「フロント・ストラットのFRは弁護の余地はない」と福野さんがおっしゃってますが・・・



平成とともにドイツブランドは終わった!?
「平成の大決算」とばかりに3ヶ月連続で暴れまわっている福野さん。とにかくどーにも不甲斐ないドイツブランドを片っ端から容赦なくぶった斬っています。平成の間に書かれた福野レビューを何本読んだことだろう。メルセデス、BMW、アルファロメオ、ジャガーボルボといった欧州ブランドが日本で活躍する原動力として、2015年くらいまで論理的に支えてきたカリスマ自動車ライターだけど、ここ数年は表立って欧州ブランドを弁護することがなくなった。


ユーザーにブランドのストーリーが伝わらなくなった
・・・何が起きたか!?自動車雑誌を読み漁る連中が欧州車から離れた。論理的な支えを失った欧州ブランドに向かって、日本の自動車ユーザーからの不満は一気に・・・ではなかったかもしれないけど噴出。知性溢れる存在だった5シリーズが新型になっても誰も見向きもしない。ジャガーもアルファロメオも効果的な援護射撃がなくブレイクの気配すらない。福野さんが論理的に欧州ブランド車の優越性を語っていかないと、ユーザーは納得しないんだよ。他のライターには明らかに荷が重い。そもそも欧州車も日本車もそれぞれ何が良いのかすらわかっていない連中でも自動車ライターになれるし、コネさえあれば編集長にもなれる。そんな崩壊したギルド制度が全て何だろうけど・・・。


論理的なレビューは読者をバカにしてしまう!?
福野さんにとっても大誤算だったのかもしれない。平成を通じて論理的にクルマを語ることに徹してきたのに、それが無能な連中に余計な力を与えることになるとは。まさか・・・クルマをまともに語れないドイツ車好きなオッサンが量産され、その意味不明な見解をヤフコメで晒す時代になるなんて福野さんも思ってなかったのだろう。レビュー内にもしばしば読者の誤解/無理解を嘆く一節が練りこまれている。こんな結果は意図しなかったけど、カーメディアの第一人者・オピニオンリーダーとしてドイツ車優位を語ってきた過去を反省して・・・意図せず生まれてしまった「くだらない連中」を責任持って駆除したいと思ったんですかね。晩年に核兵器反対を唱えたアインシュタインの心境か!?


ドイツ車好きは梯子が外された・・・
「自分のケツは自分で拭く!!」と読者に印象づけるためか・・・ドイツブランドを徹底批判する3連続のレビューでは、まず誤解されることはないような決め台詞を用意してきた。ズバリ「いよいよドイツ車は終わってきた」だってさ。え!?福野さんこのまま引退しちゃうのか!?と心配になるくらいに逃げ道も用意せずに、サイコパスのような文言でバッサリと切り捨てちゃっています。海外に試乗会呼ばれるライター(西川淳、渡辺敏史など)には絶対に真似できない鬼畜な所業だ・・・。ネタ切れで困っているカーメディアは、福野さんとこの両者を呼びつけて「ガチンコ対談」でもやってくれないかな(西川、渡辺が同調して終わるだろうけど)。「徹底討論・BMWは本当に終わっているのか!?」単行本を期待したい!!


今更それを書くのか!?
さてモーターファンイラストレーティッドの名物コーナーを手がける福野さんの「覚悟」のレビューですけども、メルセデス、アウディに続いて、2019年に復活を期すBMWが容赦なく悲惨なまでにボロクソに書かれちゃってます。失礼を承知で言わせてもらえば、「もっと早く書け!!」ですねー。過去6年以上に渡って趣味のブログ(マツダ車は楽しいなー的な内容)のコメント欄に、複数のBMW乗りが土足でやってきて、上から目線で独善的で手のつけようもないコメントに、フルボッコにされながらも、「オマエらは間違っている!!マツダ&ホンダに比べればBMWはカスだ!!」と様々な理由や根拠を添えて言い返してきた私の苦労はなんだったのか!?



プロパガンダは怖い・・・
BMWの日本における評価のために、福野さんは論理的裏付けを作ってきた。他のライターがFRだ!!50:50だ!!と紋切り型に叫ぶのに対して、福野さんはFRや50:50の本当の意義をあらゆる考察を用いて問い続けてきた。失礼な言い分だけども、考える力がないBMW好きのために福野さんが「考える役割」を担ってきたわけだ。当然ながらBMWの専門誌からコーナーの依頼が来る。・・・しかし令和を迎えることなくBMWの専門誌は全て消滅してしまった。福野さんは尊敬するけど、この人のレビュー(あるいは類似の主張のレビュー)を読んでクルマがわかった気になった人々が、マツダファンのブログにドカドカとやってきて意味不明な抗議をしてましたよ・・・ただし1度たりとも正鵠と言える指摘はなかった。福野さんも読者を選べないかのだけど。


考えられないオッサンはダサい
マツダファンのブログのどんな記事にBMWファンが怒るのか!?一つ例をあげるならば、「ハンドリングを追求するならばフロントがストラットではダメ」というやつで、これはBMW、ポルシェ、スバルのコンプレックスなんですよね。ウィキペディア見てきました!!みたいなコピべなコメントがいくつもやってきましたよ。当時の福野さんはBMWを守る立場ってこともあってサスペンション形式に言及することはほとんどなかった。


BMWの過去は否定された・・・
それが2019年にもなってこれである。「フロント・ストラットのFRは弁護の余地はない」。マヌケなコメントをよこしたBMWファンは今頃どんな気分なのだろう。そして気持ちを新たにどんな思想に染まっているのだろうか(Mに乗っていたりするの!?)。オマエらの教祖様は新たな教義をお示しになられたぞ!! 2010年以前なら5・6・7シリーズも含め全てが「フロント・ストラット」だったわけだったのだけども。だとするとBMWは昔から全部ダメだった(合理性がなかった)ってことになるが・・・。5、6、7、8シリーズとSUV&ピープルムーバーを残してあとは全部廃止。駆け抜ける喜びではなかった。F30やE90の時代からずっと・・・。認めろ!!


やはり100年に一度の転換期なんだろーな
メルセデスはAクラスに限らず車体もエンジンも「製品開発力が極めて低くなっている」のだそーだ。SクラスとSクラスクーペ以外は・・・クルマを知らない人の乗り物だってさ。アウディは現状ではA5とR8以外は全くオススメできないらしい。2台もオススメできるモデルがあれば大健闘とも言えるが。そしてBMWは・・・全部いらない。どーしても欲しいという人は買えばいいだろうけど、もはやあらゆる弁護を用いても、世界のトップレベルであることを証明するのは難しい(ホンダやマツダと肩を並べる存在にはなれない)ってことらしい。ついでに書いていたが期待の新型モデル8シリーズは、とてもじゃないが中身がスカスカ過ぎてSクラスクーペのライバルにはなれないらしい。直4ターボでも積んでた方が軽快さが出ていいんじゃないの!?だってさ。・・・さて「令和の福野礼一郎」とか呼ばれる気鋭の自動車ライターは出てこないですかねー。危機的状況のBMWをぜひ救ってあげて!!


↓楽しそうですねー



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