卑劣なベストカーの情報操作・・・これは完全にアウトだろ。

フェイクニュースなら『これはネタです!!』と書いておけ

  いくら読者がバカばっかりだからって、これはバカにし過ぎてるだろ・・・。ベストカー誌上でK沢M宏さんが主観で好き勝手にレビューを書いてる分には『表現の自由』だと思うけども、今回は日米の価格比較を伝えるコーナーで、客観的に手に入れられる「価格」情報を大々的に『加工』しちゃっているので、これはさすがに看過できないのでベストカーWEBのネット窓口からセレーナ・ウイリアムズばりの苦情を一本入れておきました。


なんのために捏造!?ス○ガ銀行の真似か!?

  10月10日号の61ページに主要メーカーの日米価格比較の表が出ているのですが、まともな人ならば一発で見抜けるレベルのお粗末さですよ・・・。例えば『BMW3シリーズ』では日本価格399万円、北米価格390万円(1ドル=112円)となっています。はて?アメリカにも318iが発売され・・・るわけもなく、搭載エンジンが全くの別物の日本の318iと米国の320iをそのまま比較しちゃっています。注意書きには「内容が比較的近いグレードを比較」とありますが、だったら日米の320i同士で比べればいいんじゃねーの!?320i同士なら日本価格582万円、北米価格390万円となるはずだが、何か不都合でも!?


K沢さんは3シリーズを買ったらしい

  ちょっとややこしいのは定価582万円の320iが、日本では新古車価格では350万円くらいで買えちゃう点だ。もしかしたら320i同士の入手価格は日本の方が安いのかも。K沢さんなど、ベストカーの常連ライターはみんな最近に3シリーズを買ったらしい。さらに同じように5シリーズに関しても日本の「523i」の598万円とアメリカの「530i」の598万円をそのまま比較しちゃってます。70psくらいデチューンされて同じ価格ってなんだよ。しかも523iは低速トルクが不足しすぎていてちょっと勾配があるところで切り返しなんてすると大変だぞ。


いくらなんでも間違え過ぎじゃないですか!?

  いやちょっと待て日本の「523i」は価格改定で646万円になっているのだが(記事書いたのは去年なの!?)。ちなみに日本の「530i」の定価は811万円だから、まともに比較するならば「日本811万円・米598万円」となる。ただし日本では530iの新古車は450万円くらいです(ク○ウンはやめてぜひ買ってあげてー)。日本の方が実勢価格が安いのは所得水準は低いのだから当たり前だな。さらにデビューしたばっかりのX2もはっきりと『日本グレード名・Xドライブ20i』と書いてあるのに、438万円(Xドライブ18iの価格)と書いてある。これはうっかりミスなのかな!?北米にはXドライブ18iなどないから、Xドライブ20iの北米価格430万円が書いてある。ちなみにXドライブ20iの日本価格は474万円。さすがに新型だけあって日米価格差が抑えられてきてるかも。来年になればあっさり逆転して実勢価格は350万円くらいじゃねーの!?


VWの価格差は常軌を逸している・・・

  さらにVWの欄にある3モデルは、もっとひどいことになっている。そのまま抜粋すると、ゴルフ→日本235万円、米234万円。ほとんど価格差なんてないじゃん!!とか思う人はいるのかな〜・・・日本仕様は排ガス対応が極悪非道で知られる1.2Lターボ、米仕様はアウディが使う1.8Lターボ。車の価値がまるで違うものを比較してなんの意味があるのか!?日米で同じユニットを使っているモデル同士を比較するならゴルフGTIかRを持ってくるしかない。GTI同士で比較すれば「日本395万円、米296万円」となる。


もう二度と一般メディアの揚げ足をとるようなことはできないな・・・

  さらにパサート(日本309万円・米257万円)とティグアン(日本336万円・米249万円)も、それぞれ日本は1.4Lターボ、アメリカは2.0Lターボになる。他にもメルセデスもCLAとGLAをそれぞれ日本は1.6Lターボ(180)、アメリカは2.0Lターボ(250)でそのまま比較している。これを自動車専門誌がこんな水準の記事を出してしまっていいわけがない。やっていることは、日経、産経、東洋経済などの一般メディアと同じレベルじゃねーか!?


そもそもこのコーナーの意義って何!?

  そもそも日本では新古車で相当に安く車を買うことができるのだから、日米自動車格差問題なんてものは実質的に存在しない。新古車を選べばSクラスも7シリーズも650万円くらい、レジェンドやレクサスGSと同等の価格で「未使用車」が手に入る。当然にレジェンドやGSよりは性能が大きく劣るグレードだけど・・・。


「闇」しか感じない・・・

  つまり問題は、ほぼ売れないレベルの「定価」を付けて過剰なブランディングを行うドイツブランドと、小手先の情報操作で読者に誤った情報を平気で提供するベストカー・・・これらの組織が考える社会通念があまりに非常識過ぎて、クルマが売れなくなっていると思うのだが、ベストカーはこの「大いに問題があるコーナー」の結論として、もっとたくさん輸入車が売れれば日本での定価も安くなるってわけのわからないことを言っています。もう十分に実勢価格は安い・・・それでもクルマ好きが欲しがらないくらいの低性能が問題だと思うのだが。そしてそれを指摘して読者に伝えるのがカーメディアの役割じゃないの!?


「ベストカーが苦境のBMWをさらに追い詰める・・・弱いものイジメがゲスい」




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ベストカー 2018年 10/10 号 [雑誌]

コメント

  1. マガジンXも最低ですよ。
    またハスラーのダッシュボードとAピラーの隙間に茶々を入れてます、しかもメジャーの細い部分が入るか入らないかの隙間。
    組み付け精度が低いのはVWの方で、散々称賛してるゴルフでその検証やって欲しいんですがね。
    あの雑誌本当に有害図書ですよ。

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    1. NKさんはマガジンX大っ嫌いですねー

      VWはスズキから小型車の作り方を教えてもらってる立場で、UP!とか日本車の寸法に通りにレイアウトしているって誰かが書いてましたね。VWポロはパネルの隙間がデザインの肝なのか!?ってくらいに気になる。最近の小型車はアルトにしてもミライースにしてもサイドのドアのサイズってわかりにくいくらい一体化してるのに、レトロだなーって思いました。

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