2020年9月24日木曜日

沢村慎太朗 「BMWの前途に花束を・・・」(午前零時の自動車評論17)

 

今更にG20系3シリーズ・・・

沢村氏の「午前零時の自動車評論17」が発売された。非AJAJ評論家ながらも、しぶとくカーメディア界隈を生き延びている沢村慎太朗氏の非凡な力量は、並みの自動車評論家とは全く次元が違うのは確かで、大いに敬意を払って最新刊が出ればすぐに買わせて頂くことにしている。しかしなんだろうな・・・今回は冒頭の一編が間違いなく「力作」なんだけども、なんとも微妙な展開。時代の趨勢を読み違えているような感じがする。今さらにBMW3シリーズですか!? 発売からだいぶ時間が経過しているという意味ではなくて、もはや10年以上前(E90系)からすでに終わっていた3シリーズを。令和になった今になって一体誰に向けてレビューをしたかったのだろうか!?もはやチバラギのオッサンですら3シリーズ(BMW全体かもしれない)に興味なぞ持ってないのでは・・・!?


2007年頃に増えた「ビマー」

2007年頃にビーエムは日本市場で過去最高の販売実績を上げる。バブル崩壊で緩やかにフェードすることが予想される日本市場で、残クレで最後の勝負をかけるべく、AJAJに沢山の協賛金を払ったのかもしれない。2007年当時のカーメディアにおいてビーエムは完全に主役であった。この頃からブログを書き続けているらしいE90オーナーに以前コメント欄を荒らされたことがある。わざわざ自分のページのリンクまで貼って読んでみろ!!って感じだった。やたら長いのにろくなことは書いていない。2000年に登場した初代X5の旋回性能は驚異的だった!!(それ某社のシャシーの流用なんですけど・・・)とか、まあそんな感じ。BMWブロガーに共通するけど、エンジン回転数やサス形式には絶対に言及しないし(日本メーカーにマウント取られるレベルだから)、二言目には「価格」でクルマの価値を結論付ける。そのくせにこの10年くらいのBMWの実勢価格は見て見ぬふりをしている。


ゴリ押しの結果・・・

2007年頃からBMWのオーナー層は相当に劣化したと言っていい。日本で無理やり売ろうとすれば、そりゃおかしなことになる。ホンダ、日産、マツダのように海外では人気でも日本ではコアなユーザーくらいしか売れない・・・そんな立ち位置に甘んじているメーカーが結局信頼できる。メルセデスとBMWの2010年以降の失速はある意味必然のことだったかもしれない。そして今のカーメディアは・・・BMWをまるで腫れ物に触るかのように扱っている。わずか10年でここまで扱いが変わったことが全てを物語ってしまっている。自動車評論家という生業をしている人ならば、どんなレベルであれ直近のBMWがイケてないことはわかる。彼らのレビューではしばしばクルマの本質がわかってないなー・・・と感じることもあるけど、この10年でBMWが日本市場で全くやる気がないことくらいは認識しているはずだ。言い切ってしまうけど、ほぼ全ての評論家やクルマ好きが今のBMWにはポジティブな印象を抱くことができていない。


真実

ネット上に自動車に関するコアな情報が次々と上がるようになり、海外での評価もリアルタイムで伝わってくる状況において、「衝突安全基準」「南アフリカ生産」「樹脂製タンク」「日本向けデチューンエンジン」「外部調達ミッション」「(BMWなのに)吹けないエンジン」「ヤル気のない右ハンドルレイアウト」「ディーゼル疑惑」など・・・プレミアムブランドとしてはおろか、自動車メーカーとしても前向きに存続していくことがかなり難しい状況になっている。これだけ情報がバラまかれてしまってはクルマに興味があってアンテナを張っている人は、ひたすらに避けるだろうし、それでも「知らない人」(情弱)は買うだろうが・・・。



叩く価値ある!?

そんな「瀕死」のBMWに今さらに沢村さんがトドメを刺しに行ってどーする? いよいよBMWが売れなくなって日本から完全撤退してしまうかもしれない(すでに撤退したみたいな感じだが)。路上でE90やF30にドヤ顔で乗ってるオッサンがいるから面白いんじゃないの!?彼らを「クルマヒエラルキーの底辺」だと、心の中でマウントを取って気分良く生きている人も多いはず。「ビーエムいいねー・・・」って適当に泳がせておいた方がいいとすら思う。彼らがビーエムを捨ててプリウスやハリアーに乗り出したら、さらに息苦しい日本市場になってしまう。プリウスやハリアーなんて1度のドライブで何台すれ違ったかすらカウントしないだろう。



ヤバいドライバー&クルマ

ロードバイクで車道を快走しているとむやみに競りかけてくる車種で多いのは、「軽自動車全般」「プリウス」「BMW 1シリーズ/3シリーズ」「VWポロ/ゴルフ」だ。前方が赤信号なのに無理やり加速して威嚇してくる。そんなにロードバイクに千切られるのが悔しいか!?心にゆとりがないドライバー!?やたらと接近してくるクルマに限って「汚い」。洗った形跡がない。ロードバイクやウェアが汚れるから間違っても接触したくない。日本のインフラである軽自動車はともかく、プリウス、1シリーズ、3シリーズ、ポロ、ゴルフが日本の路上では「ヒエラルキーの底辺」だ。実際にどの車種も新古車・中古車ともに心に余裕がない人々を引き寄せる魅力的な価格で取引されている。


SNSから消えたビーエム

還暦の沢村さんにとっては、まだまだBMWは特別な存在なのだろう。しかし現実は厳しい。(客観的に見ても)1シリーズや3シリーズのステータスは、格式を伴うサービス業の従業員に軽くバカにされる&嫌がられるレベルだし、5シリーズや7シリーズに乗っていても中古車実勢価格が200万円前後なので、N-BOXオーナーの地方の若者でも買える・・・ってことがすでに世間でバレてしまっている。偽セレブにもなりきれないただの道化だ。金持ちのユーチューバーでもビーエムを選ぶヤツはほとんどいない。ポルシェ、マセラティ、AMG、ベントレーが現実的な選択肢のようだ。金持ちはアルファロメオ、ボルボ、ルノー、プジョー、メルセデス(無印)なども選ばないけど、BMWはこのグループにカテゴライズされているに過ぎない。


世界は変わっている

ちょっとキツいことを書いたけども、BMWに限らず産業の転換点を迎えている自動車メーカーには同情的な意見があってもいいと思う。全てのメーカーがホンダやマツダのようにストイックなクルマ作りができるわけではないし、ホンダもマツダもあくまで量販メーカーで実現可能な範囲内で理想を追求しているに過ぎない。そしてBMWグループは今では200万台以上を販売する堂々たる量販メーカーだ。ひと昔前のアメリカへ侵攻を強めた頃のトヨタやホンダくらい規模を持っている。利益を確保するために工場の資本投下は抑えていて、世界中の提携工場でライセンス生産される仕組みだ。当然ながら部品供給を考えると使えるマテリアルは制限され、内装は中国の下請けに丸投げだ。クルマ好きはこの辺の事情を理解した上でBMWの未来を悲観してしまっている(もう諦めている)。


ドイツ車を滅ぼしたメルケル

メルケル女史がドイツを率いるようになってから、ドイツ自動車産業は大同団結を強制されている。多くの部品はポッシュやコンチネンタルといった独メガサプライヤーの使用が推奨される。トヨタ、ホンダなど日本メーカーが各社とも系列サプライヤーとタッグを組んで開発競争をしているのに、大手3グループで部品共用をしていては勝ち目などあるはずもない。しかもお膝元の欧州ではガソリン車の締め出しへカウントダウンが進んでおり、ドイツ3社全てが中国市場に軸足を移していてすでに3社とも50%を超える中華依存体制だ。日本メーカーで中華依存50%越えのメーカーはない。もはやドイツメーカーと日本メーカーでは戦う市場に大きな違いが出てしまっている。国産車比率90%の驚異的な数字を誇る世界で唯一の日本に、中国向けに設計された最新のドイツ車を持っていったら、そりゃボロクソ言われても仕方がないだろう・・・。


5年前の「BMWのすべて」と同じか!?

沢村さんはドイツ自動車産業の実情を踏まえた上で、非常に健全なレビューを書くライターだと尊敬しているが、今回のBMW3シリーズレビュー「素材と調理」にはそんな美点がすっぽり抜け落ちてしまっている。内容は決して一方的にG20系3シリーズを扱き下ろすものでもなく、多くの人にとても参考になる内容だとは思うが、コアな沢村ファンには物足りないかもしれない。40ページにもわたる長編レビューではあるが、10分の1くらいのページ数で書けてしまうような内容だったと思う。そしていつもの沢村さんのようなリベラルさは影を潜め、全編を必死にレトリックで覆い隠してはいるけど、その裏にある「動機」はBMWとそのオーナーに対する軽蔑なんだろうなと読み取れてしまう。もうすでに何度か書いているBMWに対する「感情論」が令和になっても続いている・・・BMWよりも先に評論家・沢村慎太朗が終わってしまうのではないか!?と一抹の不安が。



関連記事


「BMWのすべて」で沢村慎太朗氏が大暴れ!これはヤバい!


最新投稿まとめブログ



2020年9月22日火曜日

水野和敏氏 「最近のMAZDAのケツは全く魅力を感じない・・・」的なレビュー




ディーラー担当者も認める・・・

 水野和敏氏の某カーメディア連載における「CX-30及びスカイXへのあからさまな低評価レビュー」について他にも思うところがいくつかあったので書いてみる。前回は水野レビューがCX-30スカイXの「急所」をズバリと指摘していたことについて書いた。マツダにとっては痛恨だろうが、スカイXとミッションのマッチング不足は、開発を急いだこともあってかマイルドハイブリッドの発進加速に関しては洗練の域まで達していない。0-100km/hの加速性能に関してはマツダのユニットで随一だけどもマイルドハイブリッドの処理に関してはMAZDAディーラーの人も認めていた。


落とし穴

「ブランドとは何か?」なんて空虚なレビューを目にすることもあるけど、売る側の論理は付加価値による「差別化」であり、買う側のそれは「見栄」ではなく・・・「信頼」に過ぎない。MAZDAを選んでおけば、いつでも洗練された乗り味のクルマで快適にドライブできる・・・という「信頼」とそれに応える「差別化」が成立しているのだから「マツダのブランド力」には客観的に見て疑問の余地はない(アンチが主観的に否定するなら勝手にさせておけばいい)。「これなら間違いないだろう」という安心感にカネを払うユーザーがマツダは増えている・・・ただそれだけだ。どれくらいの「ブランド力」なのか? 日本市場の500万円を下回る価格帯でMAZDAは頭一つ抜けた存在であり、1000万円以下で見ても他にポルシェがあるくらいじゃないかと思う。


マツダはもっとできる

水野さんの指摘は「信頼」のMAZDAの足元を見事に掬っているかもしれない。ビーエムのZFミッションで満足してるレベル (マツダファンに言わせれば論外) のカーメディアでは全く感知できないかもしれないけど、スカイXのマイルドハイブリッドには「MAZDA水準に達していない」部分が感じられる(初期のディーゼルにも見られたけど)。先代アクセラにはTHSを搭載したモデルがあった。エンジニアが目一杯加工してアクセルとブレーキフィールを改善してHVとしてはかなり水準の高いものだったけどMAZDAファンからは無視された。そのアクセラHVに試乗して感動した某大手メーカーの社長が、主力HVの発売を1年延期してそのフィールをコピーしたのは有名な話だ。それくらいMAZDAのセンスは頭抜けている。それでも・・・価格的にMAZDA3のスカイX車と重なっているホンダ・インサイトは、実に緻密な日本メーカーらしいミッションの洗練を示しているのだから、水野さんの静かな指摘は決してズレていない。やはり開発の現場に居た人を騙すのは難しいのだろう・・・。



言い掛かり?デザイン批判

さらに水野さんが「強烈」に指摘していたのが2012年以降のいわゆる「MAEDAデザイン」に見られる趣味の不一致から来る不快感だった(あくまで水野さん個人の見解です)。「フロントが異様に長く、リアがあっさりしているスタイルは個人的に受け付けない」とのこと。確かに水野さんの代表作であるR35GT-Rは、リアフェンダーの張り出しからテールにかけての「塊感」がクルマのコンセプトを如実に表現していて、発売して間も無く大きな反響とともに世界のスーパースポーツのアイコンの一つに成り得た。R35のどこが一番好きですか?と訊かれればその圧倒的な動力性能と並んで、日産デザインとしては「白眉」とも言えるリアの造形の説得力だと思う。発売から13年余りが経過しデザイン面のマイナーチェンジが行われているけど、リアの躍動は2007年から不変だ。



リアへのこだわり

別に著書に具体的な話が出てくるわけではないけども、R35GT-Rの開発時に水野さんの脳裏には、同時期にホンダで開発されていて、リーマンショックにより幻に終わったNSX-Ⅱへの抜き差しならないほどに愛憎の渦巻く様々な想いだったのではないだろうか!? 世界的な成功を納めた1990年発売の初代NSXの見事なテールの造形は、日本を代表する高性能車を作ってきた水野氏にとっては最も衝撃を受けた一台だったかもしれない。全盛期のジャガーを彷彿させる「美しく速い」スーパースポーツを日本の量販メーカーがあっさり作ってしまった。初代NSXと同時期に発売されていた自身が手掛けたR32やR34のリアデザインとは明らかにレベルが違った。初代NSXの大成功に遅れをとった日産やトヨタ(レクサスLFA)がムキになったのもよくわかる。


佐藤洋一デザイナーのMAZDAが懐かしい

日産に入社する前から水野さんにはMAZDAへの強い憧れがあったことは著書にはっきりと書かれている。かつては日産と並んでモータースポーツの雄だったMAZDAが、スーパースポーツの開発から遠のき、ポップなSUVを乱発している姿にがっかりしているのかもしれない。本当の名車を作りたければこだわるべきはリアデザインだ。CX-30はスモールSUVとしてはうまく仕上げられていると思うけども、それでもかつてのマツダには世界最高と言っていいリアデザインを作り続けた佐藤洋一というデザイナー(RX-7・FD3SやGHアテンザセダン)の領域から見てしまうとちょっとどころじゃないくらいに物足りないかもしれない。佐藤洋一の名前も知らずにクルマのデザインを語るAJAJとヤフコメ・・・なになに?2012年からのマツダデザインは素晴らしいって!?(コイツは何もわかってない)


日産を震撼させるデザイン・・・

デザインの話なので絶対的な評価基準などあるはずもなく、それでもただただ一方的に辛辣にMAZDAデザインをレビューで批判することになった水野さんの深層心理を探ってみたい。あくまで想像の域を出ないことをご了承いただきたい。ズバリ結論を言ってしまおう。1992年に日産が発売した3代目レパードとして登場した「レパードJフェリー」のトラウマが水野さんの脳裏にははっきりあるのだろう。本当に失礼だけど、日本で発売された上級サルーンの中で最も「ネタ」的なデザインを纏っている。さっさと日本の路上から消えてくれ!!と日産関係者を悩ませただろう。水野さんが日産のエースとして活躍していた時期のクルマだけに、もう二度と前後のバランスが取れていないクルマなんて作るか!!と心に誓ったんじゃないだろうか!?確かに前田時代のMAZDAは前後バランスがやや微妙な気がしないでもない。




第7世代のMAZDAは・・・

同時期に開発されたMAZDA3と同じくCX-30は、インテリア&エクステリアのデザインで「新しい潮流」を世界に示したいというMAZDA開発陣の強い意志がそのまま製品化されている。どちらもリアシートに乗って見ればわかるけど、決して広くはないがちゃんと座れているのに、古のグランドツアラーのセカンドシートのような非日常な包まれ感が、昨今の乗用車とは一線を画している。A〜Cセグに群生する多くのメーカーのハッチバックスタイルの乗用車を全て出し抜いた大胆な構想だ。他のメーカーは市場全体(VWゴルフやルーテシア)を見て、恐る恐る無難に量販の乗用車を設計しているけど、MAZDAだけが大胆にやってしまった。そして狙い通り再び欧州市場に穴を開けた。


MAZDAとMINI

もしかしたら日本市場でも人気が再燃しているMINIが、MAZDA3&CX-30のコンセプトを決める上で大きなヒントになったかもしれない。トヨタ、VW、ホンダだけでなくメルセデスやBMWすらも「拾い」に行っている「発展途上国市場」でもシェアを奪えるコスト乗用車は、最低でもグローバルで200万台を超えたメーカーでないと開発するメリットはないようだ。MAZDAが明確に狙うのは、MINIのようなより付加価値の高いクルマが売れる市場なのだろう。日本でも1シリーズよりMINIクロスオーバーの方が、新車&中古での価格が圧倒的に高い逆転現象が起きているが、MAZDAに置き換えると「1シリーズ=旧世代までのアクセラ」、「MINIクロスオーバー=CX-30」そんな方針転換の構図を感じてしまう。


評価基準・・・

ゴルフ、フォーカス、カローラスポーツ、シビック、Aクラス、V40といったCセグハッチバックの各モデルは細部において違いはあるのだけども、「ゴルフ的でシビック的でカローラスポーツ的」な横並びから脱し切れていない。そんな「差別化」が不十分なCセグ乗用車はMAZDAやMINIにとってはブランディング上では不要なのだろう。MAZDA3に対してインプレッサやカローラスポーツを比較対象にして「Cセグハッチのルールが守られていない!!」みたいな的外れなレビューを日本のAJAJは垂れ流し続けた。マツダにとっては大きなお世話以外の何物でもない。イギリスの本家AUTO CARは、MAZDA3とカローラスポーツは全く別のクルマであり、それぞれに評価されるべきだ!!と大人な評価を下していたのが印象的だった。



目を覚ませ!!普通のCセグは要らない・・・

ごくごく平均的なCセグハッチが欲しいならゴルフやらカローラスポーツを買えばいいわけで、それでは満足しないユーザーがMAZDAやMINIに流れてくる・・・という非常に健全な構図に何の文句があるのだろうか!? 結果として「差別化」と「信頼」を求めて少なくない人々が、MAZDAとMINIに少々割高な本体代金を払っている。販売も伸びている。そしてユーザーレビューを眺める限りはどちらも顧客満足度は果てしなく高い(全メーカーでトップ!?)。


レビューという名のマウンティング

そもそも還暦を超えつつあるAJAJのオッサンライター達は、そもそもCセグハッチバックなど興味はないだろう。興味のない人が無責任なレビューを書いているとしたら、カーメディアの本来の役割であるはずのクルマ文化の興隆どころか、果てしなくマイナスな影響を与えているのではないか!?とすら思う。私もCセグハッチバックには特別な感情を持たない部類のクルマ好きなので、どこか上から目線になってしまう部分もあるかもしれないが、それでもブレークスルーを果たそうとするメーカー開発者の創意工夫には敬意を持っている。MAZDAやMINIの他社を上回るための豊富なアイディアは、たとえ自分が購入をしないにしてもフラットな視点で評価したくなるのがクルマ好きってものではないだろうか。若者がAJAJレビューを読まない理由ってこんなところじゃないかと思う・・・。


最新投稿まとめブログ


次回予告・沢村慎太朗さんが最新刊で全BMWファンに喧嘩を売っている件について・・・

2020年8月28日金曜日

水野和敏氏 「MAZDAだけは絶対に許さん!! CX-30もスカイXも無価値!!」みたいなレビュー・・・

相変わらずのベストカー?

水野さんがドイツで根強い人気のMAZDAと三菱のモデルを並べて「ボロクソ評価をしている」とかわざわざタレ込んでくる人がいた。もういいじゃんベストカーなんて誰も信用してないんだからさ・・・。カーメディアやヤフコメの素人が何を騒ごうが、この5年余りの間にトヨタとVWが広島メーカーをお手本にグループ全体の方針を大きく変えたことは否定できない事であるし。しかし読んでみて「なるほど」と唸らされた。コアなMAZDAファンなら水野氏のレビューの意味がわかるはず。


孤高のMAZDA

MAZDAファンとしてトヨタやVW の方針に影響を与えたことを「誇らしい」なんて思ったことは一度もない。トヨタやVWがMAZDAをお手本にしようがしまいが、クルマ好きのカーライフには特段に何も関係がないことだ。おそらくMAZDAの真似をしたプラットフォームやライト・サイジング・エンジンを設計しようとも、MAZDAフラッグシップ群の「世界の頂点」を自負する領域には近づけないだろう。トヨタやVWのクルマが決して悪い訳ではない(むしろ良くできている方だ)。メル◯デス、B◯W、ボ◯ボなどの最近のモデルに顕著な理解不能なレベルのシャクリに比べれば見事なクラフトマンシップを見せているとすら思う。しかしこの両者がMAZDAの領域には辿りつけない理由はいくつもある。


まさかの弱点発覚・・・

MAZDAが全モデルに残している自然吸気エンジンにトルコンATを組み合わせたユニットは、仕上げの完成度において他社モデルを圧倒するのに貢献している。ちょっと乱暴かもしれないけど「ユニットの選択」ですでに勝負ありだ。レクサスISの3種類のユニットを比べれば自然吸気の圧倒的なマナーの良さはわかる。しかしそんなMAZDAに冷や水を浴びせるように、水野さんのレビューの中では、ツインチャージャーのスカイXゆえに動き出しに見られる「MAZDAらしくない」ちょっとした隙を、見逃されずズバっと突かれている。自然吸気&6ATならば・・・MAZDAアンチがグウの音も出ないくらいに上品な挙動と重量バランスの良さが際立っているし、2.2Lのディーゼルターボとの組み合わせもかなり洗練されている。それに対してまだまだスカイXと6ATのマッチングには課題があるのだろうけど、それでもクリープ無しにはまともにゼロ発進できないZF社のATを使っている某プレミアムブランドよりはずっとマシかと思うが・・・。


MAZDAの武器

グローバルで年産150万台ほどのMAZDAは、大手に対抗するためにフラッグシップ群を中心に「精度」を高く維持するクルマ作りを第5世代から継続して行っている。もちろん生産方式もトヨタやVWとは全く異なる。日産の上三川工場と並んで「クラフト&混流」の熟練工を必要とする特殊ライン生産になっている。かつて水野さんが「常識はずれの〜」とかいう著書で自画自賛していたGT-Rをラインで作ってしまう荒技がこれだ。おそらく大手のトヨタやVWがこの方式を全面的に取り入れることは不可能だと思われる。レクサスやポルシェではやるだろうけどさ。


上三川がお手本!? 

カルロス=ゴーンによって東京・武蔵村山から高級車の生産ラインだけを移管された栃木・上三川工場は、水野さんのクルマ作りにおいては欠かせない場所だっただろうし、日本でもオンリーワンの設備であり、GT-Rのようなスーパースポーツを日本で開発・生産してしまう常人離れしたバイタリティも疑問の余地なく素晴らしいことだ。それに影響を受けたであろうMAZDAが防府工場で「日本でのみ可能なハイクオリティなクルマ作り」をしているのだから、水野さんにはもっと温かいレビューを期待したいけども・・・。


AJAJの「的外れ批判」とは違う!!

それにしても切れ味が鋭い。現在のMAZDAが抱える「ダークサイド」を見事に暗示している。MAZDAに対する厳しいレビューはAJAJのライターがいくらでも書いているのだけども、水野さんの「偽りのない」レビューには一面の真実が浮き出てくる。国沢光宏や渡辺陽一郎といったAJAJのレビューには残念ながら「偽りしかない」。AJAJの連中はMAZDAを指名買いする人が当たり前にわかっているMAZDA車の長所すら全く理解できていないようなレビューを平気で書く。


地雷

「日米欧のNCAPでトップ」「自社設計かつ世界最高のミッション」「自然吸気の美点」「世界最高の静粛性」「世界最高の直進安定性」など他社との差別化はあちらこちらに仕掛けられているのがMAZDA車だけど、そんな地雷を次々を起爆させガタガタでスカスカで全く的外れなMAZDA批判を展開するAJAJレビューに昨年はウンザリさせられた。余談だけど、ちょっと前に渡辺陽一郎がウェブメディアのレビューでホンダ・アコードの安全性に疑問を呈しているのには笑っちまった。そもそもアコードの安全性がダメだったら日本で走っているクルマのほぼ全てがダメってことになるだろうに・・・。


水野レビューの真意

しかし今回の水野さんの「MAZDA批判レビュー」は見事なまでに地雷を回避している。そもそもCX-30はフラッグシップ群ではない。言い方は悪いけど、MAZDAがトヨタやVWに近い感覚で原価・工程をギリギリまで絞っている「利益改善モデル」だ。もちろん世代による理由もあるだろうけど、スカイXはなぜ非フラッグシップから先に搭載されたのだろう!?もしかしたら、水野さんがさらっと指摘したスカイXにおけるクラッチとのマッチング不足から、MAZDA陣営はフラッグシップ群への搭載を意図的に見送っているのかもしれない。「練度不足のものはフラッグシップには使わない」確かにそんなコダワリこそがトヨタやVWとの大きな違いだと思うが、水野さんが本当に言いたいのは、(自身が日産で最後に関わった)上三川のHV用ミッションは最初から完成度が高かった!!ってことなのかもしれない。「MAZDAよ!!もっと頑張れ!!」って意味もあるのだろう。


水野さんに言われなくても・・・

CX-5は日本以外の市場では自然吸気エンジン一本にも関わらず、グローバルで年産40万台を積み上げた。クルマの価値がよくわかっているアメリカや中国でシェアを奪った。「日本車はスゴイ」「ホンダはスゴイ」ってのは、そもそもアメリカ人が言い出したこと。リーマンショック後のMAZDAの再びの奇跡は、クルマ好きが諸手を挙げて歓迎すべき快挙だったけども、その先に待っていた新世代の「非フラッグシップモデル」に対して水野さんは苦言を呈したかったのかもしれない。これは国沢や渡辺のような完全に論点がズレていて的外れだった「ネガティブキャンペーン」とは意味合いが全く違う。MAZDA首脳陣もさぞかし耳が痛かっただろう。MAZDA3&CX-30とスカイXには、水野さんに言われるまでもなく、コアなMAZDA好きでも安易には手を出さない難点が健在している。やはりMAZDAを買うならフラッグシップ群・・・。







最新投稿まとめブログ 


2020年8月3日月曜日

福野礼一郎「トヨタになり切らないと商売はデカくならない、けど・・・」 至言炸裂。


毎度お馴染みのディス

日本の「プロ自動車ライター」が加盟するAJAJにも、仕事にあぶれている感じの人が多いけど、非加盟の「素人」である福野礼一郎氏は、還暦を超えてもなお複数の連載を抱え、毎年レビューをまとめた単行本を発売するなど精力的な活動が続く。AJAJの還暦超えライターは失礼だが、ただの一人もその筆力に感心できる人はいない。決して性根の悪い人々ではないのだろうけど、能天気な仕事ができなそうなオッサンばかりだ。池上彰がカーレビューを書いている感じだ。そもそも「池上彰」の本を真剣に読んじゃう社会人(営利活動に貢献できる人材)なんかいるわけねーだろって話だ・・・。


クルマ語れないレビュアー連合=AJAJ

より多くの人に自動車を知ってもらいたいというAJAJの「崇高な理念」に沿って、誰にでもわかる平易なレビューを書いているという意見もあるだろうけど、もはやレビュー全体としてクルマを議論する裾野が低過ぎて(クルマ好きが呆れるレベル)、AIかメーカー担当者が瞬時に書き上げそうな通り一遍の内容ばかりだ。今どきの素人はネットでいくらでも情報を得ることができる訳で、巷に溢れるハウトゥー本のような不必要に入門的に書く必要はない。これではクルマの魅力は引き上げられないと危惧してしまう。



いうまでもないけどさ・・・

非ユーザーの若者にとりあえずクルマに関心を持ってもらいたいなら、大変失礼だけど中身がスッカスカなオッサンは表舞台からさっさと退場した方がずっといいだろう(老害専門の媒体で書いててください!!)。若いユーザーに関心を持ってもらえそうなAJAJメンバーといえば・・・竹岡、藤島、今井、五味、ピーター=ライオンくらい!?やはり「プロ」を名乗るなら「ルックス」「希少性」「筆力」のどれかで圧倒的な魅力を持っていなければならない。老人はライターをやるな!!とは言ってません。「ルックス」で勝負できないなら「筆力」で勝負すればいいわけだ。とりあえず「筆力」では素人(非AJAJ)の福野氏に勝てるメンバーはいなそうだ。まともに単行本すら出せない人ばかり・・・。


福野レビューの魅力

福野さんの連載にホンダ・アコードが登場した。もはや日本メーカーのミドルクラス以上のサルーン/ワゴンを語らせれば、この人の独壇場だろう。フーガ、スカイライン、レジェンド、クラウン、レクサスLS、レガシィ、レヴォーグ、MAZDA6は是非是非に「福野レビュー」で読みたい。もちろん輸入車や日本メーカーの小型&ファミリータイプのレビューも秀逸だけど、日本メーカーのサルーンを語らせるとギアがもう一段上がる。この人は自動車評論家であると同時に「男の持ち物」を語る専門家でもある。一眼レフカメラ、機械式時計、スーツ、革靴、バイク、ギター、オーディオ、ロードバイク、マウンテンバイク、飛行機、ヨット、戦車、機関銃などなど。


AJAJが批判される理由

「21世紀的な価値観」とやらでは、モノに執着する時代はとっくに終わったと言っている。卑弥呼や織田信長の時代も脈々と続いた「モノへの執着」は20世紀から21世紀のタイミングで完全に過去のものになったんだそうだ。だから若者はクルマ、時計、スーツなどに関心を示さないのだと。本当かよ!? 60歳前後の還暦AJAJライターの自動車レビューを読んでいても、ちっともクルマへの関心の高さなど伝わってこない。モノの価値を語るのではなく、もっぱら自らのポジショントークに終始しているだけだ。高級な欧州ブランドのグランドツアラーは「良いクルマ」で、地方インフラを支えるコスパ抜群な日本専売車は「つまらないクルマ」・・・と示すことが「レビュー」だと根本的に勘違いしている。私は欧州車派で、一般大衆は日本車派であるとマウンティングすること自体は否定しないけどさ、そもそも比較の前提が間違っていることに気づくべきだ。ずっと前からブログで主張してるのだけど、欧州車はMAZDA、SUBARU及びスカイライン、アコード、シビックなどと比べて語る必要がある。日本専売のコンパクトカーやミニバンと比較するのは理解不能・・・。



クルマ離れはあるのか!?

1000年以上も前から続く人間の「物欲」はそんな簡単には無くならないだろう。当然だけども還暦の初老だろうが若者だろうがわずか30~40年くらいしか離れていない世代だからといって、実際のところは大して変わらないと思う。それぞれの世代が「物欲」は持っているのだけど、その対象となる「モノ」が変わった、あるいは日本社会のお得意な「同調圧力」の中身が変わったからそう感じるのかもしれない。「クルマ持つのが当たり前」から「クルマは不要」という風潮に変わっただけなのに、現代の若者には「物欲がない」とやや上から目線での結論に辟易する。




ちょっとブチかまします

若者は酒も飲まなくなったらしい。日本のスーパーマーケットにたくさん並んでいる缶入りのアルコールを飲む人間は、ちょっと語弊があるかもしれないが、その消費行動は薬物やシンナーにハマる人間と大差ない。化学的に合成された廉価なアルコールに香料を混ぜて作った有害な「粗悪アルコール」を飲んでいれば肌艶もどんどん悪くなるだろうし、やや先入観もあるだろうけどその手の缶入りアルコールが習慣化してしまった人は、まあ例外なく身なりが怪しかったりする(汚い)。そんな酒を買っている客をちょっと注意して見ればわかるだろうけど、ビン入りの酒を飲む人種と比べると、身につけているものも服装や靴も汚れていて「偽物」を身につける傾向が見て取れる・・・東京の電車で缶入りアルコールを飲んでいる人種を想像すれば、決して過激な偏見だとは思わないし、夜の車内にしばしば転がっているアルコール飲料はほぼ例外なく缶なわけで、服装の乱れはモラルの欠如に連動する。



福野レビューの傾向

聖武天皇も足利義政もそして現代を生きる趣味人もそうだけど、「本質を欠いたモノ」には全く興味を示さなかったと思う。そして福野さんもタイトルにある一言で、やたらと「偽物」が溢れる自動車市場を嘆いているようだ。モーターファンイラストレーティッドの連載に「ホンダ・アコード」が登場した。最近の福野さんの連載レビューはかなり意図的に感じる。今は少々元気がなさそうだけど、長らく日本の自動車産業のレベルを世界に示してきた三菱、日産、ホンダのレビューの際には、これでもか!?というほど、そのメーカーの過去の逸話を放り込んでくる。若いクルマ好きな読者に「伝えておきたい」という気持ちなのだろう。あるいは還暦の自動車ライターにもマトモな人がいるってことを必死で訴えているのかもしれない。



正しくレビューする技術

今回のレビューは「ホンダ」であり「アコード」である。自動車産業の先達であったアメリカとヨーロッパを完膚なきまで叩きのめしてきた実績を考えると、文句なしに世界最強のシリーズといっていい。およそ450万円まで日本価格が上昇し、さすがに響くユーザーはかなり減ったかもしれないが、450万円以上の内容なのはマトモな人なら理解できるだろう。響かないなら黙ってればにAJAJのK沢とかいう還暦ライターはツイッターで「誰も関心ねーよ・・・」とイジっていた。これだからAJAJは嫌いだ。新型アコードには、すでに「飽和」と思われていた日本市場で完全に欠けていた「本質」が備わっている。セダンは売れないがデフォになりつつある中で、カムリもMAZDA6も「爪痕」は残したが、新型アコードはこの2台を力技で超えて行った。いうまでもないけど、リベラルな福野さんは、新型アコードが成し遂げた「立ち位置」をレビューの中で余さずにスマートに伝えている。昔も今もアコードは世界の頂点を目指して開発されている・・・と言いたいのだろう。


ハイレベルだけどまだまだ上がある

新型アコードはあまり注目されてないけど、高性能サルーンとしての資質をとことん追求している。純粋に「高品質」なサルーンが欲しいならベストチョイスにもなりうる。とりあえず高級サルーンの定番であった無印のメルセデスやBMWを相手に日本の自動車産業の到達レベルの高さを示した!! くらいのレビューなら私のような素人でも書ける。しかし福野さんは、かなり高水準な新型アコードだけれども到達できていない部分も指摘している。自社でミッションの開発を続けるなど、こだわりを保つ名門ドイツブランドの同価格帯サルーン(CとE)と比べてのミッションフィールの欠点を指摘(アメリカのトルコンDCT持ってこい!!とも言っている)。しかしK沢のように鬼の首を獲ったような騒ぎ方ではなく、いたってスマートに書いていてアコードの完成度にイチャモンを付ける意図までは感じられない。総合力ではアコードの勝ちは揺るがないのだから当然の配慮だろう。この辺がAJAJライターとは決定的に違う。


自動車メーカー大分裂の時代

福野さんはやっぱり流石だな・・・と思いつつ目に飛び込んできたのだ「トヨタになり切らないと商売はデカくならない」の一言。これだ!!還暦を超えてなお新しい「語録」を次々と生み出すレジェンドだ。トヨタやユニクロは日本の生活を支えるインフラという意味では非常に重要なタスクを担っているし、一部では眼の肥えたユーザーを捕まえるようなモノづくりも仕掛けてはいるのは確かだけど、それでも福野さんのいうように、トヨタのようなトップシェアブランドがその規模を維持&拡大するためには、MAZDAやPORSCHEのようにひたすらに理想を追い求めるメーカーとは本質的には真逆の存在になるのは仕方のないことだ。そしてトヨタとマツダを比べることはナンセンスだ(英国カーメディアがそう結論していた)。



ホンダを憂う

日本市場向けのホンダのラインナップはそんなジレンマの中で途方に暮れている。失礼だけど、缶入りの酒、クオーツ時計、セメンテッド製法の靴、合紡のシャツ・・・あらゆる「モノ」にこだわりを持たなくなった大多数の日本人ユーザーの品性の前に、ホンダが迷うのも仕方がないのだろう。「トヨタになりきれ」「ユニクロになりきれ」の企業スタイルを否定する気は毛頭ないけど、ターゲットとされている「意識が低過ぎる」人々には、どうしてもやや差別的な感情を持ってしまう。なぜそんな格好をして仕事として客の前に出てくるのだろうか!?公共の場所で平気で佇んでいられるのか!?



コモディティ化を止めろ!!

「トヨタになりきった」ビジネスで作られるクルマも結構だけど、そんなクルマ作りをしているメーカーの売れ行きが思わしくないからといって、「若者は物欲がない」というジャッジは滑稽だ。トヨタ的、ユニクロ的なビジネスは猛威を奮って消費行動を変革しているけど、当然ながらクオリティを求めるユーザーからは「反動」の動きが出てくるわけで、日本市場でフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、MAZDAはここ近年に伸びているし、安易にトヨタ化を受け入れたメルセデス、BMW、VW、ボルボは逆にフェードアウト気味だ(日本のユーザーの期待を裏切っている!?)。アコードの日本向けのガチガチ仕様は、トヨタ追従と言われても仕方ないし、アコードにイマイチ注目が集まらないのも、北米でのびのびと販売されているアコードとは全く別物だからで、日本のファンの気持ちを福野さんが清々しいまでに代弁してくれた。これからも福野さんの活躍を大いに期待したい。







2020年6月30日火曜日

福野礼一郎「こんなDCTは早く捨てた方がいい」ボロクソの名門ブランド・・・



最初から壊れている!?
日本のユーザーはどこまで我慢して使い続けるかを試しているような、非常にぎこちない操作感。思わずディーラーの営業マンに「このクルマ壊れてませんか?」と訊いてしまった。お値段は一声で100万円以上も値引き。「本体価格」とは一体何だったんだよ!?・・・これは7年ほど前に実際に輸入車ディーラーで試乗して感じたことだ。



低価格の輸入車は・・・
このブランドに限らず、昨今の1000万円以下で買えるお手頃な輸入ブランド車の多くに共通したことだが、どうも「ミッション」「エンジン」「ボデー」「サスペンション」「ステアリング」「アクセルフィール」「ブレーキ」「ドア開閉音」「シート」といった些細な部位で、ちょっと看過できないほどの「躾けの悪さ」と、素材・品質の弱さに気づいてしまうことが多い。いつから欧州ブランドは当たり前のことが当たり前にできなくなったのだろうか!?



諸悪の根源は日本の大手メーカー!?
2010年頃の素晴らしい著作を読むと、福野礼一郎氏は、2000年代に見られたドイツブランド車の品質低下問題に際して、「間接的な責任はトヨタとレクサスにある」と断じていた。トヨタのクルマ作りを取り入れた結果が、2000年代に入って見るも無残に質感を無くした欧州ブランドの姿だと舌鋒鋭く切り込んでいた(出典「世界自動車戦争論」双葉社)。



新車作り過ぎ問題・・・
それから10年が経過した。トヨタの真似をして本来の姿を見失ったとされる欧州ブランドへの福野評はさらにどう変わったのか!?2000年代の「トヨタ化」により徐々に「平凡」で「低品質」な乗り味がデフォになったけども、リーマンショックを経てさらに「トヨタを超えるコストダウン」へと邁進し、2010年代を通してさらなる次元へと変容を遂げた欧州ブランドは「落ちるところまで落ちた」らしい。もはや「トヨタの真似」などと表現することは、真面目に研究開発費を計上して良いクルマを作ろうとしているトヨタに対して大変失礼な話であり、ものすごいペースで乱発される新型モデルに対しては、ほぼカネを払う価値すら無くなったようで、ひたすらに激しい不満をブチまけるようになった。


とうとうバラした・・・輸入ブランドの内幕
読者に変な固定概念を植え付けるのは良くないのだけど、冒頭に書いたように、ここ数年の欧州ブランド車は試乗した直後に「日本市場からいなくなればいいのに」と呟いてしまいたくなるモデルが存在する。福野さんに言わせると「最近のヨーロッパ車はいよいよ試作開発を全廃、ほぼシミュレーションのみで設計している」ってことらしい。全部が全部ではないのだろうけども、確かにそういう事情でもない限りは到底に説明不能なレベルのクルマが存在している。欧州メーカーの技量が落ちたわけではなく、ただただやる気をなくしているだけらしい・・・。


作り直せ!!・・・ってレビューに書いていいの!?
福野さんによると、2000年頃に日本で大きなシェアを持っている輸入ブランドで「トヨタ化」とされる現象が見られ始め、リーマン後には多くの輸入メーカー車から「個性」が消えていた。一律の小排気量ターボ化を日本のカーメディアと輸入車信者は歓迎したようだけど、ドラバビリティの低下は如何ともし難く、さらに本稿のタイトルにもあるように制御するDCTのあまりの不出来に福野さんがキレた。もう暴言が止まらない。この有名ブランドの試乗車を貸してくれるインポーターとの軋轢も笑えないレベルになっているらしい(「あれ以後全集8」より)。


なぜ先代の時にはキレなかったの!?
しかしこのブランドのFFモデル用ミッションは先代の段階で既に存分に馬脚を現していた。なぜその時に「大事」なことに気がつかないのだろうか!?ちなみに先代モデルが登場したのは2013年のこと。当時はこのモデルに限らず、ボルボV40(1.6Lターボ)やVWゴルフが一斉に発売され、カーメディアがにわかに「輸入Cセグ祭り」を繰り広げていた。そしてV40とゴルフに関しては福野さんは「絶賛」に近い高評価を与えている。V40のフォード・エコブーストは自然吸気並みに上まで回るスポーティユニットで、昨今の「お通夜モード」の染みったれターボとは全然違っていたし、「Cセグ=小型車」という概念をぶっ壊しすのに十分なフラット感がゴルフには備わっていたよ・・・。



大人の事情
V40やゴルフを絶賛している手前、どうしても同様の小排気量ターボにDCTを備える名門ブランドのCセグ車を批判できなかったのかもしれない。「クルマ評論2014」にその世代のモデルに関するレビューが出ているが、DCTの話は全く出てこない。先代も現行もDCTに関してはほぼ同様の不満はある。ハッキリ言ってしまえば日本メーカー車では絶対にありえないレベルの仕上がりだ。世界で一番ペダルフィールにうるさい私のような「MAZDAファン」が神経質過ぎるだけ何だろうけども、販売店に「ペダルがおかしいです・・・」とクレームを入れたくなるレベル。


2019年に壊滅したドイツブランド
ゴルフとボルボV40は絶賛したけど、それ以降の欧州メーカーに対しては「論外」だと完全に切り捨てるモデルがチラホラ見られる。単行本を年に数冊発売する類稀なる発信力を持つ「アマチュア」(非AJAJ)ライターの福野礼一郎さんの影響力はそりゃ凄いですよ。コロナ前夜の2019年の販売は福野さんが「論外」と断じた欧州ブランドを中心に、軒並み10%前後の販売減に追い込まれている。最初からそれほど期待もされずに(元々終わっている)、厳しいレビューが書かれることもなかったフランスのブランドは価格競争を制したこともありシェアを伸ばしているけど、有力なドイツブランドはポルシェ以外はさっぱり・・・福野さんの宣言通りに本当に「終わり」を迎えてしまった。



そんなに酷いか!?
「X2(448万円〜)」より「C-HR(236万円〜)」の方がいいですかね!?このマッチアップは6MTが配備されているC-HR支持の声も理解できるので微妙ですが、「XC40(396万円〜)」より「新型ハリアー(299万円〜)」の方がいいとは・・・うーんユーザー次第か。CVTはどんどん良くなっているらしいので、トヨタのクルマ作りを批判する前にもう一度じっくり乗ってみる必要があるかも。個人的な考えでは、決して福野さんが捲し上げるほど輸入ブランドの現実は悲惨ではない気がするし、福野さんが今更に叫ぶ内容は、それこそ俺が免許を取った20年くらい前から輸入車にずっと見られていた現象に過ぎない。



クルマはそんなにつまらないものではない
日本メーカー車が軽自動車から大型SUVに至るまで、「駆動シナプス」と言える領域で着実に進化を遂げていて、さらにボデーやエンジンを作るマテリアルにも恵まれているのは確かで、質感だけを見てしまうと日本メーカーの方が確実に有利であるし、特にこだわっている広島メーカーなどは軽く「チート」なレベルにある。・・・けどクルマの魅力ってそれだけじゃないと思う。すっかり「優等生」になった広島メーカー車には、ある種の迫力が失われているし、いちいちNVHやシナプス部分での不始末が気になるビーエムやアルファロメオの挙動も、なぜか再び乗ってみたいと感じてしまう不思議な魅力があったりする。すっかり「優等生」で「上から目線」になった福野レビューにもなんだか幻滅を感じてしまうわけだ・・・。








2020年6月11日木曜日

MAZDA前田育男氏 「マスを狙う日本&ドイツ車はMAZDAの敵ではない・・・」

全方向に喧嘩!?
聴き手を務める日経BPの幹部が、広島時代の同級生だったという縁があって出版されたと思われる、MAZDAデザインの総帥・前田育男氏の待望の新刊「相克のイディア」が発売された。簡単に要約すれば、「理想のデザイン」へ至るエゴイズムをあらゆるレベルで考え抜くことで、自動車メーカーMAZDAと、デザイナー前田育男と、クルマ文化を楽しめる未来を・・・なんとか切り開ける。そのためにも「クルマ作りの本質」をより多くの人にも考えてもらいたい!!ってことらしい。


企業人の理念
2兆円を超える売上を誇る日本でも10指には余裕で入る巨大メーカーの取締役であり、世界からもその仕事ぶりが高く注目され業界では「時の人」でもあり、そんなプロ中のプロが自らの仕事の秘訣を語る・・・という意味では、ここ数年で最も価値がある日本人によるビジネス書だと思う。還暦間近のオッサンの対談本なんて大概は「浅さ」しか見えてこない茶番ばかりではあるけど、これは全くの別物で、紛れもない「本物」である前田さんだけあってとにかく強烈に面白い。


5分でできるデザイン
いや・・・予想を大きく超えて現場デザイナーが抱えるかなりの「本音」が詰まっているように見受けられる。1つハッキリと言えることは、新型ハリアーを買おうとしている人は絶対に読まない方がいい。あのクルマに代表されるような昨今のデザインが、本編の中でとことんバカにされている(専門家の視点では)。前田さん曰く「5分でできるデザイン」だと社内で話しているらしい。別に時間をかければ良いというものでもないだろうが・・・。



MAZDAだから面白い
全ページカラー装丁の豪華版だけども、1ページ毎に入魂されている「想い」だったり「怒り」だったり、そして時には「侮蔑」だったりが怒涛のごとく押し寄せてくる。「MAZDA」という素材が極上なのは疑う余地はない。トヨタ、日産、ホンダ、スバル、ポルシェ、メルセデス、BMW、アウディ、VWなどではここまで面白いクルマの本はできないだろう。


クルマ作りの正義
最高のエンジン技術、シャシーやミッション、そしてデザイン。それぞれを担当する部門がプライドを持って正義を貫くから「MAZDA」は唯一無二で孤高の自動車メーカーとして超越した存在になれる。まあ言わんとすることはわかるし、MAZDAはそれを言う資格がある希少なメーカーの1つだ。「BMWもアウディも200万台を超えて完全にマスに成り果てた」と名指しで書いている。200万台を超えてさらに台数を伸ばすことは、もはやそのブランドがクオリティを放棄したと同じだってさ。確かにBMWもアウディも販売の半数以上はすでにブランドが誇るクオリティとは全く別のクルマに成り果てているのは事実だし、前田さんもそれを皮肉っているのだろう。


何もかもが未達成なのに言ってしまうところが面白い
ラインナップの全体が「MAZDAクオリティ」であることにこだわっている自負だとは思うが、現状のMAZDAでもロードスター以外のモデルは、それほど強烈な個性を発揮できてはいない。デザインも乗り味も他のメーカーより数段マシな仕上げは施されているとは思うけど、前田さんがこの本で主張するような「究極の造作」の段階までは到達してはいない・・・。



そうだ!!
「MAZDAは機械式時計」
「日本はカッコ良くクルマを乗りこなす大人がいないからクルマ離れになる」
本編で前田さんが放った2つの金言に少々心が震えた。これまでずっとブログであれこれ書き続けてきたことをそのままMAZDAの「司令塔」とも言える役員様がズバリと「本質」として語ってくれた。前編カラーページの写真に収まる前田さんは確かにメチャクチャ「カッコいい大人」であり、素直に憧れる・・・。


尺度
トヨタなどの他社メーカーとMAZDAのクルマを比較することに違和感すら感じてしまう。一般ピープルならまだしも、AJAJ会員の自動車ライターでこの両者を同じクルマとして比較レビューされてたりすると、この人はクルマを愛でるまともな基準(物差し)を持っていないのだと思う。英国ライターに言わせるまでもなく、カローラとMAZDA3は全然別の次元のクルマ。耐久性自慢の「G-SHOCK」と、ひたすら美しく動く「オリエントスター」をある種の基準で一義的に比べるなんて全くもってナンセンスだ。


反撃開始・・・
自動車業界の趨勢がやや見えてきたところで、本編は前田さんからカーメディアへの痛烈なレス(しっぺ返し)だ。もう5年以上もずっと多くのカーメディアとAJAJのライターたちは「MAZDAはお金がないからターボ化&多段化できない」と平気で書き続けてきたけど、その愚鈍さが徐々に明らかになってきたところで痛烈な「クルマ本質論」を浴びせている。最近ではポルシェが「ターボの効率に疑問」と発表するなど、MAZDA周辺に限らず「本質」を追求するメーカーでは新しい局面を迎えてつつある。上質なクルマとは何か?を考え抜いて自然吸気&6速ATを使い続けたMAZDAに対して、AJAJの連中は今頃になって何を思うのだろうか!?


奴らは何もわかってなかっただけ・・・
MAZDAの批判をすれば雑誌は売れるのかもしれない。しかしAJAJの連中が5年以上に渡って書き続けてきたMAZDAへの中傷は、結果的に自らが自動車評論家としてまともな見識も審美眼を持っていないことを明らかにしただけだ。ベストカー、ニューモデルマガジンX、ドライバーの3誌はまるでMAZDAレビューの定型文として「早くターボ化&多段化しろ!!」と付け加えていたっけ・・・。


不健全なカーメディアに一石を投じる
この本は、クルマの良し悪しを語る議論の前提がメチャクチャになっている現状であったり、多くのユーザーが路頭(判断)に迷っている日本市場に正しい道を示すことで、その未来を照らそうとしている(やっぱり宗教?)。あくまでMAZDA側の主張に過ぎないけども、人見さんのエンジン論も前田さんのデザイン論も、あらゆる状況を考えて主張されていて、決して独善的なものに囚われないだけの十分な知性に溢れている。他の日本メーカーやドイツメーカーがどのような「バイアス」(営利論)でクルマをいかにコジらせてしまっているかを合理的に紐解いた上で、伝統と共にある新しいマツダのブランド論を緻密に構成している。


柳宗悦
まあ少なからず、他社の開発者が読んだら激怒もしくは激しく気落ちしてしまいそうな際どい内容が含まれているけども、エンジンにしろ、デザインにしろ、自らで考えて理想に近いものを構築する「能力」があってこそ、自動車文化を守れるメーカーってもんだろ!!と力強く自らを『魂舞』している。スカイアクティブXという「未来への微かな希望」を湛えた尊重すべき優秀なユニットは、補機が多く洗練されたボンネットに収めるのも一苦労だけど、それでもデザインの精度を落とさずに「感動」のレベルまで磨き上げる。この仕事こそがMAZDAデザイナーの誇りだとも言っている。感無量の工芸論だ。


前田育男・不退転の決意
「ペリフェラルローター」(カール F.ブヘラ)、「エル・プリメロ」、「スプリングドライブ」など機械式時計には数々のムーブメント機構があるけども、マスという意味での合理性など、かなぐり捨ててMAZDAは「スカイX」にこだわった。AJAJの連中と日本のユーザーの多くはその意味が理解できなかった。世の中の「趣き」を理解しようともしない人々の意見など本質的には無価値だ。前田さんもデザイン本部長になって、まず真っ先に「プロトタイプ」を一般ユーザーに見せてフィードバックさせる従来の手順を撤廃したらしい。おそらく「趣き」を理解しない人々の意見など、自らが指揮をとるデザイン群にとっては完全に「無価値」なのだろう。







2020年5月21日木曜日

「自粛警察」が河口まなぶ容疑者を検挙・・・



「自粛警察」参上!!

先日のNHKのニュースでもあれこれと報道されていた「自粛警察」 。全くの無報酬ボランティアながら、非常事態宣言や営業自粛要請で統制を進める政府や都道府県知事をサポートするため草の根活動を各地で行っているらしい。なんとも素晴らしい運動じゃないか・・・。未曾有のインフレが襲うドイツを統制したナチスのゲシュタポみたいに、ストレートな行動原理で動いている。帝国陸軍憲兵隊の復活か!?


不埒な市民に制裁を!!

ぜひ私の住んでいる街でも大活躍してほしい。大型スーパーに押し入って、家族連れで買い物にやってくる夫婦を引きずり出し、子どもが泣き叫ぶ前でトラウマになるくらいに説教してくれないかな。「今は来ないで靜◯県!!」とかほざいている知事に、「死ぬまで来ないで」に変更しろ!!と徹底抗議してくれ。


売名

「LOVE CARS 忖度」の河口まなぶさんもツイッターで騒いでますけど、もうすっかりユーチューバーが板に付いたようで、どこぞの頭の弱い芸能人みたいに「売名」の燃料に使っている。「自粛警察に捕まっちゃったー」と大喜びするヘンタイがSNS上でウヨウヨする、非常に生産性が低い社会になっちまったな〜・・・。結局インターネットはいつまでたっても便所の落書きと変わらない。



どんな立場で物申してますか!?

おそらく河口さん本人は美味しいと思っているのだろうけど、文面にあるように「ある程度のショックを受けている」とするならば、ふざけんなー!!テメーにだけは言わせねーぞ!!という積年の「間接的な」恨みがふと爆発しそうになる。クルマのブログを8年くらい書いてきたけども、「自粛警察」のような高圧的なコメントを何度貰ったことだろうか!?もちろんデタラメではなく、全て説明できる範囲内でブログ書いてましたから、その都度こちらの立場を主張する手間が発生して、メンドーだなって思ってましたよ。


5年前の輸入車フリークは今・・・

2015年くらいまでやたらと多かったのが、「VWゴルフ信者」と「BMW3シリーズ信者」ですね。2020年の今では全く信じられないかもしれないですが、VWゴルフやBMW3シリーズの愛車自慢をしたがるコメント者がたくさんやってきて、からかい半分にマジレスすると、反論できなくなって人格批判が始まり、クルマの話ができないなら来るな!!ってまあ身も蓋も思いやりもない私の返信にも大いに問題はあったわけですが、棄て台詞を残して去っていく。


クルマブログは考える場所

南アフリカ製とメキシコ製とはいえドイツメーカー車を選んで乗っているのだから、もっとしっかりとした知識があるもんだと思ってたのですけど、びっくりするくらい何も知らない。もちろん全てを弁えていてブログを読んでムカついたけど愚かなコメントなどしないゴルフや3シリーズのオーナーもたくさんおられたとは思うんです。コメントを寄こした連中だけでジャッジするのは忍びないですけど、なんでこんなに考えてないの!?っていう絶望感・・・。


コメントはできるけど調べることはできない!?

VWもBMWも2000年代の後半から東アジア市場(日中韓)向けの広告費を増やしていて、様々なブランディングで販売をゴリ押ししていたことを明らかにしてます。ゴルフも3シリーズも東アジア向けに多額の広告費を載せても利益が確保できるクルマだったんですかねー。とにかくあちこちに問題を抱えた仕様だったんで、ブログのネタにも困らない。VW&BMWが北米市場のディーゼルで不正をするずっと前から、様々な問題点をブログに書いてました。導入初期の3シリーズのディーゼル騒音は酷かったし、ゴルフの1.2LターボのNOx排出量がトヨタの1.3L自然吸気の50倍に達するという公的機関の発表をそのままネタにしただけなのに、「輸入ブランド警察」が続々とやってきましたよ・・・。


扇動するヤツが悪い!!・・・でOKですか?

これは一体誰のせいなの!?「自粛警察」を結果的に扇動してしまっているのは誰か!? 決して当事者が悪いというわけではないけど、安倍晋三、小池百合子ほか政府・自治体の長やテレビなどのマスコミの過熱報道に直接的な原因があると思われる。それに対して5年前にウジャウジャ現れて非常にうっとおしい「輸入ブランド警察」は誰に扇動されたのだろう!? 名指しで失礼ですが、VWやBMWから広告に関する依託金を大量に注入されていた(であろう)、河口まなぶ氏をはじめとするAJAJライターがかりそめな世論を作りあげるために暗躍したわけだ。今回の河口氏の「自粛警察」への訴えを目にして、ふと「因果応報」「ブーメラン」「カウンターパンチ」・・・といった言葉が頭の中をグルグル回ったよ。





ご注意・・・本稿は決してVW車やBMW車を所有する人を「バカにした」内容ではございません!!どちらも伝統ある素晴らしい自動車メーカーで大いなる敬意を持っております。あくまで小ブログに勘違い気味のコメントを寄こしてイライラさせてくれた愚かな人々について、その愚行を「過去の笑い話」として「軽く詰った」までのことです。また河口まなぶ氏におかれましても、今後のさらなるご活躍を心より願っております。敬具




注目の投稿

五味康隆さん&マリオ高野さん 「CX-3の熟成は素晴らしいが・・・」

  評価軸の難しさ 発売から12年目に突入し、とうとう終焉の時を迎えたCX-3だけど、5年ほど前に「E-CAR LIFE」で後期型CX-3の試乗レビューが出ている。「可もなく不可もなく」ではあるが「今の状況を考えたら魅力的なパッケージになっている」みたいな定型文レビューが多いユー...