何でそんなに棒読みなのか!?・・・気になる。メルセデスCクラス
あれ?なんで熱狂しないの!?
ちょっと前にアテンザのマイナーチェンジで鮮烈な『棒読みレビュー』を披露した河口さん。あの時のアテンザには、何か彼の常識を覆すような衝撃があったというのか!?あるいはマツダ関係者による総裁選みたいな無言の圧力がかかっていたのか!?なんてあれこれくだらない『邪推』をしてしまいましたが、今度はお得意のCクラスのマイナーチェンジでも再びアテンザの時以上の『棒読み』になっているぞー。どーした!?お腹が痛いのか!?
河口さんの『基準車』
河口さんもレビューでおっしゃっているように、このW205系Cクラスは、この人にとっては、自分の愛車であると同時に、あらゆる自動車の評価を導き出す「基準」になるクルマらしいです。自動車評論家たるもの標準グレードのW205のような信じられる『基準車』を持っていないと妥当な意見なんて言えたもんじゃない!!って主張は全面的に支持します!!GT-R&フェラーリ基準の西川淳さんとか、旧型フェラーリ基準の清水草一さんとかたまに意味不明なこと書いているし・・・。
若手が正しい!?
どの評論家もドイツ車を基準にレビューを展開することが多いようです。その中にも派閥があって、福野、国沢、清水和夫、渡辺敏史など還暦前後の有名ライターの多くはF10派、F30派、7代目ゴルフ派が多いようだけども、河口、島下と言った若手のやり手ライターはW205を基準車にしている。私個人の意見としては外部のトルコンを使うF10&F30やDCTのゴルフは、基準車にするにはあまりにも『大きな瑕疵』を持っている。それに対して自社ミッションを配備しているW205を選んでいる河口&島下の両者こそが正しいと思う。
CクラスとマークXだけ!?
外部汎用ミッション採用という理由で「アルファロメオ・ジュリア」や「ジャガーXE」も基準車になり得ない。日本車でも「WRX」や「シビック」はCVTか3ペダルMTの選択になるのでやや適性が低い。自社製トルコンATで比較的にシンプルな設計で良い乗り味のクルマとなると、2Lターボを積んだクラウン、スカイラインと、モデル末期のマークX、あとはアテンザ、アクセラくらいだ。この中でクラウンの2Lターボは車格的に苦しく、スカイラインのターボは載っているのが他社製ユニットであり少々マッチングに難があるし、スカイラインのHVはレジェンドHVと並んであまりに前衛的な装備と高い加速性能を備えていて基準になり得ない。そしてマツダ車はスカイアクティブシャシーに変わりフロントサスがストラットになった・・・。
何にショックを受けているのだろうか!?
こうして市場全体を見渡してみても、適正な基準車になり得るのはW205かマークXのどちらかなのかもしれない。全くもって正しい基準車を使っていらっしゃる河口さんですが、その信頼する基準車のアップデートモデルに乗っているのに、なぜこんなにも表情が硬いのか!?何も言えなかったアテンザの時よりもさらに衝撃を受けたのか!? 新型Cクラスはアテンザをさらに超えるスゲー次元のクルマだったのか!? レビューというよりもメルセデスの公式資料をそのまま読んでいるような48Vマイルドハイブリッドの説明だけで最後まで終わってしまった。そしてスバル・フォレスターのE-ボクサーとは「格」が違うよ!!と何度も念押し・・・。
良いのか?悪いのか?・・・明言せず。
おそらく購入を考えている視聴者が最も知りたいのは、1.5Lターボ&マイルドハイブリッドになったユニットは、本当に「メルセデス」なのか!?ってことなんだろーな。F30ではなくW205を選ぶ人々にとって、メルセデスの生命線とは『縦置きミッション』の精度なわけで、そこに48VのISG(電動過給器)が付くことで、どんな塩梅に仕上がっているのか!?が最大の関心事なんですけども、・・・あくまで想像の域を全く出ないですが、河口さんの表情は「もうちょっと様子見が必要じゃないか!?」という結論を示しているような気がしないでもない。いや案外「1.5Lかー、これじゃあ基準車に使えねーよ・・・」ってガッカリしちゃってるのか!?
CクラスのISGシステムについてもっと正確に伝えて!!
Cクラスに採用されているISGは、Sクラスの主力軸に巻きつけるタイプのモーダーではなく、それとは根本的に異なるベルトでエンジン出力軸を駆動するタイプのものです。サプライヤーも三菱電機製かどうかわからない。もしかしたらヴァレオ(仏)、コンチネンタル(独)、ボッシュ(独)のものかもしれません。ベルト伝達となるとスズキや日産セレナのマイルドハイブリッドと似たようなシステムってことになります。
なぜ日本のカーメディアは沈黙なのか!?
4年くらい前にトヨタが全ラインナップのHV化により圧勝する中で、それを認めないカーメディアのオッサン達が、「あと数年でオール欧州の48Vシステムがやってくる!!その時に形勢が逆転するだろう!!」とか負け惜しみを言ってたなー。清水和夫とかさ(今じゃすっかりトヨタに取り込まれたけど)。当時はスズキも日産もヴァレオ製のISGを使ってましたので、ISGは欧州のものって認識は間違っていない。・・・がその後ドイツでは由々しきカルテル問題が発生し、ボッシュかコンチネンタルのどちらかが旗振り役だった48Vも予定していた2016年に間に合わず、しびれを切らしたメルセデスが日本のサプライヤー(三菱電機)と組んでしまった・・・。
オール欧州48Vは実現せず・・・
今頃は国沢や清水和夫のドヤ顔レビューが、カーメディア誌面を賑わす予定だったのかもしれないが、今やどちらも熱狂的な「クラウン応援団」になってる。オール欧州は実現せず、主力のカーメディアもとっくに日本陣営へ寝返ってしまった。そんな想定外の事態にカーメディアも完全にトーンダウン。1.5LターボのCクラスが売れるわけはないって思ってんのかなー・・・まあ無理もないが。シビック並みの高性能ターボにISGが付いていて500万円という価格設定は悪くないと思う。
これいいクルマだと思うよ。
シビック並みの高性能ターボにISGが付いていて500万円という価格設定は悪くないと思う。1000万円のS450だけでなく、500万円くらいのC200にもベルトとは言えISGが付いたのだからもっと盛り上がればいいのに、なんでどいつもこいつも仏頂面なんだろうか!?S450は6100rpm、C200は5800rpmまで出力ピークが上がっていて、従来の4500rpm、ディーゼルだったら3500rpmがデフォのシミったれでしかなかったメルセデスのユニットが、トヨタの2Lターボや、北米限定発売の日産のVCターボと対等なスペックを持つようになったのだからさ。C200が予想以上に売れたらまた日本のカーメディアが調子に乗り出すのだろうけど・・・。
「河口まなぶ・・・『進化がすごい』『欧州車みたい』アテンザレビュー」
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