ベストカーはもう日本車とドイツ車に言及するのはヤメた方がいい・・・


↓本内容についてこのジャーナリストは一切関係がありません!!悪しからず



ドイツ車好きはチェリー

5月末に発売されたベストカーの特集に「日本 VS 世界の25番勝負」とあったので立ち読みしたけど、完全に時間の無駄だった。この雑誌が「日本車の18勝7敗」とか言い出したら、なんとか貯金をはたいてフォルクスワーゲンやビーエムダブリューを買いたい!!という愛すべき健気なチェリーが減ってしまう。EA211やB48が搭載されたモデルを買って、やっぱりドイツ車のエンジンはよく回っていいなー!!童貞みたいなコメントするオッサンがいるから世の中面白いと思うんだが・・・。


懺悔

誰もがわかっていることだけどさ、ドイツメーカーの直4ユニットでお世辞にもよくできていると言えるものはない。悪くないのはいくつかあるけど。でもそんな身も蓋もないことを言ってしまってはダメだ。あくまでフォルクスワーゲンやBMWのユーザーが、自分のブログに敵意満々に乗り込んできて、私のブログの記事内容をおもむろに否定しようとした時は、心を鬼にして「仕方なく」、直4ユニットの素性もわからずにまともに選べもしない「チェリー」さん達に少々キツイ反撃をしますけども、不必要にドイツ車の評判を落とすことはしたくないってのは本音です。


輸入車に対する見解

6年くらい前だと、正当防衛というか私のブログのコメント欄を土足で踏み荒らす輸入車乗りが多かったので、結構キツイこと書きました。もうその当時から結論は出ていたんですけども、日本価格で1000万円未満の輸入ブランド車は、特段の事情でもない限りはわざわざ選んで買うべきものはない。世界で多くのファンを獲得しているモデルってのは、とりあえず圧倒的に日本車なわけで、非日本ブランドのモデルで広く知られているモデルとなると、ポルシェ911、メルセデスSL、シボレー・コルベットなど日本でもかなり強気の価格設定をしている。世の中そんなもんだよ。


幸せなカーライフとは

輸入車モデルの魅力は一義的な「性能」ではなく、アメリカンラージSUVや、BMWミニのようにそれぞれ母国のライフスタイルを表現するためのアイテムとして価値を発揮することもあるだろう。アメリカ人だかイギリス人だかに成りきっていて、家具から持ち物から全てを揃えるような人種は性能などそれほど考慮せずに選ぶかもしれない。だけどその中でドイツ人のライフスタイルに憧れるという人はあまり多くはないだろうし、ライフスタイルを理由にフォルクスワーゲンやビーエムを選ぶ人は少数派だろう。ライカ、アディダス、プーマ、ユンハンス、ペリカンなど、ドイツ工業製品は「ライフスタイルゆえの隙」みたいなものを許さない。アメリカやイギリスの製品はカルチャー込みの価値で評価されるのに対して、ドイツ製は当たり前に世界で最も優れていることに価値を置いている。


ドイツ車の特異性

日本でも中国でもアメリカでも、ドイツメーカー車は、ドイツのライフスタイルへの憧れとはとりあえず全く無縁といっていい状況で、コンスタントに売れてきた。ユーザーの多くはドイツのライフスタイルではなく、長い伝統とともにクルマを作り続けてきたドイツ自動車産業への純粋な憧れを原動力に、時には他のものを我慢して購入資金を調達して憧れのクルマを手に入れている。つまりイギリス、アメリカ、イタリア、フランスなどのメーカー車と違って「ライフスタイルへの憧れ」というやや不純な動機を持っていないので、当然ながら「クルマの不出来」に対してはプライドが許さないこともあるだろう・・・。


幸せなカーライフを送る人が嫌いな雑誌!?

ベストカーを読んでいる限りは、特にドイツ製品の本質に迫るような踏み込んだレビューを目にすることはないのだけど、米英仏伊のブランドのモデルが好きで好きでたまらない、頭の中がお花畑のようなクルマ愛に対しては、一定の距離を保っている雑誌だと感じる。俺はイタリアが好きだ!!だからフィアット500が世界で一番だと思う!!みたいな「個人的事情」を抱えているユーザーは、それなりに幸せなカーライフを送れるのだと思う。そういうタイプの幸せを叶えた人はベストカーなんて読まない。生涯ずっと「シトロエン一筋」ってのはとてもスタイリッシュだと思う。ミニ、ランドローバー、ロータス、ダッジ、ジープ、アバルトなど「一筋」系のブランドは他にもあるけど、そういうマインドになれない不幸な人々が流れ着くのがベストカーなのだろう。


日本車とドイツ車を愛するには知性が必要

「HONDA一筋」「BMW一筋」「MAZDA一筋」・・・ってのはちょっと意味合いが変わってくる。偏見ですかね。「シトロエン一筋」とは意味が違うわけですよ。日本車やドイツ車を「趣味のクルマ」として選ぶ以上は、クルマに対する信頼とそれを絶対的なものにできるだけの知性が要求される。HONDAもBMWもMAZDAもそれぞれ「世界ナンバー1」でなければならない。少なくとも「一筋」とまで信奉して「趣味のクルマ」として乗っている人は、自らの知性でそれを証明できる力がないと充実したカーライフにはならない。


VWやトヨタの愛し方

さらにディープな世界では「VW一筋」「メルセデス一筋」「トヨタ一筋」っていうヤバい領域がある(歴代ゴルフを全部集めている人とか・・・)。単に大手メーカーだから選んでいるのではなくて、「趣味のクルマ」として信奉できるレベルならば、工業製品を見抜く確かな目を持ってそれぞれのメーカーに「絶対性」を与えるだけの能力があるのだろう。・・・生意気かもしれないがクルマのブログを書く以上は当然ながらこのレベルを常に意識している。自分でも大胆不敵に失礼なことを書いているとは自覚しているけど、自分にとって面白いと思える領域がこれであるのだから仕方ないだろう。



敢えて言わせてもらおう!!

その上で敢えてベストカーに申し上げたい!!・・・もう日本車とドイツ車について書くのは控えたらどーだろうか!? 例えば・・・今回の25番勝負の最初は、クラウン VS パサート、Eクラスなんだけども、担当している鈴木直也って人は何が言いたいのだろう。「クラウンの方がお買い得だからクラウンの勝ち」ってわざわざプロのライターが書くことだろうか!?クルマを初めて買うにーちゃんがディーラー3つ回って価格表と試乗の印象をまとめれば済む話だ。この人は日本車&ドイツ車について言及することの「意味」をわかっていないのではないか!?






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