2018年1月18日木曜日

ベストカーが「日本車の価値を上げよう!!」とか言ってる件

新春のベストカー

  新春号ということで、内容がやたらと盛りだくさんになっていて、いつもよりもかなり読み応えがある1月10日発売のベストカー。今回も知り合いがネタにしろ!!と言って寄贈してくれたので、ダラダラと読んでイヤイヤモードで記事にしてみました。何がイヤって、もうツッコミどころが多すぎて困るんだよなこの雑誌は・・・読んでて疲れる。

国産車はノックアウト!!

  『KIAスティンガーが500万円で発売されれば日本車は終わり!!』と断言するM氏。まあ海外市場でよっぽど具合が良かったのでしょうけども、360psを発揮するFRセダン(Eセグ)が500万円ってことは、クラウンアスリートがこの韓国車にやられるってことかな!? クラウンの販売の7割くらいがすでにHVであり、3.5L自然吸気のアスリートはそれほど売れてないからクラウンの販売自体には大きな影響はなさそうだが・・・。

北米でスカイラインに勝てるのか!?

  500万円の韓国車が日本で大ヒットするって、よっぽどのことだと思うんですよね。フーガとクラウンがKIAスティンガーに負けるとおっしゃっています。日本人が大好きなVWのアルテオンでも全く勝てそうにないのに、KIAスティンガーなら圧倒できるというのか!? 3.3LのV6ターボで360ps。確かに日本市場ではインパクトはある。ガソリン安の北米市場でにわかに盛り上がっているハイスペックなスポーツサルーン市場のど真ん中ではありますが、最新のBMW、日産、アルファロメオ、アウディに配備されてる2.9Lや3Lの6気筒ターボで400psを出すスペックがあるわけで・・・500万円程度(5万ドル)で400psのスカイラインが発売されてます。

信頼の三菱エンジン

  ライバルと比べて10%排気量を増やしてちょっと優位に立とうという発想は、日産がBMWの直6ターボを倒すために3.5L自然吸気(VQ35)を3.7L自然吸気(VQ37)に変えたみたいな「執念」があって、とっても清々しい気分で応援したいですけども、ユニットの設計自体は古く三菱主導で作られた通称「ラムダエンジン」の最新アップデート版の『3.3T-GDI』です。パワーピークが6000rpmなので、BMW、アウディ<KIA<日産、アルファロメオみたいなポジションは占めています。まあ三菱エンジンですから・・・。

マスタングくらい売れるのか!?

  M氏はKIAスティンガーが日本で発売されたら、国産車は完全にノックアウト!!って書いてますけども、それよりも3LのV6ターボのスカイラインを出して欲しいわけですよ。そもそもスティンガーのライバルなんて日本にはいないから、来ても売れないと思う。BMWも540iが売れているか・・・というとかなりきついみたいだし。しかし惜しくも日本撤退になったマスタングも最初に入れたモデルが500万円ですぐに売り切れになったのだから潜在的な市場は確実にあるので、KIAにはぜひチャレンジして欲しい・・・日産、ダッジ、マスタングも。

アホしかいない恐怖の座談会

  M氏の放言はともかく、一番何を言っているのかわからなかったのが「クソ座談会」。わざと選抜したのか!?ってくらいに鋭いことは絶対に言わない6人のオッサンライター。絵柄も非常に汚いのでクルマの写真で埋めて欲しい。もう最初から議論がグダグダ。「日本車の価値を上げるには!?」というテーマで、いきなり偽善者の鈴木直也氏が「日本車の価値は下がっていない!!」と始まる。一体どこ向けのアピールだよ。本気でそう思っているなら具体的な車名を挙げて語って見せろよ!!このクソ偽善者が・・・。

オッサンライターの偽善はすぐバレる

  さらに偽善者2号の渡辺陽一郎氏が「軽自動車の技術は素晴らしい!!」と追い討ちをかける。ハイハイ・・・。この二人の発言だけですでに座談会メンバーが世界の自動車マーケットの実情を把握しているとは到底に思えないです。日本車の「安い」技術は非常に価値がある!!って言いたいのだろうけども、世界の最貧マーケットには日本メーカーは入っていけないのです。せいぜいスズキが参入しているだけ。

日本車って無駄に高級なんだよな

  3K市場(コスト3000ユーロ以下)で勝負できるクルマはスズキにも無い。VWのUPや、欧州フォードエコスポーツ、ルノー・トゥインゴ、プジョー107、フィアットパンダなど、欧州メーカーは次々と活路を求めていますが、日本メーカーはわざわざこんな「レッドオーシャン」では勝負しないって。世界の安い技術のスタンダードが日本にある!!って思っている段階でもうズレてるよ。パワーウインドやCVTどころか直噴技術すらまともに装備できないくらいのコスト感覚です。

偽悪者はめんどくせー

  そして偽悪者の清水草一さんが、「結局はプレミアム路線はドイツ車のマネだよね。キャデラックとかさ。」みたいなことをわざとらしく言い放つ。そして他の能無しな5人が同調。おいおい・・・いかにもドイツ車らしいグランドツアラーがマーケットを牽引している『プレミアムブランド』ってどこにあるんだ!?ほとんどがSUV人気に乗っかっただけのトレンドを必死で生き延びているだけじゃん。そのSUV依存のトレンドを、業界では「ドイツ的」だと表現するなら、私の認識不足を認めますけども。

ドイツ車的なツアラーが売れている市場はどこ!?

  プレミアムブランドで、古典的なセダンスタイルで売り上げを伸ばしているのは、現状ではインフィニティだけだと思います。他のブランドは全てSUV人気で伸びているか、伸び悩んでいるかのどちらか。日産だけが頂点を極めた新型エンジンでQ50(スカイライン)の販売を順調に伸ばしています。結局のところ日本メーカー先陣を切って徹底的に高いクオリティの技術を出してこないと、プレミアム市場全体は停滞します。今のドイツメーカーの閉塞感は2007年頃の日本メーカーの『退化』が原因かも!? いつものようにライセンス切れした日本の技術を盗むのが好きなメルセデスやBMWは、やっとフリーになったHV技術を拾ってきて必死で『付加価値』に変えようとしていますが、元々は日本メーカーが築き上げた技術です。

HV普及のタイムラグは賢い大人の事情

  清水草一さんがまたまた偽悪的に「HVはガラパゴスだと思っていたけど、そーでもない」とか言っちゃってます。こいつは悪い奴だなー。プロのライターが本気でこんなことを言うはずはないですし、HV技術がどのように世界に伝播しているか!?そのタイムラグについても十分に理解しているはずなのにすっとぼけています。そして本当にわかっていない他の5人がアホみたいに同調してます(誰かツッコミを入れろよ!!)。

日本車の価値を上げたいなら・・・モリゾーに土下座して頼めばいい

  日本車の価値をどう上げるか!?は、日本メーカーが安定志向ではなくて、ロマンを追求すればいいだけ!!って誰もがわかっているはずなんですが、ベストカーの誌面でそんな「つまらない」ことを言っちゃダメなんでしょうね。日本市場では、ベストカーの誘導に従って、ホンダの技術が詰まった2シリーズやX1、三菱を移植しただけのA/CLA/Bクラス、マツダやスズキの技術を開発者ごと引き抜いて作ったVWゴルフ、ポロが売れてます。だって使いやすいもん!!

日本車「ではない」クルマはどこで売っているのかな!?

  日本車の価値云々を言う前に、その対比として想定されている「日本車ではない」と言い切れるモデルは何なのか!? そもそも日本の技術抜きで世界の自動車業界は存続できるのか!?富山県で震災でも起これば世界のフェラーリの供給は止まるし、栃木県で何か起きれば今度はポルシェの販売がストップするっていうのに。全くおめでたいオッサンたちだ、K沢の親分を連れて出直せよ。


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ベストカー 2018年 2/10 号 [雑誌]

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