2020年1月8日水曜日

国沢光宏「RAV4はデザイン以外すべてでCX-5を上回っている」

2019年ボコボコにされたMAZDA
相変わらずだけど「マツダは嫌われもの」だな・・・。2019年の最後まで続いた国沢氏のマツダ批判に対して、最初は何だ?何だ?と思っていたけども、いよいよ何の珍しさもなくなって、ただただ自動車評論の奥行きのなさをさらけ出してしまったんじゃないかという気がする。


変化すれば叩かれる!?
国沢は決して「間違ったこと」を発信しているわけではない。書いていることそのものは許容範囲じゃないか。MAZDA3に関する議論では毎回のようにリアサスペンションをネタにしている。2000年代の第五世代マツダはサスペンション技術で世界と渡り合ってきた過去があり、当時のアルファードがトーションビームだったのに対して、MPV、ビアンテ、プレマシーのリアにはマルチリンクが採用されていた。つまり国沢氏に言わせれば、2000年代にあれだけサスで推していたマツダが、今更にトーションビームに変わり、見事に「ブーメラン」が突き刺さったような快感なのかもしれない。


2000年代の劣化版!?
マツダの第五世代にはロードスターとは別にGG?GH型の「G系シャシー」があり、FFながらフロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクを備えたフラッグシップモデルが存在した。いうまでもなく80年代90年代に世界を変えたホンダ・アコードの掲げた「スポーツカーの足」思想に染まった逸品。同じ系譜に連なるクルマは、アルファロメオ156やプジョー406/407など名車揃いであり、例に漏れずマツダのGGアテンザも2002年頃の世界を席巻し、倒産目前だったマツダを一気に蘇らせた。


もう乗用車を買う時代ではないのか!?
現在市販されているクルマは、日本車も輸入車もよっぽどのスポーツモデルを選ばない限りは同じカテゴリーではほぼ差はない。しかし当時のマツダ第五世代のG系シャシーはとりあえずトヨタのマークXとは別次元の安定感があった。グローバルでドイツ車を超えるくらいに絶賛されたクルマと国内専売のセダンなのだから大きな違いがあって当たり前なんだけどさ。その頃の日本メーカーのグローバルモデルはマツダ以外も良かった。それなりの金額(300万円くらい)を払って乗りたいクルマは、このマツダ第五世代G系シャシーと同時代のホンダのアコード&オデッセイ(どちらも4輪DWB)と、日産のV35&V36が最後だったかもしれない。残念なことにこれらのモデルがことごとく不調で方針転換を余儀なくされた・・・。


バカ舌ばかりな日本ユーザー
かつてスバル1000というモデルがあり、徳大寺有恒さんが「同クラスの欧州車の全てより優っている!!」と手放しで絶賛するほどのハイパフォーマンスカーだったけど、カローラ&サニーの前に惨敗を喫した。クルマに関する「日本人バカ舌」説はこれを契機に言われるようになったとか。「クルマの歴史を変えてしまった」という悔恨の言葉も虚しく響く。スバル1000以外にもスバル1500、スバル360、初代サンバーなど伝説的なモデルをいくつも生み出した百瀬晋六の志は今もスバルに受け継がれているだろうし、WRXも「日本のポルシェ911」と言っていい存在だけども、スバル車全体にそれが貫かれているとは感じられないんだよな・・・。


美化される過去
徳大寺有恒はスバル1000が売れなかったことを、他社に憚ることなくその悔しさを嗚咽し叫ぶことができた。それは自身のレビューの中でスバルの設計思想を余すところなく解釈して説明し、起きてしまった「悲劇」の重大さを自らで説明し尽くしていたからこそ、他社も徳大寺に大いなる敬意を払ったんじゃないかと思う。スバル1000が売れなかったのは評論家を務める自分の責任だと感じていたのかもしれない。


GAFAは素晴らしい!!・・・ですか
徳大寺さんに失礼だ!!と言われるかもしれないが、それにしても国沢という評論家はあらゆる意味で対極に位置している。おそらく売れなかったスバル1000に対しても「経営努力が足りなかっただけ!!」とシビアなリアル拝金主義を振りかざすのだろう。確かに当時のスバルに見通しの甘さがあったのは事実だろうし、今のマツダにも同じことが言えるのかもしれない。「俺は間違ってない!!」とばかり自動車雑誌のレビューで「経営努力」ばかりを連呼する自身の姿に違和感を持たことはないのだろうか!?自動車メーカーの設計思想に寄り添うことを厭い、ただただ販売台数と四季報を見てメーカーの行く末を判断するレビューを書くだけならば、自動車評論家ではなく証券アナリストにでもなった方がいいんじゃね・・・。


「乗り心地」はトヨタの聖域だ
2019年の国沢レビューでどうしても許せないことがある。トーションビームを使ったせいでMAZDA3の「乗り心地が悪い」と断定的に書いていることだ。第五世代GHアテンザのリアサスはマルチリンクで、実家のクルマである現行プレミオはトーションビームを使っているが、「乗り心地」=「入力の少なさ」という意味ではプレミオが明らかに優っている。第六世代でマルチリンクを使う現行のMAZDA6でも「入力の少なさ」ではプレミオに敵わないだろう。Cクラスや3シリーズも同様にトヨタの「入力」の少なさにはお手上げだ。それほどにトヨタがなかなか廃番にしない「隠れ名車」プレミオは、路面が悪くなければ、クッション性と絨毯フィールは非常に高い。現行クラウンよりも優れているくらいだ。


乗り心地ではなく安定性だ
第五世代、第六世代でマツダがこだわって使ってきたマルチリンクの意味は、欧州市場において「250km/h対応」の認証を取るためだったと言われている。2000年頃に発売されたカローラランクスの欧州モデルも同様の理由で欧州向けにはDWBが使われていた(国内向けはトーションビーム)。路面状況が変化する中で高速道路を走行すればすぐに違いはわかる。あるいはワインディングロードで安定的な旋回をし、登りだろうが降りだろうがスタビリティとトラクションの変化が小さいという意味でマルチリンクを採用する意味は、「2000年ごろのクルマ」同士を比較する限りは明確な理由が見える。


MAZDA2がMINIに圧勝できる理由
しかし2010年代になってから、ショックアブソーバーの構造的な変化やブッシュの高性能化などによりVWゴルフ、プジョー308、ルノーメガーヌ、ホンダオデッセイ辺りのモデルがトーションビームの運動性能を証明してしまった。マツダもその潮流に乗ったと説明している。GHアテンザとプレミオではその差は素人でも十二分に感じ取ることができる。プレミオでは高速の運転が怖がる妹がGHアテンザでは楽しいと言っている。3ナンバー、5ナンバーの違いこそあれ、同じDセグ車で比べても大きな差があった。しかし時代は変わったようだ。ホンダ、VW、PSA、ルノー日産、マツダそしてメルセデスまでがトーションビームを選択するようになった。


トヨタというカオス・・・
国沢がMAZDA3とカローラの比較において「乗り心地」の「変化」を挙げることは根本的に間違っている。「入力の少なさ」ならばバブルの頃からカローラが上だったと言わざるを得ない。「入力が少ない」代わりに駆動部全てにフェルト生地を詰め込んだような「鈍い乗り味」がトヨタであり、その設計ではとてもじゃないけどスポーツカーに転用などできないから、86もスープラも他社のコンポーネンツを使っているわけだ。「GR」もベース車の走りが鈍いのでチューニングの方向性は明確だ。それに対して「マンネリの極地に達したCセグハッチバック市場」に風穴をあけるべく、デザインや乗り味から「スポーツカー」的な要素を強めたMAZDA3の思想は、少なからず大風呂敷なところもあるし、クルマやメーカーへの愛着によってその評価は大きく変わる「主観的」なものだ。自動車評論家の連中が評価するのはマツダが第8世代になってからなんだろうな・・・「中古のマツダ車が熱い!!」って。


クルマユーザーの8割は・・・
サスと乗り心地で全てを結論づけようとする国沢レビューは、あくまでマツダのサス思想に沿ってないだけであり、「マツダがサスを変更した」ことも、「カローラが(バブル期から一貫して)乗り心地でマツダを上回っている」のも事実だ。コアなマツダファンからしてみれば、全てを承知の上で茶番だな・・・と言えるのだけど、この「国沢ミスリード」に乗っかってマツダを批判する素人のオッサンがうようよ湧いてくるから始末が悪い。イギリスの国民投票ではないけどさ、「有権者の8割はバカ」と同じく、「クルマユーザーの8割」もまた・・・アレなんだよな。どうやら国沢流「リアル拝金主義」とは、8割のアレを操縦(ミスリード)することらしい。さっさと死んでくれねーかな・・・。


お詫び・RAV4&CX-5の件は次回に書かせていただきます。






2019年12月8日日曜日

日本COTY CVT車に「10点」入れてしまった33人の審査員・・・


日本COTY決定
今年の日本COTYは「トヨタ・RAV4」だそうです。受賞の報道に使われた写真を見て、あれこのクルマこんなにダサいデザインだっけ!?と思った人もいるだろう。デザインのパクリ元のプジョー3008はこんなにまで酷くはないぞ!?時の経過は残酷だ。すべてのトヨタ車のデザインがダメとは言いません。アクアや3代目ソアラ、先代スープラ、最終形セリカ、初代マークX、ヴェロッサなどのデザインには時空を超えた普遍的な美があった。


BMW3シリーズ
今回の日本COTYはBMW3シリーズが受賞すべきだったと思う。色々と難点があることはわかっているけども、N-BOXのフォロワーみたいな軽自動車ばかりが売れてる日本市場でとてつもない「コンサバ」で出てきた3シリーズは間違いなく異彩を放っている。これだけ自動車メーカーが右往左往していて、かつてのヒット車であるカローラやファミリアの後継となる新型モデルには過去の面影は限りなく薄くなっている。あまりの変貌ぶりにシリーズへの愛着が保ちにくい状況でもある。いっそのことラングラーと3シリーズの「コンサバ対決」で盛り上がればよかったんじゃないかとすら思う。


日本車の悲惨な現状
MAZDA3以外の日本車5台は主力ミッションがCVTだ。この5台に「10点」を入れた人は審査員60人中33人もいた。どんな事情で10点を入れたのか知らないけど、CVTに熱効率重視の回転固定型エンジンを配した基本設計は、クルマ好きならば、いわゆる「軽自動車&ミニバンの相似形」に過ぎないクルマと「一括り」で片付けてしまう。とりあえずユーザーに「走りの良さで選んでください!!」とは全く思ってもいないクルマだ。ミッションの選択だけでも、マツダ以外の日本メーカーはごくごく一部の上級モデルを除いて「走りの良さ」なんて考えていない事はわかる。そしてマツダのように一部のユーザーの想いに応えるべくブランド全体にわたってこだわりを加えているメーカーは、なぜだか全くわからないけど「経営陣の自己満足」とか叩かれたりする。


CVTを否定するわけではないけど・・・
CVTのクルマを試したことは何度もあるけど、スバルWRX・S4といった期待のモデルでもミッションがボトルネックになって輝きを失っていると感じた。トヨタ、ホンダ、日産、スバルは高性能なスポーツモデルも用意されているけど、それらのモデルでCVTを採用する事はない。スバルは300psまで対応させているのでトルク容量が言い訳にもならない。わざわざ少量の高性能モデルのために特製ミッションを用意するのは、ドライビングを主眼に置いたクルマにおいてはCVTでは商品性が成立しないと判断しているからだろう。上級モデルから下位モデルまで同じようにトルコンATとMTを配備するマツダは、全てのクラスのモデルに最高のクオリティを提供する主張している。これに対して評論家の多くが「いまいちメッセージがわかりにくい」などとレビューで苦言を呈しているけど、CVTに「10点」入れちゃう輩にはマツダの取り組みの「全体構造」すら見えていないのだろう・・・。


1度欧州車に乗った人はCVTを買わないだろう・・・
あまりメチャクチャなことを言ってはいけないが、「CVT&熱効率低回転エンジン」を組み合わせたユニットを配備するクルマにはお金を払う気がサラサラ起こらない。CVT車同士を比べればそれなりの優劣があるのはわかるけども、最初からメーカーが「良いクルマ」を作ろうと意識していないのだから話にならない。ほとんどの日本向けモデルをCVT及びHV用のDCTでカバーするホンダが、本当にそのミッションが素晴らしいと思っているならば、シビックtypeR、NSX、アメリカ市場向けのアキュラ版アコードやレジェンドにも同じものを採用するべきだけど、わざわざコストをかけて別のミッションを用意している。ホンダ自身がCVTではホンダの理想にはならないとさじを投げているのだ。実家のクルマがこのCVTタイプのトヨタ車だけど絶対に運転はしない。アクセルを踏んだ瞬間にとても気分が悪くなるから。


絶対に選ばないクルマに「10点」を入れる意味とは!?
クルマの評価基準はいくらでもある。ユーティリティや経済性を最大限に評価するならば、軽自動車3台はもっと評価されるべきだった。おそらく多くの審査員の判断基準として日本COTYは「どこに出しても恥ずかしくない」優れたドライバビリティの持ち主が選ばれるべき賞だという考えがあるのだろう。それならば軽自動車3台の相似形に過ぎないカローラとRAV4も排除されるべきだったのでは? 本当にクルマが好きな人ならとっくに排除しているのだから。33人の「カス審査員」のせいで日本COTYの本来の意義は失われてしまった。全面的にCVTが採用される前のトヨタは思い入れがあるモデルも少なからずあったけど、2000年以降のモデルは・・・。審査員を務めている自動車評論家のほとんどが「CVT」を避けていて、マツダもしくは欧州車を買っているってことは周知の事実だ。60人の中に一人でもホンダ・インサイトを買った人がいるのか!?


金子浩久は偉い!!
今回の60人の審査員の投票はCVT派と非CVT派が33対27で分かれた。失礼ながらこれまであまりイメージの良くなかった評論家である金子浩久氏は、得点を入れた5台が全て「非CVT車」だった!!ちょっと見直した。トヨタ、ホンダ、日産、スバル、スズキ、ダイハツ、三菱に遠慮することなく「CVTはクソだ!!乗ってるヤツは(クルマ好きだとしたら)カスだ!!」と大声で主張する権利を持ったたった一人の審査員だ!!


部門を分けるしかない!?
来年からはCVT車と非CVT車に部門分けするってのはどーだろうか!?CVT車も平気で選べる連中にマツダや欧州車の価値なんて理解不能だろうし、CVT車は運転したくもない!!という人々にとっては、33人の理解不能なカス評論家の投票結果に苛立ちを感じる必要もない。それくらいに決別した存在になりつつある。クラウンやスカイラインは両方にノミネートすりゃいいさ。


非CVT部門は良い勝負だった!?
今年の結果も、CVT部門はRAV4の独走で、非CVT部門はMAZDA3と3シリーズが接戦だと考えれば、とても納得がいく結果だと思う。掲示板やヤフコメでトヨタ派とマツダ派が不毛な言い争いなどしなくていい。お互いに価値観が全く違うのに、相手に対してやたら攻撃的で過度にいがみ合う両者は失礼だけど・・・ただのバカだ。そもそもクルマの前提が大きく違うのだから。トヨタがCVTで日本のインフラをがっちりカバーしているから、マツダはそれとは違う路線で理想のクルマ作りを追求できている。CVT車を作りたいトヨタと非CVT車にこだわりたいマツダの「社是」は、選ぶ側のリテラシーがそれなりのレベルに達していれば無駄に競合などはしない。ごちゃ混ぜにしてむやみに議論を煽るベストカー4人衆(国沢、鈴木、渡辺、岡本)は、おそらくわざとやっているんだろう。


クルマ選びと知性
非CVT車しか所有したことないし、これからもCVTは買わない立場から言わせてもらえば、CVTに「10点」入れている審査員のレビューに共通して感じられるのは、クルマをジャッジする「根拠が希薄」なこと。33人の「やっちゃった」審査員を列挙すれば・・・思わず笑ってしまうかもしれない。

青山なおき
飯田裕子
石川真禧照
石川芳雄
今井優杏

岡本幸一郎
片岡英明
桂伸一
川島茂雄
河村康彦

木下隆之
日下部保雄
九島達也
工藤貴宏
国沢光宏

五味康隆
佐藤久実
塩見智
島崎七生人
島下泰久

清水和夫
鈴木直也
竹岡圭
西村直人
橋本洋平

藤島知子
まるも亜希子
御堀直嗣
三好秀昌
諸星陽一

山田弘樹
山本シンヤ
渡辺陽一郎


悔しいが「金持ち」は余裕でジャッジできている・・・
ほぼ順当なメンバーじゃないだろうか。33人揃ってレビューに「知性」が足りない。片岡、河村、五味、島下などは各種メディアでよく活躍しているけど、レビューを入れ替えてもわからないくらいの「薄味」です。一般に「濃い」レビューを好き勝手に書くのは、好きなクルマを自由に買えるレベルのお金持ちな審査員に多い(決して良いレビューだとは思わないけど)、例えば山内一典、松任谷正隆、西川淳、テリー伊藤、松田秀士、ピーター=ライオン、ピストン西沢といった面々だけども、日本COTYに寄せているコメントも個性的だし、好きなクルマを好きなだけ乗っている連中はさすがというべきか、全員揃ってCVT車に「10点」を入れてはいない・・・。


クルマを語るマナー
人は誰しも間違いを犯すことがある。33人の評論家も今頃は何らかの後悔をしているかもしれない。マイカーにマツダや欧州車を選ぶのは「余裕がある」人々であり、クルマ文化における「エリート」だと思う。だからこそネット上でトヨタ車が好きな人を頭ごなしに批判するのではなく、CVT&熱効率エンジンを備える「軽自動車&ミニバンの相似形」を選ぶ人々に対しても温かい対応ができて然るべきだ。マツダファンのネットでの評判が芳しくないようだけども、「クルマがわかっている」のであれば、掲示板やヤフコメでは「エリート」にふさわしい振る舞いをしてほしいものだ・・・。





2019年11月29日金曜日

石井昌道氏の「CX-30」レビュー・・・失礼だが「豚に真珠」だ。



マツダ車には塩対応!?
ちょっと過剰反応かもしれない。名も無い自動車ライターのレビューを拝見したところ、あまりの情熱の無さにガッカリした。 「僕はマツダに興味がありません(批判する気もありません)」「依頼があったので書きました」・・・ってことだけは十分に伝わりましたよ。まだ50歳以下で自動車ライターとしては若い方だと思うが、もう自動車の世界そのものに失望しか感じていないのだろう。日本メーカーだろうがドイツやフランスのメーカーだろうが、この人のレビューの中ではどれもこれも「平凡すぎてつまらないもの」としか表現されない。この人のマツダ車をレビューこれまで読んだことがなかったので、情熱が燃え盛るマツダなら、このカラカラに乾いたヒョーロンカのハートに火をつけてくれると期待したのだが・・・。


評価軸すら示せないレビュー
全く持ってお門違いも甚だしいが、ただただ怒りしか湧かない(とりあえず石井に罪はない)。ベストカーの還暦ライター連中のような、意図的にマツダを貶めるような書き方は一切ないし、ただただフラットに感じたことを記述しているだけだ。「最近のマツダはすごいぞ!!」と知ったかぶりを連発する痛い連中と同類にされたくはないって想いがあるのかもしれないが、全くと言っていいほどマツダの開発者の情熱へ全く寄り添うつもりもない。マツダ関係者の仕事振りを推し量ることや、類稀なるプロダクトとして注目を集めている現状をを全く説明できていない、ただただシニカルでスカしたレビューになっている。もう少し情熱や個性が入り込む余地はありそうだが、自動車レビューを書くというごくごく当たり前の仕事の何がそんなに気に入らないのだろうか・・・。


無料媒体の功罪
「レスポンス」という無料ウェブ媒体に出されるレビューに本気を出す評論家はいない・・・のかもしれない。やはりプロのライターならばお金を払ってレビューを読んでくれる媒体こそが本来のあるべき姿なんだろうけどさ、やる気もなく、何も伝えたいこともなく、ただただ小銭稼ぎのために無料媒体でテキトーなことを書くライターはたくさんいる。失礼だけど、もしかしたら「レスポンス」のレビューが能力の限界なのかもしれない。自らのレビュー集を単行本として発売することも叶わず、ブログを書いて読者を集めることもできないライターが辿り着くところが「レスポンス」の試乗記なのだろう。


これじゃ初心者は嫌になるよな・・・
しかし無料ウェブ媒体は不幸にも、あまりクルマに詳しくない人が場当たり的に接触しやすい媒体でもある。そこに並んでいるのが、乾涸びたとても食えないくらいの「不味い」レビューばかりってのはどーなんだろう。まだK沢のように、根拠もないことを羅列して得意満面のマツダ関係者のハナをへし折ってやることに全力を尽くしたレビューの方が読者を駆り立てるものがあるかもしれない。


どんなクルマでもどっさりと良い点があるものだ・・・
レビューの対象となるクルマに乗る。普段乗っているクルマとの違いに次々と気づく。好きなブランドだろうが嫌いなブランドだろうが、クルマ好きならば何かしら「感銘」できるポイントがあるはずだ。このブログで散々に書いてきたVWやBMWのモデルでも、実際に乗ってみると美点はいくつも見つかるし、実際に感じた素晴らしさをブログで書いてきた。たまにコメントで「このブログは一切マウンティングがないですね」と書かれるけど、「は?何それ?」って思う。乗ってるクルマで人間の格が決まる・・・わけねーじゃん。格は決まらないけど、選んでる人間の知性は反映されると思うが・・・。


コラム剛性がなんだって!?
この石井昌道という人をレビューだけで判断すると、自分とは全く異質の人間なんだろうと思う。「もう少しコラム剛性が高ければ」とか曖昧なことを書いておけばいいと思っている、自分の頭で考えることを放棄した・・・ゴミだ。なぜマツダの開発者がそんな塩梅に仕立てたのか考えようとはしない。マツダは、とにかく「塩梅」だけは絶妙にうまいメーカーだ。全ての日本、ドイツ、フランスメーカーの一般的なモデルは、マツダにチューンさせればどれもこれも数段良いモデルになるはずだ。それくらい操作性だったりドライバビリティに関するあらゆる要素において「感嘆」させられることは多い。


チューナーなんていらない
単純に他のメーカーが低レベルなだけかもしれない。NISMO、G's、STIあるいはアルピナ/M、AMGといったチューナーを用意するメーカーはおそらく意図的に完成度を下げている可能性がある。チューナー制をとっていないマツダとダイハツ、スズキは「素」のモデルに関して言えば完成度が高い。肌感覚による強引な決めつけに過ぎないけども、この3メーカーだけが、VWやBMWなどの定評あるドイツメーカーを「ブランド全体」として完全に超えるレベルにある。しかしこの3メーカーが400ps近いハイパワーモデルを手がけた時に同じような完成度を見せられるとは思えないけど・・・。


当たり前のことだけど・・・
何気ないモデルに乗って、「これスゲー!!」と感動したければ、マツダ、スズキ、ダイハツ(軽のみ)が手取り早い。今も昔もこの美点をカーメディアはなかなか報じないけどさ。一方でホンダ、日産、スバルに関してはハイエンドなモデルで存分に個性が発揮されるものの、ブランドヒエラルキーの中位くらいから下位のモデルに関してはちょっと「雑」だなと感じることが多い。多少はバイアスもあるかもしれないけど、そりゃ作り手もブランド内の上位のモデルの商売を邪魔するようなことはしないだろうし、ヴェゼル、シビック、レヴォーグ、シルフィ、エクストレイルなどは・・・今のところ束になってもマツダに敵わない。


メーカーの個性が問われる時代が再び
それぞれにメーカーには得意不得意がある。ちょっと前にサプライヤーベースでモノづくりが進み、設計の画一化が進んでいた時期も確かにあったけど、再び自動車業界は分断されつつある。ライセンス切れのタイミングでドイツブランドがハイブリッドの投入を進めたけど、メルセデス、アウディ、BMWがそのままトヨタっぽくなることを世界は認めなかった。トヨタを圧勝させたHVをコピーし、そこにブランド力を掛け合わせれば、楽々と世界市場を攻略できると考えていただろうけど、世界はそれを許さなかった。まだまだドイツメーカーは苦しみながら歩みを進める。


スカイXはヒエラルキーの頂点!?
もしかしたら自分だけかもしれないが、日本のユーザーも以前ほど「HV」にこだわることがなくなった気がする。燃費に関しては15km/Lくらい走ってくれればOK。それよりもパワーユニットに「質」を追求したい。できれば「差別化」を図りたい。そこに現れるのがマツダの「スカイアクティブX」・・・コレちょっとヤバいことになりそうだ。来年の今頃には、「スカイアクティブX以外のマツダは認めない!!」とか言い出す過激派がたくさんのさばっているかもしれない。「は?ベンツ?そんなゴミなレシプロによく乗ってられるな・・・」と悪態つくアホまで出現しそうな予感。クルマ好きなら「スカイアクティブX」。マツダ以外のメーカーのモデルや、スカイX以外のマツダ車に乗る奴はダサい・・・。


次の1年に恐ろしいことが起きる!?
間も無く「パンドラの箱」が開かれる。マツダ好きならおそらく今後はスカイアクティブX一択だろう。ちょっと高いけど、スカイXがそのままステータスになる!? 業界全体に異変が起こり始めたらト○タは火消しのためにあらゆる妨害工作として情報戦を仕掛けてくるだろう。スカイラインの自動運転車が発売されると自社ではまだ発売していないのに、CMで開発段階を見せて牽制してくる。しかも「自動運転に上手い下手があるんですね」とまで言わせる。こんなクソメーカーが最大手として威張っているのは面白くない。カーメディアの連中は石井のように抜け殻だらけ。福野、沢村のような喜怒哀楽 & 毀誉褒貶が激しく、知性に富んでエモーショナルな自動車ライターが不足している。ステマがはびこる不確定な時代に誰がまともなことを提言してくれるのだろう。微力ながらも、おかしなことには「おかしい!!」とネット上で吠えたいとは思うが・・・。



2019年11月21日木曜日

日本COTY 「MAZDA3」戴冠を防ぐためアンチMAZDA評論家は団結せよ!!

やる前から結果が見えている・・・
2019-2020「日本カーオブザイヤー」の最終候補10台が発表された。「タント/タントカスタム」「カローラ/カローラツーリング」「RAV4」「デイズ/ekクロス/ekワゴン」「N-WGN/N-WGN Custom」「MAZDA3」「3シリーズセダン」「I-PACE」「ラングラー」「Aクラス」の10台だそうだ。これを60人の審査員が最終審査して12月に優勝が決まるスケジュールとなっている。


まさかの軽自動車3台
今回は最終候補に軽自動車が3台もノミネートされていて、今までの日本COTYとは完全に意味合いが変わってしまっている。選べれた3台の軽自動車はいずれも初代&2代目N-BOXの全く衰える気配すらないロングヒット(2012-2013の日本COTYの最終候補になるも60人の審査員から徹底無視された)を受けての「フォロワー」として出てきたモデル。10年くらい前に「国民車」の地位を巡って白熱していた「ノア/ヴォクシー」「セレナ」「ステップワゴン」のファミリーミニバンの争いが、「令和」になってすっかりと軽自動車へジャンルを変えて大手3社が争っている。日本市場の需要を素直に感じ取るならばこの3台によるトップ争いが妥当なのだろうけど、まだ時期尚早かもしれない。審査員の顔ぶれを考えると今年の時点でこの3台で決着する可能性は極めて低そうだ。


全く論外な普通車4台
審査員が従来通り軽自動車を徹底無視するならば、やはり誰の目にも盛り上がりに欠ける。MCされたスカイラインはともかく、スープラやプジョー508が最終候補に残れなかったのはちょっと悲しい。なんとか10ベストカーに残った普通車組も地味なメンバーだ。プジョー3008をパクったデザインが特徴的でしかない「RAV4」と、ホンダやマツダが10年以上前に争ったトレンドを今更に取り入れて日本市場で売り始めた「カローラ」。M&Aで「略奪」した三菱シャシーを使い回す「Aクラス」。日本市場向けだけわざわざエンジンを更新しないで嫌がらせのようなグレード設定をしている「3シリーズ」。揃いも揃ってカスばっかりだな・・・。


「日本のMAZDA3」VS「世界のI-PACE」
実質的に「最先端技術」といえる新しい趣向で登場しているのは「MAZDA3」と世界中であれこれ受賞していて日本では全く売れてないけど無視できなかった「I-PACE」のみ(しかも使用されるシャシーは旧マツダの設計を改良したもの)。ジムニーのようなこだわりと個性を保つという意味で「ラングラー」は歓迎すべきノミネートだと思うが・・・「最先端」で、市場へのある程度の影響力を考えると「MAZDA3」の一択という状況になっている。




審査員のアンチマツダ度は非常に高い!!
しかし60人の審査員の中にかなりの数の「アンチマツダ派」が入っている。特に2019年の初頭から「ベストカー」だけはマツダに対して執拗なまでに敵対的な記事を繰り返している。先日もフェルディナント=ヤマグチ氏のインタビューにマツダの藤原さんが応じていて、冒頭で「ベストカーの編集長から強く藤原さんのインタビューをやってくれとリクエストされた」とヤマグチ氏が伝えたところ、藤原さんが「は?なんでベストカーの編集長が・・・」と不快感とも取れるリアクションがあったけど、マツダの現場はベストカーの挑発に対してかなり頭にきているのだろう。



この4人の投票は見ものだ・・・
今のベストカーの主筆とも言える、国沢光宏、渡辺陽一郎、鈴木直也、岡本幸一郎の4人に関しては、今年のレビューとの生合成を考えて、もはやMAZDA3には「1点」すらも入れるのは難しいだろう。国沢と岡本は仲良くMAZDA3を日本メーカーのCセグでどちらも最下位に位置付けて居た。マツダもこれほどまでに完全にアンフェアな対応を繰り返す審査員が4人も含めれている状況にキレてもいいんじゃない?一部の審査員の無礼極まるレビューに抗議の意を込めて今年の日本COTYを最終段階で辞退したら面白いかもしれない(盛り上がるよ!!)。さてさて当の4人は、この10ベストカーのシラけた面子を見てかなり動揺していることだろう。今更に「MAZDA3を0点にしたら、ステマ評論家のレッテルを貼られるかも?」とか心配する必要はないですよー。すでにベストカー読者のほとんどがそう思っているから・・・。


審査員が「臭う」
MAZDA3の戴冠をどうしても阻止したいのなら、この4人はどこに10点を入れるか綿密に計画して他の審査員にも十分に根回しをした方がいい。とりあえずMAZDAが大嫌いであることは間違いない斎藤慎輔の他に、清水和夫、石井昌道、石川真禧照、片岡秀明、金子浩久、川島茂雄、木下隆之、テリー伊藤、御堀直嗣、山田弘樹・・・本当に失礼だけど、超絶にセンスがダサい15人のアンチマツダが徒党を組めば、BMW3シリーズに150点を集めることができる。さらに「アンチマツダ」ではなさそうだけど、青山ナオキ、安東弘樹、石川芳雄、大谷達也、九島辰也、五味康隆、島下泰久、西川淳、萩原秀輝、ピーターライオン、ピストン西沢、松田秀士、松任谷正隆、山内一典、山本シンヤの15人もなんだか消去法でBMW3シリーズに10点を入れそうな予感がある。


MAZDA3に「10点」を入れるのは誰!?
この30人が「見えない連帯感」で繋がり300点を3シリーズにプレゼントし、アンチマツダ派の15人がMAZDA3を「0点」にすれば、3シリーズがBMW初の日本COTY戴冠となりそうだ。残りの30人のうちにはトヨタの息のかかった怪しい人もいるだろうし、頭が弱くて世界のトレンドに流されてI-PACEに投じる人もいるだろう(太田哲也、小沢コージなど)。MAZDA3に確実に「10点」を入れるだろう人は少ない。岡崎五朗、河口まなぶ、島崎七生人、千葉匠、森口将之くらいだろうか。そして案外に女性評論家からは「10点」は期待できないかもしれない。


単行本すら出せない60人の審査員の価値
どんな結果だろうがどーでもいい。少なくとも審査員として名前を連ねている評論家の意見なんてどーでもいい。福野礼一郎や沢村慎太朗のように定期的にレビュー集を単行本として発売できるくらい、自動車好きから熱く支持されている御仁こそが、本物の評論家であり、その意見に耳をかたむける価値がある。単行本となり多くの人の本棚に保管されるくらいの価値のあるレビューを書く御仁は軽々しくマツダをディスったりはできない。ヤフコメで吠えてる世間知らずなオッサンと同レベルの意見をベストカーのレビューで書き散らす軽薄な連中は、東スポやゲンダイのゴシップ記事のノリで面白おかしくやっているだけだ。そんな連中を平気で使っているベストカーをマツダの藤原さんが蔑視するのも無理はない。


MAZDAは来年から参加を取りやめろ!!
初代CX-5が受賞した2012-2013年度以降、ノミネート車がなかった2016-2017年度以外は全ての年でマツダ車が受賞すべきだった(実際は3回だけ)。小沢コージがVWグループによる大規模買収をゲロってしまった2013-2014のVWゴルフ500点超えの異常事態によって、WCOTYで快進撃を見せたアテンザの戴冠は阻まれた。他の年度にも言えるけど直前にRJCをマツダ車が受賞するので、意図的に避けられたという意味もあるのだろうけど。過去2年もボルボが制しているけど、元をたどればマツダが設計したシャシーをベースに開発されたクルマだ。審査員にはちょっと同情するけど、もはや日本COTYにおいて「マツダ」は出てはいけないメーカーなのかもしれない。対峙するトヨタ車などの中身を考えればもはや「反則」のレベルと言える。さあ30人のオッサン達よ立ち上がれ!!もう自棄っぱちでみんなで3シリーズに「10点」を入れ、MAZDA3に「NO!!」を突きつけるのだ・・・。






2019年11月12日火曜日

福野礼一郎も国沢光宏も「老害」であることに変わりはない・・・


60年生きてきた見識とは・・・
「老害」って言葉は好きではないけど、戒めの言葉としては悪くはないと思う。この言葉が念頭にあれば、多くの反面教師を見て自分の意識を高く維持することができる気がするし。最初に言っておきたいけども、自分の意に反することを主張する年長の人を「老害」と切って捨てる行為はあまりに稚拙だ。そんな軽薄な連中には「老害」という言葉を使う資格などない。使う側こそが最も襟を正していかなければならない。


1位カローラで最下位MAZDA3
国沢光宏はなんで「老害」なのか!?説明不要?一応知らない人のために・・・。今年に入ってベストカー誌上で何度も執拗に展開された「マツダ経営陣批判」は、もしこの方ががマツダの株主ならばわからんでもないけど、それならば株主総会か個人ブログで散々に暴れるべきだったと思う。マツダが自信を持って発表した新世代モデルを徹底批判。普段は意見が全く合わない岡本幸一郎と国沢が「1位カローラ、最下位MAZDA3」が完全一致しているところに大きな「闇」を感じる。


トヨタ・アレルギー
輸入車しか乗らないレベルの人々はともかく、世の中には「トヨタは絶対に買わない」派ってのがいる。その多くはマツダ、ホンダ、スバルの熱烈ファンだったりするのだけど、トヨタを買わない理由は単純明解。クルマの仕上げがとにかく不甲斐ないからだ。新車で700万円以上するような高級車の中で「スッカスカ」の乗り味を晒すのはレクサス&トヨタくらいなものだ。ボルボだってBMWだってさすがに700万円も出せば相当に中身の詰まったモデルになる。ジャガーやアルファロメオで700万円ならメチャクチャいいクルマ買える。そしてそれより安い価格帯の大衆向けモデルにおいても、トヨタに限っていえば壊滅的だ。


良いクルマ
トヨタ社長は熱心に「良いクルマを!!」と主張しているけども、一部のモデルを除けばCVT一択となるラインナップで、よくもまあそんなことが言えるよな〜・・・と白々しく感じる。確かに400万円くらいのメルセデスやBMWに比べれば、250〜300万円でトヨタ車の平均的な内容なら断然に「良いクルマ」なんだろうけどさ。それでもマツダ、ホンダ、スバルに比べれば、設計時の志の高さから、最後の仕上げのレベルまで全てが劣っていると言わざるを得ない。


国沢の根本的な思い違い
人によって好みが違うのだから、色々な意見があっていいと思うけど、マツダとトヨタの間には「好み」では片付けられない大きな違いがある。マツダは愚直に「いいクルマ」を作るけど、トヨタはわざと「欠点を抱えたクルマ」を作る。アホみたいな言葉だけど、「一生懸命さ」が全く違う。国沢のレビューで唯一「的を得ている」思うのが、「マツダは新技術を入れたがる(トヨタは後発技術で固める)」という表現。ここが決定的な分水嶺なのだと思う。多くのファンがマツダに惹かれる理由が「新技術搭載」なのだけど、国沢にとっては「トヨタ・ジェネリック」の方がオススメだというわけだ。


リアサスでFFを語るな!!
国沢は何を言いたかったのかわからないけども、操縦性の評価において、カローラ>シビック>インプレッサ>MAZDA3の順番だ!!みたいなことを書いてマツダとそのファンを挑発している。リアサスの性能にその根拠を求めたのかもしれないが、FFのハンドリングをサスペンションに求めるならば、EGやEK世代のシビックやアルファ147という「金字塔」にまずは最敬礼すべきじゃないだろうか?つまりFFで走りを語るなら、リアサスではなくフロントサスだ。コストよりも性能を追い求めたリアルタイムの「良いクルマへの情熱」になんら興味を見せることなく、10年以上が経過し、サス関係の特許が切れ始めてやっと採用を始めたトヨタを賛美・・・専門の自動車評論家のあるべき姿ではない。


カローラもゴルフもゴミだ!!
国沢が賛美する「トヨタ・カローラ」にしろ、ちょっと前に福野が賛美した「VWゴルフ」にしろ、「甘い汁を吸う」側の論理でクルマは作られている。それが本当にいいクルマだと思うならば仕方ないことだけども、「後発モジュラー」の便益を理由にクルマの良し悪しを語ってしまったら、美味しいところを持って行かれることが不回避な、最前線で奮闘する根っからの「開発気質」なメーカーはもはや浮かばれない。いすゞも三菱もフォードも・・・だんだんと完成品メーカーからサプライヤー的なポジションに移行してしまうのも無理はない。


変革期か?終焉か?
日産やホンダのように「後発モジュラー」ではなくプライドを持ってアイディアを出している巨大メーカーもあるけど、ここ数年の経営はなんだか苦しそうだし、今後の見通しも厳しそうだな・・・。マツダやスバルはもっとキツイ状態だ。可能であるならば、トヨタ、VW、メルセデス、BMWのように「後発モジュラー」ブランドとして楽をしたいだろうけどさ、どこかのメーカーが「先発ディベロッパー」役をやらないと、当たり前のことだけど、自動車業界は完全停止してしまう。どこの経営陣もアホみたいに「100年に一度の大変革期」と気安く語っているけどさ、もしかしたら「変革期」ではなくて「終焉」なのかもしれない。


日本メーカーならば恥を知れ!!
量産車初の「エクストロニックCVT」「副変速機付CVT」「リニアトロニックCVT」「AWD」「ディーゼルEGR」「自動ブレーキ」「SPCCIエンジン」など、日産、スバル、三菱、マツダとその協力サプライヤーのジャトコなどから、様々な技術革新が生まれ、特許切れを狙って2018年にトヨタ&アイシンAWが「発進ギア付きCVT」としてパクる・・・。確かにトヨタは莫大な開発費用を計上しているけど、売上高比においてはそれほど高い水準ではない。ハイブリッドはともかく他の部分は「後発モジュラー」の顔が全く隠せていない。


国沢はともかく福野は目を覚ませ!!
トヨタ、フォルクスワーゲン、メルセデス、BMWが、成長著しい中国メーカー相手に「後発モジュラー」ブランドとしてどこまで生き残っていけるか!?なんてことには、クルマ好きとして全く興味はないし、これら4ブランドに乗っていて「クルマが好きです!!」とか言っている人々は、クルマの技術革新を包括的に見る目が全くないという意味で、軽蔑に値すると思っている。そんな日本のクルマ音痴なオッサン達をミスリードしてきたのが、福野礼一郎と国沢光宏、及びそれらに類するオッサンライター達だ。VWゴルフやトヨタカローラは、それ以前に出ていた技術の詰め合わせに過ぎないし、それらが「ベスト」だと言ってしまう見識は、「老害」と蔑まれても仕方がない・・・・。




2019年10月23日水曜日

清水草一が「スカイXを買う人は真の勇者」と完全にバカにしている件


落日
1989年に日本車が大きな注目を浴びてから30年も経った。一世風靡した自動車メーカーももはやオワコン。トヨタ、日産、ホンダ、メルセデス、BMW、ポルシェももはや熱心なファンなんてものはほとんど絶滅していて、なんのこだわりもなくクルマを選んでいる人が多くなった。「〇〇のクルマしか絶対買わない!!」とか宣言している狂ったファンを多数抱えるメーカーなんて・・・東の中島飛行機と西の東洋工業くらいなものか。


良いものを作る=自己満足!?
この2メーカーのファンは今でもまだまだ熱い!? 作る側も必死で裏切らないように頑張っている。とにかくミッションやサスの設計に異常なほど神経を使っているので、どっかの有名ドイツブランドみたいに、マレーシアやインドネシア辺りの請負工場で安易に生産することもできない。ナイジェリアで作るようになった某日本メーカーの上級サルーンとは違うんだよ!!


「エンスー解放戦線」も終焉!?
さて清水草一がベストカー連載の「エンスー解放戦線」で久々に吠えている。月に2回の連載を続けるのも大変だろう。この半年くらい新型車ラッシュだったはずだけどなんだかテンション低めのものばかりだったので、いよいよこのコーナーも打ち切りも近いのかな!?とか思っていたけど、やはり「MAZDA3」の登場ともなれば書くことがたくさんあるようだ。新型のトヨタ車って全く盛り上がらない。それに対して相手がMAZDAなら好き勝手なことが書ける!!と勘違いしてる老いぼれライターは多いようで、どのカーメディアでも白熱気味だ。しかし2019年になって「マ○ダ地獄」とか書いてればそりゃ読者からソッポ向かれるって・・・。


草一の枯れっぷりが・・・
「エンスー解放戦線」は結構好きな連載なんだけど、今年に入ってから特にやる気がない回が多い。ひどい時には右のページ全体を使って、芸能人気取りの草一が私生活でのクソみたいなエピソードトークを披露して完全にスベり、相方の敏史が失笑してオトすという、実に低俗で知性のかけらもない「最低の構図」で原稿料が発生していることに驚く。ここ数回読んだ内容なんて何一つ覚えてない(それ以前も同様に全く覚えていない)。ゴミなエピソードが今回も「長いな・・・」と思ったら左ページの下側にある二人の短評だけを読むことにしている。草一は短評でも再びスベり倒す。「意味がわからない」ならまだいいけど「全く笑えない」ことが多いよな。去年までは「なるほど」って思うこともあったけど、今回も前回(シトロエンとDS)も率直に読んで「は!?」としか思わない・・・。渡辺敏史の短評ゾーンはまだまだ「全カーメディア屈指の良識感」がうっすら漂っていて、そこそこの切れ味なので毎回楽しみにしている。もはやハッキリ言って・・・草一が脇役だ!!


マツダを見るとボンビーマインド!?
失礼ながら、そんなザコキャラに成り果てた草一が今回(ちょっと前の回だけど)は全力で「MAZDAバッシング」に勤しんでいる。それにしても清水草一と渡辺敏史の二人に声を揃えて「300万円オーバーじゃ可哀想だけど全く売れないよ・・・・」言われてしまうと、さすがにもうMAZDAもグウの音も出ないかもしれない。この2人に限った話じゃないけども、還暦に近いオッサンたちが「しみったれたデフレ・マインド」で共感を得つつ、クソつまらない「世界観」を披露するほど吐き気と尿意を催すものはないよなー。草一に関してはドイツプレミアムの価格設定など気にも留めず、徹底して「差別」して扱うレイシスト感もまたすごいことになってる・・・不謹慎なことを言うけど、日本の未来のためにコイツはさっさと死んでくれ!!


草一と敏史の対比
フェラーリを語るときはやたらと豪快キャラの草一だが、MAZDAを語るときは素のショボいオッサンになってしまう。読者にしてみれば、それは「ダブル・スタンダード」にほかならない。しかしFDを新車で購入して長年乗り続ける渡辺敏史に「高い・・・」と言われたら、そりゃそーだよな・・・って気分になる。MAZDA3に320万円も出すなら中古のBMWが買えるぞ!!と草一(F30の320dユーザーらしい)がぶち上げれば、敏史が「今なら118dは220万円で新古車買えるんですよ!!」とちょっと読者に配慮したセンスの良いツッコミが光る。渡辺敏史のビーエムとマツダをフラットに語る姿勢は好感が持てる(さすがは両ブランドのオーナー!!)。


マウンティングと良識
蛇足かもしれないけど、マウンティング担当の草一は320万円出すなら中古のビーエム(3シリーズかな!?)買うべきだ!!という意味で「MAZDA3は高過ぎる」と結論しているのに対し、良識担当の渡辺敏史はビーエムの新古車(実質価格)が220万円なのだから、せいぜい260万円くらいが適正価格でいいんじゃない!?と言いたいのだろう。さらにAクラスの320万円も「ハリボテ価格」であって、来年に2020年モデルが出れば在庫は250万円以下まで一気に下がるのだから、マツダの情熱は理解できるけどさすがにMAZDA3スカイXが320万円は「高い!!」と言いたいのだろう。両者の出した結論はほぼ同じに聞こえるけど、根拠となっている考え方がまるで違う。なるほどこのコーナーのツボはこれだ!!


時代がXを求めている!!
さて草一、敏史の両者の見解では「平成の30年間での出来事を鑑みて」今回のスカイアクティブXは「勇み足」になることがほぼ当確らしい。プリウス、アクア、ノート、N-BOXなどなど、ことごとく市場の反応とは「逆位相」でクルマの良し悪しを語ってきた日本のカーメディアの「顔」的存在の2人が、今さらに「勇み足」だと結論している構図がもはや茶番なんだろうけど、「シビックtypeR」や「スカイライン400R」が日本の良識あるユーザーにとって「生きカネの使い道」としてなかなかの好評を得たのだから、今回のマツダにもそんな福音は訪れないのだろうか!?


穢世を叩き割る!!
ちょっと短絡的かもしれないが、「草一は間違っている」と思う。自動車評論家・清水草一の大きな功績は、「フェラーリを買う」という「生きカネ」による祝福された人生を熱心に庶民に説いたことだと思う。おそらく少なくない日本のオトコが、彼に影響を受けてイタリア製のスーパーカーを所有し、他では代替できないような幸せな時間を生きたことだろう。フェラーリという大それた野望は、あらゆる「生きるエネルギー」を与えてくれるだろうし、「生きカネ」という古き良き貴族的な処世は、大衆を暗愚な存在に追い込みがちな「資本主義」という悪夢を叩き割るという意味で実に清々しい散財だと思う。


心に闇を抱えたオッサンたち
最高に素晴らしいインタビュー作品を残すフェルディナント・ヤマグチ氏は、マツダの藤原さんへのインタビューの冒頭で、「ロータリースポーツはいつ発売なんですか!!僕は現金一括で必ず買いますからね!!」とか宣言していた。もはやその声は「最高のクルマを作ってくれ!!」ではなく、「生きカネを使わせてくれ!!」という自己救済を求めているのだろう。シビックtypeR、スカイライン400Rあるいはジムニーが人気になっただけでなく、少量生産のNSXやスープラ(直6)がすぐに入手不能になったのも、同じく自己救済を求めた罪深き人々が多いってことなのだろう。


動かぬものを動かす力
「スカイアクティブX」もまた多くの「救済希望」な罪深い意識を心の奥底に抱いてしまった人々が、「魂の浄化」を果たすことができそうな絶好の機会に思える。「今度こそは!!」という期待に沿っていて「ストーリー性」も豊富なプロダクトだと思うのだけど、草一はそんな可哀想な人々に対して無慈悲にも「真の勇者」と名付けた。自己憐憫的にフェラーリを愛する自身と同じ「真の勇者」なのか、それとも全く畑違いな存在として軽蔑の意味を込めての発言なのかは少々不明だが・・・。


心貧しいカネの使い方・・・
「老後の2000万円」・・・そりゃ残すけどさ。四半世紀も口座にそっくりそのまま現金を死蔵させておくことに少々罪悪感がある。つまらないクルマ、服、家具、食べ物、娯楽(課金ゲーム、ありふれたレジャー)には全然興味がない。なぜカネを払って失望を背負いこまなければいけないのか!?資本主義の軽薄な部分が人々の心を蝕んでいると感じる。何も考えないで持ち物を選ぶ人は、いつも自分の浅はかさに失望し続けなければいけない。激安の賃金を得て、デフレマインドで買い物をしていれば、どんどん人生はショボくなる。それが資本主義社会の本質であり、このことがよくわかっている人はプリウスではなくフェラーリを買うんだ!!だから俺は幸せなんだ!!とかつての草一は胸を張っていた・・・。


草一に負けないオチのなさ・・・
「スカイアクティブX」への浪費が、資本主義の悲惨な輪廻から抜ける最初の一歩になるかわからない。草一もよくわからないようだ。しかし「生きカネ」を語ることにキャリアを捧げたオトコならば、もっと他に「言い方」ってのがあるんじゃないか!?マツダに対する軽い軽蔑!?からくる軽い「表現」だったのだろうけど、もはや488GTBには向かなくなった、自他共に認める「枯れた」フェラーリ論者である草一にとって痛恨な瞬間であったような気がする。それくらいにスカイアクティブXは・・・。





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2019年10月22日火曜日

齊藤慎輔がMAZDA3をいろは坂へ!!そしてキックダウンに驚く・・・こいつはアホか!?







マツダなんて大嫌い!!
輸入車、特にイタリア車とフランス車を強烈にプッシュする「明快」なテーマを掲げる異色の自動車雑誌「ティーポ」の企画なので、「MAZDA3よりもプジョー308がお買い得ですよ!!」と全力でアピールするのが今回の齊藤さんのお仕事。どれだけ本心から書いているかは全くもって不明です。とりあえず業界の先輩に当たるK沢M洋さんのレビューをたくさん読んで、日本メーカーの正しい「叩き方」を一通りはマスターしたような書きっぷり。K沢的なツッコミどころ満載な感じがプンプンして、すごく嫌な気分のデジャブ・・・。このブログでも何度か取り上げさせてもらいましたけども、マツダ&マツダファンを叩くことが、元々とっても大好きな齊藤さんですから、広告主が思う存分書いていいですよ!!とちょっと背中を押されたらここまでやるんだね・・・。


昭和的なレビューは健在!?
「MAZDA3は欧州Cセグを超えたのか!?」とプジョー308のディーゼルモデル同士の比較となっていますが・・・。もはやマニアックな読者のほとんどは「欧州Cセグなんてものはすでに存在しない!!」と断言できる段階にきているのに、今更何を書いているのやら。MAZDA3といえば、源流を辿ればファミリアですよ。2000年頃に恥も外聞も無くした某ドイツメーカーが、ファミリアの設計を技術者を引き抜いてまでコピーし、それを徹底的にモジュラー化したシャシーがMQBってヤツ。そのMQBをまたまた寸法レベルでコピーしたのがプジョー・シトロエンのEMP2シャシーであり、そこに某日本の大手メーカー系列サプライヤーが加勢して作られたプジョー308をオリジナルのMAZDA3と比較することにどんな意味があるんだ!?


欧州Cセグは形骸化
VW&アウディ、ルノー、プジョー&シトロエン、フィアット&アルファロメオ、メルセデス、BMW、ボルボ、さらに日本で正規販売されなくなっている欧州フォード、オペル(ボクスホール)も含めて、Cセグに関して言ってしまえば、どれも日本メーカーのコンポーネンツの流用に過ぎない。つまりノア、セレナ、ステップワゴンにも使われるような汎用シャシーで手取り早く仕立てて「利ざや」を稼いでいるに過ぎない。そんなやる気が全くない欧州メーカーに対して、先代シャシーからミニバンを除外したMAZDA専用のコンポーネンツを使っているアクセラ(三代目)とその進化形になるMAZDA3、あるいは同じくミニバンを排除して新型シャシー (SGP)を使うスバル・インプレッサの開発陣は、最初から欧州メーカーのCセグ車には何があっても負けることは許されない!!くらいのプレッシャーを感じているはず。斎藤さんくらいキャリアがある自動車ライターならそんなことは百も承知だと思うのだが、K沢さんなど多くの自動車ライターはそんな事実すらわかってない気が・・・。


マツダとスバルの覚悟
旧世代の日本シャシー流用の欧州メーカーだけでなく、ミニバンで利益を上げるトヨタ、ホンダ、日産のドル箱となっているMCやら日産Cやらの汎用シャシーを使うCセグには絶対負けられない。試乗レベルで圧倒的なレベル差を見せつける覚悟がマツダとスバルにはあるし、実際にその計画は順調に推移している(ように思える)。確かにVWのMQBやトヨタのTNGA-MCなど、スライドドア車にも使う設計の割にはなかなかうまく作っているとは思うけども、MAZDA3やインプレッサとの比較はもはやあまりにも無謀だ。


マツダとスバルは奇跡的な存在・・・
トヨタやVWが製品に描くイメージと、マツダやスバルのそれとはだいぶ差が出てきた。ユーザーが多様化しているのだからそれぞれに利益を最大化するマーケティングを実施すればいいだけなんだろう。ゴルフやカローラは決して悪いクルマではないけど、どちらもマツダやスバルが考える「最善」とは対極にある。昭和や平成の最初の20年にあったような「画一的」で「護送船団」なクルマ作りはとっくに終焉した。10年以上前からCセグに関しては「欧州メーカー<トヨタ、日産、ホンダ<マツダ、スバル」の構図は存在した。プレミアムカーと含めた日本のサラリーマンでも現実的に買えるクルマの範疇で目一杯に「こだわり」を見せるマツダやスバルのやり方は他社の開発者から見れば「無駄な努力」に映るかもしれないが、同規模の欧州メーカーがことごとく潰れて消えていく中で、令和になっても米中欧日の主要市場で堂々とシェアを確保するマツダ、スバルの奮闘に世界のカーメディアは多大なる敬意を持っているように感じる。


変えられない事実
マツダあるいはスバルが量産車技術のトップに位置していて、メルセデスやBMWすらも完全に超えているという構図は、昭和から活動している自動車ライターにとっては決して受け入れられない事実なのかもしれない。そもそも年産100〜150万台程度の自動車メーカーがオリジナルの設計だけを使って世界の主要市場をくまなく闊歩するなんて、日本以外の自動車メーカーでは絶対にありえないことだ。同じくらいの生産規模のメルセデスやBMWはその内の大半を他社コンポーネンツを流用したモデルが占めている。日本国内のマツダやスバルディーラーではOEM車も販売されているけど、それはごくごくわずかな数字に過ぎない。


破れかぶれ
統計データがあらゆる意味で語り尽くしてしまっている中でもなお、「MAZDA3<プジョー308」を堂々と宣言する斎藤さんの情熱はとても興味深いものかもしれない。すでにメルセデス、BMW、VW、トヨタなどのモデルに特別な魅力を見出すユーザーなどほぼ絶滅してしまっているのだから、マツダ、スバルが頂点というここ10年のヒエラルキーに対する「アンチテーゼ」は、今更に一体どこに需要があるのかわからないけど、少なくとも日本国内におけるプジョー、および出版不況を生きるティーポ、そして斎藤さん自身の自動車ライターとしての生存戦略としては意味があるのかもしれない。・・・が残念なことに大いなる野心的なレビューに期待してフラットな気持ちで読んでみたが、議論があちこちで破綻している・・・。


このレビューはフェアな比較なのか!?
読んでいると次々と???な点が出てくる。
ちょっと引用させてもらうと・・・

「ディーゼルの場合、気になるのはエンジンサウンドだが、マツダの1.8Lディーゼルは燃焼を緻密に制御していることもあってか、ガラガラとする印象は薄い。さらに室内では、ボディ側のみならず、純正フロアマットまで気を使ったという透過音遮断及び吸音対策が効いて、耳に届く音量は抑えられている。この点でプジョーの1.5Lも、GTに搭載される2Lディーゼルより遥かに軽やかな音質が好ましい。」


マツダにとってのディーゼルとは・・・
いうまでもないけど、ディーゼルユニットは、トラック、バス、それからローカルな鉄道でも使われるハイトルク型のユニットだ。もともと欧州市場のGHアテンザなどに搭載され定評が高かったディーゼルを2012年から日本向けにも投入したMAZDAの戦略には、静粛化への紛れもない自信があったと思う。アイドリングストップからの復帰時に歩行者に凄まじいレベルの爆発音を披露していた先代のBMW320d(初期型)の鼻を完全に明かすような静音設計は見事だった。しかしMAZDAのFFシャシーではディーゼルのハイトルクを十分に体感できない・・・故に2021年からFRモデルの投入が予定されたのだろう。


誤読を期待!?
BMW、メルセデス、ボルボなど日本で次々とディーゼルが投入されたけど、初期型のひどい騒音がかなりのペースで改善されつつある。MAZDAの功績は欧州ブランドのディーゼルの静音化を強烈に推し進める原動力になったことかもしれない。アルファロメオもプジョーも旧式のディーゼルを日本市場に投入している。斎藤さんがいくらごまかしてMAZDAとプジョーの静粛性は同じレベルだ!!みたいなことを書いても、試乗すればよっぽどのバカじゃない限り気がつく。やはりMAZDAは日本のメーカーだってことに・・・。


マツダの公式見解!?
斎藤さんのMAZDA3の1.8Lディーゼル酷評によると、デミオやCX-3の6ATミッションを引き継いでいるのでトルク容量が足りず最大トルクが27kg・mに抑えられている!!とマツダ関係者から聞いたような書きっぷりだ。マツダのディーゼルが日本で本格発売されてすでに7年も経過していて、出力を抑えた故にあらゆる排ガステストに適合したユニットに仕上がっている。日本市場向けに次々と投入されているVWのディーゼルユニットも適合のために大幅なEGR採用とデチューンが施されている。プジョーのSCR式のディーゼルは規格上はハイスペックが望めるだろうけども、SCRの長期的な効果に疑問があることはプジョーもわかっていてディーゼルの基本設計をなかなか更新しない後ろ向きな姿勢をとっている。それに対してマツダは次世代ディーゼルを開発中。すでに技術も展望もまるで違う両者の立場をあざ笑うようなレビューに呆れる・・・どーでもいいけど読者をバカにすんなよ。


いろは坂で見えた!!MAZDA3の弱点・・・
今回は粗探しのためにわざわざMAZDA3を日光のいろは坂まで持ち込んだらしい。つづら折りで急勾配登坂路面の低速区間でベタ踏みすれば、マツダのATミッションは当たり前だけどキックダウンする訳だけど、なんともまあ斎藤さんのレトリックは巧みだ(幼稚だ)。

(引用です)
「ためらうような無反応領域を生じて、仕方なく1速にダウンシフト操作したほど。これには驚いた。」
(引用終わり)


いやいや驚いたのは読者の方だろ。で?プジョー308の1.5Lディーゼルでは同じような症状は起きなかったのか!?(記述なし・おそらく走らせてすらいないだろう) 走りを追求するユーザー向けにスカイアクティブXの発売が予告されているのに、ランニングコストを重視するユーザー向けのディーゼルグレードをわざわざ「いろは坂」に持ち込んで限界領域をみることにどれだけ意味があるのだろうか!? 全く同じルートを2Lの直4ターボを搭載したスープラで走ってみたら少しは現実がわかるんじゃないだろうか!? それこそもっと「驚いた!!」になってしまうかもしれないが。B48の180psユニット(420i)はビーエム青山の試乗コースでも登坂時に息切れしてたけど・・・。いろは坂のどのセクションだかわからないけど、シビックtypeRやWRXで挑んでも2速に落とすことなくにサクサク登れるというのだろうか!?


斎藤さんの武勇伝が一つ増えたな・・・
斎藤慎輔というライターは今に始まったことではないが、根拠に乏しいメチャクチャなことをしばしば書く癖がある。何度かこのブログでも指摘したけども、「小物入れがないからMAZDAロードスターはダメだ!!」「アルファ156は曲がらないけど、ジュリアは曲がる」「MAZDAのGコントロールは効果が感じられない」などなど、どーでもいい余計なことを主観で平気で書く。本当に失礼な話で恐縮だけど、還暦前後の年齢にして、まともに考えればオカシイってわかることに気がつかないらしい。今回もさすがに「いろは坂」はやり過ぎだ・・・。ちなみに紅葉のノロノロ運転の季節にDCT装備のVW車で迷い込んだら完全に地獄だ。アイシンAWのミッションを持つプジョーの優位性を説明したいならやり方ってのがあると思うが・・・。


マツダの新型シートは欠陥!?
さらに勢いづいてしまった「老害」は、マツダ自慢の「骨盤」シートにまで苦言。「1時間も乗ってられない」ってレベルらしい。それはお気の毒ですね・・・。輸入ブランドの中でプジョーのシートはかなりレベルが高いのは事実だけど、とりあえずマツダのシートが負けているとは思わない。プジョー308HDiの328万円に価格を揃えるために「Lパケ」320万円を比較対象にしているけど、インテリアの圧倒的な格差には言及せず、ただただマツダの硬い乗り味でケツが痛いことだけを主張。ファブリック同士で比較すればいいのに。挙げ句の果てには、MAZDAが開発を急ぐあまりに失態をしていると決めつけ「実走検証が足りない!!」と結論付けておられました。結局は「K沢論法」かい・・・。




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