輸入車応援団の最後の砦・河口まなぶ 最新MAZDAを痛快ボッコボコ!!




カーメディアに求められているのは「志」だ!!

  いつも思うのだけど、クルマを作っている側がしばしば『高い志』で限界を超えようとしているのに対して、それを評価する仕事のカーメディアの側には、特に日本のメディアの連中には「志」なんてものは感じられない。スーパーカーでもあるまいし、いい歳したオッサンが真剣に語るほどに作り込まれているクルマなんてない!!と態度で表明しているクソ野郎はたくさんいますけどね。


マツダCX-3を11分ディスりっぱなし!!これは伝説だ!!

  そんなクソみたいな業界の中で、最も「高い志」を持って仕事をしていると思われるが、輸入車番長・河口まなぶ氏だ。数日前に出された最新動画の内容がすごいことになっている!!日本メーカーで一番勢いがあるマツダがブランド力の底上げを狙ってブラッシュアップを図ったCX-3の改良版に対して、痛快をはるかに超えた戦慄レベルの激辛レビュー動画を展開しています。


河口ファンはレベルが高いな・・・

  日本の多くのライターや、世界のカーメディアが「今のマツダには逆らえない」みたいな雰囲気に打ちのめされている中で、これほど明快にマツダ車の「欠点」に切り込む捨て身のレビューには、多くの人が「高い志」を感じるはず。あまりの挑発的な内容に動画のコメント欄にもやや動揺が見られますが、ファンはこのマツダ車の「真贋」よりも、河口まなぶ氏の「志」に共感したファンが多いでしょうから、それほど大きな混乱は起こってないです。


ドイツブランドの苦境を救え!!

  マツダの関係者が見たら「苦笑い」か「逆恨み」のどっちかでしょうけども、今回のところは、全面的に河口まなぶ氏の「勇気」を讃えてあげたいです。2018年に入り、割安なフランス車は好調ですけども、輸入車の主力ドイツブランドが伸び悩んでいます。特にメルセデス、BMW、アウディの3つのプレミアムブランドが苦戦続いていて、新型モデルもコンスタントに出ていますが、全く伸びません。ドイツ勢を苦しめているのが・・・。


最強メディア説もある・・・

  「メルセデスやBMWの苦境を俺が救う!!」と義憤に刈られたのかわかりませんけども、首脳陣が堂々と『ドイツプレミアムを喰う』宣言をしているマツダに、河口流の強烈パンチを食らわせています。「ペンは剣より強し!!さらに動画はペンを圧倒する!!」。動画編集能力が非常に高い河口まなぶ氏がちょっと本気を出せば、広島の田舎メーカーなど軽く廃業に追い込めるんだ!!おとなしく地元向けの軽自動車でも作っていなさい・・・といった感じの示威・警告!?


ドイツ車の天敵

  ちょっと蛇足かもしれないですが、フランスブランドの好調の原因は、価格が上がっているトヨタ・ホンダから普通車嗜好のユーザーをジワジワとかじっているから。ドイツ車からフランス車への乗り換えも多少はあるかもしれないですが、C/Dセグ以上のドイツ車に乗ったユーザーが今更にフランス車を選ぶケースは、クルマのことが全くわかっていないミーハーなオッサンを除けばほぼゼロに近いのでは!?結局のところ日本市場でドイツブランドのシェア拡大の阻害要因になり得るのは、レクサス、スバルそしてマツダ、あとはスカイラインとシビックくらいか!?スズキや三菱はちょっと違うかも・・・。


マツダだけが憎い

  レクサスは停滞気味、スバルは「大事故」で自爆気味、スカイラインとシビックは強気な価格設定を崩さない。現実的にはドイツブランドの天敵はマツダになる。10年前は誰もがドイツ車至上主義を語っていたカーメディア連中ですが、ニューモデルマガジンXやカーグラフィックなどの雑誌媒体編集部は完全に「ルノー」推しに転身。K沢は「ザックス」トヨタの広報部長に就任。清水草一も「NDロードスターは歴史的名車」という迷言で、こともあろうかドイツ車の天敵マツダを持ち上げ始める。S水K夫もテスラやマツダなど広告費を払ってくれればどこにでも靡く。


独立性を保つ意義は大きい

  そんな中で、ユーチューブ収益で活動している「独立ライター」の河口まなぶ氏の価値は日に日に高まっている。毎年単行本が出せて、連載だけで数字が取れる福野礼一郎氏と、メルマガ&単行本で活動する沢村慎太朗氏の「二大イチロー・タロー」に立場上は肩を並べています。他のライターは、仕事を干されるのが怖いので、ゴニョゴニョと訳のわからないレビューばかり書いてますが、この3人は「気に入らないブランドは徹底的にディスる!!」というスタンスを採っています。


容赦ない批判が良いクルマを生むのは確かだ・・・

  2010年頃からすでに安かったフランス車ですが、当時は沢村慎太朗さんがPSAの右ハンドル車の作りに大激怒するなど、まるで「買う奴はバカ」と言わんばかりの大暴れをしていました。その後PSAは右ハンドル車のスペース効率を見直したり、劣悪な出来だった自社製の自動MTを放棄し、トヨタ系列サプライヤーからトルコンATを調達するなどの、「日本向け大改良」が功を奏し、現在の好調につながっている。今ではPSA車は総合力で完全にVW車を超えていると思う。


ボロボロのCX-3!?

  そんな沢村さんの魂が乗り移ったかのように、今回の河口さんは軽快にマツダをディスり続けます。「1.8Lディーゼルは欧州基準で非力すぎる」「乗り心地は新型カローラハッチバックに負けてる」「今どき6速ATのままでプレミアムなんて頭がおかしい」「エンジンからの遮音ができていない」「ミッションとエンジンの連携が雑すぎる」「車載カメラの画質が悪すぎる」「とても上質とは言えない=これを買うやつはバカ」・・・ってことらしい。


全て計算のうちか!?

  とりあえず間違ったことは言ってないです。違和感があるのは立場の問題であり、ポジショントークとしては全くのセーフのレベルだと思います(S水K夫みたいな完全アウトとは違う!!)。これを受け取る側のリテラシーの問題。激怒するマツダファンはハッキリ言ってクルマがわかっていない。CX-3とカローラやメルセデスGLCでは車格が違うだろ!!ってのは、河口氏も当然に承知の上でのアジテーションです。車格云々を言い出すならば、なんでマツダ・アテンザはデミオやアクセラに衝突安全性で負けているのだ!?って話です。もう車格で語る時代は終わった。カローラやゴルフが軽自動車に安全性で負ける時代ですから。


この動画はカーメディアと河口氏の運命を変えるかも・・・

  この河口さんのCX-3の動画レビューはとても印象に残りました。内容よりも印象・・・カーメディアは本来こうあるべきだ。「マツダだからいいに決まっている」みたいな温いレビューが氾濫している中で、よくぞこの短い動画の中で、徹底的にマツダ車をディスったと思います。2018年の最優秀動画レビュー賞あげます!!これからも「高い志」の動画を期待したい!!


↓売れているクルマは素直に評価する!!河口流。




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