2014年6月29日日曜日

清水草一氏 が レヴォーグ 商戦に便乗して一般雑誌で大暴れ・・・

  毎回上から目線で申し訳ありませんが、プロの自動車評論家がクルマを過度にエンターテイメント化した「演出」をやっていたりすると「イラ」っとしますね。もう「自動車評論家」の看板を降ろして、「フェラーリ持ってる芸人」を名乗ればいいんじゃないか?とすら思える清水草一氏。若い頃にはそこそこ真面目で魂にちょいちょい心に響く本も書いておられましたが、最近は「オワコン」気味な自動車メディアとは距離を置き、まさかの「週間SPA」でゆる〜い企画を展開してるみたいで、自動車人口の底辺拡大を意図していらっしゃるようです。

  おそらくスバル・レガシィの本格発売を記念しての企画なんでしょうが、「レヴォーグは欧州車に勝てるのか?」みたいな記事をたまたまヤフー・トピックスで見かけました。価格帯とエンジンスペックが近似している「レヴォーグ」と「ボルボV40」を比較するというものだったのですが。なんなんだこの「確信犯」っぷりは・・・。欧州車に勝てるのか?という企画なのに比較相手は「ボルボV40」たった一台のみ。一体どれだけの「やっつけ仕事」なんだろうか。とりあえずクルマ専門誌にはとても載せられないクオリティと言わざるを得ません。

  エンジンメカニズムの解説などはすっ飛ばして、とりあえず「ミラクル」「夢」「希望の星」と並べ立ててダウンサイジングターボを持ち上げます。テスト項目もわかりやすく「ダッシュ力」と「燃費」のたった2項目だけです。・・・もはやこの段階でツッコミどころは満載なんですが、まあ一般誌向けですし、しかも大変失礼ですが読者層のクルマ所有率は低めであろう「週間SPA!」ですから・・・。こんな「アニメ」か「SF」」仕立くらいがちょうどいいのかもしれません。おそらくレヴォーグ=「現代の零戦?」というのも軽いジョークだと思われます。(?が付いていたにもかかわらず、コメント欄でムキになって「三菱だろ!」って批判している「風立ちぬ」ファンが・・・)

  自動車雑誌を読んでる人から見れば、清水草一氏のお気楽(手抜き)仕事っぷりに呆れるだけなんですが、とりあえず誉められる点としては、一般人向けに小難しいことを排除して「ヒーロー誕生!」みたいな流れるストーリー仕立てになっていて、一般の読者にとってはとても解り易いようで、いろいろなコメントが次々と寄せられていました。「(レヴォーグは)ボルボやプジョーのパクリじゃん!」という"日本メーカー=パクリ"論者がいたり、案の定の「ボルボV40の圧勝判定」に不満を挙げ連ねるスバルオタクが登場したりと、もの凄いスピードでコメントが集まっていきました。やはりレヴォーグの注目度は高いですね。

  でもこれだけコメントが来てるのだから、清水草一氏が仕掛けた最大のボケに誰か突っ込んでやれよ!っていうモヤモヤ感が残りました。そもそも「ボルボV40」って旧型のマツダシャシーにフォードのエンジン載せて、中国資本が中国向けにお金を出して作らせているクルマです。果たしてこれを「欧州車」と呼んでよいものか?って思うんですよね。フォードとスバルでは残念ながらエンジン開発の基礎体力が全然違いますし、しかもフォードと言えばホンダ・アルファロメオ・BMWといった名だたるエンジン屋をも抑え込んできた、世界最強ランクのエンジン開発力を持つメーカーですし・・・。

  ボルボV40はCセグ最大を誇る「フォーカス一族」の中でも、ハイエンド&スポーティに仕上げられた一台で、選択された1.6L"エコブーズト"は福野礼一郎氏がハッキリと「テンロク最強」を宣言しているお墨付きのユニットです。このユニットに完敗したBMWとPSAの共同開発エンジンは両ブランドの新型車から早くもドロップし始めました。スバルが最近仕込んだばかりの「FB16」エンジンであっさりと勝てる相手では無いです。とにかく「水平対抗」に拘るスバルですが、それは自他ともに認める「自己満足」に過ぎません。ポルシェが実績を作っている6気筒ならまだしも、世界で最もポピュラーな「直4エンジン」の膨大な研究開発量を考えると、スバル単体で太刀打ちできるわけがない!と思います。そもそも「水平4気筒」の優位性って何なんですか?って話です。それを差し置いてもFFのV40に加速勝負でAWDのレヴォーグが完敗したわけですから、スバルもちょっと情けないですね。

  燃費面でもボルボV40は12.8km/Lでレヴォーグは12.6km/LとV40の勝利となったようですが、さすがに同じ機構のエンジン同士を比べて「加速」も『燃費」も日本メーカーが完全敗北なんてするわけないだろ!と自動車ファンならすぐに気がつきます。たとえ燃費が悪くなるAWD&100kgの重量増とだからといっても、加速で完敗した相手に燃費でも負けるはずが無い。「加速」も「燃費」も完全勝利というのは、メルセデスやBMWを相手に新型スカイラインがやったように「HV化」でもしないかぎりほぼ無理です。数字を誤魔化している?いやいやそんなことは「おそらく」無いでしょう。そうですレヴォーグの1.6Lターボは「レギュラーガソリン仕様」なんです(記事には目立たない感じで書いてありますが)。でもこの記事を読んだ感想は、スバルがこれだけプロモしている新型車なのに、ボルボの足元にも及ばないのかという印象を「素人」さんに植え付けるだけです・・・さてボルボに一体いくら貰っているのでしょうか?

  
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2 件のコメント:

  1. 何と闘っているのか良く分からないけど…
    頑張ってください。

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  2. 清水さんの「確信犯」にチクリとやってみました。
    「啓蒙活動」なんて偉そうなものじゃないですが、
    書いてるの楽しいですよ。

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