2015年10月25日日曜日

VWに世話になったはずの伏木悦郎さんが暴露!

  一夜にして日本の自動車評論の根底をひっくり返してしまった「VW問題」。その日を境に輸入車好きやカーメディアは人格が変わったように振る舞いはじめています。日本人らしい!のかもしれないですが、ポツダム宣言受諾が発表されて「鬼畜米英」から「アメリカ大好き」に変わったみたいなものですか・・・。これまで日本人は幾多の転換点を迎えてそれを乗り越えてきましたが、そんな日本人の「柔軟性の高さ」をカーメディアの皆様の変貌ぶりに見ている想いです。

  この前も早朝の254号線を長野県佐久から群馬に向けて走っていると、前方に黒煙がモクモク・・・。野焼きでもしているのか?それともSLの試運転か?と思いきや、排ガス装置がぶっ壊れているトラックが1台・・・。アクセルオンのタイミングで黒いものが右後方からドバっと噴き出してます。これの後ろを走るのはまっぴらゴメンなんで、タイミングを見計らって2速全開でぶち抜きました。こんなトラックが日本中にいくらでも走っているのに、あまり日本には影響がないVWの問題をどうなんでしょう・・・。毎週ドライブを趣味にしていると、ネットやメディアの議論なんて実態のないまさに「机上の空論」です。

  そもそもVWなんて見た目そのままの大衆車・・・。これまでもクルマの本質を重要視する人(価格ではなく良いものを! という人)ならば、よっぽどの事情がない限りは選択肢には入らないブランドだったと思います。とても環境面にまで手が回っているメーカーには見えませんし、こんなことが起こることも想定済みかと・・・。「デザイン屋」フィアットのミッションがイカれる、「エンジン屋」BMWの電装がショボいのと同じで、「安物屋」VWに一体何を期待してんのやら?

  多くのカーメディアもこれくらいのスタンスでアメリカ連邦政府の暴走を傍観しておけばいいわけですが、クルマ雑誌の読者には「VWは高品質」という1950年代から時間が止まったままの人も多いですし、あらたにメディアに洗脳された「VWゴルフ信者」(30~ 40代の一流企業のサラリーマンに多い?)に支えられていますから、そんな「ドライ」な対応もできないようです。

  さてVW問題がいよいよ月刊雑誌メディアでも語られることになりますが、先行するネットによる論調からどう変化をつけてくるか?が注目されます。先陣をきったのが20日発売の「ドライバー12月号」。この雑誌はここ数年は広告費を多く計上して攻勢をかけているマツダとタッグを組んでいて、他誌にくらべて輸入車一辺倒な論調ではなくなっているのが特徴です。今月号もひと際写真が大きいのはマツダ車ばかり。そして本編は当然ながら開幕直前の東京MS特集がメインです。北米ですでに市販モデルにごくごく近いプロトで試乗会を行っているホンダNSXの記事は無し(マジか!)。シビックtypeRの国内価格こそメーカーからリークされているようで「428万円」と小さく書いてありましたが・・・。

  誌面を適当にパラパラ見ると、やはりマツダ車ばかりが眼にとびこんでくる誌面構成。ついてにメルセデス、アウディ、ボルボ、ジャガーも登場しますが、なんだか写真が小さいとどれもマツダに見えてきますね。とにかくディーゼル頼みのマツダとの関係を頭にちらつかせながらも、主筆を務める伏木さんが、なんだか「もやもや」のよくわからないこと書いてます。簡単にまとめると「欧州は実はディーゼルの限界を知っていた(暴露)!だからこれからはPHVだ!けどマツダのディーゼルは大丈夫だよ!」といったなんとも歯切れの悪いものでした。

  別にマツダとの関係が内容を複雑にしている!というわけではなさそうです。そもそも・・・なんですが、最低限のコンプライアンスを守り一定の排ガス処理機能さえ装備しておけばVWの問題は起きなかった!という単純な結論を避けるところに、なんとも日本のカーメディアを覆う「闇」が存在しています。そしてディーゼルか?PHVか?・・・日本の高校で物理を勉強していれば「エネルギー効率」とは何か?なんて誰でもイメージくらいは掴めます。エンジン開発者の本を読むと最先端の自動車エンジンでもその「エネルギー効率」は30%台に留まります。

  これはモーターを積んでHV化したからといって改善できるものではないです。せいぜいバッテリーの重量増と回生エネルギーを天秤にかけた時に、日本の道路環境においては効率がいいからトヨタやホンダは普及させているに過ぎません。そもそもエンジンで発電する段階で大きなロスが発生しています。これを外部電力に頼ることができるPHVに置き換えたとしても同じで、最もコスト面で優れる火力(原子力は総費用で割安とは言い切れない)を使ったとしても同程度のロスは起きます。さらに送電距離が長ければ長いほど効率は悪くなります。PHVこそが欧州の本命!とかプロとして言ってて恥ずかしくないのですかね?誰もが自宅駐車場に太陽光パネルと給電設備を持てればいいですけど、充電待ちでイライラするのが目に見えている(=インフラ不足)のクルマがこれからの大本命ですか?アホ???

  マツダのエンジン開発者として知られるようになった人見さんの本を読むと、後処理の工夫さえできればディーゼルはガソリンよりも「エネルギー効率」を追求できるので、そこがマツダの着眼点だと断言しています。それと同時にガソリンターボによる「エネルギー効率」の改善はユーノス800の開発を行った当時にすでに理論的に否定された!とも言っています。マツダが今後ガソリンターボを出すのはあくまで最大出力を誇る2.5Lエンジンの最大出力を底上げするためであり、これ以外にガソリンターボの需要はない!という立場です。

  「エネルギー効率」を高めるという日本の教育水準に相応しい視点で日本メーカー(特にトヨタ、ホンダ、マツダ)だけが40%に近い高効率のエンジンを開発しているのに、それを「欧州勢から遅れてる!」と断言するバカライターがまだまだたくさんいます。「エネルギー効率」を極限まで高めることと、その地域の道路状況を考えた仕様を突き詰めることが「望ましいクルマ」の条件なんですが、そもそもドイツ車を日本の走行環境においてでも「すばらしい!」と論じようとする所に「無理」が発生しているわけです。


  おそらく多くのライターは確信犯でこんなことはとっくにわかっています。今回の伏木さんの記事を読んで、この人は欧州車のダメさに気がついていたんだな!ということがいくつかわかる部分が露呈してしまっています。なるほど・・・カーメディアで仕事するってのはこういうことなんだな!と妙に納得させられます。彼らはみんな悪人(ジャーナリズムへの背信という意味で)です!輸入車好きの読者(つまり究極のバカ)の心を掴むために曲解した議論をひたすらに展開しているだけです。バカな読者がいなければそんな議論は淘汰されるわけですから・・・。バカが多いからライターもバカになる!(失礼極まりない表現についてお詫び申し上げます!)


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2015年10月14日水曜日

モーターマガジン「2016年はVWのディーゼル元年になる!」

  創刊から60周年を迎えている老舗のクルマ雑誌「モーターマガジン」ですが、今月号(10月1日発売)は、何とも絶妙なタイミングでの「VWグループ大特集」となっています。表紙にはやや小振り?に「いよいよ始まる大攻勢」の文字が・・・。特にアウディはTT、A6、A4と発売が控えているので、まあ確かに期待したい大攻勢なのですが、まずは待望論の中心にあって、日本市場への攻勢を強める切り札と思われていた「ディーゼル」はどうなんでしょう。

  確かにアメリカで問題になったEA189というタイプではなく、アウディやゴルフGTDで使われるのは次世代型のEA288なんでしょうけど、エンジンの型式なんて多くの人には認識できませんから排気量が同じディーゼルは「大丈夫なの?」って感じでしょうし、モーターマガジンにとっても今回の一件はまさに寝耳に水なので、VWのエンジン形式といった細かな注釈は入ってないですから、残念ながらこの大特集のほとんどの記事は大切な前提が崩れてしまっています。

  特に大怪我を負ったのが「W辺T史」という大物ライターで、ハンコックタイヤ(韓国製)を履いた新型アウディA4をレビューの中で、「品質にはうるさいアウディにハンコックが新たに採用されたという事実を重く受け止めろ!」って日本のサプライヤーに喧嘩を売っちゃってます。こんな問題が起こるずっと前から賢いユーザーならば、なんだかんだでアウディよりもトヨタやレクサスの方が品質は上だと分っていますし、あくまでアウディが上だと言い張るのは一部の御用ライターとクルマの良し悪しが分らない音痴な「自称クルマ好き」だけなんですけど・・・。まあ今回の一件で彼らにもアウディのゴリ押しが無理なことがいくらか分ってきたようですが。

  そもそもVWは決して低品質ではないですが、「品質を保証するという意識」に関してはかなり低いメーカーといってもいいです。ユーザーに何の予告もなく搭載エンジンの細部を変更したり、ノックダウン生産でグローバルでの販売台数を増やしていますから、旧型車向けのパーツを大量に新興国に送って生産をしています。しかも組み立て拠点に近いサプライヤーから現地調達する割合が高く、アジア向け仕様には東アジアのサプライヤーのものがかなりの割合で使われています。それでも低価格でそこそこの品質のクルマを供給する能力は非常に高いですし、中国で圧倒的なシェアを誇っていることからも政治力の高さに関してはライバルメーカーを凌駕しています。ドイツ政府、特にメルケル政権が肝いりで中国との蜜月関係を築いてきたことで大きな成長を遂げてきました。

  トヨタの例を見ても2000年代初頭からの急激な拡大期にはクルマの品質において重大な疑義が頻発しました。指数関数的に広がる生産拠点をグローバル単位で切り盛りして、その中で確実に成長が見込める市場を絞り込み、それぞれの市場で適切な台数を年間目標に掲げるといった「ジェットコースター的な成長」を伴う経営環境では、とてもじゃないですがどこよりも高品質なクルマを作り続けることは不可能です。逆に年間に1万台以下しか売らないからこそフェラーリのクオリティが維持できるわけです。当然ながら中古車価格が下落しないから、新車価格がかなり強気でも世界には年間1万台以上の予約が舞い込みます。そんな環境だからこそスーパースポーツを作りつづけられます。

  1970年代にランクルが、1980年代にセルシオが、そして1990年代にプリウスを完成させてきたトヨタの実績があっても、年間1000万台を生産するメーカーでは品質低下が避けられなかったですし、だからこそ100万台そこそこしか売らないメルセデス、BMW、マツダ、スバルといったクオリティカーで勝負するメーカーが成長が止まった成熟市場で21世紀になっても予想以上に健闘していると言えるかもしれません。

  さてさてVWのクオリティカー部門・アウディの新型車はどんなもんだろう・・・と読み進めたところ、アウディの新感覚のインパネの素晴らしさが、どうも年配の執筆陣に伝わっていない気が・・・。日本メーカーがまず採用しないであろう結構思い切ったことをやってきました。インパネに内蔵されたナビといえばセンターに位置するのが常識ですが、新型のアウディはなんと助手席から見えないところであります! 本来は速度や回転数を表示するメーターが配置されるところにナビ画面が表示されるようになりました。

  普段は運転中にナビ操作とか苦手なので、一人で乗るときは地図表示しか使わないですし、連れがいるときは専ら操作に慣れた連れがやってくれます。「ナビなんて要らない・・・」とか思うのですけど、連れが得意げにナビ操作をやってくれるのも、まあいいかな〜・・・って感じですね。こんなやり取りって結構ごくごく当たり前だと思うのですが、なんとアウディはそれに疑問を投げ掛けたわけです。これは決して皮肉などではないのですが、正直言って「アウディいいかも!」って思いましたね。

  どんなクルマにもナビがちょこんと付くようになってから、普段ドライブしていて道に迷ったらどうしよう・・・なんてドキドキすることもほとんど無くなってしまいました。免許取りたての15年くらい前に乗っていたクルマにはナビは無く、知らない道を進む度にドキドキしながら走ってましたけどね。わからなくなったらクルマを停めてスーパーマップルを開いて・・・ちょうどいい休憩でもありますし、迷った場所って不思議ととても風情のある景色だったりすることも。そんなドラマチックなカーライフがこのアウディの新機能を見てふと甦りました。

  センターにナビ画面の無いクルマに彼女を乗せて、目の前の画面もメーター表示にしておいて、「いまからどこ行くの?」「え〜ナイショだよ・・・」とかいいながら、先日見つけたビーナスラインを走るクルマがオモチャのように見える展望台にでも連れていきたいですね。「うぁ〜すご〜い!」なんて言ってもらえればそれだけで満足かな。ナビシートから見えないナビとは・・・今回のアウディはなんだかとってもいいと思いますよ〜!パッと見で価格的にも気になってしまうのが「TTロードスター」ですね。MTモデルがあればもっと真剣に考えたいですね。

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2015年9月29日火曜日

今月号でもディーゼルをゴリ押し中 カートップ&ニューモデルマガジンX・・・

  アメリカで問題となっているVWのディーゼルエンジンのことは、やっぱりカーメディアにとっても完全に「寝耳に水」だったようですね。毎月26日の発売日が差し迫った中での大スクープでは内容を差し替えることも出来ずに、「(VWは)早くディーゼルを持ってきてガツンとやるべき!」といった内容がそのまま掲載されています。BMWやマツダが日本でディーゼルを発売した2012年から、延々を言われてきたディーゼルの長所に関する一般論を焼き直しただけで、どちらも内容ゼロのコンテンツだったのですが、今回の一件を踏まえて読む分には・・・面白過ぎます。

  マツダ、BMW、BMWミニ、メルセデス、ボルボ(もう乗れます!)とディーゼルを試してきましたが、どのモデルも基本的に直線番長なので、楽しむためには道路を選びます。なのでプライベートのファーストカーでの選択は無いな・・・と思っております(つまりディーゼル嫌い)。やはりレスポンス抜きでクルマの良し悪しはないですね(ディーゼルはかったるい)。確かにディーゼルの記事はカーメディア的には非常にタイムリーで価値が高いでしょうけど、ジャーナリストがなんとか引き出しを増やそうとして、レスポンスが命のディーゼルにはCVTは絶対に合わせられない!とか書いてましたが、それは限界トルクの問題が立ちはだかっているだけの話で、そもそもディーゼルエンジンをレスポンスで持ち上げるジャーナリストが現れるとは思いもよりませんでした。

  レスポンスに関して言えば直4ディーゼルの中では一番違和感が無いであろうマツダのものでも、やはり同ブランドのガソリン車とは大きな差があります。マツダのガソリンは今のところ自然吸気ばかりになっているので余計に大きな差を感じるかもしれませんけど。新たのメルセデスとボルボのディーゼルに乗ってみると、BMWのディーゼルは騒音を除けばそこまで酷くないのかな?という気がします。BMWのディーゼル(直4)は、マツダ以外と比べる分にはレスポンスなどフィール面に関して特に魅力を感じます。ただしクドいですが騒音が煩わしいです。アイドリングストップからエンジンがかかる時の音はもう少しどうにかならないのでしょうか?

  メルセデスとボルボはそれぞれに「道具としてのディーゼル」として好敵手と言えるかもしれません(A、CLA、GLA、B、Cにディーゼルが載れば・・・)。それぞれに日本のデリケートな騒音感覚の中での使用に耐えうるだけの水準を追求しています。出力よりも静音性なのでとにかく回りません(笑)!低速トルクで全て済まそうという方針なので、どちらも欧州車にしては中速域からの伸びが鈍いです(車重か?)。それぞれにボッシュとデンソーが参入していてトップサプライヤー同士の開発競争という側面もあり激しく火花が散っています。BMW(ボッシュ)を相手にマツダ(デンソー)が快勝しての第2戦なのでボッシュ陣営も気合いが入っているようですが・・・。

  主戦場である欧州ではもちろんボッシュ系のシェアが絶対なのですが、トヨタ系列の筆頭サプライヤーとしてデンソーはマツダで実績を積み、トヨタでもランクルプラドでディーゼル復活を果たしました。メルセデス直4とボルボ直4同士を比べたときに、静音性に関してはデンソー系のボルボが優位かな?と予想していましたが、メルセデスもEクラスに搭載されている為でしょうか、かなりジェントルな騒音で、現時点ではハッキリとボルボの負けだと感じました。おそらくこのディーゼルがXC70といったEクラス相当のサイズに搭載されたとしても、無理に回すとかなりざわめくエンジンなので「メルセデス越え」とまではいかないかもしれません。

  さて今月のカートップはとってもタイムリーな「新型ディーゼル比較」です。マツダCX5、BMW218d(直3)、メルセデスE(直4)、ボルボXC60、トヨタプラド、三菱デリカの6台を比較です。この6台で燃費や騒音測定をするのですが、メルセデスとボルボは騒音で思いのほか大きな差がついてました。データによると騒音に関してはメルセデスはマツダと同水準まで低減しており、これは完全に予想外の結果です(そんな静かだったけ?)。EクラスとCX5ではCD値(空気抵抗)が違うからでは?とも思いましたが、アイドリング時でもほぼ同じ水準ということなので、エンジンとマウント&消音・吸音の総合力が相当の水準に達しているようです。ボルボはBMWの直3にも負けるという散々な結果・・・。BMW直3はBMWミニと同じエンジンですから、どう考えてもボルボが優位だと思ったのですけどね。・・・まあカーメディアなんてこんなもんです。

  そんな実力不足を暴かれてしまったボルボのDEモデルですが、ニューモデルマガジンXのV40D4の覆面座談会による評価ではなんと☆を4つ獲得しております! カートップは客観的な測定値を示してそれに基づいた記事を編集しているのに対して、ニューモデルマガジンXはあくまでオッサン4〜5人による主観判断です。けどこのコーナーの常套手段として、主観の判断に説得力を持たせるためにとりあえずある程度の評価を得ているクルマを引き合いに出して、「こっちの方が優れている!」という相対的な表現を多用します。今回も試乗車が輸入車&ディーゼルということで、当然ながら日本のあのメーカーのクルマが引き合いに出されて、「レスポンスはボルボがいい!」とまるで鬼の首を獲ったかのように何度も連呼しています。

  マツダのディーゼルのレスポンスは、ブレーキの効きと踏み込み量との相関グラフと合わせ鏡になるように、踏み込んでからグイグイとトルクが出る人間工学に基づく設計なんですけどね。ブレーキもアクセルも踏みはじめは全く手応えがありません。もしかしたらボルボのDEの方が実際に回転数がすぐに上がるという意味での反応速度は早いのかもしれないですけど、10~30km/hくらいの低速加速時のレスポンスなんてどうでもいい気がしますけどね。本国でMT車に乗ってマツダよりもレスポンスがいい!ということなので、ボルボはさっさとMT車を持ってこい!ということにしておきましょう。けどね・・・ボルボのDEではハッキリ言ってドライビングは楽しめません!期待はしていたのですが、他のDE同様にあまり欲しくなりませんでした・・・。

  さてタイミング的に今月号はもう不回避でしたが、来月以降でディーゼル特集は組まれるのでしょうか? それとカートップはカラーページの「ディーゼル特集」に加えて、編集長以下、清水和夫、島下泰久、石井昌道の4人による「ゴキゲンワーゲン・VW首位奪還への道」なんてコーナーもあります(笑)!・・・そしてこの4人の中では明らかに言ってることに重みもないし、思想もないし、記事はブレブレでチャラチャラの石井昌道氏が、冒頭に出てきた「ディーゼルを持ってきてガツンとやるべき!」という大クラッシュを起こしています。失礼ですが、ディーゼルの1件でガツンとやられたのは本人だったようです・・・。

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2015年9月2日水曜日

VWの1.8Lエンジンはいい!ってどの口が言ってんだこらぁ!

  特に誰がということは無いのですが、カーメディアの人間にとって小型車のエンジンなんてのはハッキリ言って「どうでもいい」というのが正直なところみたいです。もちろんカーメディアに限らず、私のような場末のクルマ好きにとっても小型車のエンジンなんてハッキリ言ってそれほど興味はないです。それゆえにここ数年に渡ってVWの1.4Lターボが「時代の最先端!」だと祭り上げられている雰囲気は、違和感ってほどではなかったですけど、とりあえず「俺は騙されないぞ!」と身構えたくなる気分でした。VWの1.4L(ターボ)がトヨタの1.8L(NA)やスバルやマツダの2L(NA)より良いかのような偏向報道に接する度に、一体エンジンの評価基準って何なんだ?と首を傾げたくもなりました。

  そんなに評判の良いエンジンならば欧州メディアでも相当に絶賛されているだろうと、苦手な外国語(英語・ドイツ語)記事を手当たり次第に探ってみると、本国ではVWゴルフのメインエンジンはことごとくディーゼルであり、1.4Lターボは全くと言っていいほどに評価されていません。それなのになんで日本に入ってくるゴルフの基本的なエンジンは1.4Lと1.2Lばかりなのか(コレは本当に欧州車と言っていいのか)? どうやらこれはVWの東アジア向けパッケージなんだそうで、中国・韓国・日本・台湾向けには1.4Lと1.2Lを主体としたラインナップが展開されているようです。とりあえず日本にはゴルフのグローバル上級グレードとなる「GTI」も導入されています。気に入らない人あるいは欧州車としてのゴルフを味わいたい人はGTIを買っとけ!ということのようです。

  実際にGTI(2Lターボ)とハイライン(1.4Lターボ)を乗り比べると、車両価格で100万円近く変わってくるにも関わらず、「買うなら絶対にGTI」と決意できるくらいに乗り味が違います(まるで別のクルマです)。実際に乗り比べれば誰でも解るくらいの差にも関わらず、1.4Lや1.2Lのゴルフばかりがやたらめったら賞賛されていて、当時のカーメディアには確実に「闇」があるな・・・と感じずにはいられませんでした(今もですが)。私も自分の感覚に100%自信があるとは言い切れないので、VWの1.4Lターボがドライビングカーに適した乗り味が豊かなエンジンであるとの主張は、異論を感じつつも尊重すべきなのかな?なんて呑気に考えていましたが、やはりあらゆる使用環境を考えても1.4Lに何らアドバンテージは感じませんでした。

  しかし今年になって発売されたVWゴルフのクロスオーバーモデル「オールトラック」とビッグMCとなったポロGTIには、なんと新たに1.8Lターボが充当されることになりました。あれほどカーメディアがチヤホヤした1.4Lターボはどうした? この1.8LターボはアウディA3(ゴルフベースの横置き)の上級グレードに使われるエンジンですが、北米市場向けゴルフには、1.2や1.4は無く専らこの1.8Lが使われています。ちなみにゴルフやA3セダンと同じMQBプラットフォームで登場した新型パサートにも、この1.8Lを期待したいところですが、とりあえず日本向けは1.4Lの中国向け仕様のみの1グレード制となっています。

  新型パサートはMQBで軽くなったということで、ゴルフGTIに使う2Lターボを搭載すれば、ATでノラリクラリとキレがない走りを見せるC250や320iあるいはスカイラインターボやIS200tといったプレミアム勢を脅かす存在になる可能性があったと思います。4750mm×1850mmくらいのサイズならば、日本の大抵の道は難なく通れます。さらにVWのDCTは改良も進み、ゴルフGTIに乗った印象ではトルクコンバータの付いた多段式ATよりも傾斜に入る際のトルクの変換がスムーズで、アップダウンの多い箱根などでは好印象です。2速固定で登っていくくらいの傾斜となるとMTが最も爽快なんですが、DCTもそれに準じる良さがあります。

  もっとも日本の峠道を行くならば、話題沸騰のアウディS1(MT車のみ)やMTが用意されていて1.8LターボになったポロGTIが非常に適材適所な感はあるのですが、パサートのサイズでも十分に山岳国道を走破することは可能で、同時にパサートくらい車格があれば他の用途にも使えますし、DCTならば高速道路でのクルーズも楽ちんです。アウディA3の1.8Lは乗り出し価格が500万円を越えてしまうボッタくり価格で、A4の2Lターボとほとんど差がありません(ならばA4にする!)。ザ・ビートルターボ(1.8Lターボ)が334万円、ゴルフオールトラック(1.8Lターボ)が347万円ですから、350万円くらいでパサートの1.8Lターボがあれば、高い実用性が話題となりそうですが・・・。しかしVWはそれほど日本での販売に野心をもっていないようで、あくまで平坦地中心な中国向けの1.4Lで間に合わせようという後ろ向きな姿勢を感じます。

  すっかりパサートの評価になってしまいましたが、カートップ10月号で「ゴルフオールトラック」の試乗レビューが載っていまして、そこでは・・・やっぱり1.8Lターボはいい!1.4Lターボとは全然素性が違う!・・・というごくごく真っ当な意見が挙げられていました。「お〜!このライターは正直な人だ!」と思ってクレジットを見ると、アレ!?コイツは以前に1.4Lターボを絶賛して日本メーカーも早く見習え!みたいなプロパガンダを垂れ流すことで仕事を得ていた?ライター失格の烙印を押したヤツじゃないか・・・(名前は伏せますが)。なんだこのあっけらかんとした変わりっぷりは・・・ホンダが1.5Lターボ作ったら「ダウンサイジングターボはもう古い!」ってことですか?


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2015年7月19日日曜日

前回批判した舘内端さんがとても「いい事」言ってますよ!

  モーターマガジンと並んで編集部員の文化レベルが低い?ことで有名な「ドライバー」にも連載を持っている舘内端さんが、先月号・今月号とスポーツカーに対してあれこれと自説を展開されています。いや〜今回の話は難解で、私のような凡人には全く理解できない次元の話が延々と続いています。ホンダS660に試乗されたようですが、あれこれ気に入らないことがあったようで、かなりのお怒りモードなご様子です。

  簡単に要約させてもらうと、「S660は基本技術が古いからダメ」ってことらしいです。「私の若い頃は最先端のテクノロジーを満載したスポーツカーに憧れたものだけど、これでは今の若者でも全く食い付かないよ〜」ってことだそうです。そうですよね・・・最初から若者をターゲットにしていない気がします。誰が軽自動車でデートに行くのか?って話ですよね(ちょっと違うかも・・・)。

  それにしても「最先端テクノロジー満載」のスポーツカーってのも、なんだかすごいですね。一体どんなクルマを想定されているのか全くわかりません。私のような70年代生まれのクソガキには、最新のマクラーレン650Sやポルシェ918を想像してしまうのですけど、そんなクルマを作っても買える若者はほんの僅かしかいないような気がするのですが・・・。それともスカイラインGT-Rの時代のツインターボ技術を今さらのように持ち出してきたBMW M3/M4あたりを想定されているのか?(いやプロライターならそんな不始末はしないはず!)このクルマに乗って「やっぱり最新テクノロジー満載のスポーツカーはすごいぜ!」とか厚顔無恥にぶちかますのはさすがに痛過ぎです。

  「S660とロードスターはどっちも古い!」とは・・・。まあ仰りたいことは解らないでもないです。日本メーカーが世界最先端の技術力を持っていると主張するなら、テスラロードスター(約1000万円)みたいなスポーツカーを作って半額で売ってみろ!ってことですよね。GT-Rもいいけどさ、EV開発の先駆者を自認する日産ならばEVのスポーツカーくらい作っておくべきだったですよね。しかし日産が本気で手掛けるとなるとファンの期待も高いですし、これで某ドイツメーカーが作った「愛・無限大(18)」みたいなややコメントしづらいクルマだったらシャレにならないですけどね・・・。

  ちなみにS660を作ったホンダは年内に「最新テクノロジー満載」のスーパースポーツを発表するとすでに予告しているわけですから、「日本の自動車が行き詰まっているのをしみじみ感じる」なんてちょっとヒドくないですか? まあ新型NSXはアメリカで開発されていますけどね。しかし百万歩譲って日本の自動車が行き詰まっているとするなら、もはや専用設計スポーツカーなんて全く作る余裕がないドイツや韓国の自動車は一体どういう状況なのでしょうか? まだスポーツカーを作れるだけ日本の自動車の状況はマシかと思いますね。欧州ではロードスターや86に拍手喝采ですし・・・。

  イギリスなんてまともにクルマを開発する資金がないから、政府からイギリスの工場で生産することを条件に融資してもらって、やっとのことで新型の乗用車(普通のクルマ)を作っている有様です(そんな危機的な体制下でレンジローバー・イヴォーグが生まれたのは結果オーライでしたけど)。そしてフランスの自動車はというと、ルノーは完全に日産の稼ぎを使ってつまらないクルマを作るただの穀潰しですし、PSAは案外あっさりと中国資本に乗っ取られてしまいました。その結果として主に中国市場の為に新しいプレミアムブランド「DS」が立ち上げられたことは喜ばしいですが・・・。

  まあちょっと気になった点を指摘させてもらいましたけど、十分に楽しめましたよ!というか、この「ドライバー9月号」の自動車缶詰はかなりイッちゃってて面白いです。・・・たった1ページなんですけど、私のツッコミなんてごくごく一部で、1ページまるごとボケ倒しています! そこに詰め込まれた言論の数々は、大変失礼ですが完全に「支離滅裂」といって差し支えないくらいです(笑)。

  これを読んで「とてもプロの文筆家の文章ではない!」と憤るのは昭和な人間のやることですね。やはり新しい人種はこれだけツッコミどころ満載の記事なんてほぼお目にかかれないですから存分に楽しむべきです(さすがの私でもここまでメチャクチャ書かないです!)。マジか?って思ったらぜひ書店やコンビニで74ページを開いてみてください。ついでに91ページの熊倉重春氏もS660について書いておられますが、こちらはS660を「新時代のスポーツカー」と表現されていて、クルマが良過ぎて公道では性能が出し切れないし、みたいなことを書かれています。あらら・・・。

  それでもまあ舘内さんのコラムにもキラリと光るところがありましたよ! 大変感銘を受けたので、最大の敬意を持って引用させて頂きたいと思います!

〜ここから引用〜
先日、VWパサートの試乗会に言った。千葉県の富津市で行われたのだが、世田谷から首都高速4号線で新宿へ、そこから新設の環状2号線に乗ると、大井は眼の前だった。千葉がとても身近になった。まだまだ開発が進まない千葉はとっておきの自然のある地域だ。その自然を残したまま開発が進むことを願いたい。
〜引用ここまで〜

いやー実に素晴らしいご挨拶だと思います。というか勝手に想像してしまいました。VWパサートはあまりお気に召さなかったようですね。まあ乗らなくてもわかりますよ!センスがまるでない内外装で、使い古されたエンジンとミッション。そしてMQB。これではゴルフよりも感銘を受けるクルマになるはずもない気がします。おそらく舘内さんはとても正直な方なんでしょうね。S660は古いと思ったから「古い」。そしてパサートは何も感じなかったから「スルー」なんでしょうね。もしいいクルマだったら「良かった!」と一言入るでしょうし、文章の後半には余計な部分が目立ちますし・・・。

  モーターマガジンのコーナーにパサートが登場する時は、一体どんなお話をして頂けるのでしょうか? いまからコメントをあれこれ想像しながら楽しみに発売日を待ちたいと思います!

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2015年7月4日土曜日

モーターマガジンはやっぱりカスだ・・・舘内端はドイヒーだ。

  毎月のように「輸入車優遇」のプロパガンダ記事を連発するモーターマガジンですが、今回のはちょっと分りにくいので、先月号に引き続きスルーせずに噛み付きたいと思います。今回はこの雑誌に見開き2ページカラー写真付きの連載を持つ舘内端という大御所ライターが、絶好調のマツダ・デミオをディスっております。

  つーか「65歳くらい?のライターを日本車に乗せる」という企画そのものが絶望的なまでにクソです。今月のクルマは「デミオXD Lパケ」だそうですけど、読んでビックリすることに、本文全体の3割程度でデミオの話は完全終了です。しかもほとんど褒められてない!欧州のライバル車の方が楽しいよ!くらいのニュアンスが入ってます(まあ想定通りですけど)。そしてその後の7割は、あの石原都知事のパフォーマンスのように、老人特有の質の悪さがプンプンする、ディーゼルエンジン車に対する悪辣な意見が続きます。後半の7割を簡単に要約すると「ディーゼルは環境に悪いから、今やドイツ車はPHVの開発にシフトしたよ」といったところです。いや〜!つっこみ所が多すぎてどこから指摘したらいいのか分らないくらいですね・・・。

  ①「これ見よがしにPM2.5の排出問題に触れるならば、まずは欧州ブランドが日本で売るダウンサイジングターボの実態を伝えろ!」

このライターはホントに酷いですよ!先月号の同コーナーでは「BMWミニ」を取り上げています。このクルマの全く不必要なターボ化直噴化をまずは叩くべきではないですか? 欧州メーカーの内燃機関って遅れていて、高級車ブランドのメルセデスが、スズキの軽でも使っているリーンバーン技術をほんの一部のクルマにドヤ顔で使っていたりします。トヨタやホンダが小型車にもアトキンソンサイクルエンジンを実用化してまで環境と燃焼効率に執心しているのに、それらを無視して「やっぱり直噴ターボを使わない日本メーカーは遅れてる!」なんて愚かな大合唱を1年くらい前までカーメディア全体でやってましたよね?

 こんなナンセンスな風潮(日本のクルマ作りを不当に批判するアホが湧いている!)にメスをいれるべく、某政府系の研究機関から1年くらい前に発表されたのですが、VWポロはトヨタヴィッツの50倍!のNOxを出すという研究結果が出ました。あっさりと尻尾を掴まれてしまいましたね。舘内さんはわざわざご丁寧にNOxは日光に当たるとPM2.5に変わるという講釈を今月号でしてますけど、これはまさに先月号にやるべきネタじゃなかったですか? 1.2L直噴ターボという環境にとって最悪のエンジン積んでいる「BMWミニ」には何らおとがめなしで、デミオXDは特に研究結果も出て無いのにディーゼルだからってだけで批判するのですか?

  ②「NOxやPM2.5の発生は内燃機関ではなく後処理の問題だと指摘しろ!」

じじいライターというのは、VWには逆らわないものみたいですね。VWのインドや中国といったアジア向け車種はとにかく「排ガス処理」という概念は必要ないと思っているわけです。基準ギリギリを突破さえすれば、それ以上精度を挙げる必要ない!というメーカーの酷い開発姿勢が、先ほどの研究結果で明らかにされています。ちなみに現行のゴルフやポロに使われるエンジンは後処理をしないままだと2017年以降は日本市場での販売は出来なくなります。日本や中国の環境なんて知ったこっちゃないから、その時になったらまたやればいいくらいに思っているのでしょう。トヨタの廉価車ヴィッツだって規制値の50分の1以下まで丁寧に抑えているのに、モーターマガジンは一度たりともそれを報道したことがあったのか?

  ③「なぜ恥ずかしげもなくドイツメーカーがHV!と掌返しをするのか?」

トヨタとホンダがHVの開発競争に白熱していたころには、HVなんてエコでも何でも無い!とか息巻いていたカーライターが多かったように記憶しています。マツダがディーゼルを日本で出した頃も、まだまだそんな意見が多かったですよね。それなのに!環境問題に対応するために、HVに取り組むドイツメーカーは偉い!みたいな意味不明なこと言ってて恥ずかしくないですか? トヨタはもうとっくにFCVを発売しているし、ホンダも新型FCVを年内にも発売する時代ですよ? 基本技術まで無償公開して、他社の参入にも広く門戸を開いているのに・・・。トヨタやホンダが20年前に研究した成果にメルセデスやBMWが乗っかっているだけなのに、ドイツが日本よりも進んでいるという論理に持ち込むというクソっぷりは、じじいライターの常套手段ではありますけどね。

  ④「PMの話がしたいなら、トヨタ・ミライでも借りてきてからやれ!」

なんでディーゼルで頑張っているマツダのクルマを呼んだときに、こんな皮肉な議論を始めるのか? 燃料電池車を紹介する回で、CO2やらNOxやらPM2.5やら散々に話をしてあげれば、燃料電池車の有り難みがよくわかると思うのですけどね。さらに欧州でもディーゼルの規制が・・・みたいなことを言ってますけど、PM2.5の主原因は中国でも欧州でも分っていて、その多くは石炭を燃料とする暖房設備によるものなんだそうですよ。だから夏よりも冬の方が観測値が高くなるそうです。中国でバカ売れしている欧州のガソリンターボが原因なのか?と思ってましたけど、とりあえずは最も排出する発生源ではないみたいですね。

  ⑤「じじいライターは欧州の小型車にのるのを止めろ!そしてライターも辞めろ!」

頭の中が全くアップデートできておらず、「ディーゼル=汚い(間違ってないけど)」「VW=偉い」「日本メーカー=アホ、バカ、マヌケ」のまま40~50年ずっとやり続けた結果・・・アホなクルマ好きが増えてしまった。おかげで「クルマ好き=アホ」という世間の固定したイメージすら付いてしまった(なので私はリアルでは絶対にクルマ好きとは公言しませんし、匿名でブログを書き続けます)。とりあえず反省して下さい。

街中で欧州小型車を見かけたら、もう「アホ」が乗っている!でいいと思います。軽量なはずの小型車にわざわざターボを使う意味なんてないのに!欧州車が使う粗悪なスチールのせいで日本車のように軽くならないし、ミッションも安っぽいので壊れやすいし、山道走るとターボのくせに燃費悪くなるし(信号ないのになぜ?)、そして何よりNOxを50倍も振りまいて走っているわけです・・・。

さて舘内さんに、クソな欧州のガソリンターボに負けちゃうエンジンだとか、ギア比がオカシイとか散々に言われてしまったデミオXDは哀れですね・・・。まあこんなクソライターに広報車を貸し出した?マツダが大バカ野郎なんでしょうね。日本の将来などどうでもいい!20年後は環境も経済もボロボロになって若者が苦しめばいい!とばかりに、一生懸命に頑張っている日本メーカーを不当に貶める「じじいライター」をこれからもどんどん糾弾していきたいと思います。


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2015年6月15日月曜日

「BMWのすべて」で沢村慎太朗氏が大暴れ!これはヤバい!

  三栄書房から「BMWのすべて」というムックが発売されました。「◯◯のすべて」という名称はこの出版社のいろいろなシリーズで使われているのですが、去年あたりから展開されていて、既に「マツダのすべて」「スバルのすべて」「ポルシェのすべて」「メルセデスのすべて」「フェラーリのすべて」などクルマ好きから支持を集めているメーカーにスポットを当てた「名車アーカイブ」シリーズは、他の三栄書房のシリーズよりも編集に力が入っているようで、非常にお買い得感があります。

  そんな「名車アーカイブ・シリーズ」の最新号としていよいよ「BMWのすべて」が出たわけですが、今回も全く期待に違わぬ内容でして、特に目立っていたのが、3本も織り込まれていた奇才・沢村慎太朗氏のコラムです。たびたびブログで取り上げさせてもらっているのですが、このライターはこの10年余りのBMWのクルマについてかなり厳しい意見を発信しておられます。自身のメルマガを再編集した著書シリーズ「午前零時の自動車評論」では、80,90年代のBMWに関してはしばしば「自動車作りの模範」として引用されますが、一方で2000年以降のBMWに関しては、ほぼ90%以上の割合でその陳腐化したクルマ作りに対して強烈な批判を繰り返し加えています。

  最新作の第9巻でも、「名ばかりのMは道をあける」というタイトルで、BMWの真髄が詰まったはずの「M」のコンプリートカーをボコボコに批判しています。この人の文章は豊富な知識と優れたレトリックを楽しむなかで、あまり顕在化しないですが「結論ありき」として書かれることが非常に多いです(作家はこうあるべきですけど)。そしてその結論とはズバリ「M3/M4とM5/M6以外は存在価値無し!」で、見事なまでにハッキリ言い切ってしまっています(あらま・・・)。第1巻の「BMWの懺悔」からしてかなり強烈で、要約すると「2000年代のBMWはただの直線番長に堕ちた・・・E60系、E87系、E90系はもはやBMWですらない! けどF01系、F10系で考えを改めたようだ。」(F30系の発売前の原稿)といったものです。こんなえげつないことをハッキリと言ってしまうライターを「BMWのすべて」に登用する三栄書房の意図はいったい・・・。

  沢村さんは「AUTOCAR」や「モーターファンイラストレーティッド」でも事あるごとに「BMWの凋落」を皮肉たっぷりに語っていますが、やはり最もBMWファンの神経を逆撫でしてきたのが、「足がフニャフニャで酷いハンドリング」を持つF30系への痛烈な批判だと思います。そんな破天荒なライターが、改めて「BMW」の歩みを記録するマイルストーン的なムックで一体何を語るのか? と思いきや、やっぱりこの人はブレません・・・。

  1本目の「320d試乗記」では、「アクセルフィールが・・・(悪い!クソ!)」「ディーゼル音が・・・(ウルサ過ぎて死ねる!)」「燃費が・・・(高速では期待できるが、街中ではHVの半分もいかない、このクルマで燃費自慢するヤツはアホ!)」とアホには読み取れない見事な暗喩に覆われていますが、極論すると「完全否定モード」です(これで褒められていると感じる人はいないだろう・・・)。さらに強烈なのが「ランフラットの酷いフィールを補うために、ブッシュがたっぷり入ってる!(その結果ハンドリングが相当に緩い)」でして、これには嬉々としてこのムックを買ったBMW好きが不憫でなりません。これを読んだら激高するあるいは失望してすぐに見積もりに出し始めるかもしれません。

  ブッシュがたくさん入っている!ってトヨタの「カムリ」や「サイ」のユーザーならば割と素直に喜んでくれると思いますが、BMW、マツダ、スバル辺りのユーザーには逆効果ですね。特にBMW好きは日本のセダンでは味わえないものを求めてE90/F30系あるいはE60/F10系を無理してまで買ったのに、「オマエらのクルマは平均的な日本車と同じ」と面と向かって言われているわけです。確かにF30系の乗り味はいよいよトヨタ・プレミオみたいな雰囲気に収束しつつあって、BMWに乗っているという高揚感なんてほとんど無いですけどね。

  2本目は「M3/M4の紹介」です。この2モデルに関しては沢村さんは肯定的なことを書いてきているのでまあ安心して読めます。まるで「名ばかりのMは道をあける」の焼き直しのような文章なんですが、今回はさらにエンジンについても細かく教えてくれます。専用エンジンの「直6ツインターボ」の素性を高く評価するところまではいいのですが、BMWのベースモデルのユーザーは、すでに沢村さんのタコ殴りで全身傷だらけなのに、さらに傷口に塩を塗込むような苛烈さで首を絞められます。「オマエらが大事にしてるBMWなんて直4も直6も平凡でしかない!」みたいなほぼ悪意しか感じられない恐ろしい内容です・・・。F10系の直6なんて900万円もするのに!くそ!

  3本目は「E60系のデザイナー・アルカンジュリの物語」です。まずこの天才デザイナーの仕事についてあれこれと専門のスーパーカー分野に踏み込んで説明してくれます。ピニンファリーナ時代の代表作「360モデナ」の当初のデザインは凄みを感じる美しさだったのだけど、知性と美的感覚が欠如していたフェラーリのCEOによってデザイン変更が強制された結果、「太ったNSX」になってしまったという逸話。それからBMWの暗黒時代(バングル時代)の中で作られたクルマのデザインは、どれもほぼ「出オチ」で、今ではどれも「祭りのあと」のような残念な腐敗臭を出しているけど、アルカンジュリのE60セダンだけは、トランク回りの曲線に気品を感じるといったお話です。E60セダンのユーザーだけはマトモって事か?

  要約すると「E87系、F20系、E90系、F30系、E60系(セダンを除く)、F10系、E65系、F01系 バングル期のBMWは全部ダサい!」という主旨のようです。マジか・・・E63の6シリーズのリアデザインは結構好きだったのにな。BMWが大好きな人は沢村ページだけ糊付けしてしまって開かないようにすればいいでしょう。他のページは図鑑のようによくまとまっていますよ! BMWが嫌いな人は本屋で一度立ち読みして貰えば、笑って一時が過ごせるんじゃないですかね。

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