2017年4月26日水曜日

「いま旬なSUVはクーペスタイルで決まり!!」・・・と石井昌道さんがおっしゃってます。

  石井さんには申し訳ないが、すごく勝手気ままなことを書くと、どんな「仕事」にもどーしようもない時ってありますよね。とにかく新型モデルを褒めちぎるといるライターの仕事も、真面目な人がやるとしばしば不自然さしかないレビューが生成されたりします。これも苦しい事情だけがひたすら伝わってくるメルセデスGLCクーペのレビューでした。読者のほとんどは写真9割で文章はまともに読まないから、もう何が書いてあってもいいんでしょうけども・・・そもそもSUVの「クーペスタイル」って何でしょうか?

  まだまだプレミアムブランドが懲りずに作り続ける2ドア「クーペ」は、ベース車のセダンよりも50~100mmほど車高を下げたスタイルが一般的です。1650~1800mmくらいのSUVに対して50~100mmほど下げたのがSUV「クーペ」と言いたいようです。ちなみにメルセデスGLCの車高は1590mm。全長が4735mmもありますから縦横のバランス比で見たら、日本の街中にウヨウヨしている「アノ車」とほぼ同じです。後輪駆動のメルセデス車ですから700万円くらいは常識的なのでしょうけども、日本で走るとちょっと損するデザインなのが残念です。

 

  メルセデスの日本販売の主力モデルがこれになったら・・・。うーん。一時期CLSが大ブームになったことを考えれば、これも案外火が付く可能性があるかも。某大物ライターが世紀の失敗作の烙印を押した旧世代Eクラスと同じ設計を使ったCLSは、次期型はまともな高級車に生まれ変わるのかもしれないですけども、その次期CLS(CLEに改名するらしい)とハズシの「二枚看板」になる可能性はありそうですね。あくまで素人の主観による評価に過ぎないですけども、どんな空疎なアイディアでも「ポテンシャルのあるモデル」としてまとめるメルセデスの集中力は「マジでスゲ〜」と石井さんは言いたかったのか?

  1980年代には「2ドアで車高が低くてリトラクタブルヘッドライト」のデート専用車をほぼ全ての日本メーカーが作ってました。日本市場のユーザー全体をそのアイコニックなスタイルの前に思考停止させた!!という意味で自動車産業史に燦然と輝く瞬間だったと思うのですが、それ以後に全メーカーに横断的な実績を示すほどの「絶対的」なスタイルは誕生していません。・・・いやいや「ミドルSUV」と「コンパクトSUV」のコンテンポラリーなスタイルはあっという間にほとんどの日本メーカーで共有されました。日本をはみ出してVW、ルノー、プジョーへも拡大中です。

  ミドルSUVのスタイルを定型化したリーダー格は「マツダCX5」でしょうか。ハリアー、エクストレイル、アウトランダー、さらにティグアンやプジョー3008もFMCによって「CX5」スタイルに寄せてきました。コンパクトSUVの先駆車はもちろん日産ジューク。ヴェゼル、CX3、XV、C-HR、プジョー2008、キャプチャーなど、4200mm前後のサイズながらスタイリッシュな内装や足回り(ホイールデザインなど)で高級感を演出する趣向が流行っています。

  そんな日本発の潮流をぶった切る「メルセデスGLCクーペ」・・・日本メーカーの色には染まらない!!というメルセデスのプライドを感じます。ベースとなっているGLCは安易に「CX5」スタイルを踏襲していて、メルセデス価格で売るには差別化が不十分で日本ではちょっと苦しい気がします。「クーぺ」として日本メーカーがとりあえず考えないスタイルを模索したら、プリウスに寄ってしまった・・・これを「旬」と言い切る石井さんの深謀遠慮は素人には全く推し量れません。一体どこを見ているんだろう!?
お!?続々来てるかも?(ちょっと違う?)



  プレミアム&ラグジュアリーブランドとなると、やはりどこも安易に日本の「大衆SUV」のデザインを真似したりはしないようです。・・・いつまでもCX5に似たようなSUVが売れると思うなよ!!マツダは慌ててFMCをしてましたけど、キープコンセプトなデザインはちょっと危機感無さ過ぎかも。グローバルで年産40万台を突破したCX5ですけど、せっかく獲得したユーザーは似たようなデザインの2代目にそのまま乗り換えてくれるのか? 次はちょっと変り種に乗りたい!!って人もいるのでは。マツダも年内にはCX6が立ち上がって、CX7、CX8と増えていく予定なのかもしれませんが・・・。石井さんに「時代遅れ!!」と烙印を押された日本勢のSUVがどう変化していくのか?楽しみです。


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