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2024年9月20日金曜日

CX-80ネガキャンの次は、若手インフルエンサー批判か・・・

 

さすがに黙ってられない・・・

「自動車系ユーチューバーをやるなら、まずは批評するクルマを自分で買ってみて、それからあれこれ評価しなさい!!」・・・だってさ。なんか蘇ってくるんですよね。10年ちょっと前にMAZDA車を「買って」それに感動してブログを始めてみたものの、「BMWと乗り比べてみたけどGHアテンザは全然負けてないです!!」と率直にな感想を書いていたら、「BMWに乗れるようになってから書け」と同じようなことを上から目線で言ってくるコメントを度々頂戴したものだ。なんで感動できないクルマを買わないといけないんだ!?


このブログを読んで下さっている方は、ご理解頂いていると思いますが、ブログ主はMAZDAに限らず、基本的にはあらゆる自動車メーカーに対して「クルマを設計&生産してくれてありがとうございます」と感謝を伝えるべくブログ活動をしている。MAZDA歴42年でマツダ整備士だった有名インフルエンサー様から見れば、「何もわかってない素人さん」でしかないが、ちょっと前の投稿にも書いたように「MAZDA車は危険です」みたいな広報活動には断固として反論させて頂きたい。ただし相手にコメント欄に敵意を剥き出すのではなく、自分のメディアでやるのが流儀。



本物のインフルエンサーって・・・

レクサスLCを新車で変えちゃうくらいの財力があって、CX-60もCX-80もどっちも買う・・・若手ユーチューバーを参考にしたような富裕層アピールで目立ち、コメント欄にも「CX-60プレスポ・オーナーです」みたいな自己紹介(必要ある?)してくる同じ匂いの仲間が溢れている。可処分所得の多い視聴者を集めればYouTubeの収益も上がるし、それを原資にクルマを何台も買うのだからとても結構なことだと思う。MAZDA好きがレクサスLSであそこまでテンションが上がるのはちょっと違くないか!?という気もするけど、MAZDAファンにはちょっと珍しいような、陽キャで八方美人なタイプなのだろう。


正直に告白すると「ひでぽんチャンネル」には恩がある。CX-60が発売された頃に、縦置きシャシーに採用されたサスペンションの説明の動画を拝見した。さすがは整備士だなと思った。他のインフルエンサー(五味さん、河口さん、小沢さんなどAJAJ系)からは期待できないテクニカルな内容がけど、とてもわかりやすい説明だった。その直後に、ちょっと因縁がある池田直渡さんが日経でMAZDAのサスペンションをレビューしていたが、「ひでぽんチャンネル」で予習済みだったので、すぐに致命的な間違いがあることを見つけてしまった。


間違いの内容は、MAZDAがメディア向けに用意した「CX-60」と「従来車」の2つのシャシーの図を使った説明の中で、「従来車」のリアサスをマルチリンクだとして話を進めているが、これはMAZDA3やCX-30が使うトーションビームが正しかった。Xに池田さんのレビューを添えて「間違ってますよ!!」と晒したところ、ご丁寧にも池田氏本人から返信が来た。その内容は全てスクショしてあるので別の機会にでも出してみよう。わざわざ返事を頂いたのでそんなに悪い気もしなかったし、言葉遣いは最低だったが本人も自身のレビューの間違えを認めていたので、適当なところで折れておいた。



視野が狭い&上から目線

「ひでぽん」さんと池田さんは同い年くらいだと思うが、どちらも喧嘩っ早いようで、年齢からくる自信なんだろうけど、間違った内容でもゴリ押しするところが見受けられる。MAZDA系の若手のインフルエンサーから「ステマ好きなパーツ屋」と陰口されているのを知ったのだろうか、最近の動画では毎回のように、冒頭のような「買ってからレビューしろ!!」「買わないやつの動画は無意味」みたいなことを言うようになった。クルマを複数台も買える金持ちだけがレビューを書くべきという主張には同意できない。その言葉をそのまま同級生の池田直渡さん(10年以上所有していないらしい)に突き刺してみてはどうだろうか!?


批判の対象となっているMAZDA系若手ユーチューバー(・・・本当に若手か?)とは誰のことか断定なんてできないけども、比較的に見る機会が多い「MAZDAベタ褒め系のユーチューバー」ならば3人くらいが思い浮かぶ。3人(3組)ともに、「ひでぽんチャンネル」と比べれば2回り以上は若手だろう。3チャンネル共に動画の内容はよく練られている優良チャンネルなのでオススメできる。若手とはいえMAZDAのクルマ作りに詳しくて、非常に論理的で頭が良い人達が、呆れるような飛躍もなくMAZDA車の素晴らしさを淡々と語っていて、ずっと聴いてられる安心感がある。



なんだこのタイトルは!?


一人目は「くらおチャンネル」さんだ。癒し系の落ち着いた語り口がとても爽やかで好感度が高い。1人のチャンネル登録者の勝手な想像に過ぎないが、この人はクルマにとても詳しいが、あえて難しいことは言わないようにして初心者向けを心掛けているが、コアなMAZDAファンを唸らせるセンスあるレビューになっている。「ひでぽん」チャンネルと大きく異なるのは、思考停止な視聴者が好むような安易な批判やネガキャンなどは絶対に行わない。視野がとても広い。「ひでぽん」がネタとして繰り出す小さな批判など全く興味はないようで、そんなことよりも、世界のどのメーカーよりも真剣にクルマ作りに取り組むMAZDAの世界観にとても共感している様子が窺える。


そんな「くらおチャンネル」さんが、何やら「ひでぽん」チャンネルに対するアンサー動画らしきものを作ったようだ。同じMAZDA系チャンネルということで「ひでぽんチャンネル」の影響を受けた人々が、この動画に上から目線でコメントをしている。別に「ひでぽん」チャンネルの視聴者が思考停止した情報弱者などというつもりはないけども、そこで得た情報を他のチャンネルのコメント欄に「ひでぽんさんはこう仰ってましたよ」などと動画の内容に反論してくる人々が何人も現れていて残念な限りだ。終始大人の対応の「くらお」さんが、これらのゴミコメントにクールに流すように返答していて最高だ。



「ひでぽんチャンネルはパーツ屋のステマ」だ


二人目は「ハチワレカーライフ」さんだ。こちらのチャンネルでは、かなり早い段階で「ひでぽん」チャンネルに対して、自身の動画内で「某整備士さんのステマ」とコキ下ろしていて喧嘩を売っている。若手とはいえMAZDA歴15年にもなるそうで、MAZDAが世界制覇へ歩み出した第五世代(2002〜2012)からのユーザーだ。この世代からMAZDA車に乗り始めた人は熱狂的な人が多い印象だ。ランエボや初代86がスクエアエンジンを使っていた時代に、アテンザ、アクセラ、プレマシーの2LエンジンはショートストロークのMZRが搭載されていた。スポーツセダン、スポーツハッチ、スポーツミニバンが主力の世代だ。


第五世代の話は別の機会にするとして、「ハチワレカーライフ」さんも非常に冷静で、MAZDA車のポテンシャルをしっかりと理解した上で、的確な言葉で語り尽くすスタイルだ。同じく第五世代からMAZDAにどっぷりハマった一人のチャンネル登録者として、どのMAZDA系チャンネルよりも内容にシンパシーを感じる。「ハチワレ」さんや「くらおさん」のように「MAZDAへの情熱✖️丁寧に調べる✖️視野が広い」の3つが揃ったユーチューバーは実に素晴らしい。AJAJ系のチェンネルの多くは3つ全てが欠如している。ただただMAZDA車は再生回数が増えるから取り上げてるだけ・・・って感じが嫌だ。




整備士系ユーチューバーの頂点


三人目はMAZDA系という分類ではないが、比較的にMAZDA車を高く評価している「ハンターチャンネル」さんだ。「くらお」さんや「ハチワレ」さんは共にCX-60を購入されていて、それ以前にもMAZDA車を何台か所有して来られたようだが、「ハンターチャンネル」さんは特段にMAZDA車のオーナーというわけではなさそうだ。「ひでぽん」チャンネルが批判するような「買わないのにMAZDAをベタ褒めするインフルエンサー」の中では最大級の登録者数を抱えたチャンネルだ。2024年9月現在では「ひでぽん」チャンネルの2倍以上の登録者を誇っている。



国土交通省、欧州委員会(EC)、カリフォルニア州などに敵視されつつも、自動車業界全体に圧倒的な影響力を持つトヨタに対して、「ひでぽんチャンネル」やAJAJ系チャンネルは額を擦り付けて服従し、「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」は無関心な姿勢を貫いている。しかし「ハンターチャンネル」だけがトヨタに中指を突き立ててトヨタの新型モデルをボロクソに酷評している。「ひでぽん」さんと同じ自動車整備士出身の二人組で、MAZDA信者の「くらお」さんや「ハチワレ」さんとは主張のスタンスがかなり違う。淡々と流れ作業のような語り口は「ひでぽん」さんに似ている。



ユーチューバーのスタイルは色々あって良いはず

もしMAZDAが日本から撤退したら、自動車系ユーチューバーは激減するだろう。MAZDAのような非常に野心的でスケールの大きな構想を打ち立ててくる総合自動車メーカーがあるからこそ、カーメディア全体も盛り上がる。「ひでぽんチャンネル」や「ハンターチャンネル」のように整備士の立場からユーザーに有益な情報を教えたいというスタンスもわかるし、「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」のようにMAZDAの世界観を仲間と共感するためにSNSを使う場合もあるだろう。


「ひでぽんチャンネル」が主張する、MAZDAに忖度した若手インフルエンサーが誰を指しているのかはわからない。ただし全てがステルスマーケティングに従事しているわけではないし、「ひでぽんチャンネル」の批判に反応した「くらおチャンネル」や「ハチワレカーライフ」は、整備士系とは全く違う意味でコアなMAZDAファンに親しまれているチャンネルだと思う。池田直渡さんなどのAJAJ系インフルエンサーの動画やレビューは、MAZDAへの理解が全然足りてなくてイライラするけども、AJAJ系はまともなMAZDAファンは見ないから問題ない・・・。




EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘





2024年9月10日火曜日

CX-80 を葬りたい闇の勢力

 

CX-80を買わせない理由は?

久々にMAZDAの新型車となるCX-80が発表された。量販型のコンパクトカーではなく、ブランドのフラッグシップとなる高級モデルの登場だ。2012年の初代CX-5の大ヒット以降、MAZDAの中大型モデルは非常に注目度が高く、MAZDA6、二代目CX-5、CX-8、CX-60はいずれもトヨタが警戒するほどの好調な売れ行きを見せている。販社や顧客の数を考えればトヨタの中大型モデルと比べて絶対的な販売台数は下回るけれども、トヨタ以外のメーカーが直近の10年余りでこれだけのモデルを投入して善戦していることが快挙と言える。


そんなMAZDAの決定版のような大型SUVのCX-80だけど、なぜか一部のインフルエンサーから発売前にもかかわらず怒涛のようにケチが付けられている。どんな経緯からマツダ整備士ユーチューバーがCX-80のネガキャンを繰り返しているのかわからないけど、これはさすがにマナー違反だと感じる。動画の投稿頻度も非常に高くなっていて、あくまで憶測に過ぎないけども某企業からの「案件」ではないか!?という話をちょっと前の投稿でも書いた。その後もネガキャン動画は執拗に続いていて、それぞれから「CX-80は買わない方がいい」とのメッセージがハッキリ読み取れる。



ネガキャンが悪質になっていく

比較的に新しい動画では、とうとう「MAZDAには安全なクルマがない!!」とまで言い出した。IIHSなどの海外の衝突安全テストで「世界で一番安全なMAZDA車」という裏付けを得ているブランドに対してのイチャモンには、さすがに多くの視聴者(MAZDAファン)も違和感があるだろう。ひでぽんさんが舅様にクルマを買ってあげようと思ったが、MAZDA自社開発・生産車では「安全面」で条件を満たさないので、MAZDAブランドにOEMされているフレアワゴン(スズキ・スペーシア)を買ったんだそうだ。自分のクルマはレクサスLSやLCで、舅のクルマには軽自動車・・・しょうもないプライベートまで動画で公開する時代にちょっと閉口する。


動画のコメント欄には「ひでぽん」さんのファン(多くはMAZDAファンか?)からの好意的なコメントで埋め尽くされている。自称MAZDAファンだけど、ブランドに対する敬意がなく、やたら上から目線で批判してくる年配の方々だろうか。ユーチューブで新たな視聴者を獲得するには、視聴時間が長い高齢者を狙うのが一番手っ取り早いだろうし、高齢者の世代ではMAZDAは嫌われていることが多い。潜在的なアンチ層を取り込む戦略なのだろう。クルマの魅力で売っているMAZDAに対して、他の国内メーカーはモビリティを売っているので「先進安全機構」を最優先にPRにするのだから、開発の方針は違って然るべきではないか。



「切り取り」が酷い

動画内では分かりにくく誤魔化しているが、MAZDA2とCX-3は「先進安全機構」で他社よりも装備が劣る部分はある。モデルサイクルが長期化しているところを狙い撃ちしている。ちなみにMAZDA3以上の上位モデルであれば他社に遅れを取っている安全機能はほとんどない。カメラやセンサーを使った「先進安全機構」は、狭い場所での切り返しなど徐行時や、駐車場からバックで出る時には確かに有為な機能ではある。CVTで突発的に動き出すリスクがある他社モデルには必須な機能だと思うが、徐行時の余裕を持った制御がしやすいトルコンATを使っているMAZDAやレクサスは、ドライビング環境として上を行く安全性が確保されている。


マツダ整備士ならば当然に知っているであろうけども、ペダル配置やシートの着座姿勢によって事故を削減するというMAZDAのポリシーには全く触れられていない。長時間の運転でも疲れにくいクルマ作りの結果、長距離ユーザーがMAZDAを選ぶ流れが生まれている。某有名AJAJライターの動画では、CX-5が長距離王だと認定していた。長距離ユーザーは乗車時間が長いので、クルマにお金をかける傾向にあるが、近年のMAZDAが日本市場で顕著に中大型モデルで躍進しているのも納得だ。




意図的に誤解させている

国内他社のようにモビリティを積極的に売っていく方針ではないのだから、MAZDA2やCX-3をブランド内から切り取って、他社基準で評価されるのは厳しいものがある。基本設計となる先代のMAZDAデミオ(3代目)は、2008年のWCOTYを獲得した歴史的名車ではあるけども、その設計はさすがに古い。CX-80の登場で第七世代への更新が完了したが、MAZDA2、CX-3のベースは第五世代として設計されたものに遡る。


MAZDA2とCX-3の主要な生産ラインはタイやメキシコにノックダウンされており、開発コストが焼却済みで価格を抑えた新興国向けモデルとして、2Lガソリンエンジンを搭載したモデルが主体となって生産が続いている。日本市場向けはMAZDA2が国内生産でCX-3がタイ生産に切り替わっていて、日本市場向けのモビリティとして主役になるのは無理がある。ひでぽんさんはこの状況を分かりやすく視聴者に伝えるために「MAZDAでモビリティを買ってはいけない!!」と言いたいようだけど、視聴者のコメントを見る限り、「MAZDAは全て買ってはダメ!!」と認識されてしまっている。この程度のロジックに騙される人はMAZDAには向いていないとは思うが・・・。



批判が受け入れられる状況が生まれている

トヨタがMAZDA系インフルエンサーに金を払っている疑惑なんていう道義的な問題よりも、さらに根深いものが見え隠れする。他の動画でも「MAZDAを買ってはダメ!!」というメッセージを強烈に含むものが続いているが、このような動画が嬉々として受け入れられる土壌があるのも事実だ。MAZDAというメーカーの近年の新型車開発に対して多くのファンが、期待してた故に大きな失望も同時に感じていて、そのやり場のない複雑な感情に対して「ひでぽんチャンネル」が寄り添っている部分もあるのだろう。不満の吐口になっている。


ファンの期待という部分でMAZDAはやや楽観的になっている。2010年代には世界的な評価を独占し、トヨタの会長からも評価され、さらに他の日本メーカーが日本市場向けのクルマ作りへのロマンを捨てているという現状が、MAZDAの方針をグローバルで目立たせている。MAZDA以外の日本メーカー車が、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどのカー・オブ・ザ・イヤーを獲得する姿はまず想像できなかった。2020年代になりトヨタ・プリウスの大変身でMAZDAの独走にから状況は変わりつつあるかもしれない。



MAZDAがオンリーワンの時代は終わった?

プリウスに続きホンダからプレリュードが投入され、日産も新型車を投入すると宣言していることから、「MAZDA以外には期待できない」という状況は徐々に変わっていきそうだ。2019年からの第七世代においてスカイアクティブXと直列6気筒縦置きシャシーのどちらもが計画通り実用化された。スポーティでありながら20km/L近いモード燃費を達成していることは、かなり過小評価されているけども、エンジンに関しては「世界のMAZDA」と言っても過言ではない状況になっている。


スカイX&6MTのMAZDA3と、直6ディーゼルのCX-60によって実現した、MAZDAによる「新しい世界線」に対して、トヨタやホンダが執念を燃やしてきたハイブリッドで対抗することは諦め、シビックRSは1.5Lターボに6MT、GRヤリスは1.6Lターボに6MTや8ATを組み合わせるという90年代的アプローチへと立ち返っている。環境「先進国」の日本が自信を持って送り出したハイブリッドの道徳的意義は高いのだろうけど、同時に消えゆくカーライフへの飢餓感も作った。最も飢えていたのがMAZDAの経営陣だったというオチだ。



立場の違いは大きい

世界のどのメーカーが、最後まで俺たちのカーライフに真剣に向き合ってくれるのか?ポルシェ、BMW、トヨタなども候補に上がるかもしれないが、MAZDAこそが異端とも言える経営方針で楽しくて所有欲を高めるクルマを作ることに全振りしている。フェラーリやメルセデスと並んで3大の「カーライフの可能性を追求するブランド」だと自負してるかもしれない。評価は人によって分かれるとは思うが、事実として半世紀を超えてスポーツカーを作り続けてきた稀有なブランドに対して、「モビリティ性能をもっと上げろ!!」とは無作法な批判ではないか?さすがにフェラーリに同じことは誰も言わないだろう。


世界のどこのメーカーよりもたくさんの逆境を超えてきたMAZDAの歴史を知っていれば、このメーカーに「常識」を押し付けることが迷惑以外の何物でもないことはわかるはず。創業間もないアマゾン(5期連続赤字)に対して、「立ち読みできなかったら本なんて売れるわけねーだろ!!」と批判しているようなものだ。「EVシフトなんてできるわけないだろ!!」と批判されたテスラが、北米市場でメルセデスやレクサスを軽く超えていった。・・・ただ面倒くさいことに、安易で思考停止な批判意見が有益になるケースもある。それは日本向けユーチューバーやテレビ局がコンテンツを楽して量産する場合だ。



2024年9月1日日曜日

マツダ整備士ユーチューバーは、他社案件に転んだのか?





大人のガチ喧嘩発生!?

この1〜2年で MAZDAのファンに広く知られる存在となったユーチューバーの「ひでぽん」さんですが、短期間で登録者数を大きく伸ばし、AJAJライターでも名前が知られている島下泰久さんの「RIDE NOW」や小沢コージさんの「cozzi TV」を軽く追い抜かしてしまった。マツダの内部事情がわかるコネがあるようで、他のチャンネルでは得られない情報が満載されていて、数あるMAZDAユーチューブチャンネルの中でトップを取るのは時間の問題だった。


これだけ登録者が増えれば、単なる趣味でなく、ユーチューバーとしての実益を追い求めたくもなるわけで、さらに登録者を増やすにはMAZDAユーザーだけでなく、トヨタやレクサスのユーザーを巻き込んでいくしかない。既存の登録者の多くがMAZDAのファンだとしても、なんの未練もなく「トヨタ最高です!!」「レクサス最高です!!」といった動画を展開し始めた。これまではMAZDAファンの溜飲を下げるものが多かったが、さらに多くのユーザーを抱えるトヨタファンにスリスリする内容の動画が多くなって、予想通りアンチコメントが殺到したらしい。


動画の危険性

顔出しで堂々と喋るだけあって肝は据わっている。アンチコメントに対してもニヤニヤと動画のコンテンツに組み込んでいく。ユーチューブ、ブログ、SNS(Xなど)へのアンチコメントなんてまともな人間のやる事ではないと思うので、個人的にも経験してきたが、アンチコメントのほぼ全てが浅知恵な連中の勘違い発言に過ぎない。SNSで吠えるホリエモンとかひろゆきなど、失礼を承知で申し上げるが、いちいち発言が浅い(間違えも多い)。バ○専門のインフルエンサーを演じて実益を得ている。


頭が弱い人ばかりがユーチューブを見ている・・・・そんな極論を述べたいわけでは決してない。しかしテレビやネット動画などの映像は、さまざまな編集を経てモンタージュが構築された虚構を見せて感情に働きかけてくる。疲れている時に多いけども、ボーッと見て時間を過ごす。自分自身の思考停止に気付いて気分が悪くなる。例えばウイスキー系チャンネルの動画を見て、直後に何も考えずにアマゾンで見ていたボトルをポチる。テレビやネット動画が日常の情報源になってしまっている実家の母親がストロングゼロを飲んでいた時には、厳しく説教したこともあった。



方向転換

「ひでぽん」さんは、アンチコメントに対して最もらしい返答をしている。「MAZDAしか知らない連中に他社の凄さを伝える」「どこにも忖度しないスタイルを貫く」などなど。アンチコメントを書く連中はこんな当たり前のこともわからないのか!?と鼻で笑っている。いや批判の対象はそれじゃない・・・タイミングの問題だ。CX-60は発売当初から売れ行きは好調だった。500万円のMAZDA車がまともに売れるわけがないとタカを括っていたトヨタはさぞかしビビったことだろう。それから間も無く「ひでぽんチャンネル」が執拗に足回りとミッションのガタガタを拡散し始めた。


さらに同じくらいのタイミングで売れ行きがさっぱりのレクサスLSの絶賛動画が上がり始める。これが1年くらい前のことだった。あまりにも唐突であり、多くの視聴者は怪しさを感じたはずだ。「ひでぽん」さんがトヨタの広告代理店から「案件」を受けたと断定することはできない。案件の伴うステルスマーケティングだったとしたら、画面にそれが明確にわかるよう表示する義務があるけども、見たことはないので案件ではないと考えられる。しかしマツダ整備士のチャンネルで脈絡もなくトヨタ車絶賛動画が「PR」表示とともに流れたら、「あまりに露骨だろ」と、トヨタにとっては不都合な評判につながりかねない。



トヨタなら可能?

トヨタくらいの超一流企業は、グーグルにとって収益の柱である「広告受注」と「ビッグデータ販売先」として、最高クラスのVIPクライアントになる。ゆえにユーチューブ規約に関しても「トヨタのステマ」には特別な「除外規定」が存在するのかもしれない(あくまで憶測です)。トヨタ系ユーチューバーはたくさん存在する。「寄らば大樹」とは言ったもので、インフルエンサーとして活動するにあたって、いろいろと面倒な問題が起きにくい制度になっているのかもしれない。


利益のほとんどを海外市場で稼ぎ出すMAZDAに対して、国内市場への依存度が高く、日本市場で異変が起きたら死活問題となるトヨタでは、当然ながら国内市場向けの広告宣伝費は大きく変わってくる。トヨタと仲良くするのは、ユーチューバーとして合理的判断のようにも思える。確かに多くの自動車系チャンネルでMAZDA車の時に顕著に試聴回数が増えるという現象は見られるが、MAZDAが日本市場から撤退してしまったらもはやそこまでだ。



問題は「ある」

マツダ整備士のユーチューバーがトヨタ車を動画で絶賛する・・・という企画自体がとても新鮮であるし、レクサスLSやアルファードに憧れるユーザーに寄り添った内容の投稿をしても、それはあくまでMAZDAと「ひでぽんチャンネル」の関係上の問題に過ぎないので周囲がとやかく言うことではない。「ひでぽん」さん自身もそのように主張している。アルファード絶賛動画がMAZDAファンやMAZDAの関係者から顰蹙を受けているとのことだが、最初は私も文句を言う連中がおかしいと感じてはいたが、実際に動画を見て意見は180度変わった。


そんなにアルファードが良くて、それが正直な感想であり、本人が主張するように一切のステマ・案件ではないと言うならば、今後の「ひでぽんチャンネル」はアルファードがメインになっていくことだろう。ここまでは何の問題もない。しかし動画の中で何度も言及して、わざわざ未発売のCX-80を貶す必要があるのだろうか? ふと10年くらい前のAJAJ騒動を思い出した。VWと裁判になっていたスズキに対して、VWがAJAJに「スズキを貶めるレビュー」を大量に発注したことが明らかになったが、信頼を失ったAJAJはもはやその存在意義を失いつつある。



不審な点

まだトヨタが公式には発表していない段階であるが、動画内の「ひでぽん」さんは、本体価格440万円のアルファード廉価版が追加で投入されることを明言している。トヨタもCX-80を警戒しているようで、アルファード廉価版の情報を、雑誌媒体などに盛んにリークしてはいるようだが、動画内ではズバリ「440万円」とハッキリ言っている。アルファード動画の構成は、トヨタが伝えたい情報がしっかりモンタージュされていて、コンサルの手が入ったかのような出来栄えだ。


マツダ歴42年ともなれば、余人にはわからないMAZDAへの愛憎の籠った想いなどもあるだろう。初代RX7や五代目ファミリアが発売されていた時代からずっとMAZDA一筋だとどんな「クルマ観」が育まれるのだろうか。3世代のRX7は実質的に全世界でスポーツカーというジャンルの頂点を取ったと言ってもいいシリーズになった。そんな黄金時代と比べてしまえば、今のMAZDAは刺激が足りないだろうし、最も不満を持ちやすい世代なのかもしれない。



マツダ歴長過ぎ問題

動画で存分に表現したくらいに、レクサスやアルファードへの想いが本物ならば、今後はトヨタ系ユーチューバーとして更なるご活躍を願いたいと思う。人様の動画を見させてもらって「わざとらしい」とか申し上げるのは気が引けるが、CX-60の一件からMAZDA陣営との間に修復不能な関係が築かれているのでは?と邪推してしまう。MAZDAと仲が良いならば、このタイミングでアルファード絶賛動画は挙げないだろう。


マツダ歴13年で、最初のMAZDA車がGHアテンザ後期の若輩者の感覚だと、MAZDAが作るべき価値があるクルマとは、少なからず足回りがガタガタしているものだ。アルファードを絶賛してMAZDAをイジるのもいいけど、CX-60、GHアテンザ、E90Mスポ(BMW3シリーズ)の3台でどれが一番ガタガタなのか比べる企画で、MAZDAの開発者がやりたかったことを代弁してあげるのが、MAZDA愛に溢れるインフルエンサーってものじゃないだろうか?







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