礼だがカーメディアとしての「土台」が腐っている。「ユニュウシャ」という架空の理想像があり、「ニホンシャ」というこれまた架空の典型的な失敗モデル。この両者を念頭に置いた「観念論」をずっと垂れ流し続ける。

日本車でちょっと気に入った走りをするモデルには「欧州車っぽい」と安直に表現する。素人のおっさんが訳も分からずに呟くならわかるけども、プロのライターが使うべき表現ではない。現在日本で売れている輸入車でそこそこにキャラの立った存在といえば、VWゴルフとMINIくらいのものだ。ゴルフっぽい、MINIっぽいという表現は成立するだろうけど「欧州車っぽい」って何だよ!!ここに挙げた10人は全員が口癖のように「欧州車っぽい」あるいは「日本車と違って良い走りをする」みたいなゴミ表現を多用する能無し。

その中で御堀氏がトップの理由は、「アウディの矜持」とかいうゴミみたいな本を出しているから。和田智が全く出てこないアウディの本って何!?欧州でもWADAといえばAUDIという絶対的な存在なのに、それを日本の還暦ジジイの価値観に合わせて意図的に「削除」したとしか理解できない。アウディからの注文でアウディの日本におけるブランディングのために書かれたのだろうが、「WADAを削除」の致命的な判断ミスの代償が「最悪ライター」の勲章です・・・以上。


「輸入車応援団の最後の砦・河口まなぶ 最新MAZDAを痛快ボッコボコ」

↓大谷達也動画


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コメント

  1. 御堀直嗣さんにたいするコメント胸のすく思いです。
    別の記事でEVでなければ未来は無いと書いています。
    EVがどれだけCO2を出して、インフラがどうなのかを考えたら、EUが日本のICE効率50%超えに太刀打ちできなくEVに舵をとった本質を知ったら、EVの重量が車にどれだけ悪いかを考えたら普通そんな発言はできません。

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  2. EVオンリーと言うには、まだ早いような気がしますね。よく言われるのは、給電や渋滞時の充電方法です。エアコンを使うと、減りが早くなり実験走行通りに行きません。これをどう解消するかでしょうね。重量の問題も。タイヤの減りが早くなるみたいですから。

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