最凶の自動車保守論客・渡辺慎太郎氏に敬礼!!(カーグラフィック編集長)
カーメディアとは本来は「自動車産業の寄生虫」などではないんだ!!どの自動車メーカーとも一定の距離を採り、新しく出て来るモデルに対しても、周囲の期待や批判の一切を徹底して遮断して、自らの内面奥深くから滲み出て来る、カーキチのストイックな感情に忠実に従って淡々とレビューを書く!!これが出来ないヘッポコが少々多過ぎるかも(そんなヤツばっかりだよ)。真のカーメディアこそが本物のクルマ文化を作る!!・・・やっぱり自動車ジャーナリストに求められるのは人としての「器」の大きさだな。メーカーのご機嫌を伺ったり、大手雑誌から仕事を貰えるように大人しくて素人じみた記事を書く「小粒」ばかりが氾濫している。なんとも嘆かわしいことです。
すごい影響力があって、それこそ「国士」とか言われるくらいのスケールの大きな豪傑ライターが出てくれば業界もだいぶ変わると思うんだけどな〜・・・と思っていたら、居ましたよ!!久々にもの凄く「ドス」の効いたレビューを見かけました。「カーグラフィック1月号」に掲載された「日産ノートe-POWER X」のレビューは、渡辺慎太郎編集長自らが書いてます。ついこの前までこの人はチャラい奴だなー(分別のある小沢コージさん)とか思っていたんですが、今回はまるで別人のような書きっぷりにたまげましたよ。日産が相当な期待を込めて投入したモデル。新しい機構が乗った次世代型ながらも、すでにリーフによって従来ユーザーとの親和性もある程度まで担保されていて、どう考えても大ヒット間違い無しのスーパーな1台なんですけども、渡辺さんは何の躊躇いもなく日産の鼻面にストレートに「鋭い拳」をねじ込んでます。もちろんとても印象に残るレビューだと思います。
このライターのスタンスは国沢光宏さんや斉藤慎輔さんのようないわゆる「上から目線のオッサン」的ですし、国産車に対してやたらと手厳しくてそのバイアスに辟易させられることもしばしばですし、結構内容も破綻していていろいろとツッコミどころ満載ですよ。しかし単に国産車をケチョンケチョンに貶していい気になっているというわけでもなく、その裏にはそれなりの主張もハッキリと存在していて「みなさん!くれぐれも日産の小手先には騙されないでね!!」といった主旨のことが言いたかったんだろなーと思います。
テレビのCMで矢沢永吉に「これって発明じゃない?」と言わせるだけの日産のみなぎる自信。そこからはスカイラインの時もそうでしたけど、「このクルマがダメならば日本市場の全ての市販車はダメだろ?」くらいの圧倒的な自負を感じます。ちょうどTBSの火曜日の新垣結衣主演のドラマがヒットしていて、メインスポンサーの日産のCMもいろいろと話題を振りまいていて、お茶の間にも着実に浸透してます。ドラマと徹底的にタイアップしてスポンサー特権を振りかざしたような「ジューク」のCMの方がインパクトはありますけども・・・。女性幹部が多いという日産らしいプロモーションだなーと思いますね。
もしかしたら渡辺慎太郎氏はそういうところもひっくるめて「今の日産」が少々気に入らないのかもしれません(ガッキーのファンなのか?)。国沢さんや斉藤さんのような泡沫ライターはチンピラみたいなものですが、渡辺さんは名門老舗雑誌「カーグラフィック」の編集長です。いわば日本最大派閥のヤクザの大親分みたいなものですね。「おいこら!日産!そういうチャラいのはガマンできねぇ性分なんだぁー」くらいのことはさらりと言いそうな強面の人相はカーグラフィックで毎月拝めます。ゼニアのブランドスーツに身を包みかなり怪しい目つきのセルフフォトです。
この渡辺親分が「あるクルマ」にメロメロになったというレビューを半年くらい前に見ました。そのクルマとは2017年に日本でもいよいよ発売になるアルファロメオ・ジュリアです。この親分の脳みそが完全に溶けてるかのような、甘い!甘過ぎる!読んでられねーって感じのゆるーいバイブ出してましたね。今回とは別の意味で記憶に残る記事だったと思います。「ボクはこのクルマに恋をした」と赤裸裸に書くプロライターなんて今どき居ますか?(村上春樹か!!) 斉藤さんがそんなこと書くのは想像できないし、国沢さんなら冗談半分で書くかもしれないけど、そんなことやったら気持ち悪さMAXなのはご本人が一番よくわかっていると思われます。
ジュリアって名前のホステスに置き換えてもそのまま通用するような文体。これはもう大親分にしかできないですよ!!構成員(編集部員)はみんなキモいと思いつつも誰もツッコミすら入れられなかったんだろなー。もうどう表現していいかわからないから「好き過ぎてクレイジーになりそうだー!!」とか書いてしまえー!!って気持ちも分らないでもないですよ。「待望」って言葉がピッタリのクルマだと思いますし。BMWやメルセデスなら読者にオーナーも多いからいくらでも、そのクルマの価値を表現するフレーズはあるのだけど、この新生アルファロメオなんてまるでどこのユーザー層を狙ってるんだかまるで分らない!!けどこの「やっちまった感」はとっても好きだから全面的に肯定したい!!
アルファロメオ・ジュリアは誰が見たってルックスもスペックも「ド派手」過ぎ。日本のインポーターだってまるでどう売っていいかわからないと思います。還暦近いオッサンがレクサスRC-F、AMGC63あるいはM3から乗り換えるにはちょっとアバンギャルド過ぎる気が!!さらに廉価なベースモデルなんてもっと売りにくいでしょうね。500万円じゃ苦戦は必死。ガチで売るならトヨタ86にリアルに憧れるくらいのマトモな経済感覚を持つ30歳代クルマ好きをどうやって巻き込んでいくべきか?でしょうね。いいクルマなのは間違いないでしょうし、日本でも親しまれるクルマになってほしい!!そのためにも大親分は自らのイメージをかなぐり捨ててでも必死で「あっためて」いるのかな!?(それとも素でやってんのか?)
そんなジュリアとは全く対極のクルマがノートe-POWER X。このクルマはメディアが何と言っても5年以上は余裕で売れ続けるくらいだろう!くらいの確信を日産は持っているはずです。「俺達(カーメディア)をコケにするようなクルマには相応の制裁を!」ヒットマンを送るでもなく、自らが手を下しておられます。「弱きを助け強きを挫く」これこそが日本の伝統的な任侠の処世なんでしょうね・・・いや見事です。
ノートe-POWER Xのレビューで引き合いに出されたモデルがレンジエクステンダー付きのBMW-i3です。どちらも小型エンジンで発電して航続距離を延ばすタイプのEVなんですが、BMW二輪のエンジンを転用したと思われる600cc程度の2気筒エンジンを積み、淡々と発電する「i3」に対して、加速時には1.2L用の3気筒をブンブン回す「ノートe-POWER X」。親分は一言「クソうるせーな・・・」だってさ。えー!!ジュリアの510psの爆音に惚れた人が「うるせー」ってのは何だよ!!と思った貴方はまだ修行が足りないみたいですよ。
フェラーリのような咆哮をするであろう3LのV6ツインターボは「マシンの音」として素直に受け入れられるけど、日産の汎用3気筒を目一杯回したブサイクな音なんて「工業製品のノイズ」に過ぎないわけです。大親分には通すべき「筋」ってものがあるんでしょうね。「EVだったら静かに走れ!!」「エンジン回すんだったら、ちゃんと躾けろ!」・・・うおぉーこれはかっけーな。
すごい影響力があって、それこそ「国士」とか言われるくらいのスケールの大きな豪傑ライターが出てくれば業界もだいぶ変わると思うんだけどな〜・・・と思っていたら、居ましたよ!!久々にもの凄く「ドス」の効いたレビューを見かけました。「カーグラフィック1月号」に掲載された「日産ノートe-POWER X」のレビューは、渡辺慎太郎編集長自らが書いてます。ついこの前までこの人はチャラい奴だなー(分別のある小沢コージさん)とか思っていたんですが、今回はまるで別人のような書きっぷりにたまげましたよ。日産が相当な期待を込めて投入したモデル。新しい機構が乗った次世代型ながらも、すでにリーフによって従来ユーザーとの親和性もある程度まで担保されていて、どう考えても大ヒット間違い無しのスーパーな1台なんですけども、渡辺さんは何の躊躇いもなく日産の鼻面にストレートに「鋭い拳」をねじ込んでます。もちろんとても印象に残るレビューだと思います。
このライターのスタンスは国沢光宏さんや斉藤慎輔さんのようないわゆる「上から目線のオッサン」的ですし、国産車に対してやたらと手厳しくてそのバイアスに辟易させられることもしばしばですし、結構内容も破綻していていろいろとツッコミどころ満載ですよ。しかし単に国産車をケチョンケチョンに貶していい気になっているというわけでもなく、その裏にはそれなりの主張もハッキリと存在していて「みなさん!くれぐれも日産の小手先には騙されないでね!!」といった主旨のことが言いたかったんだろなーと思います。
テレビのCMで矢沢永吉に「これって発明じゃない?」と言わせるだけの日産のみなぎる自信。そこからはスカイラインの時もそうでしたけど、「このクルマがダメならば日本市場の全ての市販車はダメだろ?」くらいの圧倒的な自負を感じます。ちょうどTBSの火曜日の新垣結衣主演のドラマがヒットしていて、メインスポンサーの日産のCMもいろいろと話題を振りまいていて、お茶の間にも着実に浸透してます。ドラマと徹底的にタイアップしてスポンサー特権を振りかざしたような「ジューク」のCMの方がインパクトはありますけども・・・。女性幹部が多いという日産らしいプロモーションだなーと思いますね。
もしかしたら渡辺慎太郎氏はそういうところもひっくるめて「今の日産」が少々気に入らないのかもしれません(ガッキーのファンなのか?)。国沢さんや斉藤さんのような泡沫ライターはチンピラみたいなものですが、渡辺さんは名門老舗雑誌「カーグラフィック」の編集長です。いわば日本最大派閥のヤクザの大親分みたいなものですね。「おいこら!日産!そういうチャラいのはガマンできねぇ性分なんだぁー」くらいのことはさらりと言いそうな強面の人相はカーグラフィックで毎月拝めます。ゼニアのブランドスーツに身を包みかなり怪しい目つきのセルフフォトです。
この渡辺親分が「あるクルマ」にメロメロになったというレビューを半年くらい前に見ました。そのクルマとは2017年に日本でもいよいよ発売になるアルファロメオ・ジュリアです。この親分の脳みそが完全に溶けてるかのような、甘い!甘過ぎる!読んでられねーって感じのゆるーいバイブ出してましたね。今回とは別の意味で記憶に残る記事だったと思います。「ボクはこのクルマに恋をした」と赤裸裸に書くプロライターなんて今どき居ますか?(村上春樹か!!) 斉藤さんがそんなこと書くのは想像できないし、国沢さんなら冗談半分で書くかもしれないけど、そんなことやったら気持ち悪さMAXなのはご本人が一番よくわかっていると思われます。
ジュリアって名前のホステスに置き換えてもそのまま通用するような文体。これはもう大親分にしかできないですよ!!構成員(編集部員)はみんなキモいと思いつつも誰もツッコミすら入れられなかったんだろなー。もうどう表現していいかわからないから「好き過ぎてクレイジーになりそうだー!!」とか書いてしまえー!!って気持ちも分らないでもないですよ。「待望」って言葉がピッタリのクルマだと思いますし。BMWやメルセデスなら読者にオーナーも多いからいくらでも、そのクルマの価値を表現するフレーズはあるのだけど、この新生アルファロメオなんてまるでどこのユーザー層を狙ってるんだかまるで分らない!!けどこの「やっちまった感」はとっても好きだから全面的に肯定したい!!
アルファロメオ・ジュリアは誰が見たってルックスもスペックも「ド派手」過ぎ。日本のインポーターだってまるでどう売っていいかわからないと思います。還暦近いオッサンがレクサスRC-F、AMGC63あるいはM3から乗り換えるにはちょっとアバンギャルド過ぎる気が!!さらに廉価なベースモデルなんてもっと売りにくいでしょうね。500万円じゃ苦戦は必死。ガチで売るならトヨタ86にリアルに憧れるくらいのマトモな経済感覚を持つ30歳代クルマ好きをどうやって巻き込んでいくべきか?でしょうね。いいクルマなのは間違いないでしょうし、日本でも親しまれるクルマになってほしい!!そのためにも大親分は自らのイメージをかなぐり捨ててでも必死で「あっためて」いるのかな!?(それとも素でやってんのか?)
そんなジュリアとは全く対極のクルマがノートe-POWER X。このクルマはメディアが何と言っても5年以上は余裕で売れ続けるくらいだろう!くらいの確信を日産は持っているはずです。「俺達(カーメディア)をコケにするようなクルマには相応の制裁を!」ヒットマンを送るでもなく、自らが手を下しておられます。「弱きを助け強きを挫く」これこそが日本の伝統的な任侠の処世なんでしょうね・・・いや見事です。
ノートe-POWER Xのレビューで引き合いに出されたモデルがレンジエクステンダー付きのBMW-i3です。どちらも小型エンジンで発電して航続距離を延ばすタイプのEVなんですが、BMW二輪のエンジンを転用したと思われる600cc程度の2気筒エンジンを積み、淡々と発電する「i3」に対して、加速時には1.2L用の3気筒をブンブン回す「ノートe-POWER X」。親分は一言「クソうるせーな・・・」だってさ。えー!!ジュリアの510psの爆音に惚れた人が「うるせー」ってのは何だよ!!と思った貴方はまだ修行が足りないみたいですよ。
フェラーリのような咆哮をするであろう3LのV6ツインターボは「マシンの音」として素直に受け入れられるけど、日産の汎用3気筒を目一杯回したブサイクな音なんて「工業製品のノイズ」に過ぎないわけです。大親分には通すべき「筋」ってものがあるんでしょうね。「EVだったら静かに走れ!!」「エンジン回すんだったら、ちゃんと躾けろ!」・・・うおぉーこれはかっけーな。
↓親分!!私もガッキー好きです!!
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