「俺はスカイラインをずっと買ってきた、その俺が言うのだから間違いないスカイラインは終わった。」 V36までは許せたけどV37はダメという西川淳さんの決意の一言には一体どのような想いが詰まっているのでしょうか。大学卒業とともに34が生産中止になった私の世代にはとても口を挟めない「重み」を感じるのですが、それでも「プレミアムを騒がせよう」と意気込む日産のエンジニアにとってはあまりにも残酷で冷血な一言なんじゃないですかね・・・。
ニューモデルマガジンXでの「西川連載」は、ライターの色がよくでていて毎回とても面白いのですが、今回の4月号のスカイラインは読み応えたっぷりでいつも以上に面白すぎました。各方面から言いたいことを言われて完全に弱りきっている自動車業界。彼らに対して「大人」が本音でバッサリと切り捨てるなんてことは、なかなかできなくなってきたわけなんですけど、日産とスカイラインという抜群のブランド力にはまだまだ余力があるようで、西川氏クラスの評論家が全力でぶつかっていける「まだまだ噛み応えのある」稀なケースなんだと思います。たとえばジャガーやボルボといった苦境が続いている輸入ブランドに噛みついたところで、ただの弱いものイジメでしかなく、それが今となってはメルセデスやBMWといった有名ブランドでもあまり変わらない境遇だったりします。
フェラーリやポルシェを相手に必死に(平然と?)噛みつこうとする本質的に「アジ」な沢村慎太朗さんみたいな人もいますけど、スーパーカー評というのはそもそも自動車評論の中では異質な存在ですし、乗ったこともない一般人には何のことだか直感的にはわかりません。専用設計スポーツカーではない乗用車に対して「俺の気持ちに火をつけろ!」と、西川さんクラスの超一流ライターに真剣に吼えさせるのは、世界中広しといえどもスカイラインだけじゃないですかね・・・。
日産が執拗に「プレミアム」を意識したプロモーションを仕掛けているのだから「俺の気持ちに火をつけろ!」くらいは当然に要求される「ノルマ」なのかもしれませんが、例えば直列6気筒を積んだF10で今更に「火がつく」なんてことはまずないですよね。900万円出してコレを買うくらいなら、GTーRだかISーFの方が・・・。プレミアムブランドのディーラー行ってもそれほどテンションあがらないですし、レクサスなんて「おもてなし」はなかなかですけど、いざクルマを見せられるとがっかりさせられるのがオチです。
西川さんのこも連載にはほかにもいろいろなクルマがでてきますが、総じて感じられるのが、どれもこれも「俺が本気で語るレベルではない」ということです。ここ数年は業績が好調だと伝えられている「マ○ダ」や「ス○ル」なんてこの人の手にかかれば完全に子ども扱いで全く相手にされていません。「ポルシェ」「マセラティ」「AMG」くらいにしか反応しないようなベテランライターの枯れ果てた心をに400万円もしないクルマではどうしようも無いわけです。例えば堂々の登場を果たしたア○セラXDのときは、最初から自分のテンションを挙げるために軽快な冗談が飛び出すほどの緩いテンションで、「女性や若い人向けのクルマにしてはよくできてるんじゃないの?(あんまりよくわからないけど)」くらいのニュアンスがビンビン伝わってきました。得点は非常に高かったですけど、私のようなマツダ贔屓には西川さんの本音がよ〜くわかりました。
そしてスカイラインは?というと、点数こそ低かったですけども、そもそもスカイラインとア○セラには絶対に越えられない壁がありますし、西川さん自身が「Cセグ以下は絶対に買わない・乗らない」であろう前提でのア○セラの高得点とはまったく別の基準の話でしかないようです。それでも一言「でかいクルマは飽きる」という至言が・・・。西川さんは「サイズ」に疑問を呈しておられましたが、V37スカイラインに乗って気になるのは、やはりプレミアムカーにまとわりついてくる電制デバイスが存在感を強調している点ですね。はっきり言ってストレスでは?というものも多いです。レクサスもメルセデスもBMWもなんだか走りが楽しめない要素が年々増えてきています。しかしこればっかりはクルマ作りの哲学によるものなので一概に非難できないですけど・・・。そして「プレミアムカー」では当たり前になってきている「8AT」って実際のところ「CVT」みたいな気持ち悪さがあります。よく輸入車ユーザーがスバルのCVTを批判してますが、はっきり言って8ATのニュルニュルと変なタイミングでシフトアップする感触はスバル車以上にクソじゃないですかね。
ATに関してはスカイラインはかなり優秀だと思います。ジャトコ製の日産ハイエンドモデル(スカイライン・フーガ・Z・シーマ)専用の7ATに乗れば「やはり日本車はいいな〜」と心から実感できます。西川さんをはじめまともな評論家ならば、ジャトコ7ATがZF8AT(通称8HP)とは比較にならないくらいに優れたミッションであることは当然にわかっているはずです(だからあえてBMWのATには言及しません)。中国メーカー車のように6HPや8HPを使わざるを得ないかわいそうな輸入ブランドには同情はしますけど、先代スカイラインが北米でBMWを蹴ちらしたのは当然のことで、日産車に何一つ勝てないゴミでしかないF30が月に2000台売れてしまう日本市場に日産が思いっきり失望するのも無理ないです。「さあプレミアムを騒がそう!」とアジりたくなる気持ちをわからなくないです。
西川さんの気持ちが盛り上がらなかったとしても、「スカイライン」とは日本のクルマ文化が年月をかけて創り出した「高性能車のスタンダード」の結晶のようなものだと思います。スカイラインを絶えず通して我々は日本の自動車産業の実力を知り、「ものづくり」の素晴らしさや、工業製品に込められた開発者の「想い」を端的に感じます。あえてそんな日産に苦言を呈するのであれば、日本市場での販売において6気筒の非HVモデルを廃止して車両価格が上がってしまったことに対する残念な気持ちはあります。日本のユーザーが中国のユーザーのように盲目的にBMW3シリーズを絶賛しなくて済むのも、やはり日本にはスカイラインあったからこその話だと思うのですが、国内・国外のスポーツセダンがユーザーを舐めたようなクソ設計に陥るのを監視するというとても重要な「役割」を日産自らが放棄しつつあることには、やはりがっかりしてしまいます。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
2015年3月22日日曜日
2014年8月28日木曜日
メルセデスCLA250・・・いよいよ始まった"本音"でフルボッコ!!!
いや〜ビックリしましたね。今月号(2014年10月号)の「オートカー」ですが、「英国車特集」としておきながら、最大の読みどころは後半に付いている「メルセデス特集」でした。まずは新型Cクラスのドライビング=インプレッションから始まります。もうすでに他の雑誌で少なくとも5本以上のインプレを読んでいて、どの1本も印象に残っていない「薄味」ばかりだったので今回も全く期待していませんでした。それが読んでビックリ!で新型Cクラスを見事なまでに「文脈」で分析していて、「良い点」と「悪い点」がとてもわかりやすく描かれています。ライターもここまで自信持って言い切るからには、相当に確信めいた感触が得られたのでしょうけど、それにしてもこの独特の文体を使うのライターは・・・もしや?。そうです突如としてオートカーに降臨した沢村慎太朗さんでした。
発売直後の雑誌なのであまり詳しい内容を書く事は避けますが、とりあえず新型Cクラスのインプレを読んだ素直な感想としては、「運転下手くそな自分には合っているのかもしれないけど、とりあえずいらね〜・・・」といったところでしょうか。沢村さんが言わんとしていることを、私なりに解釈(曲解)すると「メルセデスはデカいのだけ作ってればいい」みたいなところですね。中型車は日産あたりからOEMすればいい話です。それを金儲け主義のルノーとメルセデスがビジネスライクに協議してしまった結果、コストがかからない方の「メルセデス設計」に統一しようなんてことになってしまうんですね。さよなら日本製スカイライン。
沢村さんのインプレですが、今回もとても納得できます。レクサスISやスカイラインと同じサス形式にグレードアップした効果!なんて素人っぽい事など一切触れずに、3シリーズを軽く上回る旋回時のアジリティの進化は「本物だ!」と力説しておられました。でもそこ(3のコーナーリング)はすでにレクサスのFスポでも通過したものであり、BMWよりも金(コスト)かければそれだけいいものが作れるといった程度の話にも聴こえます。そもそも「プレミアムブランド」としてのまともな意識があるならば、沢村さんに間違っても「論外」「落第」なんて言われないように頑張らねばいけないと思います。結果として今回もメルセデスを信じて購入したユーザーが大恥をかかされてるわけですから、もうちょっとしっかり作ってあげて欲しいと思います。もっとも1000万円以下のモデルのユーザーのことなどまったく関知しないのがプレミアムブランドってものなのかもしれないですが・・・。
さてさらに「沢村ワールド」全開だったのが、Cクラスインプレに続く、C180とCLA250の比較記事です。これまた凄い!!!というかヤバい!!!・・・完全にメルセデスに喧嘩売ってます!ターゲットはもちろん「世紀のガラクタ」CLA250です。去年の発売以来このクルマは予想以上に反響が大きいと報じられる以外は、主だった評論家はコメントを避ける傾向にありました。まあこの微妙な反応の時点でクルマの出来は推して知るべしなわけですが、私のような素人でも乗ったら乗ったで一言言わないと気が済まなくなるほどで、これが400万円!?クレイジーすぎる!!!と失礼極まりない感想を持ってしまいました。まあでもゴルフやらアクセラやらやたらと優等生ぶったクルマばかりが脚光を浴びる中で、こういう「ふざけたクルマ」もあってもいいのかも・・・と広い心で接してあげたいです。どんなクルマにだって短所はあるでしょうし、どんなに酷いクルマだったとしても、結局はそれを選ぶ人の人間性の問題なのですから。
それにしてもCLAに関しては疑問点がたくさんありました・・・まずは「なんでそんなに酷いデザインなの?」(笑)。デザインは個人の主観もありますから看過するにしても、ほかにもいっぱいあるんですよね。結局のところ「どう使っていいかわからん!」と思ってしまいます。これだけベストなサイズなのにもかかわらず他の全てがダメ過ぎます。その辺の「へなちょこ具合」について沢村さんが今回の記事で実に見事なまでに科学的に問題定義してくださっています。本音を言うとちょっと違う印象の部分もありましたが、総じて不満に感じるところは同じだったですね。これは「グランドツアラー」ではなく「モデルカー」であり、デザインが気に入ったら家の前に飾っておくクルマなんですかね。私のようにデザインがダサいと思ってしまった人にとっては「税金がかかる粗大ごみ」でしかありません。
そんなに気に入らなければ買わなきゃいいだけの話だろ!ってまったくその通りです。しかしこれまでまったく沈黙していたカーメディアがなんで今になって「本当のこと」を書き始めるのか?にはいささか興味があります。メルセデスは今でも日本国内で販売台数トップ10に入る非常に重要なブランドであることには変わりはなく、日本の自動車ユーザーにとっても納得のいく価格で様々な選択肢を与えてくれる馴染み深い存在です。日本人ユーザーの視点からもかなり評価されているブランドを、沢村さんが改めてまるでPSAの右ハンドル車を苛烈までに叩いた時のような「日本をナメるな!クソブランド!」と言わんばかりの罵詈雑言を浴びせたことに少々驚きを禁じ得ないです。
それでももしメルセデスが何らかの意図を持って、この評論が出ることに「O.K.」を出したというならばなんとなく合点がいきます。CLAのベースグレードである180は確かにバーゲン価格でした。私のように批判的な意見をネット上で述べる人々に対し、メルセデスだからといってハードルを上げ過ぎてないですか?メルセデス版の「プレミオ/アリオン」ですよとの反論には一理あるなとは思いました。「日本車よりも断然に良い」といった意味不明な意見が相当に見られたので、思わずブログで揶揄したことはありましたが、ユーザー自身がカローラみたいなものだと割り切っているならば特に文句はないんですよね。まあ「どうでもいいクルマ」です。
ちょっと話が逸れましたが、もしCLAユーザーの一定割合が「日本車よりも断然に良い」と思い込んでこのクルマを買っているとしたら、その「魔法」から自然と覚めてメルセデスに対する憎悪の炎を燃やすよりも早く、さっさと現実を教えてあげて新型Cクラスに乗り換えさせた方が得策!なんて考えてるのかもしれません。今ならばCLAも高く売れますよ!なんて呟かれて、沢村さんいわく「真面目に取り組んでいる感じのないCLAと、筋道を追って考えられたC。Cの圧勝である。」なんてフレーズを見せつけられれば、メルセデスディーラーもますます「捗る」ってところでしょうか。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
発売直後の雑誌なのであまり詳しい内容を書く事は避けますが、とりあえず新型Cクラスのインプレを読んだ素直な感想としては、「運転下手くそな自分には合っているのかもしれないけど、とりあえずいらね〜・・・」といったところでしょうか。沢村さんが言わんとしていることを、私なりに解釈(曲解)すると「メルセデスはデカいのだけ作ってればいい」みたいなところですね。中型車は日産あたりからOEMすればいい話です。それを金儲け主義のルノーとメルセデスがビジネスライクに協議してしまった結果、コストがかからない方の「メルセデス設計」に統一しようなんてことになってしまうんですね。さよなら日本製スカイライン。
沢村さんのインプレですが、今回もとても納得できます。レクサスISやスカイラインと同じサス形式にグレードアップした効果!なんて素人っぽい事など一切触れずに、3シリーズを軽く上回る旋回時のアジリティの進化は「本物だ!」と力説しておられました。でもそこ(3のコーナーリング)はすでにレクサスのFスポでも通過したものであり、BMWよりも金(コスト)かければそれだけいいものが作れるといった程度の話にも聴こえます。そもそも「プレミアムブランド」としてのまともな意識があるならば、沢村さんに間違っても「論外」「落第」なんて言われないように頑張らねばいけないと思います。結果として今回もメルセデスを信じて購入したユーザーが大恥をかかされてるわけですから、もうちょっとしっかり作ってあげて欲しいと思います。もっとも1000万円以下のモデルのユーザーのことなどまったく関知しないのがプレミアムブランドってものなのかもしれないですが・・・。
さてさらに「沢村ワールド」全開だったのが、Cクラスインプレに続く、C180とCLA250の比較記事です。これまた凄い!!!というかヤバい!!!・・・完全にメルセデスに喧嘩売ってます!ターゲットはもちろん「世紀のガラクタ」CLA250です。去年の発売以来このクルマは予想以上に反響が大きいと報じられる以外は、主だった評論家はコメントを避ける傾向にありました。まあこの微妙な反応の時点でクルマの出来は推して知るべしなわけですが、私のような素人でも乗ったら乗ったで一言言わないと気が済まなくなるほどで、これが400万円!?クレイジーすぎる!!!と失礼極まりない感想を持ってしまいました。まあでもゴルフやらアクセラやらやたらと優等生ぶったクルマばかりが脚光を浴びる中で、こういう「ふざけたクルマ」もあってもいいのかも・・・と広い心で接してあげたいです。どんなクルマにだって短所はあるでしょうし、どんなに酷いクルマだったとしても、結局はそれを選ぶ人の人間性の問題なのですから。
それにしてもCLAに関しては疑問点がたくさんありました・・・まずは「なんでそんなに酷いデザインなの?」(笑)。デザインは個人の主観もありますから看過するにしても、ほかにもいっぱいあるんですよね。結局のところ「どう使っていいかわからん!」と思ってしまいます。これだけベストなサイズなのにもかかわらず他の全てがダメ過ぎます。その辺の「へなちょこ具合」について沢村さんが今回の記事で実に見事なまでに科学的に問題定義してくださっています。本音を言うとちょっと違う印象の部分もありましたが、総じて不満に感じるところは同じだったですね。これは「グランドツアラー」ではなく「モデルカー」であり、デザインが気に入ったら家の前に飾っておくクルマなんですかね。私のようにデザインがダサいと思ってしまった人にとっては「税金がかかる粗大ごみ」でしかありません。
そんなに気に入らなければ買わなきゃいいだけの話だろ!ってまったくその通りです。しかしこれまでまったく沈黙していたカーメディアがなんで今になって「本当のこと」を書き始めるのか?にはいささか興味があります。メルセデスは今でも日本国内で販売台数トップ10に入る非常に重要なブランドであることには変わりはなく、日本の自動車ユーザーにとっても納得のいく価格で様々な選択肢を与えてくれる馴染み深い存在です。日本人ユーザーの視点からもかなり評価されているブランドを、沢村さんが改めてまるでPSAの右ハンドル車を苛烈までに叩いた時のような「日本をナメるな!クソブランド!」と言わんばかりの罵詈雑言を浴びせたことに少々驚きを禁じ得ないです。
それでももしメルセデスが何らかの意図を持って、この評論が出ることに「O.K.」を出したというならばなんとなく合点がいきます。CLAのベースグレードである180は確かにバーゲン価格でした。私のように批判的な意見をネット上で述べる人々に対し、メルセデスだからといってハードルを上げ過ぎてないですか?メルセデス版の「プレミオ/アリオン」ですよとの反論には一理あるなとは思いました。「日本車よりも断然に良い」といった意味不明な意見が相当に見られたので、思わずブログで揶揄したことはありましたが、ユーザー自身がカローラみたいなものだと割り切っているならば特に文句はないんですよね。まあ「どうでもいいクルマ」です。
ちょっと話が逸れましたが、もしCLAユーザーの一定割合が「日本車よりも断然に良い」と思い込んでこのクルマを買っているとしたら、その「魔法」から自然と覚めてメルセデスに対する憎悪の炎を燃やすよりも早く、さっさと現実を教えてあげて新型Cクラスに乗り換えさせた方が得策!なんて考えてるのかもしれません。今ならばCLAも高く売れますよ!なんて呟かれて、沢村さんいわく「真面目に取り組んでいる感じのないCLAと、筋道を追って考えられたC。Cの圧勝である。」なんてフレーズを見せつけられれば、メルセデスディーラーもますます「捗る」ってところでしょうか。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
2014年7月8日火曜日
スカイラインは「50点」なのに、BMWi3は「96点」って・・・
いつも日本車の粗捜しをして、意味不明な評価基準で都合の良いデータだけを挙げ連ねて、「日本車を買うヤツはバカだ!」とでも言いたげな、メンバー全員「不毛」なニューモデルマガジンXの「喜怒哀楽」にBMWi3が登場しました。このクルマもうすでに近所で走ってるの見かけたんですが、豪華な軽自動車といった感じでとてもデザインは良かったですね。さすがはアクセラを抑えてカーデザイン・オブ・ザ・イヤーに輝くだけはありますね。そんでもってこのコーナーでの得点も軒並み高評価で、アクセラがあっさり負けてしまいました。アクセラよりもi3の方がオススメってことですか・・・なるほど。
電気自動車って何だかんだ言っても「クルマではない」です。100km走ったら30分の「充電休み」なんてもはや自動車の前提が完全に崩壊しているような気がします。次世代を担う「エコカー」は排気ガスさえ出なければ何でもいい!なんてのは極めて初歩的な発想です。週末くらいしかクルマに乗らないような人がEVに乗り換えたところでその効果はたかが知れていて、自己満足の域を出ないものにしかなりません。
むしろ航続距離が限定されるEVが、都市部の自動車専用道路をノロノロと走り出したら、周囲のガソリン車が渋滞を起こして余計な加減速を繰り返して、社会全体のエネルギー効率は悪くなるということも考えられます。発電過程においても東電管内の90%以上が火力発電ですからCO2もNOxもたくさん出ていますし、バッテリーの製造と廃棄の過程でもさらに大きなエネルギーを使います。そしてBMWi3のCFRPのボディはリサイクルが出来ないのですから、西川淳さんも言っておられますが、コイツは本当にエコカーなのか?と疑問が付きます。そこまで否定しておいてからの西川さんの「96点」も不可解で「ネックは車両価格だけ」っておいっ!。
そもそも前回にこのコーナーに登場して全員から「50点」という採点放棄の宣告を受けたスカイラインの方が、先代のガソリンモデルから比較しても多くのアドバンテージがハッキリしていたように思うのですが・・・。「スカイラインHV」と「BMWi3」がほぼ同じ価格というのにもおどろきですが、一体どっちのクルマが「持続可能な日本」にとって有益なクルマなんでしょうか? まあいろいろな意見があることは承知の上ですが、都市から一歩も出れないようなクルマを1台だけ所有する人が増えることは、都市部の中で全ての消費行動がより一層完結するように変わることを意味します。
東京から30km圏の外側の観光地は軒並み疲弊し、公共交通機関と直結した観光地だけが商業主義的にデザインされた「パッケージ・レジャー」を販売していくことになりますが、その多くは新幹線よりも断然に割安なLCCを使ってハワイにいくことを選択するでしょう。ハワイの「青い海」もいいですが、沖縄や宮崎にだって同じくらいキレイな海が・・・LCCが参入してないのでハワイとくらべて金額的に大差ないですね。いやいやそこまでいかなくても三重県にだってキレイな「青い海」があります!
東京から新幹線と特急を乗り継いで行くと、ハワイにいけちゃうくらいの料金がかかってしまいますが、三重県ならばクルマで行けます。紀伊山地の絶景を眺めながら突き進めば、そこには「絵に描いたような」プライベートビーチが広がっています。紀伊半島の南端部だけが海の色が違うみたいで、三重県南端部の熊野市付近まで行かなければいけないのですが、どうやらEVでは名古屋からも大阪からも辿り着くのは無理そうです。まあ他にもクルマ買ったなら絶対に行っておきたい場所なんて日本中にいっぱいあります。鉄道とバスだけでは到底辿り着けない地域のほうが多くなってきてますから。
そんなどこにも行けない(=インフラとして失格)なクルマじゃなくて「電車」に車両価格+月2〜3万円の維持費なんてとても払いたくないですね。それこそ買い物をするだけだったら、全部配送してもらっても月1万円と超えることなんてないですし。西川さん他2名も同様のコメントをしていて「完全否定」一歩手前まできてるのに、みなさん高得点を付けていらっしゃいます。「96点」「95点」ってもはや「絶対オススメ!」のレベルじゃないんですかね・・・。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
電気自動車って何だかんだ言っても「クルマではない」です。100km走ったら30分の「充電休み」なんてもはや自動車の前提が完全に崩壊しているような気がします。次世代を担う「エコカー」は排気ガスさえ出なければ何でもいい!なんてのは極めて初歩的な発想です。週末くらいしかクルマに乗らないような人がEVに乗り換えたところでその効果はたかが知れていて、自己満足の域を出ないものにしかなりません。
むしろ航続距離が限定されるEVが、都市部の自動車専用道路をノロノロと走り出したら、周囲のガソリン車が渋滞を起こして余計な加減速を繰り返して、社会全体のエネルギー効率は悪くなるということも考えられます。発電過程においても東電管内の90%以上が火力発電ですからCO2もNOxもたくさん出ていますし、バッテリーの製造と廃棄の過程でもさらに大きなエネルギーを使います。そしてBMWi3のCFRPのボディはリサイクルが出来ないのですから、西川淳さんも言っておられますが、コイツは本当にエコカーなのか?と疑問が付きます。そこまで否定しておいてからの西川さんの「96点」も不可解で「ネックは車両価格だけ」っておいっ!。
そもそも前回にこのコーナーに登場して全員から「50点」という採点放棄の宣告を受けたスカイラインの方が、先代のガソリンモデルから比較しても多くのアドバンテージがハッキリしていたように思うのですが・・・。「スカイラインHV」と「BMWi3」がほぼ同じ価格というのにもおどろきですが、一体どっちのクルマが「持続可能な日本」にとって有益なクルマなんでしょうか? まあいろいろな意見があることは承知の上ですが、都市から一歩も出れないようなクルマを1台だけ所有する人が増えることは、都市部の中で全ての消費行動がより一層完結するように変わることを意味します。
東京から30km圏の外側の観光地は軒並み疲弊し、公共交通機関と直結した観光地だけが商業主義的にデザインされた「パッケージ・レジャー」を販売していくことになりますが、その多くは新幹線よりも断然に割安なLCCを使ってハワイにいくことを選択するでしょう。ハワイの「青い海」もいいですが、沖縄や宮崎にだって同じくらいキレイな海が・・・LCCが参入してないのでハワイとくらべて金額的に大差ないですね。いやいやそこまでいかなくても三重県にだってキレイな「青い海」があります!
東京から新幹線と特急を乗り継いで行くと、ハワイにいけちゃうくらいの料金がかかってしまいますが、三重県ならばクルマで行けます。紀伊山地の絶景を眺めながら突き進めば、そこには「絵に描いたような」プライベートビーチが広がっています。紀伊半島の南端部だけが海の色が違うみたいで、三重県南端部の熊野市付近まで行かなければいけないのですが、どうやらEVでは名古屋からも大阪からも辿り着くのは無理そうです。まあ他にもクルマ買ったなら絶対に行っておきたい場所なんて日本中にいっぱいあります。鉄道とバスだけでは到底辿り着けない地域のほうが多くなってきてますから。
そんなどこにも行けない(=インフラとして失格)なクルマじゃなくて「電車」に車両価格+月2〜3万円の維持費なんてとても払いたくないですね。それこそ買い物をするだけだったら、全部配送してもらっても月1万円と超えることなんてないですし。西川さん他2名も同様のコメントをしていて「完全否定」一歩手前まできてるのに、みなさん高得点を付けていらっしゃいます。「96点」「95点」ってもはや「絶対オススメ!」のレベルじゃないんですかね・・・。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
2014年6月29日日曜日
清水草一氏 が レヴォーグ 商戦に便乗して一般雑誌で大暴れ・・・
毎回上から目線で申し訳ありませんが、プロの自動車評論家がクルマを過度にエンターテイメント化した「演出」をやっていたりすると「イラ」っとしますね。もう「自動車評論家」の看板を降ろして、「フェラーリ持ってる芸人」を名乗ればいいんじゃないか?とすら思える清水草一氏。若い頃にはそこそこ真面目で魂にちょいちょい心に響く本も書いておられましたが、最近は「オワコン」気味な自動車メディアとは距離を置き、まさかの「週間SPA」でゆる〜い企画を展開してるみたいで、自動車人口の底辺拡大を意図していらっしゃるようです。
おそらくスバル・レガシィの本格発売を記念しての企画なんでしょうが、「レヴォーグは欧州車に勝てるのか?」みたいな記事をたまたまヤフー・トピックスで見かけました。価格帯とエンジンスペックが近似している「レヴォーグ」と「ボルボV40」を比較するというものだったのですが。なんなんだこの「確信犯」っぷりは・・・。欧州車に勝てるのか?という企画なのに比較相手は「ボルボV40」たった一台のみ。一体どれだけの「やっつけ仕事」なんだろうか。とりあえずクルマ専門誌にはとても載せられないクオリティと言わざるを得ません。
エンジンメカニズムの解説などはすっ飛ばして、とりあえず「ミラクル」「夢」「希望の星」と並べ立ててダウンサイジングターボを持ち上げます。テスト項目もわかりやすく「ダッシュ力」と「燃費」のたった2項目だけです。・・・もはやこの段階でツッコミどころは満載なんですが、まあ一般誌向けですし、しかも大変失礼ですが読者層のクルマ所有率は低めであろう「週間SPA!」ですから・・・。こんな「アニメ」か「SF」」仕立くらいがちょうどいいのかもしれません。おそらくレヴォーグ=「現代の零戦?」というのも軽いジョークだと思われます。(?が付いていたにもかかわらず、コメント欄でムキになって「三菱だろ!」って批判している「風立ちぬ」ファンが・・・)
自動車雑誌を読んでる人から見れば、清水草一氏のお気楽(手抜き)仕事っぷりに呆れるだけなんですが、とりあえず誉められる点としては、一般人向けに小難しいことを排除して「ヒーロー誕生!」みたいな流れるストーリー仕立てになっていて、一般の読者にとってはとても解り易いようで、いろいろなコメントが次々と寄せられていました。「(レヴォーグは)ボルボやプジョーのパクリじゃん!」という"日本メーカー=パクリ"論者がいたり、案の定の「ボルボV40の圧勝判定」に不満を挙げ連ねるスバルオタクが登場したりと、もの凄いスピードでコメントが集まっていきました。やはりレヴォーグの注目度は高いですね。
でもこれだけコメントが来てるのだから、清水草一氏が仕掛けた最大のボケに誰か突っ込んでやれよ!っていうモヤモヤ感が残りました。そもそも「ボルボV40」って旧型のマツダシャシーにフォードのエンジン載せて、中国資本が中国向けにお金を出して作らせているクルマです。果たしてこれを「欧州車」と呼んでよいものか?って思うんですよね。フォードとスバルでは残念ながらエンジン開発の基礎体力が全然違いますし、しかもフォードと言えばホンダ・アルファロメオ・BMWといった名だたるエンジン屋をも抑え込んできた、世界最強ランクのエンジン開発力を持つメーカーですし・・・。
ボルボV40はCセグ最大を誇る「フォーカス一族」の中でも、ハイエンド&スポーティに仕上げられた一台で、選択された1.6L"エコブーズト"は福野礼一郎氏がハッキリと「テンロク最強」を宣言しているお墨付きのユニットです。このユニットに完敗したBMWとPSAの共同開発エンジンは両ブランドの新型車から早くもドロップし始めました。スバルが最近仕込んだばかりの「FB16」エンジンであっさりと勝てる相手では無いです。とにかく「水平対抗」に拘るスバルですが、それは自他ともに認める「自己満足」に過ぎません。ポルシェが実績を作っている6気筒ならまだしも、世界で最もポピュラーな「直4エンジン」の膨大な研究開発量を考えると、スバル単体で太刀打ちできるわけがない!と思います。そもそも「水平4気筒」の優位性って何なんですか?って話です。それを差し置いてもFFのV40に加速勝負でAWDのレヴォーグが完敗したわけですから、スバルもちょっと情けないですね。
燃費面でもボルボV40は12.8km/Lでレヴォーグは12.6km/LとV40の勝利となったようですが、さすがに同じ機構のエンジン同士を比べて「加速」も『燃費」も日本メーカーが完全敗北なんてするわけないだろ!と自動車ファンならすぐに気がつきます。たとえ燃費が悪くなるAWD&100kgの重量増とだからといっても、加速で完敗した相手に燃費でも負けるはずが無い。「加速」も「燃費」も完全勝利というのは、メルセデスやBMWを相手に新型スカイラインがやったように「HV化」でもしないかぎりほぼ無理です。数字を誤魔化している?いやいやそんなことは「おそらく」無いでしょう。そうですレヴォーグの1.6Lターボは「レギュラーガソリン仕様」なんです(記事には目立たない感じで書いてありますが)。でもこの記事を読んだ感想は、スバルがこれだけプロモしている新型車なのに、ボルボの足元にも及ばないのかという印象を「素人」さんに植え付けるだけです・・・さてボルボに一体いくら貰っているのでしょうか?
リンク
「最新投稿まとめブログ」
↓さすが期待の新型だけあって、著名な評論家が10名以上(アクセラの2倍!)も大結集の豪華版です。
おそらくスバル・レガシィの本格発売を記念しての企画なんでしょうが、「レヴォーグは欧州車に勝てるのか?」みたいな記事をたまたまヤフー・トピックスで見かけました。価格帯とエンジンスペックが近似している「レヴォーグ」と「ボルボV40」を比較するというものだったのですが。なんなんだこの「確信犯」っぷりは・・・。欧州車に勝てるのか?という企画なのに比較相手は「ボルボV40」たった一台のみ。一体どれだけの「やっつけ仕事」なんだろうか。とりあえずクルマ専門誌にはとても載せられないクオリティと言わざるを得ません。
エンジンメカニズムの解説などはすっ飛ばして、とりあえず「ミラクル」「夢」「希望の星」と並べ立ててダウンサイジングターボを持ち上げます。テスト項目もわかりやすく「ダッシュ力」と「燃費」のたった2項目だけです。・・・もはやこの段階でツッコミどころは満載なんですが、まあ一般誌向けですし、しかも大変失礼ですが読者層のクルマ所有率は低めであろう「週間SPA!」ですから・・・。こんな「アニメ」か「SF」」仕立くらいがちょうどいいのかもしれません。おそらくレヴォーグ=「現代の零戦?」というのも軽いジョークだと思われます。(?が付いていたにもかかわらず、コメント欄でムキになって「三菱だろ!」って批判している「風立ちぬ」ファンが・・・)
自動車雑誌を読んでる人から見れば、清水草一氏のお気楽(手抜き)仕事っぷりに呆れるだけなんですが、とりあえず誉められる点としては、一般人向けに小難しいことを排除して「ヒーロー誕生!」みたいな流れるストーリー仕立てになっていて、一般の読者にとってはとても解り易いようで、いろいろなコメントが次々と寄せられていました。「(レヴォーグは)ボルボやプジョーのパクリじゃん!」という"日本メーカー=パクリ"論者がいたり、案の定の「ボルボV40の圧勝判定」に不満を挙げ連ねるスバルオタクが登場したりと、もの凄いスピードでコメントが集まっていきました。やはりレヴォーグの注目度は高いですね。
でもこれだけコメントが来てるのだから、清水草一氏が仕掛けた最大のボケに誰か突っ込んでやれよ!っていうモヤモヤ感が残りました。そもそも「ボルボV40」って旧型のマツダシャシーにフォードのエンジン載せて、中国資本が中国向けにお金を出して作らせているクルマです。果たしてこれを「欧州車」と呼んでよいものか?って思うんですよね。フォードとスバルでは残念ながらエンジン開発の基礎体力が全然違いますし、しかもフォードと言えばホンダ・アルファロメオ・BMWといった名だたるエンジン屋をも抑え込んできた、世界最強ランクのエンジン開発力を持つメーカーですし・・・。
ボルボV40はCセグ最大を誇る「フォーカス一族」の中でも、ハイエンド&スポーティに仕上げられた一台で、選択された1.6L"エコブーズト"は福野礼一郎氏がハッキリと「テンロク最強」を宣言しているお墨付きのユニットです。このユニットに完敗したBMWとPSAの共同開発エンジンは両ブランドの新型車から早くもドロップし始めました。スバルが最近仕込んだばかりの「FB16」エンジンであっさりと勝てる相手では無いです。とにかく「水平対抗」に拘るスバルですが、それは自他ともに認める「自己満足」に過ぎません。ポルシェが実績を作っている6気筒ならまだしも、世界で最もポピュラーな「直4エンジン」の膨大な研究開発量を考えると、スバル単体で太刀打ちできるわけがない!と思います。そもそも「水平4気筒」の優位性って何なんですか?って話です。それを差し置いてもFFのV40に加速勝負でAWDのレヴォーグが完敗したわけですから、スバルもちょっと情けないですね。
燃費面でもボルボV40は12.8km/Lでレヴォーグは12.6km/LとV40の勝利となったようですが、さすがに同じ機構のエンジン同士を比べて「加速」も『燃費」も日本メーカーが完全敗北なんてするわけないだろ!と自動車ファンならすぐに気がつきます。たとえ燃費が悪くなるAWD&100kgの重量増とだからといっても、加速で完敗した相手に燃費でも負けるはずが無い。「加速」も「燃費」も完全勝利というのは、メルセデスやBMWを相手に新型スカイラインがやったように「HV化」でもしないかぎりほぼ無理です。数字を誤魔化している?いやいやそんなことは「おそらく」無いでしょう。そうですレヴォーグの1.6Lターボは「レギュラーガソリン仕様」なんです(記事には目立たない感じで書いてありますが)。でもこの記事を読んだ感想は、スバルがこれだけプロモしている新型車なのに、ボルボの足元にも及ばないのかという印象を「素人」さんに植え付けるだけです・・・さてボルボに一体いくら貰っているのでしょうか?
リンク
「最新投稿まとめブログ」
↓さすが期待の新型だけあって、著名な評論家が10名以上(アクセラの2倍!)も大結集の豪華版です。
2014年6月27日金曜日
福野礼一郎氏 は輸入車Bセグを一体どう思ってんの?
最近では300万円なんて生意気な価格を提示するモデルもすっかり少なくなった、輸入車Bセグ。今月号の「ドライバー」の名物コーナー愛車物語には、なんと現役大学生がバイトで稼いだお金で新車のプジョー208を買ったなんて記事も出てました。プジョーなんてそれなりに高いイメージがありますが、208の特別仕様車は199万円なので、アクアを買う感覚で買えてしまいます。しかも新車ならではの「低金利・残クレ」という制度もありますので、学生でも十分に手が届く範囲で売られています。
日本車で売れてるBセグといえばアクアやフィットですが、この2台と価格差がほとんど無い輸入車Bセグハッチバックが大挙して押し寄せたかと思えば、最近日本でも火が付いたヴェゼルとほぼ同じ価格帯にも輸入車Bセグクロスオーバーが・・・。どう考えてもアクアやフィットそしてヴェゼルが負けるわけない!とは思いつつも、福野礼一郎氏のコラムに相次いで取り上げられていた、輸入車Bセグを一気読みしてみました。「ルボラン」と「モーターファンillustrated」の2冊に連載があるので、福野コラムを読むためだけに毎月購入しています。
上から目線で恐縮ですが、このライターは日本車に対して苛烈なスタンスを取る事が多く、多くの日本車ファンから目の敵にされていて、私もしばしば槍玉に挙げています。しかし輸入車を批評するフェアな視点はとても説得力があり、岡崎宏司、西川淳、河村康彦、森口将之、大谷秀雄といった「聡明リベラル系」のライターは読んでいて気持ちはいいけど、結局は毒にも薬にもならないので、てっとり早く輸入車の印象をつかむにはとても役に立ちます。
しかもこの福野氏は、過去の著作を読むと分るのですが、単なる「欧州車礼賛」タイプの単細胞ライターなどではないです。「2000年頃からメルセデスはトヨタを真似てあからさまに手抜きを始めた!」と歯に衣着せぬ言い回しには好感が持てましたし、「Sクラスを見ても何とも思わないけど、(2ドアの)CLは羨ましいと思う!」という素直な発言をする点もとても親近感が持てます。
おそらく大好きであろうBMWに対しても、常にフェアな視点を忘れておらず、誰が乗っても薄い印象しか持てないであろうF30の3シリーズに対しては、徹底的に批判を加えていたり、同じシャシーを使っていて足回りも同様にフニャフニャなF20の1シリーズに対しても、ZF製の8速AT以外は評価が低かったりします。相当な日本車好きの私が読んでも相当な共感力を巻き起こしますから、このライターの根底には日本車好きの血が流れているんじゃないか?と思います。
そんな福野氏が輸入車Bセグを真剣?だかどうだかわかりませんが批評するのは一つの試金石だなと思います。「日本車好き」にとって一番虫酸が走るのが、輸入車Bセグに乗っている連中で、日産、三菱、スズキ、マツダの技術をM&Aで「奪って」おいて、平然とした顔で日本で売り出すという神経がちょっと理解できなかったりします。しかも多くが東南アジア製で・・・スマートキーすら装備されていないから「お里が知れている」廉価車!はちょっと言い過ぎかもしれませんが、まあ「小型車」買うなら今でも断然に日本車がいいとは思います。
ただし、プジョー、ルノー、ミニといったブランドが日本でそこそこ人気する理由もわからなくないですね。「IKEA」に置いてある中国製の照明器具がやたらと気に入ってしまうみたいな感じでしょうか?「ドンキホーテ」に同じものがあっても見向きもしないですけど。もし日本にオペルが正規輸入されるようになって、キャデラックが売ってる片隅にオペル・アギーラが売られていたら「おや?これはいいかも!」と思うかもしれない。その頃にはスズキのラインナップから兄弟者のスプラッシュは消えているだろうし・・・。
果たして福野氏は輸入車Bセグをどう思っているのか?と、クルマよりも評論家個人への関心が強まってしまうのですが、最近のこの方のコラムで「金言」のように繰り返されるのが、「Bセグクロスオーバーは正義!」という主張です。沢村慎太朗氏はトヨタ・アクアの商業的な成功について、その一因はスタイリングにあり、トヨタのマーケティングが「Bセグは車高を下げてスタイル優先が今後のトレンド」と結論付けたことが勝因と指摘しておられましたが、福野氏は「Bセグにおける過度のスタイル重視はクルマのコンセプトを破綻させる!」よって、ルーフをある程度まで持ち上げてその分、車幅も全長も拡大させるコンセプトを確立して欧州でスマッシュヒットした日産ジュークこそが正しいと断じております。
この両氏の主張のどちらも正しいというのが、Bセグの奥深いところであり、矛盾に満ちた部分でもあるようです。メーカーとしては「高い」のと「低い」のを両方作りわけるプジョーのスタンスが正しい!というのが福野コラムの結論でした。さて昨日発売されたばかりのルボランのコラムもまたまた輸入車Bセグ比較でした。またマツダ・デミオが発売された暁には、「オール輸入車Bセグvsデミオ」という秀逸企画を期待したいですね。「オール輸入車Cセグvsアクセラ」(ルボラン2014年6月号)はとても参考になった人が多かったと思いますから。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
日本車で売れてるBセグといえばアクアやフィットですが、この2台と価格差がほとんど無い輸入車Bセグハッチバックが大挙して押し寄せたかと思えば、最近日本でも火が付いたヴェゼルとほぼ同じ価格帯にも輸入車Bセグクロスオーバーが・・・。どう考えてもアクアやフィットそしてヴェゼルが負けるわけない!とは思いつつも、福野礼一郎氏のコラムに相次いで取り上げられていた、輸入車Bセグを一気読みしてみました。「ルボラン」と「モーターファンillustrated」の2冊に連載があるので、福野コラムを読むためだけに毎月購入しています。
上から目線で恐縮ですが、このライターは日本車に対して苛烈なスタンスを取る事が多く、多くの日本車ファンから目の敵にされていて、私もしばしば槍玉に挙げています。しかし輸入車を批評するフェアな視点はとても説得力があり、岡崎宏司、西川淳、河村康彦、森口将之、大谷秀雄といった「聡明リベラル系」のライターは読んでいて気持ちはいいけど、結局は毒にも薬にもならないので、てっとり早く輸入車の印象をつかむにはとても役に立ちます。
しかもこの福野氏は、過去の著作を読むと分るのですが、単なる「欧州車礼賛」タイプの単細胞ライターなどではないです。「2000年頃からメルセデスはトヨタを真似てあからさまに手抜きを始めた!」と歯に衣着せぬ言い回しには好感が持てましたし、「Sクラスを見ても何とも思わないけど、(2ドアの)CLは羨ましいと思う!」という素直な発言をする点もとても親近感が持てます。
おそらく大好きであろうBMWに対しても、常にフェアな視点を忘れておらず、誰が乗っても薄い印象しか持てないであろうF30の3シリーズに対しては、徹底的に批判を加えていたり、同じシャシーを使っていて足回りも同様にフニャフニャなF20の1シリーズに対しても、ZF製の8速AT以外は評価が低かったりします。相当な日本車好きの私が読んでも相当な共感力を巻き起こしますから、このライターの根底には日本車好きの血が流れているんじゃないか?と思います。
そんな福野氏が輸入車Bセグを真剣?だかどうだかわかりませんが批評するのは一つの試金石だなと思います。「日本車好き」にとって一番虫酸が走るのが、輸入車Bセグに乗っている連中で、日産、三菱、スズキ、マツダの技術をM&Aで「奪って」おいて、平然とした顔で日本で売り出すという神経がちょっと理解できなかったりします。しかも多くが東南アジア製で・・・スマートキーすら装備されていないから「お里が知れている」廉価車!はちょっと言い過ぎかもしれませんが、まあ「小型車」買うなら今でも断然に日本車がいいとは思います。
ただし、プジョー、ルノー、ミニといったブランドが日本でそこそこ人気する理由もわからなくないですね。「IKEA」に置いてある中国製の照明器具がやたらと気に入ってしまうみたいな感じでしょうか?「ドンキホーテ」に同じものがあっても見向きもしないですけど。もし日本にオペルが正規輸入されるようになって、キャデラックが売ってる片隅にオペル・アギーラが売られていたら「おや?これはいいかも!」と思うかもしれない。その頃にはスズキのラインナップから兄弟者のスプラッシュは消えているだろうし・・・。
果たして福野氏は輸入車Bセグをどう思っているのか?と、クルマよりも評論家個人への関心が強まってしまうのですが、最近のこの方のコラムで「金言」のように繰り返されるのが、「Bセグクロスオーバーは正義!」という主張です。沢村慎太朗氏はトヨタ・アクアの商業的な成功について、その一因はスタイリングにあり、トヨタのマーケティングが「Bセグは車高を下げてスタイル優先が今後のトレンド」と結論付けたことが勝因と指摘しておられましたが、福野氏は「Bセグにおける過度のスタイル重視はクルマのコンセプトを破綻させる!」よって、ルーフをある程度まで持ち上げてその分、車幅も全長も拡大させるコンセプトを確立して欧州でスマッシュヒットした日産ジュークこそが正しいと断じております。
この両氏の主張のどちらも正しいというのが、Bセグの奥深いところであり、矛盾に満ちた部分でもあるようです。メーカーとしては「高い」のと「低い」のを両方作りわけるプジョーのスタンスが正しい!というのが福野コラムの結論でした。さて昨日発売されたばかりのルボランのコラムもまたまた輸入車Bセグ比較でした。またマツダ・デミオが発売された暁には、「オール輸入車Bセグvsデミオ」という秀逸企画を期待したいですね。「オール輸入車Cセグvsアクセラ」(ルボラン2014年6月号)はとても参考になった人が多かったと思いますから。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
2014年6月19日木曜日
気合いの入ってない輸入車をフルボッコ! 沢村慎太朗さん はやっぱり最高だ!
久々に自動車雑誌で「壮快な」ロング記事を見かけました! ライターはもちろん沢村慎太朗氏。自動車評論の世界の「橋下市長」とでもいうべき、痛快すぎるくらいに「タブー」に切り込んでいいくことこそがジャーナリズムだという姿勢を貫き通すカッコいいおじさまだ。「Motor Fan illustrated vol.93運転席の作り方」というなかなか興味深いテーマを出してきた今月号ですが、最初から沢村さんありきの企画だったようで、冒頭からアクセル全開で今回ばっかりは1700円以上する価格が安く感じられます!
「前座」といっては失礼ですが、福野礼一郎氏の「ニューカー二番絞り」で取り上げているのが「新型ミニ」でした。後ろのページで沢村氏がボロクソに言うことになるこのクルマ・・・。たとえ日本車は嫌いで輸入車は大好きという基本姿勢だけど、感性と論理は他の評論家の追従を許さないほど確かな福野氏だけあって、いくら大好きなBMW傘下のブランドといえども今回のミニにはなんだか納得していない様子。てっきり独自の屁理屈をごねて「提灯記事」ならぬ「ハイパー提灯記事」を書くのかと思いきや、他誌が過剰絶賛気味のこのクルマの弱点を冷静に分析していきます。クルマバカが乗る「過剰」さはあるけど、ファミリーカーとしては失格というなんとも常識的な結論でした。もちろんその過程の論拠の深さがこのライターの持ち味ですが。
さて福野氏のコーナーを読んだあと、正確には2〜3度読み返さないと理解できないほど難解なので、苦労してなんとか理解したあとで、特集ページ「運転席の作り方」の作り方に突入。冒頭でクローズアップされる要旨を現す1文に思わずゾッとします。「形状に一分の理、色彩に九分の暇」・・・え!?何!?このほぼ完全なる「否定」は!、さらに「208の不誠実もしくは不合理は、デザイン構築の方法論ではなく、もっと別のところにある。」 ここまでくるとスゲ〜なんか歴史的な事件が発生している!ということに気がつく。ライタークレジットを見ると「沢村慎太朗」・・・なるほど。というか写真に何枚も映り込んでいる(笑)。還暦に近いのに子供服並みに大きなロゴの入ったオレンジの原色Tシャツ(不思議とこの人が着るととても上品)に身を固め、まるで「私は本気で書いてます!そういう人間です!」という無言のアピールにも見える。
プジョーの色彩をディスっているわけだから、地味くさい服でも着ていたら「じじいは黙っておけ!」と一蹴されてしまいますが、その声を完全に封殺するかのように抜群の色彩センスの私服をわざわざ披露する計算されつくした構成に思わず脱帽します。普通の自動車評論家には絶対に真似できない超絶ウルトラ記事。しかもドイツ車や日本車のような控えめなデザインのクルマではなくて、原色上等のオシャレなフランス車の総ボス的存在のプジョー!しかも色の選択幅が大きいとされる小型モデルの208に対して、「オレの方がファッション解ってるぞ!」という・・・。(もちろん褒めてますよ!)
やたらと意味不明な原色アイテムを身に纏い、さっそうとyoutubeに登場する国沢光宏というライターがいますが、もしこの人がプジョーやフィアットの色彩に少しでも異論を呈したら、「オマエが言うな!」の大ブーイングになってしまうでしょう。大変失礼な話ですけども、この人の真っ赤なスニーカーとか見るとせっかくの新型車がセンス悪く見えてしまうから、「やめて〜!」と思っております。特に最近ではマツダ車に乗って「絶賛」的「絶叫」を繰り返していたりして、オレと同じ「赤」好きという仲間意識があるのかもしれないですが、イメージが壊れるからやめろ!(怒)
さてロードスター以外のマツダ車には一瞥もくれない沢村さんですが、プジョー208とミニをターゲットにしたロング記事はさらに続き、「ミニの玩具的ギミックに至っては、ついに一線を踏み越えたと判断せざるを得ない」と続き、読んでいる側は鳥肌すら立ち始めるわけですが、まあ文章はいつもの如くやや難解です。斜めに読めば十分に理解できるけど、なんのインパクトも残らない大御所の岡崎宏司氏や売れっ子飯田裕子氏のようなライターが書くものばかり読んでると、頭がどんどん劣化していくようで、沢村氏や福野氏の記事を読むとそれを痛感します。
そして結論として「デザインをいくら遊ぼうとも、その造形の飛翔は人間工学の理に抵触してはならない。」という紋切り型の「断言!」があるわけですが、従来は日本車に対してこれらの文言をぶつけて欧州車の基本に忠実なクルマ作りを学べ!みたいな形で使われたのに、沢村さんはプジョーとBMWミニに対して糾弾しているという、プロライターにはまず見られない姿勢が新鮮すぎますね。以前からPSA車に対しては厳しい意見を持っていて、このロング記事も以前の論調を流用している部分も見られるわけですが、BMWミニに対しての「完全否定」はなかなか痛快です。
でも海外のブランドって懐が深いみたいで、これまで痛烈に批判していたPSAは今でも沢村さんに対してとても寛容で、新車発表会には必ず呼んでくれるそうです。欧州メディア(特にイギリス)の強烈な論調に慣れているので、日本で何をいわれようとも痛くも痒くもないし、批判でもいいから取り上げてくれるだけで嬉しいという部分もあるかもしれません。ただし沢村さんみたいなライターを嫌うのが、輸入車絶対主義の編集長の方々のようで、おおくの雑誌がク◯みたいな生温い記事を詰め込んで、日本車を批判するという程度の低いスパイスを振りかけたカスみたいな雑誌ばかりで、当然のごとく販売減に悩まされているわけです。余計なお世話ですが、沢村氏のようなしっかりとした仕事をするライターを起用していかないと長くは保たないと思います。
最後に付け加えておきますが、今回の沢村氏の記事が絶対正義とは思っておりません。読んでいくなかで疑問も多々感じました。しかし読み手にあれこれ考えさせてくれるものには、多少高いお金を払ってでも読みたいと思わせてくれる何かがあると私には感じます。
リンク
「最新投稿まとめブログ」

「前座」といっては失礼ですが、福野礼一郎氏の「ニューカー二番絞り」で取り上げているのが「新型ミニ」でした。後ろのページで沢村氏がボロクソに言うことになるこのクルマ・・・。たとえ日本車は嫌いで輸入車は大好きという基本姿勢だけど、感性と論理は他の評論家の追従を許さないほど確かな福野氏だけあって、いくら大好きなBMW傘下のブランドといえども今回のミニにはなんだか納得していない様子。てっきり独自の屁理屈をごねて「提灯記事」ならぬ「ハイパー提灯記事」を書くのかと思いきや、他誌が過剰絶賛気味のこのクルマの弱点を冷静に分析していきます。クルマバカが乗る「過剰」さはあるけど、ファミリーカーとしては失格というなんとも常識的な結論でした。もちろんその過程の論拠の深さがこのライターの持ち味ですが。
さて福野氏のコーナーを読んだあと、正確には2〜3度読み返さないと理解できないほど難解なので、苦労してなんとか理解したあとで、特集ページ「運転席の作り方」の作り方に突入。冒頭でクローズアップされる要旨を現す1文に思わずゾッとします。「形状に一分の理、色彩に九分の暇」・・・え!?何!?このほぼ完全なる「否定」は!、さらに「208の不誠実もしくは不合理は、デザイン構築の方法論ではなく、もっと別のところにある。」 ここまでくるとスゲ〜なんか歴史的な事件が発生している!ということに気がつく。ライタークレジットを見ると「沢村慎太朗」・・・なるほど。というか写真に何枚も映り込んでいる(笑)。還暦に近いのに子供服並みに大きなロゴの入ったオレンジの原色Tシャツ(不思議とこの人が着るととても上品)に身を固め、まるで「私は本気で書いてます!そういう人間です!」という無言のアピールにも見える。
プジョーの色彩をディスっているわけだから、地味くさい服でも着ていたら「じじいは黙っておけ!」と一蹴されてしまいますが、その声を完全に封殺するかのように抜群の色彩センスの私服をわざわざ披露する計算されつくした構成に思わず脱帽します。普通の自動車評論家には絶対に真似できない超絶ウルトラ記事。しかもドイツ車や日本車のような控えめなデザインのクルマではなくて、原色上等のオシャレなフランス車の総ボス的存在のプジョー!しかも色の選択幅が大きいとされる小型モデルの208に対して、「オレの方がファッション解ってるぞ!」という・・・。(もちろん褒めてますよ!)
やたらと意味不明な原色アイテムを身に纏い、さっそうとyoutubeに登場する国沢光宏というライターがいますが、もしこの人がプジョーやフィアットの色彩に少しでも異論を呈したら、「オマエが言うな!」の大ブーイングになってしまうでしょう。大変失礼な話ですけども、この人の真っ赤なスニーカーとか見るとせっかくの新型車がセンス悪く見えてしまうから、「やめて〜!」と思っております。特に最近ではマツダ車に乗って「絶賛」的「絶叫」を繰り返していたりして、オレと同じ「赤」好きという仲間意識があるのかもしれないですが、イメージが壊れるからやめろ!(怒)
さてロードスター以外のマツダ車には一瞥もくれない沢村さんですが、プジョー208とミニをターゲットにしたロング記事はさらに続き、「ミニの玩具的ギミックに至っては、ついに一線を踏み越えたと判断せざるを得ない」と続き、読んでいる側は鳥肌すら立ち始めるわけですが、まあ文章はいつもの如くやや難解です。斜めに読めば十分に理解できるけど、なんのインパクトも残らない大御所の岡崎宏司氏や売れっ子飯田裕子氏のようなライターが書くものばかり読んでると、頭がどんどん劣化していくようで、沢村氏や福野氏の記事を読むとそれを痛感します。
そして結論として「デザインをいくら遊ぼうとも、その造形の飛翔は人間工学の理に抵触してはならない。」という紋切り型の「断言!」があるわけですが、従来は日本車に対してこれらの文言をぶつけて欧州車の基本に忠実なクルマ作りを学べ!みたいな形で使われたのに、沢村さんはプジョーとBMWミニに対して糾弾しているという、プロライターにはまず見られない姿勢が新鮮すぎますね。以前からPSA車に対しては厳しい意見を持っていて、このロング記事も以前の論調を流用している部分も見られるわけですが、BMWミニに対しての「完全否定」はなかなか痛快です。
でも海外のブランドって懐が深いみたいで、これまで痛烈に批判していたPSAは今でも沢村さんに対してとても寛容で、新車発表会には必ず呼んでくれるそうです。欧州メディア(特にイギリス)の強烈な論調に慣れているので、日本で何をいわれようとも痛くも痒くもないし、批判でもいいから取り上げてくれるだけで嬉しいという部分もあるかもしれません。ただし沢村さんみたいなライターを嫌うのが、輸入車絶対主義の編集長の方々のようで、おおくの雑誌がク◯みたいな生温い記事を詰め込んで、日本車を批判するという程度の低いスパイスを振りかけたカスみたいな雑誌ばかりで、当然のごとく販売減に悩まされているわけです。余計なお世話ですが、沢村氏のようなしっかりとした仕事をするライターを起用していかないと長くは保たないと思います。
最後に付け加えておきますが、今回の沢村氏の記事が絶対正義とは思っておりません。読んでいくなかで疑問も多々感じました。しかし読み手にあれこれ考えさせてくれるものには、多少高いお金を払ってでも読みたいと思わせてくれる何かがあると私には感じます。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
2014年5月22日木曜日
一般メディアが伝える「日本メーカー連合策」
日本の自動車大手8社が合同でエンジンの基礎研究を行うことが発表されました。なかなか大胆でインパクトがある決定で、思わず「おお〜」と記事を一気に読んでみました。ちょっと軋轢があると思っていたトヨタ・日産・ホンダの3者が中心となってマツダ・スバル・三菱・ダイハツ・スズキの計8社。この中に幾つの対立構図があるんだろう? ひと昔前ならば、骨っぽい日産やホンダのエンジニアにとって「トヨタと同じエンジン」なんてやってられるか!といったところだったと思いますが・・・。
それと同時にこの「出来事」が示しているのは、エンジン開発がどれだけ自動車メーカーにとって不利益が多いかという事実でしょうか。化石燃料を燃やして動かすエンジンの熱効率は最適化された状況で40%に達するかどうかという水準で、これは過給器(ターボなど)を使っても全く改善されません。日本車で現在主流になっているのが、自動的に熱効率の良い回転数に合わせる「CVT」を組み合わせたユニットで、これはスバルを皮切りに日本メーカーがエンジン開発よりも燃費改善効果が大きいとして、血眼になって開発した技術です。(CVTが効果的なのは、あくまで日本のようなストップ&ゴーの地域だけですけど)
日本メーカーに限った話ではなく、EVや燃料電池車(FCV)の普及が始まろうとしている中で、従来のガソリンエンジンにさらなる大きな投資は難しくなってきているという事情もあるようです。それでも今後、大きく需要が伸びると見られる新興国向けのエンジン開発を進める必要があります。
そしてさらに世界の自動車メーカーを苦しめているのが、世界各国の執拗なまでの自動車行政です。あらゆる産業のなかでも収益性の高い自動車産業にはカネの匂いを嗅ぎ付けたハイエナが常に寄り添っています。彼らは「排出ガス基準」という尤もらしい「言い掛かり」を付けて自動車メーカーを強請ります。ビジネスを継続したい自動車メーカーは「立法」する側の意向を伺ったり、根回しができる体制を作ろうというマインドが働き、伝奏役として「OB」を高給で迎え入れるという仕組みです。
もちろん自動車メーカーが倒産してしまったら元も子もないので、時には「エコカー減税」というわけのわからない政策が突如として行われたりします。クルマを買わない人だけが損をして、メルセデスやBMWを買う金持ちが優遇されるなんてどう考えてもメチャクチャなんですけど、多くの人はまさか輸入車の多くがエコカー減税対象になっているなんて知りません。
ちょっと話が逸れましたが、「排出ガス基準」というのはさらなる高効率のエンジンを作るにあたってはかなりのハードルになるようです。日本で発売されるようになったマツダのディーゼルは、実は日本の基準をクリアするためにNOxが出ないよう燃焼温度が低くなるように設計されています。よって本来のディーゼルの燃費の良さは十分に出せていなかったりします。つまり「排出ガス基準」により排ガス処理能力を相当レベルにまで向上させない限り量産エンジンの改良が難しくなっています。
「8社合同」を報じていた一般メディアの記事には、「ダウンサイジングターボで先行する欧州メーカーを追うため」と追記してありましたが、その先行しているはずの欧州車は、排出基準がクリアできずに、2020年までに現状のままでは、日本での販売が出来なくなる見通しです。確かに新興国では今後もガソリンエンジンが主流になると予想されていますが、それがターボによるハイパワーを選ぶか、NAエンジンでの軽量化を選ぶかはまだ不明です。そして日本などの先進国では、日本メーカーがターボで追従するのではなく、欧州メーカーがHVやEVで日本メーカーを追従することになるのは確実と思われます。まあ一般メディアの報道なんでこんなものですけど・・・。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
それと同時にこの「出来事」が示しているのは、エンジン開発がどれだけ自動車メーカーにとって不利益が多いかという事実でしょうか。化石燃料を燃やして動かすエンジンの熱効率は最適化された状況で40%に達するかどうかという水準で、これは過給器(ターボなど)を使っても全く改善されません。日本車で現在主流になっているのが、自動的に熱効率の良い回転数に合わせる「CVT」を組み合わせたユニットで、これはスバルを皮切りに日本メーカーがエンジン開発よりも燃費改善効果が大きいとして、血眼になって開発した技術です。(CVTが効果的なのは、あくまで日本のようなストップ&ゴーの地域だけですけど)
日本メーカーに限った話ではなく、EVや燃料電池車(FCV)の普及が始まろうとしている中で、従来のガソリンエンジンにさらなる大きな投資は難しくなってきているという事情もあるようです。それでも今後、大きく需要が伸びると見られる新興国向けのエンジン開発を進める必要があります。
そしてさらに世界の自動車メーカーを苦しめているのが、世界各国の執拗なまでの自動車行政です。あらゆる産業のなかでも収益性の高い自動車産業にはカネの匂いを嗅ぎ付けたハイエナが常に寄り添っています。彼らは「排出ガス基準」という尤もらしい「言い掛かり」を付けて自動車メーカーを強請ります。ビジネスを継続したい自動車メーカーは「立法」する側の意向を伺ったり、根回しができる体制を作ろうというマインドが働き、伝奏役として「OB」を高給で迎え入れるという仕組みです。
もちろん自動車メーカーが倒産してしまったら元も子もないので、時には「エコカー減税」というわけのわからない政策が突如として行われたりします。クルマを買わない人だけが損をして、メルセデスやBMWを買う金持ちが優遇されるなんてどう考えてもメチャクチャなんですけど、多くの人はまさか輸入車の多くがエコカー減税対象になっているなんて知りません。
ちょっと話が逸れましたが、「排出ガス基準」というのはさらなる高効率のエンジンを作るにあたってはかなりのハードルになるようです。日本で発売されるようになったマツダのディーゼルは、実は日本の基準をクリアするためにNOxが出ないよう燃焼温度が低くなるように設計されています。よって本来のディーゼルの燃費の良さは十分に出せていなかったりします。つまり「排出ガス基準」により排ガス処理能力を相当レベルにまで向上させない限り量産エンジンの改良が難しくなっています。
「8社合同」を報じていた一般メディアの記事には、「ダウンサイジングターボで先行する欧州メーカーを追うため」と追記してありましたが、その先行しているはずの欧州車は、排出基準がクリアできずに、2020年までに現状のままでは、日本での販売が出来なくなる見通しです。確かに新興国では今後もガソリンエンジンが主流になると予想されていますが、それがターボによるハイパワーを選ぶか、NAエンジンでの軽量化を選ぶかはまだ不明です。そして日本などの先進国では、日本メーカーがターボで追従するのではなく、欧州メーカーがHVやEVで日本メーカーを追従することになるのは確実と思われます。まあ一般メディアの報道なんでこんなものですけど・・・。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
登録:
コメント (Atom)
注目の投稿
五味康隆さん&マリオ高野さん 「CX-3の熟成は素晴らしいが・・・」
評価軸の難しさ 発売から12年目に突入し、とうとう終焉の時を迎えたCX-3だけど、5年ほど前に「E-CAR LIFE」で後期型CX-3の試乗レビューが出ている。「可もなく不可もなく」ではあるが「今の状況を考えたら魅力的なパッケージになっている」みたいな定型文レビューが多いユー...
-
トヨタが欧州車を攻略か 新型クラウンの走りに辛口評論家も思わず「ひゃっほー!」(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース https://t.co/w0NuyTxRtm @YahooNewsTopics — CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 201...
-
日本の危機!? 実家に帰ると、毎度のように母親が政治について語ってくるようになった。都知事選で惜敗した石丸伸二さんが「再生の道」を結成したことは知っていたが、母のような学生運動で蜂起していた世代(高齢者)が、この地域政党に熱狂しているらしい。あんまりうるさいので言ってやった。...
-
MAZDA新車記事にアンチコメント襲来 MAZDAが久々に新型車CX-80を発表したこともあり、久々に各メディアのネット記事コメント欄が荒れている。MAZDA車が他社ユーザーから嫌われる理由はいろいろあるとは思うけども、わざわざコメント欄に「汚れた人間性」を晒すまでさせてし...