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2021年11月10日水曜日

岩貞るみこさんが再びホンダに強烈パンチ・・・


なぜKozzi TVにシビックが出ない!?

 HONDAが大好きなAJAJライターといえば小沢コージさんなんだけど、最高に面白いユーチューブチャンネル「Kozzi TV」にシビックがなかなか登場しない。パシリ役の渡辺陽一郎さんに概要を語らせる動画が1つだけあるけど、同じHONDAのヴェゼルやNボックスとは扱いがまるで違う。なんでだろう!?小沢さんとHONDAの広告代理店の間にシビックの契約は入っていないのか!?他のAJAJユーチューバーは、2ヶ月くらい前にシビックの試乗会動画が出ているのだけど、シビアでプロ意識が高い小沢さんは「プロモーション契約」がない車種に関しては触れないスタンスなのかもしれない。「Kozzi TV」に登場しないのはシビックにとってあまりにハンデが大きい。日本COTYの10ベストカーも逃してしまった。



破天荒ライター

小沢さんと並んでHONDAに非常に縁があるAJAJライターが「レスポンス」で時々登場する岩貞るみこさんだ。「日本車なんてどれもゴミです!!」みたいなセレブな世界観をコンプライアンス完全無視で開陳する「女版の福野礼一郎」とか言われている人だ。レスポンスでも過去に先代シビックとNSXを過激にディスっていた。クルマへの批判では気が収まらなかったのか、ホンダの開発者と、先代シビックを購入する男性ユーザーの一般的なイメージにまで言及。先代シビックはクルマとして存在価値なし!!そして開発者とユーザーは男として魅力はゼロ!!とまで言い切っている。



「男として魅力なし」

いくらK沢さんでも異性のクルマユーザーに対して「魅力ゼロ」とは書かないだろう(書かれてもノーダメージだが・・・)。例えばMAZDA・MX-30が気に入らないからといって、「こんなクルマが上質だと考える女性主査のセンスを疑うし、これを喜んで買う女性ユーザーはみんなブスばっかりだ!!」みたいなことをもし書いたら、K沢さんに限らず大問題になると思うが、岩貞さんはこれくらいに暴力的なレビューを平気で書いているのだ。いくらなんでも頭おかし過ぎるだろ・・・。



全く反省してません!!

そんな面白過ぎる岩貞さんが、先代に続き新型シビックのレビューを書いてくれた。書き出しから「ヤワで中途半端で方向性を決めあぐねたバランスの悪さで、今の日本で存在意義はあるのかと思っていたホンダ『シビック』。」(原文まま)・・・と全開モード。K沢先生がM社のモデルをレビューするにしても、最初くらいは「皆様ごきげんよう・・・」くらいな雰囲気で始まるが、そんな挨拶などすっ飛ばして、今回もホンダをボコボコにする意図が最初からハッキリしている。



クルマの価値は価格

ちなみに先代シビックのレビューでは4600mm前後というサイズのセダンを、私はクルマとして認めない!!こんなクルマに乗る男は人間のカスだ!!くらいに書いていたが、それと前後して出されたアルファロメオ・ジュリアのレビューでは、シビックとほぼ同じサイズにもかかわらず、「使い勝手が最高のサイズ」「イタリアブランドはよくわかっている」とべた褒めしている。同じ身長&体重でも日本人男性はダサくて、イタリア人はカッコいいという「ダブルスタンダード」はともかく、先代シビックとジュリアではどちらもずんぐりしているしデザインもイモっぽいので基準がよくわからん。結局はバブル世代らしく300万円と500万円の決定的な差について熱く語っていたのだろうか!?



納得できないわけではないが・・・

この手のレビューが、実は多くのクルマ好きな女性の支持を得ていて、所有するクルマという属性で男の価値をジャッジすることが、隠れたコア・エンターティメントとして成立しているならば、誰かに怒られるまで勝手にやってくれと思う。確かに40歳を過ぎたオッサンはある程度は持ち物を選ぶ必要があると思うし、それには当然に「クルマ」も当てはまる。あまりブログ以外では口にしたことはないけども、40歳過ぎたオッサンがアウディTT、BMWミニ、BMW3シリーズ、メルセデスCクラスというチョイスはさすがにちょっとヤバいと思う。安っぽい輸入車だけでなく、変にチャラついた日本車を選ぶのもまた別の意味でキツい。C-HR、ヤリスクロス、ライズ、ハスラーなどの過激なデザインをまとったコンパクトカーサイズのSUVやクロスオーバーなどは避けた方がいいと思う。



人生に迷ったら読めば良い!?

ある意味でこの人のレビューは参考になる。女性から不当に文句をつけられなくない完璧主義な「意識高い系」男子にとっては、ここまでズバズバ書いてくれる女性ライターのレビューは貴重だし、好感度を意識してか、可愛いらしいことしか書かない他のAJAJ女性ライターとは一線を画した存在だ。ホンダへの痛烈過ぎる批判を書いているけど、匿名で行われるヤフコメとは全く違い、ライターとしての責任や使命を全うしたプロの仕事として行われているから面白い。しかもK沢さんのように誤った情報を意図的に混ぜて読者のミスリードを目的としたアンチ・レビューではなく、読者のほとんどが男性だとわかった上で炎上覚悟で堂々と書いている。男どもよ!!女とはこういうものだ!!嫁さんといえども気を許してはいけないと親切に教えてくれている。そんな老婆心すらあるのかもしれない。



シビックを更生させた!?

AJAJでも私だけが先代シビックをボロクソに書いた!!その結果、新型シビックはかなりマシになった!!・・・とは書いてないけど、今回のレビューからそんなニュアンスが伝わってくる。ホンダの過去の偉業を過大に讃え続けても成長には繋がらない。キモい男どもがネチネチと最近のホンダ車をディスったところでホンダの開発者には響かない。「乗り味をもっと固くしろ!!」と言い続けてきたという岩貞さんの主張通りに、新型の乗り味はカッチカチらしい。アメリカでは18歳が買うクルマであり、日本でも若年層に買ってもらいたいというホンダの主張通りの味付けなんだろう。



モヤモヤが半端ない読後感・・・

「先代よりはずっとマシ」だそうだが、やはりというべきか一度関係にヒビが入ったら女性は頑なであることが多い。そんな微妙な関係にあるホンダを簡単に許すわけもなく、新型シビックの全体評価は「落第」であり、後から発売されるe:HEV版を待つべきだそうだ。このレビューを読み切った男性は、もはやホンダやシビックへの処遇などどうでも良くなってしまい、なんだか古傷がズキズキ痛むんじゃないだろうか!?誰もが過去の恋愛や結婚生活の中で心の深く刺さったトゲみたいな嫌な記憶が次々と呼び覚まされてしまう。ホンダ以上にダメージを受けているのは不意に読んでしまった男性読者だったりするかもしれない・・・。










2021年5月23日日曜日

自動車メーカーもこのレベルのAJAJライターにレビューされたくはないだろ・・・。

 



こんなレビューが許されるのか!?

自動車ネットメディアのレスポンスで試乗レビューを書いているAJAJライターのあるレビューが気になった。ネット媒体の微々たる原稿料で自動車メーカーやインポーターと険悪になるリスクは取れないだろうから、中身のないレビューばかりなので普段はほとんど読まないけど、たまたまパサートのブログ記事を書いていたところだったのでちょっと眼を通した。なんとも言えない違和感に襲われた。


<ここから引用>

「FWDのVWの祖がゴルフだと思っている読者が多いかもしれないが、純粋にVWが開発した最初のFWDモデルは、実はこのパサートである。」

<引用終わり>



福野&沢村では絶対にありえないレベル

失礼だけど、ほんのわずかの文章の中に盛り込まれた、おぞましいほどの「何から何までが異次元」なトンチンカンさが炸裂している(全編読んでも中身は全くありません)。この文章を福野礼一郎や沢村慎太朗といった非AJAJでも仕事の依頼がどしどしやってくるレベルのライターなら絶対にありえない内容だ。もし彼らこんな内容を書いたら一気に読者の心象を害して信頼を失ってしまうだろうし、クルマ好きが読んだら「何言ってんだ!?」という的外れ感がハンパない。もっともK沢M宏とかS水K夫とかいったAJAJ大御所ライターならば書いていても何も驚きはしないが・・・。


なぜそう考えたのだろうか!?

それにしてもツッコミどころが多過ぎる。多分「読者の多く」は「FWDのVWの祖」ではなく「横置きFWDのVWの祖がゴルフ」だと思っている。初代ゴルフの革新的なスタイリングは著名デザイナーの出世作としても知られているけど、誇り高いドイツメーカーが柔軟な姿勢でルノー、MINI、ホンダなどで人気を博していた「横置きFF」に乗り出し始め、とてもセンセーショナルなスタートを切ったことに初代ゴルフの「歴史的な意味」がある。


縦と横が区別できてない!?

10年ちょっとくらい前からメルセデスやBMWもそれぞれ三菱、ホンダのシャシーをM&Aで手に入れて「横置きFF」モデルが増殖しているが、長らくドイツ車とは、大衆ブランドのVWやオペルを除き、「縦置きプラットフォームの高級車」を意味していた。ほとんどが横置きFFに変わった日本メーカーにおいてもトヨタと日産は「皇室専用車」や「公用車」を制作する能力を保持するために「縦置き」を残しているが、現在ではアメリカ市場のレクサスやインフィニティも主力モデルは「横置きFF」になっている。


VWラインナップの全貌

VWブランドでは「トゥアレグ」と「フィデオン(中国専売)」及びピックアップトラックの「アマロック」といった特殊な大型モデルを除けば、「FF横置き」がほぼ全ラインナップを覆っている。日本市場でのVWの正規販売は全て「FF横置き」になって久しい。1974年に登場した初代ゴルフで採用された「横置きFF」が、2000年代に日本メーカーのA社とB社のシャシー技術を巧妙に取り入れつつ「MQB」モジュラープラットフォームを完成させ、ほぼ全ラインナップを網羅している。


VWが純粋に開発した!?

このAJAJライターさんがレビューで述べているのは、VWのFFの祖はゴルフではなくパサートだ!!ってことなんだけど、初期のパサートはゴルフとは共通のシャシーを使っておらず、傘下のアウディのシャシーを流用して設計された「縦置きFF」だった。アウディのシャシーを使っているのだから、純粋なVWのFFはパサートだ・・・は奇妙なミスリードに感じる。縦置きFFは、AWDで大排気量エンジンを搭載する、あるいはスバルのように水平対抗エンジンを使うためのシャシーとしては有効だけど、小排気量ターボ化をリードし、かつ世界ナンバー1の量販グループを目指すVWにとっては「横置きFF」への収斂は当然の選択だった。ゴルフこそがVWのFFの元祖でいいと思うが・・・。


カーメディアの問題点

この人に限った話ではなく、日本のカーメディアは「技術競争」における自動車メーカーそれぞれの立ち位置を倒錯させてレビューすることが多い。素人があれこれ物申す立場ではないかもしれないが、彼らのミスリードのおかげで、個人的に書いてきたクルマを楽しむためのブログに、何度となく攻撃的なコメントが寄せられイライラしてきた(実害があった)。10年ほど前のカーメディアはとにかく「ダウンサイジングターボは正義」という立場だった。この人たちは実際にクルマに乗った上でターボがいいと書いているのだろうか!?訝しい思いをそのままブログで吐露していた。実際にVW、BMW、メルセデスなどのダウンサイジングターボ車をいくつも試してみたけど、正直言ってこの乗り味には毎度のようにがっかりさせられていた。


悪いものは悪い

ちょっとしたゆるい登りですぐパワーがタレる・・・そんなクルマが大幅値引きで500万円。日本のユーザーを舐めるなよ!!って思っていたけど、案の定そんなモデルに金を払う人は少数派だったようで、ドイツブランドの売り上げは悪化の一途をたどっている。確かにミニバンや軽自動車から乗り換えればダウンサイジングターボの機動力は「別世界」のような乗り味だったかもしれない。私の場合は乗っていたクルマがMAZDAのフラッグシップだったので、全くその感動はなかった。失礼だが出来の悪いドイツメーカー車の価値も、それを批判するブログ記事に攻撃的なコメントをくれた人々の気持ちも理解できなかった。そしてVWのシャシーへの「認識」があまりにも違い過ぎるこのAJAJライターのレビューも同様に理解できない・・・。



自分たちで首を絞めている

2013年くらいならともかく、今ではダウンサイジングターボが最先端であり、日本メーカーは遅れているという人はかなり少なくなった。カーメディアも10年前の愚かな主張は完全に「なかったこと」にして気まずそうにレビュー書きを続けている。10年前の間違った認識をごまかしたまま先に進んでいるから、もはや本質的な技術論すら書けないだろうし、主要自動車メーカーで使われるシャシーが、どんなルーツで進化したかを書くこともできない。メルセデスは三菱、BMWはホンダ、VWはMAZDAとスズキ・・・なんて広告料ありきのカーメディアでは絶対に書けないことではあるけど。



 






2020年3月28日土曜日

これがAJAJ会員の自動車レビューか!?  新型 スズキ・ハスラー








2代目ハスラー
突然の逆風の中でもがき苦しみつつも掴んだ栄光。2014年に登場した初代ハスラーの成功は、あらゆる意味でスズキに勇気を与えたと思う。小型車開発において「世界の頂点」にあるダイハツの「猛攻」を跳ね返し、そのダイハツをベンチマークして2011年に登場した「伝説」のN-BOXがKカー市場で爆風を起こす中で、十二分に存在感を示した。2010年代の日本のKカー市場は拡大傾向にあったとはいえ、過当競争を超えた「異常」な状況だった。さらにスズキを襲ったのは某ドイツメーカーに裏で買収された全カーメディアから非難の嵐だったこと(AJAJを除名された某ライターによって大規模なスキャンダルが露見)。


英雄譚
ダイハツは小型車メーカーとしては名実ともに世界一だ。三菱の技術供与を受けていたマレーシアの国営メーカーであるプロトンは、成長するASEAN市場を背景に21世紀に大いなる飛躍をすると思われたが、なんとダイハツと提携する民間企業のプロドアが国内市場を席巻してしまう。世界を動かしつつあるアジアの政府系ファンドとしては、中国、香港、シンガポール、サウジ、クウェート、カタール、ドバイに次ぐ規模を誇るマレーシア「カザナ・ナショナル」の全面支援を受けるプロトンを、100対0の完全勝利でブチ破ったダイハツの技術力は凄まじい。まあ大雑把に言ってしまえばメルセデス・スマートと同設計のプロトンに対して、Kカーの次元を超えた!!と評判のムーヴを持ち込めばそりゃ圧勝するでしょうけど・・・。


何で!?
そんな無敵のダイハツに、日本市場において完全勝利してしまったホンダN-BOXの実力は「世界の頂点」をさらに超えて「反則レベル」だ。1980年代に北米ビッグ3に「チートだ!!」と言わせたホンダの真髄がKカー市場でも炸裂した。初代ハスラーとは、そんな「世界チャンピオン」と「影のチャンピオン」を相手に、80歳にもなるカリスマ創業者が社長に復帰し、倒産覚悟の背水の陣で全てを賭けて挑んだ戦いだ。その「スピリッツ」にただただ感動の涙を流すべき新生スズキを象徴する一台だ。そんな「伝説」を受け継ぐ後継モデルであり、Mハイブリッド&CVTで全モデルを統一してきた2代目は一体どんな作戦で「頂上決戦」に挑むのか!?・・・と期待してAJAJ会員中村孝仁氏のレビューを開いたら、なんじゃこりゃ!?「エンジンスペックが低い」の話を延々と繰り広げている。規制ガチガチのKカーのユニットをアレコレ語る前に、いくらでも言うべきことはあるだろうに。ホンダの参戦以降に7000rpmもぶん回すハイスペック時代に突入した「Kカーの闇」にスズキがメスを入れた!!で済む話だと思うが・・・。


ユーザーは迷う必要なし!!
ホンダやダイハツのNAユニットが58psでスズキの新開発ユニットが49psでなぜ同じじゃないんだ!?という問題提起自体は納得できるんですけど、AJAJ会員でありながら、スズキとホンダ&ダイハツのKカーの方向性の違いがまるでわかっていないようだ。スズキの売れ筋はハスラーを含め900kg以下に収まるモデルが中心なのに対して、ホンダやダイハツは車重で乗り心地やNVHを向上させようとしているので1000kgを超えるモデルがよく売れている。ボリュームゾーンを考えてエンジンのスペックを考えるのは当たり前だろうに・・・。


この人は本当にAJAJ会員なのか!?(名前貸し?)
最もびっくりしたのは、全モデルがMハイブリッドになっているため、ダイナモとしての役割を果たすのでエンジンの負荷を抑えるためにデチューンしているという素人目線でも余裕でわかることが一切言及されていないことだ。慌てて書いたので気がつかなかったのかもしれない。この程度のミスをするライターなど腐る程たくさんいるのだから目くじらを立てる方が悪いのかもしれない。正直に言ってしまえば、この中村孝仁というライターがちょっと前に書いた他のレビューにもあれこれとツッコミどころが散見されたので、今度こそは叩いてやろうという気持ちがあった。



こんなミスをする!?
この人のCX-30のレビューにおいて、荷室の比較が行われていたが、「CセグSUVのライバルであるティグアンやプジョー3008と比べて劣っているマツダの努力がまだまだ足りない」とか結論していた。いうまでもないがマツダのCセグSUVの本流は世界のCセグSUVを多くの市場で軽く蹴散らした伝説のCX-5である。この辺の「区分」に関しては免許取ったばかりの若いユーチューバーの方がよっぽどわきまえているのではないだろうか!? スズキにしろマツダにしろ自動車開発においては世界から一目置かれている「一流メーカー」である。デチューンにしろ、荷室容量にしろ、全て意味があって設定している。そんな部分で素人がゴチャゴチャと理屈をこねる必要などないのだが・・・。


「自分は偉い」と言いたいだけの不快レビューは叩かれる
それでも日本メーカー車の仕様についてアレコレ書いて、「老害」とか罵られてしまうAJAJライターが後を絶たない。アンチに火をつけてしまうその手のレビューをわざと書いているってのが唯一の合理的な理由だが、AJAJの看板を背負ってやるべきことだとは思わない。「こんな日本車わたしレベルの高貴な人は乗りませんよ!!」と主張したいだけの、ポジショントーク=マウンティングレビューにも見えてしまう。私が知ったことではないけども、掲載しているメディア媒体にも非常に悪いイメージがついてしまうと思うのだけど。





そもそもレビューが書かれる「商品」とは!?
レビューを通してユーザーがイメージを膨らませて購入を決める「商品」は自動車以外にも色々ある。簡単に言ってしまえば「趣味」の領域にあるもの、本・CD・カメラ・高級酒(ウイスキーやワイン)・高級自転車などなど、そこそこの出費を伴うけども享受するものも大きい(期待値が大きい)という特徴がある。レビューを通じてユーザーは、判別しかねるその商品の価値を多面的に考えることができる。さらにレビューに読む価値が生まれるのはその「商品」がある程度の歴史を持っているものが多い。


初心者に優しくない・・・
自動車はその中でも最も売上が大きく、製造しているメーカーはどこも日本トップクラスの大企業ばかりだ。レビューが流通する量も必然的に多い。しかしどれだけのユーザーが、1980年に世界のトップになった日本の自動車産業の歴史について語ることができているか!?免許を取ったばかりの若者が手軽に「自動車発展の歴史」を自力で辿るだけの資料すら多くはない。数ある自動車雑誌を1年間読んで見ても、結論を言ってしまえば「欧州車はいいね!!日本車は残念だね・・・」を繰り返し唱えているだけで、具体的に欧州車の何がいいのか!?日本車はどこがダメなのか!?は判別しない。



後世に何を残すべきか!?
せめてもの救いは、単行本で発行が続いている沢村慎太朗の「午前零時の自動車評論」と福野礼一郎の「福野礼一郎・クルマ評論」「福野礼一郎・あれ以後全集」の発売が2010年以降に継続されていることだろうか。雑誌ベース・WEBベースのカーメディアが崩壊しつつある中で、過去50年ほどの自動車産業が積み上げてきた「価値」を、決してオーバーシュートすることなく淡々と記述してくれている。「クルマの良し悪しがすぐにわかるようになりたい」という18歳にぜひオススメしたいシリーズだ。価格帯を問わずに楽しいカーライフへと導いてくれるモデルを見つける手助けになると思う。



AJAJ会員でなくても・・・
沢村氏も福野氏も「AJAJ会員」ではない。つまり立場としてはプロではない「素人」であり、出版社レベルでその能力が認知されている「読モ」みたいなものだ。「アマチュア」ながらも、若者が参考にできる自動車評論集がほとんどない「ゴミ」みたいな現状を憂いて、体と脳が動くうちにできる限りのものを残してあげたい・・・という老婆心で精力的に活動を続けてくれているようだ。バブル期の日本車など全くわからない世代からすれば、ただただ「感謝」しかない。この両者の単行本を読んできたので自然と「クルマを考えるアプローチ」なるものが身についた気がする。あとはスペック表だったり試乗したりする際に、日本車もドイツ車も「何を狙って設計されているか」ってことがよくわかるようになる。直接にお礼を言う機会もなさそうなので、せめて単行本は全て買わせていただきます。





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2019年6月20日木曜日

中村孝仁氏「ウィキで調べたらプジョー508の先祖は407らしい」・・・オッサン無知を晒す


プジョーなんてどーでもいい!?
「ウィキペディアでセダン系プジョーの足跡を調べてみたら、面白い事実が浮かび上がった。このクルマの直接の祖先は同名の『508』というモデル。ところがその前は『507』『506』もなく、いきなり『407』もしくは『607』と出てくる」・・・全然面白くないです。何もわかっていない一般読者向けに善意の冒頭紹介なのだろうけども、そもそも「407」すら知らない人はレスポンスなど読まなのでは!?


クルマの文化遺産とは!?
中村孝仁というライターはAJAJ正会員だそうで、そのプロフィールには「移動手段の自動車よりも文化遺産としての自動車の良さ、楽しさを伝える・・・」とか上段に構えて書いてありますけども、この人がレスポンスでコンスタントに書いているレビューはどれも「どっかのショボい還暦オッサンが、少々寒い懐事情を気にしながら、あーだこーだと瑣末な欠点をあげつらう」といった感じに終始しているので、プロフィールとあまりに実像が違い過ぎて笑える。もっと「文化遺産」とやらに言及してくれないかな!?


プジョー407の意味
そもそもプジョー407こそは、プジョーブランドの歴史において最も「文化遺産的」な存在意義を持ち合わせているモデルだと思うのだが、その後継モデルに当たる初代508、新型508も含めて、ウィキペディアを参照にして確認するレベルに興味がないのだろう。まずメルセデスやBMWのサルーンであればこんな扱いをされることもないだろう(文化的な価値を見出すのがほぼ不可能な2000年以降のモデルであっても)。ハッキリ言ってしまうと悪いけども、「プジョー407」の「文化遺産的」価値がわかっていない人は、日本車が90年代以降に世界の頂点を極めた理由の「根幹」が全くわかっていないのと同じだ。この中村さんだけでなくAJAJ会員はそんな連中ばっかりなのだから全く驚かないし、中村さんばかりを責めるのはフェアではないが、そんな連中は本来はモータージャーナリストなんて名乗るべきではないと思う・・・。


プレリュードから407へ受け継がれたもの
80年代の中頃にホンダはすでに北米での現地生産を始めていた。アメリカでホンダ車が人気絶頂を迎える中で、1981年にロナルド・レーガンが大統領に選出され、今のトランプさながらに日本の自動車輸出に対して強行な姿勢で迫った。輸出台数を前年比で約10%の抑制を迫られ、通産省を通しての政治的な台数割り当てに、アメリカで一番人気のホンダは強く反発し、すでに創業していたオートバイ工場に部品を持ち込んで自動車生産を始めた。同時に欧州市場への進撃を開始し、のちに「FFのフェラーリ」と表現されるような、スポーツカー譲りの足回りを持つプレリュードを投入。見事に欧州COTYで日本のCDセグ以上の中型車で初めてファイナリストに残った。


ホンダが欧州を変えた歴史的瞬間
当時プレリュードが投入されたCDセグのスポーツサルーン/クーペ市場においては、BMWとアルファロメオが人気を二分していたが、FFシャシーを使うアルファロメオはホンダ・プレリュードのアイディアに「協賛」し、フロントサスにダブルウィッシュボーンを組み込んだアルファ156を発売。これが欧州のみならず日本でもスマッシュヒットした。その後にアウディA4、マツダ・アテンザ(初代/2代目)がホンダのプレリュード&アコードのフォロワーとして次々に登場して、ブランドの窮地を救う大ヒットを見せる。最後にたどり着いたのがPSAでプジョー407とシトロエンC5も欧州に吹き荒れた「フロントDWB」の風に乗ったが、それがリーマンショックの直前という悲惨なタイミング・・・。


バリューチェーン
フェラーリを名指ししたNSX、そして欧州のスポーティな乗用車市場に大きな影響を与えたのがアコードユーロRとシビックタイプR。ホンダが描いた大風呂敷の最終局面にあって、日本車の技術が欧州市場全域に染み渡ったことを示す歴史的な一台が「プジョー407」だ。80年代のプレリュード開発からリーマンショック直前のプジョー407の発売までで、スポーツサルーンの「バリューチェーン」が大きな利益をもたらす構造は事実上終わった。以降は多くの日本メーカーは「ミニバン」だったり、新たに「SUV」だったり「電動化」だったり、そして今は水面下でものすごいスピードで「CASE」に関する技術革新が進んでいる。当たり前のことだけど、ほぼ全ての自動車メーカーがこれらの新しいバリューチェーンにプライオリティを置くようになった。


多くの自動車メディアに欠けていること
時代の流れとともにクルマの開発のあり方も変化する。これは仕方のないことだ。苦渋の決断を経て、リスクを負って、貪欲にビジネスを進める自動車産業の本音・意向など全く介さずに、軽薄な自らの趣味だけでクルマの良し悪しを語るモータージャーナリストであってもわきまえる・認識すべきことがある。彼らの自己中なレビューで最も中心的に語られ、読者からも注目を集めるテーマの一つである「ドライバビリティの向上@スポーツセダン」を語るならば、少なくともその基幹技術が急激に進化して市場に広まる、「スポーツサルーン」のバリューチェーンの期間はいつからいつまでだったのか!?それすらも認識することなく、この中村孝仁や斎藤慎輔、国沢光洋、清水和夫、島下泰久、河口学、西川淳、清水草一などなど、多くのAJAJ会員が「プレリュード、407などにあまりに無関心」なままに「スポーツサルーン」を論じている。そのこと自体があまりに空虚だと言いたい。


なぜ3シリーズは進化しないのか!?
リーマンショックによってホンダ、マツダ、PSAなどはCセグとDセグを統一して、より大きな中型車プラットフォームをつくるターム(これもバリューチェーン)に入った。そこはプレリュードから407までの期間に見られた「限りない進歩」とは真逆の方法論が主流のタームだ。もちろん同時期の3シリーズやCクラスは長らく思考停止の「死に体」に過ぎない。これらドイツのFRは2000年代からすでに死んでいる。メルセデスもBMWも設計上に大きな変化を見出そうとはしていない。AJAJ会員を使って東アジアのバカどもに高値で売りつけられればそれでいいと思っている。なぜCクラスと3シリーズのフルモデルチェンジには特段に語るべきな革新性がないのか!?・・・間違ってもそんな検証をした人はAJAJの偉い人から除名されたりするのかもしれないが!?


何がきっかけとなるのか!?
新型プジョー508には何か新しいバリューチェーンが動きだす匂いを感じるだろうか!?(このクルマが他のメーカーを動かすか!?) これから出てくるFF横置きフロントDWBで登場したボルボS60は時代を超えて冷凍保存されたプジョー407に過ぎない(S90の小さい版だし)。ポルシェ、ジャガー、マセラティなどのクオリティを売りにするハイブランドでさえも、業界を目覚めさせることもなく、「何もできない」ままにただ市場に佇んでいる。突破口はもちろんだけど、引き際すら見失っている(ように見える)。この先に「スポーツサルーン」の新しい進化はどこかのメーカーのどんなモデルから起こるだろうか!? 80年代にホンダがプレリュードでやったように、すべてを起動させる「引き金」に指をかけているメーカーは・・・とりあえず、アメリカと日本に1つずつしかなさそうだ。


注意・この文章の意味がわからない無知蒙昧なオッサンは間違ってもコメントなんかしないでください。説明も面倒だし、あなた方にはおそらく関係のない話なので・・・。

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