VW排ガス問題についての補足 (前回投稿に関して)

理解不足?

  前回の「カーメディアがとうとう『ドイツ車はクソ』といい出した・・・」の直後に批判コメントを頂いた。そのコメント者の認識によると、私の主張は間違いだらけであり、私が以前に「予測」なるものをしていてそれが外れているとのこと。具体的な内容を要求したところ、梨の礫のようなので、思い当たる範囲で補足説明させていただきます。


知っといてほしい!!

  2014年頃にK沢氏がブログで密かに報じていらっしゃいましたが、VWの1.2Lターボ(現行ゴルフの日本向けモデルで採用中)が、NOx排出において、2012年規制値をギリギリにクリアした数値目標しか達成しておらず、同クラスのトヨタの1.3L(ポート/自然吸気)の50倍、マツダの1.3L(直噴/自然吸気)の10倍の量を排出していることが政府系研究機関から発表されました。トヨタとマツダのユニットは将来に予定されていた2017年規制値(2012年の5分の1)をすでにクリアしたものでしたが、VWは対応をしておらず、次期ゴルフやポロは同エンジンのまま『型式認証』は通らないだろう・・・みたいなことは自分のブログに書きました。


失礼な発言はお許し頂きたい

  当時カーメディアに吹き荒れていたVW絶賛論調を批判する意味で書いたわけですが、当時は批判コメントの方が多かった。なんでこいつらは自分の頭で考えないんだろうと思いながら、「バカはクルマブログを読むな!!」みたいな失礼なことを書いてしまうことも多々あったな・・・。その後に予想外の事件が起こり、この件の批判は綺麗になくなりました。


「予想」は外していないと思うが・・・

  その後どうなったか・・・。VWグループは2017年以降に、アウディQ2、ティグアン、ポロのフルモデルチェンジを行いましたが、いずれも1.2Lターボは採用されていません。細かいことはわかりませんが、小型車向けユニットは、直3の1.0Lか、直4の1.4Lシリンダーオンデマンドのどちらかしか採用できなくなっているようです。どうやら新型ポロのコストでは1.4Lシリンダーオンデマンドは載せられないとの判断みたいです。


今後のVW・トヨタ・スズキの動きはいかに!?

  以前にも書きましたが、日本メーカーにも不穏な動きがありました。2016年の12月ギリギリのタイミングでスイフトとC-HRがそれぞれ1.0Lと1.2Lのターボを搭載して発売されていますが、どちらもティーザーなど一切なく、突然の慌ただしい発売にちょっときな臭いものを感じています。スズキに関してはその後1.0Lターボの発売はなく、クロスビーに同型のユニットが使われていますが、全車にマイルドハイブリッドを採用するあたりに不自然さを感じます。国交省の型式認証において小排気量ターボへの規制は2017年から厳しくなっているのは間違いないと思われます。




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