VWディーゼルの裏話
フォルクスワーゲンがとうとう日本市場に持ち込んだ「EGRディーゼル」・・・これ本当に大丈夫か!?って話でコアなカーメディアが盛り上がっています。もちろんVWがこれ以上不正を重ねるなんてことはないでしょうからNOxの問題を危惧・疑問視したのではなく、もうちょっと込み入ったややこしいことについてアレコレとメディアの当事者が口を開いていること。
マツダに追従したフォルクスワーゲン
例えば、「EGR」方式導入でVWがいわゆるマ○ダを「もろパク」してるという状況を、道義的に受け入れられるのか!?って話です。もちろんパテント関係はメーカー同士の問題であるし、一流メーカー同士でそんな初歩的なミスがあるはずもない(スズキによってVWのイメージは傷つけられたこともあったけど)。よってマツダの権利&立場を慮ったものではなく、「マツダの軍門に降ったVW」に魅力があるのか!?ってことを言いたいのだと思いますが、それがややオブラートに包まれていてなんともいえない玉虫色のレビューが続々・・・。
ディーゼルで感動させるブランドは!?
そもそもディーゼル車はマイカーとして選択肢に無いという人も大勢いるでしょうし、マツダのディーラーに押しかけない限りはなかなか試乗で運転することも無いんじゃ!?ジャガーやBMWの場合はディーゼルの試乗車が常に用意されていないケースが結構あります。いつもアポを取ってからいくのですけど、とりあえず今週はガソリンだけのご用意ですと言われることも多いです。
BMWのディーゼル事情
余計なことを書いてしまいますが、普段から大きめのBMWディーラーにお邪魔していて(試乗車豊富)、ディーゼルの試乗車が今は無いと言いつつディーゼルのアイドリング音がかすかに聞こえてきたりすることもある。まあ私が営業マンだったとしても、BMWだったらやはりできる限りガソリンモデルに試乗させようとするかもしれない・・・。偶数番号のモデルにはディーゼルを設定しないBMWにとっては、やはりガソリンユニットを評価してもらいたい訳ですし・・・。
トルコンAT VS DCT
今ではマツダ、BMW、メルセデスに加えて、MINI、ジャガー、PSA、ボルボ、VWが相次いでディーゼルを日本に導入しているけど、まだまだマイナーな存在だけあってディーゼルを選ぶポイントがイマイチ定まっていない。いろいろな意見が飛び交っていて指針と呼べるようなものがない。例えばトルク容量が大きいディーゼルではCVTという選択肢ないのであまりネガティブな話はないように思うけども、実際に突き詰めればトルコンATにも看過できない欠点があり、それは6速だから8速だからどうなる問題でもない。
VWディーゼルが売れた理由
ディーゼルを載せるメーカーがどれだけユーザー感覚でミッションを選んでいるかってことなんですけども、どうやら欧州市場では適切なミッション選びでポイントを稼いでいるのがVWグループだったりするようです!?日本市場の住人にはなかなかディーゼルの全てを理解することは難しいですけども、DCTとディーゼルの相性は良さそう。VWのDCTは3種類あり、ボルグーワーナーライセンスの『DQ250』は湿式6速、シュフラーライセンスの『DQ200』は乾式7速、主にアウディの高性能モデル使われるのが、その両者の特性を合わせた『DQ500』が湿式7速です。
マツダがVWを意識している点
ゴルフGTIあるいはアルテオン、パサート2.0Rラインの爽快感が高い6速DCT(DQ250)ならば、アイシンAWやZFあるいはマツダの滑りが誤魔化しきれないトルコンATを超える乗り味を出せるんじゃないだろうか!?そもそもマツダがアテンザXDにわざわざMTを導入したのも、「ディーゼルはトルコンより直結(MT)」とも受け取れます。
「違法」ディーゼルは最高なのか!?
さてパサートTDIがエンスー解放戦線に登場(BC6/10号)してました。清水草一さんが「違法」の快感なるものを語ってました。背徳感などではなく、フルパワーを解放されたディーゼルはもう癖になる乗り味なんだってさ。マツダもCX8、CX5、アテンザの順番で新しいディーゼルが導入されていますが、マツダは「合法」でさらにいいエンジンを作りたいと思っているようですが、どうやらVWの「違法」ディーゼルこそが最大のお手本らしいとのことです。
VWはすでにマツダ手法も研究済み
VWの新しい「合法」ユニットはかなり薄味になったとのこと。マツダをもろパクした結果、マツダよりも後方に下がりメルセデス、BMW、ジャガー、PSAなどの「大衆」に埋もれた格好なんだとか。そこからVWが持ち前の「インテンシティ」を発揮して、再びマツダの『前』に短期間で戻ってくる可能性も大いにあります。
VWがあってこそマツダの目指す地点は明らかになる
日本のものづくりを憂う人々は、「マツダのディーゼル」の成功に強烈なカタルシスを感じるはずですし、マツダが一番いいディーゼルを作っている!!と声高に主張してみたくもなります。VWディーゼルが日本に導入されていない段階では、その結論でもほぼ間違ってなかったと思います。しかしあれだけの「事件」を乗り越えてVWディーゼルがとうとう日本に導入された結果、そこにはマツダの主張とフォルクスワーゲンの主張がそれぞれあって、それは決して矛盾もせず、今改めてマツダが直6ディーゼルを新規開発する意味をわかりやすくしてくれています。マツダ&VWの今後のディーゼル展開と、さらなるカーメディアの暴露に期待したい。
Volkswagen equips petrol cars with particulate filter technology https://t.co/kkvotb4eK9— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年5月11日
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